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JRA所属外国人騎手誕生か!?──大賛成です!

現在は短期免許や指定競走の限定免許で騎乗している外国人騎手に、通年で日本で騎乗できる道が整備される。 JRAが、今年8月上旬に公示する騎手免許の試験要領に「外国人騎手が試験を受ける場合」の規定の明文化を検討していることが分かった。

外国人騎手がJRAで騎乗する際に取得している短期免許はいわば仮免のようなもの。年間に最大で3カ月間の騎乗に限られ、また、同時期に5人までの人数制限もある。だが、本免許取得となれば日本人騎手と同じ扱いになる。

詳細はこれから詰めることになるが、日本の競馬関係の法規を理解していることはもちろん、日本に本拠地を置くこと、通訳を介さず日本語で最低限の意思疎通が図れることなどが条件になるとみられる。英語による受験も可能になる方向。また、地方競馬騎手の受験時と同様、それまでの実績によって騎乗技術試験は免除される見込みだ。

母国イタリアの競馬が深刻な財政難に悩まされているミルコ・デムーロ騎手は、実際に受験するかについては明言していないが「日本で年間通して乗れればうれしい。英語で受験できればいいんだけど」と、日本を本拠地としたい考えもある。
イタリアでは長年のずさんな経営が響き、12年からは全レースの賞金が40%削減され、今年も開催自体が危ぶまれている状況だ。現在はフランスに拠点を移しているが、短期免許で日本に来ている時ほど有力馬が集まらないのも事実。賞金額が圧倒的に高く、有力馬主からの信頼も得ている日本での通年騎乗を望むのは自然といえる。

もともと、現行のルールでも外国人によるJRAの本免許受験は可能だった。ただ、これまでは外国人騎手が日本を本拠地として本免許取得を希望することはほぼ想定外であり、免許取得の基準については、免許試験委員会内の合意事項にとどめていた。今年、あらためて試験要領に外国人騎手の受験規定が明文化されることになれば、日本の競馬に魅力を感じている外国人騎手の注目度が高まるのは間違いない。
http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130416-1113067.html


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外国人ジョッキー大好きの私にはわくわくする話。でも武豊騎手会会長を始め日本人の騎手は全員いやーな気分なのだろう。武豊騎手と社台との断絶にも、その辺のことが関係しているようだし。

こういうことを許すと、現在の騎手学校という「騎手養成システム」が崩壊してしまうという意見がある。たしかにそれはそうであり深刻な問題かも知れない。大きな手間隙とお金と長い時間を掛けてやっと一人前に養成した騎手なのに、外国人騎手に仕事を奪われてしまい、食いっぱぐれては、そのシステムが根幹から揺らぐことになる。
現行の制度でも「午前中のレースには外国人騎手を乗せるな」という意見がある。つまり、そこは新人騎手の鍛練の場であり、彼らを修業させてやるべきだ、という考えだ。



しかしそれは馬券を買うこちらには関係ない話である。競馬ファンは、下手くそな騎手を一人前に育てることもまた競馬の楽しみの一部として包括せねばならないのだろうか。わたしゃそこまで心が広くない。午前中のレースで、へたくそな日本人騎手の人気馬を消し、外国人騎手や大井所属の戸崎から穴馬券を取ると会心を叫んだものだ。それがギャンブルだ。それを排除してしまうのはおかしい。

競馬の基本は優勝劣敗である。勝ちまくれば三流血統の馬でも種牡馬として寿命をまっとうできるし、成績が悪ければ一流血統の馬でも肉になるしかない。

「騎手保護政策」は、競馬の根本である優勝劣敗の基本政策に反している。



閉鎖的と言われる大相撲界だが、その辺はきちんと優勝劣敗の原則を守り、横綱はモンゴル人になっている。外国人力士天国だ。どんなに待望しても長年日本人横綱は出ていない。

外国人騎手の自由化がもっと進み、リーディング上位を外国人騎手が独占する時代になっても、私はそれを当然と受けとめる。騎手学校を出ても、乗り馬がなく、勝てず、廃業するしかない騎手が連続し、応募者が激減し、養成学校が存続の危機になったとしても、それはそれでしかたないだろう。すくなくともそれは、ただの競馬ファンが案じる用件ではない。

まあ「JRA所属外国人騎手」が実現したとしても、ほんの数人だろうけど、それはそれで楽しみだ。ミルコの騎乗を通年で見られるだけで競馬の楽しみが大きく拡がる。
今の「1年に3カ月限定」「同時期に5人まで」ってのも早く解除してもらいたい。たぶん騎手会が反対しているのだろうが、これが外国人騎手を不自由にしている。ネオユニヴァースの時の菊花賞がいい例だ。あれは社台の力で強引に解決したが。
自由化が進めば、ある馬に関して要請が行き、ダービートライアルの青葉賞と本番のダービーにのみ騎乗するためにデットーリ来日とか、そんな話も出て来るだろう。



この話ってTPP農業保護問題に似ているようで根本から異なっている。
日本の米は、絶対的に世界一うまい。それは支那人が認めている。金持ち支那人は日本米を争うようにして喰っている。あんなうまいものはないと断言している。

日本の多くの騎手はへたくそだ。それを競馬ファンは護らねばならないのだろうか。
米に例えたら、「日本の米はまずいけど、日本の農業を護るために我慢して食べましょう」になる。

日本人のうまい騎手が、へたな外国人騎手に職場を奪われるのなら、それは日本人として応援せねばならない。しかしそうじゃない。

さてさてどうなるか。リスポリやルメール、ライアンなんかももっと日本で乗って欲しい。

皐月賞取りガミ記──完敗のほうがよかったのか……──エピファネイア2着

image947 シーザリオの仔エピファネイア本命である。昨年のラジオNIKKEI杯から決めていたことだ。天国のラインクラフトに「シーザリオの仔が皐月賞を勝ったよ」と報告する。そう決めていた。それが私の今年の皐月賞。

 なんとしても当てたい。シーザリオの仔がクラシックを勝ったのに相手を選び間違えてハズレでは泣くに泣けない。

  よって相手はいつもより多目に7頭選んだ。エピファネイアが勝ち、相手もまず順当にコディーノ、ロゴタイプ、カミノタサハラで決まると思っているが、念には念を入れて、レッドルーラー(強いらしい、よく知らない)、タマモベストプレイ(これはよく知っている。堅実だ。今回は距離が長いと言われている)、コパノリチャード(これはマイラーだから中山2000は長いと思う。でも連対率100%だし内田騎乗だからマーク)、フェイムゲーム(よく知らない。でも中山がめっぽう得意らしい)らを加えた。3連単頭固定42点勝負。



 さて、これからの話はよかったのどうか、いまだによくわからない。きっかけは先週の桜花賞のアユサンにある。ウジテレビのクソ番組は見たくないのだが、あのパドックのアユサンは鮮烈だった。今週ももう馬券はエピファネイア勝利で決めているから午前中に買ってしまい、昼からかつをのタタキとイカ刺しで日本酒を飲んでいた。よせばいいのに──よしたほうがよかったかどうかは難しいところだ──そのクソ番組を見た。目的はパドックだ。

 すると、ロゴタイプの出来が最高だった。外目外目に歩き、元気溌剌気力充実である。ふと気づくと1番人気になっている。前売りからずっとエピファネイアが1番人気だったのに、みんなよく見ているものだ。勝つのはこれだろう。

 コディーノもいい。今まで見た中でいちばんよく見える。本番クラシックに向け、完調に仕上げてきたのか。藤沢さんも牡馬クラシックを勝ちたいはずだ。

 肝腎の我がいとしのエピファネイアは、わからない。そもそも間近で見たことがない。シンボリクリスエス産駒らしいゆったりした馬体だが覇気は感じない。ただ、この馬、すごく気性が難しいらしいから、これぐらいのほうがいいのか。入れこんだら終りらしいし。
 エピファネイアに勝ってもらいたいが、心情抜きに判断したら、パドックは断然ロゴタイプである。次いでコディーノ。「シーザリオの仔が皐月賞を勝ったよ」と天を翔るラインクラフトに報告したいのに、ピンチである。



 いやはやロゴタイプの充実がすばらしい。見るほどに惚れ惚れする。まして鞍上はミルコだ。こりゃ先週に続いて兄弟連続G1制覇があるなと思う。中山の1800のスプリングステークスをあんなに強い勝ちかたをしているのに、2000が長いなんて言う感覚は私にはない。父ローエングリンの中山記念での強さも覚えている。勝つのはこれだろう。
 鞍上ヨコテンが信用できないがコディーノの勝利もあり得る。いとしのエピファネイアがあぶない。

 デスクトップ機の火はもう落としてあったから、急いでノートを開き、そこから追加馬券を買った。いつもの3-3-7フォーメーションだ。30点。ほろ酔いの頭にはエピファネイアと心中と言いつつ日和ってる自分を恥じる心もあったが、あのロゴタイプを見たら買わずにはいられない。つまりこの時点で私は、エピファネイア愛よりも、ハズれたくないと金を重視したことになる。己のちいささに恥じいる。でも追加馬券のこれだってエピファネイア本命にもしている。当たれば二重当たりになる。エピファネイアが圧勝して、杞憂だったな、となるのが理想だ。

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結果、買い足したこれが当たった。案じたとおり、ロゴタイプ、レコードタイムの完勝、エピファネイアは2着だった。3着コディーノ。1着から4着まで人気順という固い決着だから59倍の低配当。取りガミである。それでも全焼がボヤ程度で済んだ。

 ミルコの完璧な騎乗と、レコードタイムで駆けぬけたロゴタイプの強さが目立った。いとしのエピファネイアはよく食いついたが、交わせると期待できる瞬間はなかった。着差以上の完敗である。朝日杯の勝ち馬がクラシック勝ったのっていつ以来? ナリタブライアンは覚えているが。



【追記】──調べてみた。1993年のブライアン以来20年ぶりだ。その前なら、ミホノブルボン、アイネスフウジン、サクラチヨノオー、メリーナイス(以上4頭はダービー馬)、テンモン(牝馬なのでオークス)、ビンゴガルー(皐月賞)、といっぱいいる。



 ミルコ「皐月賞3勝タイ記録」って、皐月賞騎乗回数を考えたらとんでもない数字だ。中に、ダート1勝しかないダイワメジャーを勝たせたのがあった。まさかダイワメジャーが後々あんな大物になるとは。あのときはフロックだと思った。
 先週「史上初の兄弟騎手ワンツー」をやったミルコは、今度は「史上初の兄弟騎手G1連覇」をやってのけた。文句なし。(【後日記】「史上初の兄弟騎手GⅠ連覇」は2000年の秋華賞、菊花賞の武兄弟が初でした。クラシックではデムーロ兄弟が初になります。 )



 それにしても、このオイシイところを持って行くのも照哉さんだってのがすごい。
 ローエングリンは種馬になれるほどの成績をあげていない。それでもシングスピールの血を残すために、なんとかなれた。でもいま繋養は社台じゃない。レックスだ。どれほどのものだったかは、それでわかる。(最初は社台で始めています。)

 だから日高の、高い種馬をつけられない弱小牧場が、安いローエングリンをつけて、それでこの活躍馬が出たとなると、これはこれで競馬ロマンなのだが、このオイシイところ取りもまた照哉さんだった。ご本人は「ローエングリンに目をつけたおれもなかなかだろ」と自慢していたようだから、この意外な成功はうれしいようだ。

 しかし考えて見りゃ母の母はスターバレリーナだ。エリザベス女王杯じゃ本命にした。1番人気だった。ローズステークス勝ち馬だ。それにサンデーをつけて生まれたのがロゴタイプの母のステレオタイプだから、こりゃ母系のよさと母父サンデーの力も大きい。つまり「日高の弱小生産者」が、自分のところの繁殖牝馬にローエングリンをつけたとしても、こんな活躍馬は出なかったろう。ローエングリンの仔で朝日杯、皐月賞とふたつのG1を勝てたのは、名血のステレオタイプに平然と未知の種牡馬ローエングリンをつける照哉さんだったからなのだ。富は富むひとのところに自然に集まって行く法則か。

 ローエングリンは8歳まで走った。照哉さんとしては香港あたりでなんとかG1を取り、箔をつけたかったのだろう。でも勝てなかった。そしてこの逆転劇。だから競馬はおもしろい。



 ボヤで済んだことにほっとしている自分とともに、そのことをエピファネイアに恥じている自分がいる。

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【追記】──後藤ローエングリンと吉田ゴーステディの秋天

 2頭がガリガリにやりあって共倒れして話題になった。とはいえ吉田は人気薄、ローエングリンは2番人気だったから、吉田が不仲の後藤の人気馬をつぶした、ということなのだろう。これが2003年の秋天だ。これだってもう10年経っている。
 とすると「木刀事件」ていつだったのだろうと調べたら1997年だって。そんなに前のことだったか……。時の流れを感じた。

桜花賞パドックのアユサンの輝き

月曜の明け方、録画しておいたフジテレビの競馬中継を見た。
さすがに桜花賞なのであのクソ番組もパドックを映していた。

買い目を決めていたので、馬券はもう午前中に買っていた。
この不快な番組を見たくないので、録画にし、レース直前までラジオを聞き、レースだけ映像で見た。

レッドオーヴァルとクロフネサプライズの2頭軸3連単マルチで勝負し、アユサンは相手に入っていたがクロフネ4着によりハズれたレースだ。今更ではあるが、せっかく録画したので、消す前にざっと見ておこうと思った。
とはいえくだらん「予想コーナー」なんてのまで見る気はない。その辺は早送りする。見たいのはパドックだ。



まずは「心の本命」である6番ローブティサージュに注目する。すると、しょんぼりした雰囲気で、ひとめでダメとわかった。一応主張しておくと、私は雨の日も風の日もパドック最前列に立ち続けてパドック一筋30年の馬券生活を送った。テレビのパドックを見て後付け解説を試みているのではない。

6番ローブティサージュの覇気のなさにがっかりしていたら、そのあとの7番、アユサンの飛びきり元気な様子に目が吸いつけられた。そうか、こんなに絶好調だったのか。

東スポの追い切り診断はとても信頼できる。だいたい6点か7点なのだが、たまに最高の追い切りに8点をつける。今回、唯一最高点の8点評価を得たのがアユサンだった。ほんとにもう充実して絶好調だったのだろう。テレビ画面からもそれが伝わってきた。

しかしまあだからといって勝てるものでもない。あくまでも相手次第だ。パドックで注目した馬を買い、大穴を当てたことも数多いが、惨敗されたこともまた数多い。その馬が元気いっぱいで絶好調だったと判断したことには自信がある。だが元気いっぱいがションボリに完敗したりする。だって基本は能力差だから。思えば、パドック診断で大穴を取ったのは実力拮抗の下級条件戦が多かった。惨敗したのはクラシックが多かった。
よって3連単の頭とまでは行かなかったろうが、それでもこの阪神のパドックにいたら、まちがいなくアユサンの評価をあげ、遊びで単勝千円ぐらいは買ったろう。それぐらい充実していた。

前売りからスタート直前まで単勝人気の変化を見ていた。ローブティサージュは伸びることなく、アユサンはじりじりとあがっていった。だれもが現場で、元気のないローブと元気いっぱいのアユサンに気づいたのだろう。



丸山元気騎手の落馬負傷の乗り代わりが誰になるのかと思ったらクリスチャン・デムーロだった。桜花賞騎乗に彼の名がないことから、私は「兄と交代で帰国したのか」と思ってしまった。すると、その他のレースを見ると阪神で乗っている。奇蹟的に桜花賞は乗り馬がいなかったのだ。なんという強運だろう。(【追記】──エバーブロッサムに騎乗予定だったのが抽籤で弾かれたのですね。知りませんでした。)
丸山元気大好きなので、もしも彼が乗っていたら、と想像したりする。

ミルコも弟のクリスチャンも大好きだ。クリスチャンに中央競馬から短期騎手免許が下りず南関で乗ることになったときは大井まで見に行ったものだった。あのときまだ18、それからイタリアでリーディングになっての参戦だ。もしも阪神に行っていたら、デムーロ兄弟2頭軸を買ったかも知れない。いずれにせよプリンセスジャックを相手に選べずにハズれたろうが。
一番強いと思っている本命はレッドオーヴァルなのだから、馬単馬連勝負なら確実に馬連は取れていた。でも3連単好きなんだからしょうがない(笑)。

私はプリンセスジャックを「ファンタジーステークス1番人気敗着」から注目していた。カラフルに塗られた新聞にもそれは残っている。しかし注目度10番目ぐらいだから、3連単の相手5頭、相手6頭ぐらいの馬券では、正解までかなり遠い。それは誰だって同じ。だからこその67万馬券だ。

もしも阪神に行っていても3連単はハズれたのだが、というか3連単しか買う気はなかったからオケラになったのだが、それでも「やっぱ競馬は競馬場だよなあ」と思わせられた桜花賞のパドック映像だった。

レープロの桜花賞テスコガビーはアユサンと同じ7番だった!──「ひとり占め」にはプリンセスジャックまで!

レープロ「名馬の肖像」は昭和50年の桜花賞馬テスコガビー。
3枠単枠指定の「赤い帽子がただひとつ」のテスコガビーは7番。
7番はアユサン。勝ち馬とぴったし同じ。

アユサンの枠は4枠。
なぜかべつに必要とも思えない「ただ1頭の赤い帽子」とテスコガビーが赤帽子の強調がある。なぜだろう。「赤=レッドオーヴァル」の指名なのか。



「春をひとり占め」「桜の舞台を独占する」。この強調の意味。
強引にひとり占めする、ジャックする。ここから3着の穴馬プリンセスジャックも浮かんでくる。

レープロの「名馬の肖像」は馬券検討に缺かせません。
勝ち馬を知っているこういう暗号制作者ってのはリッチなんだろうなあ。うらやましい。

レープロ・テスコガビー

桜花賞完敗記──武兄弟ならぬデムーロ兄弟の決着!──無敗馬好きはミーハー?

武兄弟による「史上初、G1兄弟ワンツー」が期待されたが、それを成し遂げたのはイタリアの「デムーロ」兄弟だった。騎手の実力として当然か。



一番応援したい好きな馬は、ウォーエンブレムの仔のローブティサージュ。▲
でも一番強いと思うのはレッドオーヴァル。◎
なのに軸はやっぱ武のクロフネサプライズ。○

ローブ頭固定3連単で行きたいのだが、度胸なくて挫折。
ローブとレッドの2頭軸マルチで行きたいのだが、これまた断念。
けっきょくレッドとクロフネの2頭軸という人気馬軸の軟弱なマルチとなった。30点。
ひとつだけ自慢は、クラウンとトーセンを消していること。*無敗馬大好きのミーハーなのだが、今回は迷わず消せた。理由は、両馬を好きなひとを不快にさせるだろうから伏せる。

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先行からトップに立ち、粘る武豊クロフネをデムーロ弟アユサンが交わす。そこに一番強いと思っているデムーロ兄レッドオーヴァルが並びかける。完全にレッドの勝ちパターンと思ったが、またアユサンが差し返す。クロフネが3着で粘っている。どんな順序でもいい。「でけた!!!」と思った。頭の中にはアユサン・レッド・クロフネの配当が浮かぶ。なぜか頭に入っていた。「300倍、でけた!」と計算する。にんまりしたかもしれない。

完全に出来たと思ったその時、クロフネの3着があやうくなる。来なくていいのがやってくる。3着クロフネを交して私の春の夢を壊したのが無視した9番であることもまた明確に確認した。ハズレである。ゴールと同時に手にしていた東スポに大きな×を点けた。

クロフネが3着に残っていれば当たりだから悔しい。クラシック第一弾を当てると外すでは今後の展開が雲泥の差だ。
なのにさほど悔しくないのは、私の「心の本命」はローブティサージュだったからだ。ほんとうはローブ1着固定相手6頭の30点勝負をしたかった。当てたくてそれが出来なかった。だから、私は、それを買ってハズれたのだと思いたい。そう思うと、ローブ5着だし(よくがんばった)、諦められる。オークスもローブで行く。今度こそ悔いのない買いかたをしよう。 

2013ouka 




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*「無敗馬大好きのミーハー」──むかし山野浩一さんと話していたら、「日本人の競馬ファンほど無敗馬の好きな連中はいない」と言っていた。たしかに、そうかもしれない。きっと「おとなの競馬ファン」である外国人は、敗戦には敗戦の意味があると無敗であるかどうかにはこだわらないのだろう。

それはきっと「ハゲを笑い物にする日本人」と「ハゲは遺伝的なものだからしょうがないのだ」と、そんなことはしない欧米人のちがいにも通じる。 

セクレタリアトはデビュー戦4着だった。そこから怪物的な強さの三冠馬になる。ならあのデビュー戦が、と思ってしまう。
カブラヤオーはデビュー戦2着だった。そこから皐月賞、ダービーを含む8連勝をする。あのダイヤモンドアイに敗れた2着がなければ……、と思ってしまう。

その感覚は今後も消えないだろうが、敗戦のある馬をいとしいと思う気持ちも持っていたい。 

そういやテスコガビーもオークストライアルで3着に敗れた。そのことにより、桜花賞レコードタイム大差勝ちから、最強のマイラーなのではないかという距離不安説が囁かれた。しかし2400のオークスでも8馬身差の圧勝。悲劇的な最後といい物語の馬だった。 

馬券考──1頭軸流し3連単マルチにふさわしいレースは!?

00baken.gif今日初めて1頭軸流し3連単マルチというのをやってみて、この馬券購入法にふさわしいレースはなにかと考えてみた。



ポイントは、大外れだったのに悔しくなかったことである。それどころか凱旋門賞に向けて、オルフェーブルの順調な発進を心から祝福する自分がいた。

今回のやりかたでもしもハズれて悔しい形になるとしたら、オルフェーブルが4着以下に消えて、狙いのダークシャドウ、トウカイパラダイスが1、2着したのに、3着に無視したヒットザターゲットが来て大万馬券(調べると77万のようだ)になった、というような場合である。この結果になると「大本命オルフェーブルを軽視して大穴を狙うのだから、もっと手広くゆけばよかった」と悶々としたことだろう。ヒットザターゲットを加えると爆笑田中の予想と同じ90点買いになっていた。それがイヤで60点にしたのだが。

しかしそんな大波乱はなく、オルフェーブルが順当に勝ち、2着3着もそれなりの馬で3連単16倍という低配当であり、軸にした馬が5着だった。口惜しさのカケラもない。



このことから、「大好きな馬が絶対的本命の時に買う」という案が出る。
大好きなゴールドシップの天皇賞で、ゴールドシップが馬券対象から消えることを想定して買うのだ。すると、ゴールドシップが勝ったら馬券はハズれたけど大喜びし、4着以下になったら、それはそれで馬券配当で歓べるということになる。

と考えて、やはりちがうよなあ、と思う。ゴールドシップが勝つときは頭固定で当てたい。勝ったら歓ぶし、馬券も当てたい。低配当で儲からなかったとしても、それはそれでいい。やはりこっちが本筋だ。

この場合、ゴールドシップが大敗して馬券がハズれてもまったく悔しくはない。一緒に心中したのだから。
悔しいのは、ゴールドシップが見事な勝ちかたをしたのに、2着、3着に来た人気薄馬をハズしたときだ。ここに消した人気馬が来ても、それは悔やまない。馬券勝負であり、配当を狙うために勝負したのだから。
悔やむのは、迷った末に消した人気薄馬が見事に来たときだ。これは尾を引く。

やはり好きな馬が大本命のときは、その馬と心中するのが正しい馬券方法だろう。
ということでこの案は却下。



となると、こういう60点買い、あるいは90点買い(私にこんな多点買いが出来るだろうか。まだ疑問)で勝負するレースは、「好きな馬が本命馬ではないレース」ということになる。

嫌いな騎手や嫌いな馬主の馬が単勝1倍台になっているレースだ。これだと、ひたすらその馬が4着以下になることだけを願ってレースを観られるから、気楽に楽しめるように思う。その馬に快勝されたら、それはそれで覚悟の上の馬券だから悔いもない。

しかしこれだと、快勝されたときに、その反動でますますその騎手や馬主が嫌いになって行く。競馬を楽しむためには、なるべくそんなものを作らないほうがいいのだ。けっこういるけど(笑)。
どうもこの方法は後味がよくないように思う。



なら、「よくわからないレース」がいいかも知れない。G1級のレースではなく、午前中の未勝利戦のような、馴染みのない馬ばかりのレースだ。ここにもよく前評判から断然人気の馬が出てこけたりしている。これだと前記のような騎手や馬主への怨みも増大しないし、最適のように思う。

しかしこれだと1点を200円にしたとしても、なにしろ90点買いだから18000円になる。負けると午前中から落ちこみ、なんとか取りもどそうと焦ることになる。それが叶わなかったらメインレースを涙目で観ることになる(笑)。

そしてそれ以上にこういうレースにはデータがない。まだ2戦しかしていない馬ばかりだったりして、そのうちの唯一前走で2着した馬が断然人気になったりするのだが、それを消して挑むための「1頭軸」を何にしろというのだ。パドック派だったむかしならともかく、IPAT100円馬券師の今、そんな穴馬を見つけるのはどうにも無理である。これも穴狙いをするとしたら、1頭軸流しよりもフォーメーションであろう。

なら最終レースか。これだと競馬はそれで終りだし、勝っても負けてもすんなり諦められる。メインレースを買わずに観戦したなら、損得もないし、気分的にも穏やかだろう。しかしここは120倍ぐらいの3連単を3-3-7フォーメーションで取る私には相性のいい場である。どうにも「1頭軸マルチ3連単90点買い」って場ではない。



今年はクラシックトライアルがめちゃくちゃだし、追い掛けている馬もいないから、桜花賞、皐月賞でやってみるか。しかし両方とも「絶対的な馬」はいないから、そんな場合こそフォーメーションの出番だろう。
さてさてどうしたらいいものか。一度この戦法で高配当馬券を取ってみたいものだ。

産經大阪杯完敗記──1頭軸マルチ初体験

前々から爆笑問題田中が東スポでやっている「1頭軸相手6頭マルチ3連単90点買い」というのをやってみたいと思っていた。しかし90点買いってのは私の美学?に反しているし、なにより狙いの馬が3着以内に入ればいいってのもイヤだ。やはり1着固定がいい。と思いつつ、やってもみたい。でもなかなかそんなレースもない。



今回、これをやってみる絶好のチャンスではないかと思った。
まず、JC以来のオルフェーヴルに取りこぼしの可能性があること。
そして、絶好の狙い馬がいること。
やりたいけどやれなかった私にこんなチャンスはめったにない。
初体験することにした。

絶好の狙い馬とはダークシャドウ。大好きな馬に大好きな戸崎が乗ってきた。最高である。 
どう考えても3着以内にはくる。
そしてもしもオルフェーヴルが消えたら……。



image9351頭軸相手5頭のマルチ。20×3の60点買い。

馬に印をつけるなら、◎オルフェーヴル、○ダークシャドウ、▲トウカイパラダイスになる。オルフェーヴルが勝ち、ダークシャドウが2、3着に入るという低配当馬券でいいのだが、もしかしたらのスケベ心も含んでいる。



先行するダークシャドウとトウカイパラダイスにわくわくする。
しかし結果は5着、4着、後ろから来たオルフェ、エイシン、ショウナンに交わされてしまった。
戸崎の先行策を支持するが、結果的にはショウナンのようにオルフェマークの後方待機のほうがよかったのか。

1着オルフェーヴル、2着ショウナンマイティ、3着エイシンフラッシュ。3連単16倍。



しかしこのろくでもない戦法、狙いの馬を1頭観ているだけだからかなり気楽。
それが3着以内は無理とわかると諦めも早いので、これまた気楽。
癖になりそう。

でもあらためて言うが、つまらん戦法である。
もっとも、私の好きな3-3-7なんてフォーメーション30点買いも、つまらんともくだらんとも言える。なにしろアタマを3頭も入れている。このマルチ流しを嗤えない。
そのうちまたやってみたいが、なかなか適当なレースにも出逢えないだろう。 



オルフェーヴルには失礼な買いかたをしたが勝って欲しいとは願っていた。
池添は来週からフランスか。うまくそれが凱旋門賞での騎乗に繋がり、日本馬初の、というハッピーエンドにつながるといいが。

来週は桜花賞。人気は割れるだろう。
テスコガビーの春が懐かしい。 「名馬の肖像」でテスコガビーをやってくれないかなあ。昭和50年はむかしすぎるから無理か。でも願えば夢は叶うからな。諦めず願うことにしよう。

ドバイ──ジェンティルドンナ、2着。よくやった!

有料放送のグリーンチャンネルが無料で見せてくれるという。
午前2時過ぎ。がんばって起きていて、観た。
2着。

今日は将棋の「電王戦」があった。
残念ながら人間が負けた。
イヤな予感はあった。

といってジェンティルドンナ2着を負けとも思わない。
アウェイの地で、若い娘で、人気に応えての2着はたいしたものだと思う。

とはいえこの「2着だから立派」というのは、「枠連馬連の軸」という発想に慣れた日本人独特のものであり、やはり勝負事は勝たねばならない。負けた2着は批難されてしかるべきものなのである。

てなことはともかく、ジェンティルドンナ、よくがんばった。
立派な2着だったよ。



いつも21時就寝、3時起床なのに、がんばって26時20分のジェンティルドンナのレースを見た。
これはこれでがんばった快感。しかし疲れた。 

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【追記】──一夜明けて

gentildonnaimage934











 2着の赤い帽子。直線、岩田猿踊りで勝った馬に激しく迫るが差は縮まらない。ゴール前では逆に突き放されている。完敗である。

だらしない敗戦だと厳しい意見が多いようだ。
日本酒を飲みつつ観た私は「よくがんばった」と書いている。
あらためて映像を見ると、がんばったと誉めてやるよりJC馬としてだらしないと怒るべきなのかもと思う。
でもリアルタイムで観た酔っ払いの感想は「よくがんばった」だから、そのままにしておこう。 

フジ競馬中継──吉田豊サンカルロのことを〝木刀〟後藤に質問する大島麻衣の無神経(笑)

フジの競馬番組は一応録画しているがレース部分しか見ない。当日は、見ると不快になるので発走まではラジオを聞いている。

ふと気まぐれで(とりあえず当たった餘裕もあって)3月24日、高松宮記念の録画を見てみた。
するとロードカナロア本命の大島麻衣が対抗に吉田豊のサンカルロをあげ、この馬についてゲストの後藤に質問していた。

〝木刀〟後藤の「吉田制裁事件」は競馬ファンなら誰でも知っている。私は後藤支持である。
興味のあるかたは調べてください。「後藤、吉田、木刀」でヒットすると思います。

後藤は当たり障りのないおとなの対応をしていた。「馬はいいけど、ちょっと鞍上がね」とか言って顔をしかめたほうがおもしろかったのに(笑)。机の下から隠しもっていた木刀を出すとか。



レギュラーになったときから案じていたとおり、大島は持ち前の頭の良さで暴走を始めているようだ。
この日もサンカルロを対抗馬にしたとき、「みなさんご存知かも知れないですけど、この馬は高松宮記念で2回2着になってるんです」なんて言っていた。大島以上に競馬を知らない人だと「えっ! そうなのか!」となるかも知れないが、この番組の視聴者にそんな人はどれぐらいいるだろう。理系の大学生に「九九は出来ますか」と問う小学生のようだ。

大島は頭がいい。勘もいい。でももっといいと、「ギャンブル番組では薄っぺらな知ったかぶりは反感を招く」と判るのだが。惜しい。半端な頭の良さは悲劇だ。

「ロンハー」で「かまとと」とか「腹黒」と言われているように、この番組でも「かまとと」を演じたほうが視聴者には受けるだろうに、なぜか「背伸び路線」をやっている。それを指摘してやるブレーンもいないのか。気の毒に。
もっとも「知ったかぶり」はMCのアナからしてそうだから、この番組の持ち味かな(笑)。



井崎大島のコーナーを省くだけで、もっともっと有意義な競馬情報が流せるだろうに。
ま、見ないからどうでもいい話。

高松宮記念引き分け記──薄氷のちょいプラス──レープロのビリーヴ

高松宮記念のレープロ「名馬の肖像」はビリーヴ。見出しは「この道を行く!」。

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「道」は「Road」で「ロードカナロア」、「行く」は「GO」で「ダッシャーゴーゴー」か。じゃあ安田厩舎の2頭でまちがいない。わかりやすい暗号だ。

故・高本公夫さん風に推測するなら、この種の暗号は「JRAを司る最高級頭脳集団の中枢が作成」となるのだろうが、案外日々の酒代にも困るような貧乏コピーライターが書いてんじゃねーの。(ロードがLordなのは知ってるからつっこまないでね。)



ということで、「ロードカナロア1着、ダッシャーゴーゴー2着、3着ドリームバレンチノ」70倍と、「ロードカナロア1着、2着ドリームバレンチノ、3着ダッシャーゴーゴー」36倍の3連単2点をたっぷり買った。これで決まるはずだ。低配当だが2点勝負なら十分好配当。

あとは抑えに馬単を、ロードカナロアからその2頭に流す。低配当だからあまり期待しない。2番人気のドリームバレンチノで5.6倍。ダッシャーゴーゴーで12倍。あくまでも3連単が決まらなかった時の保険。



それで儲けるつもりだったが、ちと不安になり、さらにまた保険として3連複を買うことにする。

1着にロードカナロア、2着にダッシャーゴーゴーとドリームバレンチノというフォーメーション。3着に……だいぶ悩んだ結果「全頭」にした。とんでもないのが飛び込んできた時の保険になる。するとこのフォーメーションが29点買いにもなってしまった。こんなに3連複を買ったことはない。しかも断然人気の馬が軸だ。配当順に並べてみると、上のほうは10倍台がずらり。取りガミばっか。これはなあちょっと……。かなり愚かな馬券になる。でもまた逆に配当のいいほうから並べると、この並びでも万馬券がかなりある。来るわけはないと思うが、万が一のとんでもないのが1頭来た時の保険だからこれでいいかと割り切る。勝負馬券とは額もちがうし気にする必要はない。保険の捨て金。勝負は3連単だ。



結果、ロードカナロア、ドリームバレンチノと1、2番人気の決着で、馬単560円が当たったが、3着に10番人気のハクサンムーンが入り、勝負の3連単が外れた。ダッシャーゴーゴー5着。レープロの裏読みも当てにならない。投資金の7割が3連単だから、低配当馬単が当たってもこの時点では大マイナス。

しかし配当のトリックで、3着が荒れたとはいえ1、2着が人気馬だから3連単ですら270倍でしかなく、せいぜい50倍程度かと思っていた3連複がなぜか113倍もついてくれた。それによって収支はギリギリのプラスとなった。薄皮一枚残ったってヤツだ。

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私の買ったこのときだと「11-12-13」の3連複は105倍となっている。
とてもとても浮かれる結果ではなく複雑な気分だが、1番人気の馬単を抑えで取っただけで、ひどい取りガミになるはずが、小銭の万馬券3連複が当たり、わずかではあれプラスになった。もしも3連複を買っておかなかったら回収金は三割程度でしかなく今夜はやけ酒だった。低配当と嘆いているが、馬単のほうだってドリームバレンチノが2着に届かなかったらひどいことになっていた。回収率105%ぐらいのかっこわるい結果を素直に喜ぶことにする。



来週のオルフェーヴルが登場する産経大阪杯を挟んで、いよいよ春のG1戦線が始まる。
今年ほどクラシックトライアルがめちゃくちゃな年を知らない。いやまあデータを並べればしばらく前にもあったのだろうが、すくなくとも近年、こんなわけのわからん年はなかった。牡牝とも軸になる馬がいない。こんな乱戦は何年前まで遡るのだろう。
それはそれで馬券的には楽しみでもある。
いよいよ「競馬の春」開幕だ。

しかしなあ、桜は入学式と桜花賞に似合うのに、今年はもうそのころには桜は散っているのではないか。残っていてもかなりしょぼい。
何十年後かには日本は東南アジアぐらい暑い国になるらしい。なんとも季節感としてはしっくりこない。

弥生賞馬とクラシックの関連──むかしほどの関連はないようだ




















































































































































































































































































































































































































年度 弥生賞勝ち馬  皐月賞  ダービー  菊花賞 註  古馬になって 
1970  タニノムーティエ ○   11着 喘鳴症  不出走 
 1971  メジロゲッコウ  5着 不出走  不出走     
 1972  ロングエース  3着 5着    不出走
 1973  ハイセイコー 2着 2着     宝塚記念
 1974  カーネルシンボリ  不出走 不出走  不出走  春故障   
 1975  カブラヤオー ○  不出走  二冠   
 1976  クライムカイザー 5着 5着     
 1977  ラーキールーラ 2着  15着     
 1978  ファンタスト 10着  不出走    4歳7月に死亡 
 1979  リキアイオー 4着  8着  引退     
 1980  トウショウゴッド  競走中止 不出走  不出走     
 1981  トドロキヒホウ  8着 19着  10着     
 1982  サルノキング 引退       不出走 
 1983  ミスターシービー ○  ○   三冠馬 天皇賞秋 
 1984  シンボリルドルフ  三冠馬  春天、JC、有馬2回
 1985  スダホーク  6着 2着  2着    ミホシンザン
皐月賞菊花賞二冠 
 1986  ダイシンフブキ  7着 引退       不出走
 1987  サクラスターオー ○   不出走 ○   二冠 引退 
 1988  サクラチヨノオー 2着 不出走     
 1989  レインボーアンバー  不出走 不出走  2着     
 1990  メジロライアン 3着  2着 3着     
 1991  イブキマイカグラ 4着 不出走   2着    トウカイテイオー二冠 
 1992  アサカリジェンド 3着 引退      ミホノブルボン二冠
 1993  ウイニングチケット 4着  ○  3着     
 1994 サクラエイコウオー 8着 11着  不出走    ナリタブライアン三冠馬 
 1995  フジキセキ  引退 サンデー産駒
初クラシック 
 不出走
1996  ダンスインザダーク  不出走  2着   菊で引退 
 1997  ランニングゲイル 6着 5着  不出走    サニーブライアン二冠 
 1998  スペシャルウィーク 3着  2着  武豊、ダービー初制覇
セイウンスカイ二冠 
春秋天皇賞、JC 
 1999  ナリタトップロード 3着   2着  ○    
 2000  フサイチゼノン  不出走 不出走  不出走  エアシャカール
皐月賞菊花賞二冠 
 
 2001  アグネスタキオン ○  引退    不出走 
 2002  バランスオブゲーム8着 7着  5着     
 2003  エイシンチャンプ 3着  10着  不出走     
 2004  コスモバルク 2着   8着 4着     
 2005  ディープインパクト  ○ ○  ○   三冠馬 春天、宝塚記念、JC、有馬 
 2006  アドマイヤムーン 4着  7着  不出走    宝塚記念、JC 
 2007 アドマイヤオーラ 4着  3着  不出走     
 2008 マイネルチャールズ3着  4着  5着     
 2009 ロジユニヴァース 14着  ○  不出走    ダービー以後勝てず 
 2010  ヴィクトワールピサ  ○ 3着  不出走    ドバイワールドカップ 
 2011  サダムパテック 2着7着 5着     マイルCS
 2012  コスモオオゾラ 4着 6着  17着  ゴールドシップ二冠   
             

ひとは、競馬を覚えたころの記憶を引きずる。70年代に競馬を覚えた私には「弥生賞=最強のクラシックトライアル」という想いが強くあるのだが、こうして表にしてみると、たしかに70年代あたりは錚々たるメンバーが凄い成績を残している。皐月賞で負けてもダービーを勝っている。これが私に擦りこまれた記憶になる。

ハイセイコーは当然として、年明けデビューで別路線から来たトウショウボーイを負かしたクライムカイザーが弥生賞馬だったというのも強烈な記憶になる。

そしてシービーとルドルフという2頭の三冠馬も弥生賞路線だ。
スペシャルウィークの記憶も強烈である。やはりダービーは弥生賞馬かと思ったものだ。



しかしここ十数年に限れば、三冠馬ディープインパクトを別格にすれば、ロジユニヴァースだけである。
むかしは皐月賞前に中山コースを体験したいと願う関西馬が多く、日程的にも弥生賞はベストだった。しかし現在では、それぞれの方法でクラシック出走権を確保するようになり、弥生賞に出ることに、むかしほどの意義はなくなっているのだろう。また強い馬ならいきなりの中山でも大丈夫であり、足馴らしは必要ないのだろう。
さて今年はどうなるか。

フジ競馬中継──大島麻衣の魅力とあやうさ──高島彩になるか菜々緒になるか!?

今年からフジの競馬番組で大島麻衣がレギュラーになった。
彼女らしい頭の回転の良さで能力を発揮している。しかし。

競馬のことをなにも知らないのに、頭のよさで背伸びしすぎている。
井崎さんのしゃべる何十年も前の話や、オタク的知識に、したり顔で頷いたりしてはいけない。
それは頭のいい若者の落ちがちな落とし穴だ。
知らないものは知らないまま、知らんふりしていたほうが自然である。

このままだとほんの半年ぐらいでいっちょまえのことをしゃべるようになるだろう。いや、もう、前回のゲストの時が初めての競馬であり、レギュラーになって二度目なのだが、三度目にはもういっちょまえのことをしゃべっていた(笑)。
それは長年競馬をやっているひとの支持を得る、というものでもない。
そのあやうさを誰か教えてやればいいのだが……。
頭のいい彼女だからこそ、初心者であることを自覚して「謙虚」を演じたほうがいい。
このままだと「ついこのあいだ始めたくせに生意気」になってしまう。

NHKの大相撲中継のゲストとして出た柴田理恵が、バラエティ番組の乗りではしゃぎすぎ恥を掻いていた。
大島もそうならないことを願う。頭の回転の速い反応の良さは、時にマイナスになることもある。

kanren6 NHK大相撲中継の柴田理恵



私がいままでフジの競馬中継で見て「見事!」と思ったのは高島彩アナだった。
まだ新人なのに、反応の良さが際立っていた。 飲み込みが早かった。勘が良かった。すぐに「こんなところにおいておくタマではない」と大抜擢されスターアナになったのは当然だった。ああいうのってお父さんのDNAなのだろうか。彼女はすばらしかった。

どうしようもないバカだったのが菜々緒というのであることはもう書いた。歴代最悪である。

高島になるか菜々緒になるか、大島の今後。

●ゴールドシップ考③──勝てていたダービー

●ゴールドシップ考──いま思えば勝てていたダービー──

いま思えばだが、ダービーのころの内田はゴールドシップの本来の能力に気づいていなかった。
菊花賞と有馬記念の驚異的なロングスパートを見れば、あの乗り方でダービーも楽勝だったことがよくわかる。なのにワールドエースを意識しすぎて、燃えつきることのない5着になってしまった。
 
そうなった原因はあの「皐月賞の神騎乗」だろう。もしもあの神騎乗がなく、他馬と一緒に大外を回り、それでも勝っていたら、ダービーの乗り方もちがっていた。あの皐月賞快勝には、内田にも「うまく決まった」という感覚があったのだろう。その時点でゴールドシップへの信頼感は絶大というほどでもない。となると、神騎乗には功罪があったことになる。
 
しかし競馬なんてそんなものだ。そうして馬と会話して覚えて行くものだから、最初から満点はあり得ない。でもダービーで内田が菊花賞や有馬記念時のような絶対的自信をゴールドシップにもっていたなら、あれは楽勝のレースだったろう。
 
すると2年連続三冠馬の誕生で、昭和58年59年のミスターシービーとシンボリルドルフに次ぐ「三冠馬対決」が実現することになった。牝馬三冠のジェンティルドンナもいるから、3頭の対決は「全馬三冠馬」というとんでもないことになる。そういう意味ではまことに惜しい敗戦だった。まして勝ち馬が、その後もゴールドシップと名勝負を繰り広げてくれるならまだしも、さっさと引退してしまったのが悔しい。いや勝ち馬も引退したくてしたのではないが……。

ダービーを勝って三冠馬なら、年度代表馬も文句なしだった。大きな敗戦である。 


あの敗戦にケチをつけたひとがひとりだけいた。「乗り方に不満がある。もっと早く仕掛けるべきだった」と発言したのである。須貝調教師だ。
多くのファンがそれを否定した。一流の内田に三流騎手だった須貝が何を言う、と。
私もその一人だった。内田の神騎乗で皐月賞を取れたのに、なにを欲ばったことを言っているのだと。
ゴールドシップ本命でダービーで大損していたが、須貝発言を支持することなく、失礼なヤツだと立腹した。
 
いまとなっては須貝がいちばんゴールドシップを理解していたことになる。まあそのときの意見は単なる敗戦の口惜しさかも知れないけど、後々とんでもないロングスパートが利く馬だとわかると、「須貝調教師のあの指摘は正しかった」となる。
もっとも、その須貝が「秋になってガラっと変った」とも発言しているから、ゴールドシップのあのロングスパートが完成されたのは秋、とも言える。
しかしたいした相手ではない。やはりワールドエースを過剰に意識することなく、早めに前に行っていれば、あのダービーは楽勝であり、ゴールドシップは三冠馬だったと思う。するとステイゴールドは2年連続三冠馬を送り出すという父サンデーサイレンスですら出来なかった大記録を作っていたことになる。惜しい。 


春天は確実に勝つだろう。最適のG1だ。のんびり後方からついてゆき、2周目の三角あたりからロングスパートをかけるか。いまからその勝ちっぷりにわくわくする。

ディープインパクトのG1で、私のいちばん好きなのは春天だ。あれはすごかった。あんな強い競馬は見たことがない。それでいてそれまでのとんでもないレコードを軽々と更新してしまった。
ゴールドシップもあんな競馬をしてくれないか。
 
そして宝塚記念でオルフェとジェンティルと対決か。
胸躍る春である。

●ゴールドシップ考②──感動の皐月賞──


●ゴールドシップ考②──感動の皐月賞──

昨年ゴールドシップの勝ったレースはぜんぶ当てた。ゴールドシップが好きでゴールドシップ1着固定で勝負しているのだから当然のようだが、馬券下手とはそんな単純なものではない。
以前ここに書いたが、私は「ディープインパクトの勝った全レースをすべてディープインパクト1着固定3連単で勝負して全敗している」のである。皐月賞のようなむずかしいのはしかたないが、JCのような頭数も少なく低配当の簡単な馬券もあった。ディープファンなら誰もがひとつぐらいは当てているだろう。私は全敗である。

そういう馬券下手だからゴールドシップの全7勝の内、(新馬戦は買っていないので)残り6戦をぜんぶ当てているのは、私には〝奇蹟的〟なのである。奇蹟なんて重い言葉をこんなことに使いたくないが、ほんとに奇蹟的なのだ(笑)。


その中で最も感動したと言えば、もちろん皐月賞になる。それは内田の神騎乗があったからだが、それ以前にまだゴールドシップの実力を知らなかった。好きだから本命にして、3連単1着固定で勝負しているが、内心は1番人気グランデッツァのほうが強いと思っている。
若葉ステークスで父ディープインパクト譲りの切れ味を見せたワールドエースがまた凄い。
ゴールドシップは4番人気。2月の共同通信杯以来だからすこし間が空いた。スポーツ紙ではそれを懸念する声があった。それは気にしなかった。それで人気が落ちるならますます狙えると意気込んだ。だけどグランデッツァとワールドエースのほうが強いんだろうなあと漠然と思う。

全馬が芝のいい大外に持ちだすとき、内田ゴールドシップだけが内を突いた。がら空きだった。ワープである。
前夜の酒が残っていたとはいえ、騎手の騎乗に感動して涙ぐんだなんていつ以来だろう。永遠に忘れない皐月賞になった。

●ゴールドシップ考①──共同通信杯のころ──

●ゴールドシップ考①──共同通信杯のころ──
 
早いものだ、ゴールドシップが勝った昨年の共同通信杯からもう1年である。
1番人気は新馬、東京スポーツ杯2歳ステークスと2戦2勝のディープブリランテ。ゴールドシップは2番人気。

それはまあ当然だった。ゴールドシップは新馬、オープンのコスモス賞と連勝したが、そのあとは札幌2歳ステークスでグランデッツァの2着、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスでもアダムスピークの2着だった。アダムスピークはこれで2戦2勝である。
ゴールドシップに横綱ではなく大関のイメージがあったのは否めない。堅実だが万年2着のような。


私がこのころ一番強いと思っていたのはグランデッツァだった。グランデッツァはここまで4戦2勝。新馬戦2着のあと、未勝利、札幌2歳ステークスを勝ち、ラジオNIKKEI杯を1番人気で3着。この二度の敗戦は騎手秋山の責任とされていた。本来なら4戦4勝なのだと。
よって秋山はここで降ろされる。春初戦のスプリングステークスはミルコで1着。これで皐月賞は1番人気となる。


私は2歳時からゴールドシップがいちばん好きだったのだが、強いのはグランデッツァだと思っていた。札幌2歳ステークスでもゴールドシップを応援した。しかし負けた。下馬評通りに。やはりグランデッツァは抜けて強いのだと思った。

まあマスコミに躍らされたと言えばそうなる。だって照哉さんが「アグネスタキオンの最高傑作」と口にしていた。これが大きい(笑)。
前年の桜花賞馬マルセリーナの弟だし、照哉さんからそんな誉め言葉ももらっていた。私は単純なのですなおに信じた。
秋山は初戦の2着を自分のミスと認め、札幌2歳ステークスのときは、「勝って当然の馬。勝たねばならないと思います」のようなことを語っていた。そして見事に1番人気で勝った。


それと比すとゴールドシップは血統から生産牧場から調教師(笑)まで、みんな地味だ。横綱になるのはグランデッツァなのだろう。2戦2勝のディープブリランテやアダムスピークにも横綱の可能性はある。私の好きなゴールドシップは所詮万年大関なのだと思った。でもクラシックは惜敗続きのまま戴冠できなくても、古馬になったら春天を勝つかも知れない。そんな希望を抱く。

なのに共同通信杯で楽々とディープブリランテを破った。「おれの好きなゴールドシップはおれの思っている以上に強いのかも知れない」
そしてこの時から鞍上が大好きな内田になる。見事に重賞を勝ったのだから、これからも内田とのコンビが続くだろう。
この時、「今年のクラシックはゴールドシップと心中する」と決めた。

白富士ステークス、雅ステークス、完敗記

開催初日東京のメインは白富士ステークス。大好きなステラロッサとムーンリットレイクが出て来る。
この2頭にしか興味がないのだが、ここに父ジャイアンツコーズウェイのマル外アンコイルドが出てきた。 馬主は大樹ファーム、えっ? 大樹ファームって「冠号タイキ」をやめたの? このへん私は時代遅れ。シルクは知ってたけど。いやタイキ馬名もあるようだ。どんな区切りなのか。

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この3頭しかいないのだが、頭数も少なく、3頭の絡みの3連単はみな10倍台。ボックス6点で15倍というようなのはとってもしょうがない。買わない。トップカミングやセイクリッドバレーを絡ませればそこそこの配当になるが、三強で決まったら赤字だ。
よってこのレースはケン。



関西の雅ステークスを勝負レースとする。

miyabi2013
こんな3連単フォーメーション24点を組んだ。このとき思った。これは3-3-6だが、ここは3-6-3ではないかと。
でも私の馬券検討法だと4番ハリケーンと6番マルカプレジオが1、2着なのだ。マストハブが来るとしたらルメールの腕でしかない。そんなものでもないだろう。



結果はこうなった。悪い予感は当たる。
3連単330倍。くやしいなあ、これは。ハリケーンが消えることも想定して、「6と10の2頭軸3連単」だったか。3-6-3だったか。あり得る目なので3-6-3も組んでみて検討し、これが460倍であることを知っていた。それが330倍まで下がっている。ハリケーンの気配による懸念とルメールの腕への信頼だろう。ハリケーンが3着に残ってもハズレだから諦めるしかない。

miyabi2013haitou



ここを負けたので東京のメイン白富士ステークスを、あれこれ3連単を買いちらかして楽しむ餘裕はなくなった。
よって4番ムーンリットレイクと6番ステラロッサの馬連1点買い。一応ステラロッサ◎、ムーンリットレイク○なのだが、馬単とも行けない。この4.2倍に今日のすべてを委ねた。もちろんこれが当たれば雅ステークスのマイナスを回収できる。大幅プラスじゃなくて「回収できる」がなさけないが。

結果はこうなった。

shirafujihaitou

1点勝負2、3着。ま、よくあることだ。エビナを頭にする気はなかったから、これも諦める。
う~む、厳しい1月になった。

伊藤工真6日間騎乗停止のパトロールビデオ──うまいへた以前の問題

馬上であんなに体を揺らして右ムチ叩きまくれば、馬は左によろけてゆく。
うまいへた以前に、この騎手、 Wii Fitでバランスについて学んだほうがいい。
こういうのは「騎乗停止」と同時に「再教育」をすべし。

1月12日、京都競馬10レース。

http://web-cache.stream.ne.jp/web/jra/onetag/subwindow.html?movie=rtmp://fms-jra.stream.co.jp/jra-fms/_definst_/mp4:jra_seiseki/2013/0112/201301080310p&ua=4&type=2&thum= 



ところでJRAはシステムを変えたのか、以前はレースビデオやパトロールビデオを、すぐにダウンロードできて見られたのに、あたらしいのになったら「Buffering」buffering
ばかりで、いつまでたっても見られない。改悪だ。
こういう明け方のようないちばんひとのいない時間でもそうなのだから、昼間だったらどんなにひどいことだろう。

クラシック二冠、有馬を勝ってもゴールドシップ、年度代表馬になれず!──「歴史的不運」

皐月賞と菊花賞の二冠を勝ち、グランプリで古馬を負かしたらもう年度代表馬は決定みたいなものだ。
今回だけはその上がいた。ゴールドシップ、不運である。



むかし境勝太郎先生をインタビューしたとき、年度代表馬の栄光を話してくれた。サクラローレルの年である。
最強馬のサクラローレルは秋天を脚をあまして負けた。3着。直線、狭いところに入ってしまい、前がふさがったのだ。脚はあるのに、周囲を囲まれて動けない状態。あのひどさは今も覚えている。へたな騎乗は横山。境さん、激怒した。

勝ったのは蛯名のバブルガムフェロー。 2着は田原のマヤノトップガン。
バブルガムフェローは3歳の時から大好きな馬だったから優勝はうれしかったけど、どう考えてもいちばん強いのはローレルだった。150キロで走れるクルマが、へたって80キロしか出ないクルマに囲まれ、ふかすにふかせずブレーキを踏んでいるような状態だった。

バブルガムフェローは、4歳(現3歳)馬に秋天が解放されてから初の優勝だった。
蛯名はこれがG1初勝利。タイキブリザードでブリーダーズカップクラシックに遠征していた(この年はカナダ開催)岡部の代役騎乗だった。

いろいろと記録が刻まれた秋天だった。



レインボークエストの仔であるサクラローレルのベストの舞台は広い東京の2400だったろう。だが境師はJCをパスする。最強馬のJC回避に批難が殺到した。しかし動じなかった。いやきっとかなり苦しんだのだろう、私がインタビューしたのは「美浦の黄門様」を名乗っている頃だ。批難されようとも欲しかったのが「年度代表馬」の座だった。
サクラローレルは、コーナーの多い小回り中山も、けっこう上手だった。中山記念連覇でわかるように。だから境師には有馬の勝算があったのだろう。

境さんは「年度代表馬」という称号が欲しかった。サクラショウリやサクラチヨノオー、サクラバクシンオーと活躍馬は数多いが、まだそれは未経験である。
年度代表馬はイコール有馬記念馬だった。それがほとんどだった。
もしもローレルがJCを勝っても、他の馬が有馬を勝ったら、そっちになってしまう可能性が高い。なんとしてもローレルを年度代表馬にしたい。よって有馬一本に絞った。



かつてクラシック二冠と有馬を勝って、年度代表馬になれなかったゴールドシップのような馬っていただろうか。いないよな、たしか。今から調べるが記憶では思いつかない。

皐月賞と菊花賞の二冠馬というと、まずはセイウンスカイ。しかし有馬は1番人気で4着。勝ったのは同い年のグラスワンダー。年度代表馬は、この王道路線でいなかったので、マイル路線のタイキシャトルが取った。外国での勝利もあったし。

その前だとミホシンザン。競うのは古馬のシンボリルドルフ。こちらは春天とJC勝ち。有馬で決戦。ルドルフに5馬身千切られた。年度代表馬は文句なしでルドルフ。2年連続。

トウカイテイオーは皐月賞とダービー勝ち、有馬不出走で年度代表馬。ミホノブルボンは皐月賞とダービー勝利、有馬不出走で年度代表馬。ビワハヤヒデは勝ったのは菊花賞のみ。皐月、ダービー、有馬2着という安定した成績が評価されて年度代表馬。

これらと比しても、ゴールドシップは、皐月賞、菊花賞に加えて有馬を勝ったのだ。文句なしである。なのになれなかった。なんとも珍しい例になる。



だいたいが年度代表馬というのはルドルフやブライアン、オペラオー、ディープのような傑物以外は、G1は2勝ぐらいだ。
春天や秋天を勝った古馬と、クラシックをひとつ勝った3歳馬が候補。それが有馬記念で決勝戦をやる。そして勝った方が年度代表馬になる。
前者だと春天と有馬を勝ったサクラローレル。ホウヨウボーイ。テンポイントもこれ。後者だと菊花賞と有馬を勝ったマヤノトップガン。イシノヒカルもそうか。皐月と有馬のトウショウボーイはこれ。
毎年そんなものである。G1を3勝ならもう確定である。もちろんG1にもいろいろある。この場合、八大競走プラスJCが格上になる。ゴールドシップは文句なしだ。



こうしてみると、菊花賞と有馬を驚異的な、それこそ「歴史に残る」と言っても過言ではないロングスパートで勝ち、G1中のG1を3勝していながら年度代表馬になれなかったゴールドシップの不運もまた「歴史的」と言える。

すなわちそれは、「JC>有馬」という時代の証明である。賞金面からも、いま日本一のレースはJCなのだ。
「牝馬三冠」に大した意味はない。私はいまもイギリス競馬に範を取った日本は「五大クラシック」だと思っている。「JCで、世界の馬を、オルフェーヴルを負かしたこと」が決め手なのだろう。

これからは「JCを勝って有馬をパス。そのまま有馬記念馬をしのいで年度代表馬」という形が増えるのだろう。



ゴールドシップとオルフェーヴルとジェンティルドンナが闘う日は来るのだろうか。
ゴールドシップは国内専念だから、あるとしたら秋のJCだ。まずはみなケガをせず無事であってくれ。

2012年度最優秀馬投票結果──最優秀2歳牡馬はロゴタイプ

2012年度JRA賞 記者投票 集計結果(投票者289名)


http://www.jra.go.jp/news/201301/pdf/010801a.pdf



年度代表馬

◎ジェンティルドンナ 256
 
ゴールドシップ        21
 
オルフェーヴル           11
 
ロードカナロア        1



最優秀4歳以上牡馬

◎オルフェーヴル   273
 
ロードカナロア       14
 
エイシンフラッシュ       1
 
該当馬なし           1 



最優秀3歳牡馬

◎ゴールドシップ     289



最優秀3歳牝馬     

◎ジェンティルドンナ   289 



最優秀2歳牡馬 

◎ロゴタイプ        241
 
エピファネイア          29
 
コディーノ            17
 
該当馬なし             2



最優秀2歳牝馬

◎ローブディサージュ   288



最優秀4歳以上牝馬

◎カレンチャン     177
 
レインボーダリア       75
 
ドナウブルー           3
 
ホエールキャプチャ       3
 
ミラクルレジェンド        1
 
該当馬なし         30



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最優秀2歳牡馬の投票結果は以下のようだった。



最優秀2歳牡馬 

◎ロゴタイプ        241
 
エピファネイア          29
 
コディーノ            17
 
該当馬なし            2

 



もうすこし票が分かれると思ったが、ロゴタイプ圧勝である。こんなものであろうか。エピファネイアもコディーノも、 もうすこし取ると思ったが……。
しかしまあ「クラシックで活躍するには、これを取らない方がいい」ということもある。それは例年の結果からも明らかだ。  
エピファネイアで福永が父の願いを叶え、ダービージョッキーになる、という夢を追おう。

河野元調教師の「馬見る力」を読む──事件の詳細を綴った本──馬券とは無関係

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河野道文元中央競馬調教師の著書「馬見る力」を読んだ。
調教師免許を取消しされるに到る、暴力団関係者との関わりを詳細に綴っている。

相手を暴力団関係者とは知らなかったこと、1千万円をだましとられた被害者であることがよくわかった。
厩舎経営のたいへんさを案じて、自由に使って欲しいと1千万円を振りこんでくれたAさん。
Aさんのあまりのやさしさに感激し、ふと「かつてIT産業の社長」と聞いていたBさんに、「Aさんてどんなひとなんですか」と電話で問うてしまう。お金が振りこまれるまでの経緯も詳しく話す。
このBさんが暴力団だった。
すぐに利子をつけて返すから、ちょっとのあいだ、その金を回して欲しいと言われて、ついつい大阪まで届けてしまう。

この、電話で話した翌日、わざわざ飛行機で大阪まで、とんぼ返りで金を届けたことが、「相当に親しい仲」と、剥奪の大きな要因となった。その辺も詳しく弁明している。



私は、この免許剥奪事件を知ったとき、「厳しすぎるな」と感じた。河野さんは被害者なのであり、そこまでする必要はあるまいと思った。
同時に、金のまつわるギャンブルの世界であるから、そういう処置をせねばならないのかと、競馬会側の対応もわかるような気がした。

ただ、いちばん強く感じたのは、河野さんなりにブログで率直な意見を述べたり、またヤクザっぽいファッションをしていたから、「出る杭が打たれた」ということだった。

そういうファッションが好きなのかどうか知らないが、あれはどうにも擁護のしようがない。
ヤクザ厳禁の世界なのだから、ヤクザファッションはないだろう。



今回この本を読んで、詳しい経緯を知った。
気になったのは河野さんの「心の弱さ」である。体調が悪く、精神的な悩みも多く、何種類もの薬を飲んでいた時期に起きた出来事だった。

河野さんは、 武道を学んでおり、躰は頑健だ。酒は飲めない体質。
いまも肉体労働でがんばっている。しかしこの本を読むと、心が弱いと感じてしまう。
酒が飲めてストレスが発散できていたら、また流れも変っていたろう。



弟子の三浦皇成のことや、調教師時代の思い出等にもすこし触れているが、ほとんどが「事件の詳細について」である。それが目的だから、それでいいのだろう。

ひとつだけ文句を言わせてもらうと、この内容で「馬見る力」というタイトルはひどい。
かといってどういうタイトルにすればいいのかも浮かばないが、このタイトルだと「元調教師による馬券指南」と勘違いするひとも出て来るだろう。そう思って買ったひとがいたら、「詐偽だ!」と怒る。「馬見る力」のことなんて書いてないのだから。
まあ双葉社も売るためには、こんなタイトルをつけるしかなかったのだろうが。

「走る馬」や「勝たせる騎手」の特徴。そして免許剥奪の真相や三浦皇成への思いを明かす!G1馬を育てた名伯楽が「馬券の極意」を伝授

というキャッチコピーだが、この本にあるのは「免許剥奪の真相」だけである。
もしも購入して読む気があるひとがいたら、そこのところだけは割り切ったほうがよい。でないと腹が立つ。

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 kanren6 三浦皇成騎手と河野調教師──清水成駿氏の見解

大晦日──川口オート敗戦記──トリガミで幕(笑)

発熱下着ってのはすごいなあ。これのお蔭で今年はまったく寒さを感じない。いまだ暖房を入れていない。このまま冬が越せそうだ。

が、温度差には対応できないから暑い場所に行くとキツい。西川口駅前からの無料送迎バスの暖房が異常に強い。降りたとき汗びっしょりだった。これが冷えると風邪を引く。大晦日に汗びっしょりでその対応に追われるってのもなあ……。バッグにタオルを入れてきたので最悪の事態は避けられたが、背中からお腹から汗びっしょりだった。発熱下着が凄すぎるのだ。

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着いて11時。25度の焼酎を500ccのペットボトルに入れて持参した。寒風の中、ビールではあるまいと思った。
生レモン2コを搾って入れた。480ccが焼酎、レモン20ccぐらいの割合。ポットにホット焼酎も考えたが、そこまで寒くもないと思っていた。それは正解。発熱下着のお蔭で涼しい晩秋ぐらいにしか感じない。

さすがに年末の名物レースなので、ここに来るのは4回目だが以前とはちがう雰囲気、人出。観客は多い方が盛りあがって愉しい。
いつもの焼き鳥屋にも列が出来ていた(写真)。これも初めてだ。並ぶのは大嫌いなのだが、ここの焼き鳥を食おうと思っていたので並ぶしかない。私はつまみがないと酒が飲めない。



こんな感じの暗い空が、

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午後になると、こんな雨雲と光が混じるような光になる不思議な日だった。

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普段の客数で設定してある車券売りの窓口や自動発券機に対して客が多すぎたのだろう、締切時間内に買えない客が続出している。客が並んでいるのにきちんと締切時間を守っている。30年以上ここに通っている私のオートの師匠Iさんによると、以前はかなりルーズだったという。インターネット投票を受けつけるようになってから、きっちり護るようになったとか。

それはわかる。むかしの船橋競馬、川崎競馬なんて、とんでもなかった。船橋は発走10秒前ぐらいまで馬券が買えた。馬券を受けとった瞬間、ガチャンとスタートの音が聞こえた。川崎は「締切5分前」の放送があってから、10分ぐらいたって「締切1分前」とアナウンスされ、それからまだ5分ぐらいは買えた(笑)。もしもこの時間が厳密だったらレース時間が遅れてしまうから、「締切×分前」をサバ読んでいたのだろう。
それだけ1枚でも多く馬券を買ってもらおうと、「締切ですよ、締切ですよ」と焦らせて買わせようと仕向けていた、努力していたのである。競馬ブーム以前の話。



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参戦は8レースからでいいと、持参焼酎と焼き鳥で観戦していた。しかし気持ちよく進みすぎてしまい、すぐに焼酎がなくなってしまった。出発前、500cc2本にしようかと思ったのだが、まさかそんなにも飲むまいと1本にした。失敗。場内でビールやカンチューハイは買えるが、25度の焼酎になれてしまうともう水のようでつまらない。しかたない。オートをやりに来たのだ。酒は諦めて参戦しよう。



8レースから参加。すると8レース、9レース、10レースとすべて元取り。なんだかなあ(笑)。
5000円ずつ参加したのだが、それがみな4800円もどりで200円マイナス、5300円もどりで300円プラスのような状態。初心者にしてはそれはついているほうなのだろうが……。

10レースには元スマップの森且行が出ていた。人気だったし、年の瀬だし?と、すなおに本命にしたら3着。Iさんの支持に従いボックスを買うようにしていたので元取りには出来た。

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競馬場にもよくいるが、親に連れられてきた「オート慣れしているこども」を見て笑った。
試走タイム(写真)を見て、あれやこれやいっちょまえの意見を言っている。どんなおとなになるのやら。

それと、いつも公営ギャンブルの場で感じるのだが、けっこうきれいな女もいるのだが、なんかみな薄倖そうなタイプなのである。今回もいかにも男運のわるそうな、水商売ふうの、そこそこきれいな、薄倖そうな女を何人か見かけた。まあ、大晦日の川口オートに、しあわせいっぱいのお嬢さんはあまり来ないだろう(笑)。



今回友人のIさんは報道章を申請して写真を撮っていた。場所も機材もいいので、いい写真が多い。以上は私の写真。以下のレース3枚はIさんから借りた写真になる。

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11レースが「スーパースター王座決定戦」でメインレースであり最終レース。1着賞金3000万円。
私は永井本命でゆくことに決めていた。

今年のオート界の最大の話題は、坂井宏朱選手(27歳)の激突死だった。1月15日、練習中の事故である。
私は初心者であるから彼女のことを知らない。それがちょうど亡くなる前日、Iさん夫妻の家に遊びに行き、泊めてもらい、朝からインターネットで船橋オートの車券を買うIさんから、坂井選手のことを聞いたばかりだった。

そのことはこちらに書いた。今年オートがスポーツ紙の一面になった唯一だったのではないか。
いま自分の文を読み返して、1月15日は米長さんが将棋ソフト・ボンクラーズと対戦して敗れた日だったことを思い出した。米長さんも故人になった。



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その坂井の師匠が2番永井である。師匠と言ってもまだ30代の現役選手だ。愛弟子の死に発奮し、今年は最高賞金を稼いでいる。9000千万円強。2位が王者の高橋で、今年の獲得額は7000万円強。ともにここを勝てば1億を突破する。絶対王者の3番高橋が復活調子であり、アタマをどっちにするかの問題。
私はごくすなおに「天国の坂井、見たか、勝ったぞ!」という永井の勝利を撰んだ。

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私のオートの師匠であるIさんは永井を「勝ちすぎ」と軽視していた。永井は賞金王でも解るように、今季がんばった。もうがんばりすぎている、という解釈だ。競馬で言うなら、秋天、JCを勝ってへとへとなのだ。この有馬では、むしろそのレースで餘裕を残していた馬のほうが狙い目、というようなものである。
Iさんはそれを1番の木村と読んで、そこから勝負した。



私はまず永井アタマの3連単4点を決めた。とにかく1.2.3.4で決まるらしい。問題はどれをアタマにして、いかに車券を絞るかだ。2の永井をアタマにする。
スポーツ紙では私と同じ坂井選手のことを絡めたりして本命に押しているところが多かった。坂井選手のことを絡めなくても、ここまでの成績がいちばんいいのは永井なのだが、しかし試走タイムが悪かったことから、現場ではすでに白三角ぐらいにまで人気は落ちていたようだ。

私からするとそれは不安要素だが、オッズはあがったから、当たればうれしいことになる。確認していないが払戻金に5万から10万は望めたと思う。(残念ながらオートはJRAのように過去のレースのオッズを調べられないので記入できない。)

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それから、定番となったIさんに教えてもらってから護っている4人の3連単ボックスを買う。100円で24点。車単を2から買う。とにかくたいへんな混雑で締切までに買えるかとドキドキした。あとは2番からの車単を買う。酔っ払ってあれこれ買ったので、窓口のおばちゃんにダブっているのがあるが、それでもいいかと問われた。いいと応える。1万円出してお釣りを2千円もらったから合計購入額が8000円だったことだけはたしか。

 結果はこうなった。王者の高橋の復活劇である。圧勝だった。これで賞金王も高橋である。

 5周目までトップだった私の本命2番永井が、6周目から下位に転落して行くのを見るのはつらかった。

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スポーツ紙等で前人気の高かった永井が3着までに入らなかったのに3連単1700円という低配当。いかに現場で永井が車券対象から外されていたことか。シビアだなあ。

私は3連単ボックスが100円的中である。というわけで、大晦日の川口オートは、それまでがチャラだったから、ここでの8000円買っての1700円払戻、6300円マイナスが結果となった(笑)。

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さて気を引き締めて、2013年の競馬を頑張ろう。まずは川崎で試運転。すぐに金杯だ。

東京大賞典的中記──枠単だった!

1,2,3着が◎▲○なのだから、さすがに当たった。単勝人気順で言うと2.3.1だから、3連単29倍は、「けっこういい配当」になる。
ワンダーアキュートを交わす岩田の腕に痺れた。JCDも岩田なら、と想いを馳せた。

そして、追いこんできた内田ハタノヴァンクール。大井育ちの内田が魅せてくれた。
和田にはわるいが、ゴール前の着差は騎手の腕の差だろう。

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しかし……。この3頭しかいないと思いつつも、JCのように3頭ボックスだけとは行かなかった。3着候補にナムラタイタンやエスポワールシチー、フリオーソなどを入れてしまった。3着ワンダーアキュートと4着ナムラタイタンの差はじつに7馬身。3頭だけが別格だった。なのに、24点買いの29倍的中。恥ずかしい。まっか。恥ずかしくて昨日アップできなかった。



daishouten2012haitou

敗因は──いや馬単枠単3連単当たって浮いているのだから負けたわけではないのだが──しばらく南関をやっていないことだった。半年ぶりだ。

南関でいちばん効率のいい馬券は、中央にない「枠単」だ。IPATから入るひとはこれが買えないらしいが、私は<SPAT4>なので買える。
いままで3連単や3連複で勝負してハズれ、「枠単にしておけば」と何度悔やんだことだろう。ここでも何度か書いている。枠単で儲けさせてもらって驚喜した数少ない日もあった

それでもいくらか学び、今年南関をやるときは、3連単は100円単位で買い、枠単を500円単位、時には千円単位で買って遊ぶようになっていた。なかなかの成績だった。

しかし今回は半年ぶりであり、秋のG1戦線のすぐあとだったこともあり、そのルールを忘れて「中央感覚」で買ってしまった。3連単8割、馬単枠単1割という配分だ。大失敗。枠単8割にして、あとは万が一のために馬連を2割買うという配分にすべきだった。

枠単は6-4、6-2の2点勝負。それが15倍だから、これに8割入れておけば大きく浮いて、初の年間プラスが確定していた。浮きがすくないので、額は減らしたが、まだマイナスである。まあマイナスには慣れているのでそのことはどうでもいい。そもそも馬券なんて「年間」で考えるべきものでもない。それとはべつに、2012年の東京大賞典をこの枠単で当てて儲けたかった。この15倍は大きい。



以前は年末年始はテレビ漬けだったが、いまは見なくなった。正月は川崎競馬をちびちび楽しんで、南関感覚を取りもどそう。

大晦日の明日(もう今日か)は川口オートに行く。でもまあ知りもしないオート(この道一筋何十年の大ヴェテランがコーチについてくれるが)で勝負するようなことはやめて、ここは忘年会気分で顔を出すだけにする。
正月の川崎競馬で馬券勘を試して、勝負は金杯だ。

阪神カップ完敗記──鼻カルボの呪い炸裂! ガルボ2着! #鼻カルボ

有馬で負けた昨日の今日でもあり、今日は休むつもりだった。

朝9時、阪神競馬場に出かけた友人のSが「レープロ合本ゲットしました」と写真入りのメールをくれた。
返事を書いて、買うつもりはないが興味はある阪神カップのオッズをIPATで調べる。
大好きなファイナルフォームが出ているので気になる。

すると、本命ファイナルフォーム、対抗サンカルロで買うつもりの私の馬券が想像以上につく。
やりたくなった。
しかし我慢する。昨日全額勝負して負けたからJNB口座に残金はない。29日の東京大賞典まで競馬は禁止だ。



ブログを書いたりして、昼、またオッズを見る。やりたくなる。でもここは我慢だ。
勝つ流れにはない。昨日の傷を拡げてはいけない。



だが、だが、午後2時、やっぱりやりたい、やりたくてたまらない。この高配当が「買えば当たっていた」では悔いるとファミマに走って入金する。
このときにはもう心中は、「阪神カップを当てて、ブログに『JRA年間収支をプラスにしました』と書くこと」を夢見ている。勝った気でいる。こういうお調子者でないと、馬券なんて儲かるはずのないものを40年も続けられない。



そして買ったのが下の3連単24点。見えない下の方の最高配当は880倍。このへんを当てて88万を手にしたいが、無難なとこで、ファイナルフォームが勝っての200倍前後、20万ほどで許してやるかと、自信満々だった。

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結果、本命対抗は1、3着に来たが、あいだに無視した人気薄14番人気のガルボが来て、3連単28万の大波乱。パドック派だったときに最も得意にした「人気馬のあいだに人気薄を挟む」という10万馬券。でもIPAT買いの今の私に、この穴馬は見つけられない。

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私がこのレースを的中するとしたら、ファイナルフォームとサンカルロのワイド(14倍)しかなかったことになる。そんなもの買う気はないから、とすると、「絶対に当たらなかったレース」になる。これが今年最後のレース(JRA限定)の結果か。落ちこむ。



12月最大の話題は、人気ブロガー<きっこさん>(男性、64歳)の、これだった。

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これはネット上で空前のブーム?となり、全裸逆立ちと、鼻から喰うカルボナーラへの期待が高まり、誰もが<きっこさん>のことを「鼻カルボ」と呼ぶようになった。
興味のあるかたは「#鼻カルボ」で調べてください。とんでもない盛りあがりです。

そしてその「鼻カルボ」は前々から「ガルボ」が大好きだった。今回鼻カルボの応援するのは、ガルボと、同じく大好きなシルポートである。

デマツイッターの権化である団塊世代サヨクおやじの鼻カルボが大嫌いな私は、意地でもガルボとシルポートは買えない。
というか鼻カルボに関係なく両馬ともまったく買う気はなかったが(笑)。



支持する安倍自民党総裁は、「竹島の日」政府主催をやめ、来年の靖国参拝もやめ、鼻カルボからこんなことを言われている。

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その通りなので反論できないのが悔しい。

鼻カルボは、サンカルロと鼻ガルボ、いやガルボの馬券(馬連131倍、馬単255倍)を当てて、おおはしゃぎだろう。人気薄の好きな馬を人気馬に繋げればいいだけだから、誰でも取れる。会心の馬券である。もしかしたら3連単も取っているか。なにしろ100円単位であらゆる馬券を買いまくっている後出しジャンケンだから、なんとでもなる。

馬券は負けるわ、安倍自民党には裏切られて鼻カルボにバカにされるわ、ひどい年の瀬になった。



こうなったら29日の東京大賞典はひさしぶりに大井に乗りこむか。かつては近所に住み、毎日自転車で通っていた庭みたいな競馬場だ。たっぷり儲けて、帰りに秋葉原で買い物、と夢を見る。しかし負けたら、大井からの帰り道は遠いぞ。♪「帰り道は遠かった」ウォーウォーイエイエイ。こんなのわかってくれるのも鼻カルボぐらいだな。 
「最初から負けると思って闘うヤツがいるかよ!」猪木ビンタ。殴られるひとテレ朝佐々木アナ。これぐらいならわかるひとはけっこういるかな?

傷を深めちゃったなあ、ああ、やらなきゃよかった、しみじみ後悔。 よりによって鼻カルボとは……。

最優秀2歳牡馬はエピファネイア!?──朝日杯FSとラジオNIKKEI杯の格差

朝日杯FSの馬上で、横山がミルコの握手を拒んだと話題になっていた。横山の心の狭さが(笑)。
馬は強いのに腕の差で負けたんだから、握手に応じる気分にはなれないだろう。

ラジオNIKKEI杯2歳ステークスで、シーザリオの息子エピファネイアが無傷の3連勝。強さを印象づけた。
一方、桜花賞馬ファレノプシスの弟キズナは3着に敗れて評価を落とした。

「新党きずな」が、正しい日本語論争を経て「きづな」に改名して話題になったが(誰ももうそんなもの覚えていないか) 、これは「キヅナ」だよね。私は「キズナ」という砂表示でがっかりしていた。

スペシャルウィークの娘、オークス馬シーザリオ(これも英語的にはシザーリオだが)が大好きだったから、エピファネイアの活躍はうれしい。これでやっと福永もダービージョッキーか。来年こそ父の勝てなかったダービーを勝て!

さらにまたシーザリオには、早世した同期の桜花賞馬ラインクラフトの分まで母として活躍して欲しいという願いがある。



シーザリオが今までに産んだ2頭は競走馬として使い物にならなかった。父はキングカメハメハである。
今回やっと父シンボリクリスエスで駿馬が生まれた。
思うに、シンボリクリスエスの馬格とゴツさが、いい目に出たのだろう。

私はこの組合せを知ったとき、「えっ?」と思った。どう考えてもシンボリクリスエスが合うとは思えなかった。
でも関係者はキンカメとのあいだに生まれた体質の弱い仔から、そこを補う配合を考えたのだろう。それが見事に当たった。躰さえ丈夫ならシーザリオの仔が走らないはずがない。
配合はむずかしい。そして愉しい。



スポーツ紙専門紙記者の投票で決まる最優秀馬は、年度代表馬ジェンティルドンナを始め、ほぼもう決まっている。
毎年、最優秀2歳牡馬は票が分かれる。朝日杯FSの勝ち馬とラジオNIKKEI杯2歳ステークス勝ち馬だ。どちらが来年のクラシックに直結し、活躍馬を輩出しているかは言うまでもない。朝日杯の勝ち馬でダービーを勝ったのはナリタブライアンまで溯る。一方ラジオNIKKEI杯の勝ち馬ときたら、とてもとても並のG3とは思えない。
しかし最終的にはG1とG3の格の差か、朝日杯勝ち馬が取る。
私の知りあいの記者は、毎年のようにラジオNIKKEIの勝ち馬に投票し、毎年落選すると立腹している。



しかし今年はエピファネイアだろう。
コディーノが朝日杯を勝っていたら文句なしにコディーノだった。なにしろ重賞3勝になる。それがレースの格の差だ。ラジオNIKKEIはG3だものね。G3ならコディーノは札幌2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークスとふたつも勝っている。

ロゴタイプは強い。札幌2歳ステークスのころと比べると、ぐんぐん成長している。朝日杯の勝利は決してミルコの腕だけではない。ロゴタイプの成長分だ。G1ホースである。

でも今年の「最優秀2歳牡馬」となったら、エピファネイアだろうなあ。イメージからして。
投票権のないのがそんなことを論じても意味ないが、今年は史上初のラジオNIKKEI杯勝ち馬が朝日杯FS勝ち馬を凌いで最優秀2歳牡馬に撰ばれる、と思う。

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【追記】──コディーノも有力?

と書いて思ったのだが、コディーノはG3をふたつ勝っている。朝日杯2着だけど、けっこう票を集めるな。
もしかしてコディーノ? いや勝ち馬のロゴタイプを差しおいて、それはないだろう。
となるとエピファネイアなのだが……。



【追記.2】──エピファネイアの写真──う~ん、ハンサム! 1/5

友人がエピファネイアの写真を送ってくれた。2ちゃんねるで見つけたそうです。お名前がわかるなら明記するのですが、無署名だったとか。かってに掲載する非礼をお許しください。すばらしい写真ですね。
めっちゃハンサムです。父のシンボリクリスエスより母父のスペシャルウィークに似ている気がします。

父に似ているなら、あの有馬二連覇のように中山の皐月も有馬も大丈夫。母父に似ているなら、ダービーも秋天JCも大丈夫。これで五冠確定!

鬼門は京都の菊花賞、阪神の宝塚か!?

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有馬記念ほろにが引き分け記──フォーメーションじゃなくて流しだったか!

荒れるのか固いのかさんざん悩んだ末、実にもう平凡な毎年同じ結論「好きな馬で勝負しよう」になった。まあ有馬記念なんてそんなものだ。それでいい。

するといちばん好きなのがゴールドシップで、二番目に好きなのがルーラーシップで、単勝1、2番人気だから、買う馬券は低配当である。3着にとんでもない馬が来ると荒れるが、あまりそんな気もしない。
となると、「いかに絞れるか」が勝負となる。データ的に消したり、パチンコ屋馬主を消したりして、前日に、2頭の1、2着固定の相手5頭で、なんとか3連単10点まで絞った。

人気薄トレイルブレイザーを入れたのはアメリカ遠征に対する敬意だ。ワシントンDC帰りのツキサムホマレが人気薄で3着に来たり、有馬にはそういう流れがある。低配当とはいえ3連単10点勝負なら的中すれば大きなプラスに持ちこめる。

情で買ったトレイルブレイザーに対し、実力的に狙う3着勝負馬はスカイディグニティ。枠の良さとスミヨンの腕を頼る。でも誰もが同じ事を思うのか、この馬、かなりの人気になっている。



朝10時、ミルコが尿管結石になりエイシンフラッシュが三浦に乗り代わると知る。これでエイシンフラッシュが消せる。◎ゴールドシップ、○ルーラーシップ、▲エイシンフラッシュだったが、その▲を消した。
三浦は今年重賞未勝利だ。平地のG3すら勝てないのが年末の大一番に来ることはない。エイシンフラッシュは最後にババを引いた。気の毒に。力的には、私の大好きな2頭を交して勝つことすら想定していたが……。

代わりにオーシャンブルーを入れることにした。馬券的に馴染みのない馬だが枠順が良くルメールが乗る。
エイシンフラッシュは三浦だから消した。オーシャンブルーはルメールだから買う。
3連単10点勝負。

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2頭を1、3着に固定し、相手5頭を真ん中にする「2着サンドイッチ」も考えた。いつものG1ならやった。それでも10×2の20点勝負だから当たれば儲かる。だが有馬記念だ。ゴールドシップかルーラーシップに勝って欲しい、一騎討ちだと願っているのに、それを3着付けするのはどうも……と思った。この瞬間252倍的中と年間プラスが逃げていった。



ゴールドシップとルーラーシップの5倍元取りで決まるだろうと買ったこの記念馬券的馬単5点買いが、エイシンフラッシュを消し、オーシャンブルーを入れたので的中した。それが52倍もついたので、収支はなんとかチャラにはなった。しかし……。

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「ゴールドシップ1着固定、相手は外国人騎手の乗る4頭、12点」で楽勝だったんだなと、今になって思う。

フォーメーションでは、なじみのないオーシャンブルーを2着に格上げすることはできなかった。だからこそ「流し」だったのだ。

ルーラーシップが2着に届いていれば、ゴールドシップ、ルーラーシップ、オーシャンブルーの3連単140倍が的中し、記憶に残る有馬記念になった。逃した魚は大きい。それにしてもまあ、とんでもない出遅れだった(笑)。

後で気づいたが、これ3連複で40倍もついたのか。ゴールドシップ、ルーラーシップ2頭軸で5点買いしておけば大きなプラスになった。3連単しか買わなかったのは失敗だった。結果、馬単に救われたわけだし、馬券てのはあれこれ種類を買うべきなんだなあ。そういやワイドなんて発売になったころはもの珍しくてよく買ったのに、もう5年以上買ってない。意外に枠連はけっこう買っている(笑)。

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これで「JRA年間収支マイナス」が確定した。ほんのすこしであり例年の私と比すと画期的によい結果だが。
「JRA」と断ったのは、29日の東京大賞典参加と、31日に友人と川口オートに行くことが決定しているからだ。
今年の私の参加するJRA競馬はもう終ったがギャンブルはまだ終っていない。

なんとか「ギャンブル年間収支プラス」に向けてがんばりたい。できるなら東京大賞典でプラスを確定し、川口オートは、昼間からヤキトリと酒で爆音を楽しむ餘興にしたい。さてどうなるか。

BSアンテナ購入記──これですこしはフジテレビの憂鬱から逃げられるか……

数日前に購入したBSアンテナを、晴れ間の出た土曜日に取りつけた。この種のことは得意だから角度合わせもうまく行き、土曜午後からはBS放送が見られるようになった。

アンテナと取りつけ金具で6000円ほどの品だったが、これも業者に取りつけてもらうと、いきなり18000円と3倍になる。不器用なひとは損だなと思った。



今どきこんなことを書いていると笑われそうだが、テレビを見なくなって長く、ふつうの放送ですら見ないのだからBSやらCSやらに興味のあるはずもなく、ほぼ初体験にちかい。
「ほぼ」というのは、7年前に住んでいた住まいに前住人の残していったBSアンテナがあり、友人がそれを取りつけてくれたので、ほんのすこし見たことがある。
昼からやっている大相撲や、年に何度か特集する将棋の竜王戦、名人戦を見たが、なにしろテレビその物に興味がないので、すぐに見なくなってしまった。

もちろん今後も有料放送を契約するつもりは毛頭ない。いまだグリーンチャンネルなんて見たことないし。何の自慢にもならないが見ないままの映画DVDが500枚以上ある。そんな私が映画専門局なんてのと契約したって見ないに決まっている。「囲碁将棋チャンネル」だけすこし興味があるが、しかしよく考えるとこれもウソ。山のように将棋番組を録画したDVDをもっているが、ぜんぜん見ない。



そういう私だが、最終レースが好きなので、これからはそれが見られる。楽しみだ。

メインを2万円買ったら、うまく当たって11万5千円になった。それで端数の1万5千円だけ最終で遊んでみる。負けてもいい。大穴を買う。この愉しさ。餘裕。
メインを2万円買ったら、とんでもないトリガミで3800円になってもどってきた。それを最終につっこんで、せめて元金の2万円にもどしたい。必死。このセコさ。追い詰められた気持ち。

ともにバクチの醍醐味?だが、これをラジオで聞くのはせつなかった。なにしろラジオは結果を断定的には言わない。
「1、2着は、××と◭◭、僅かに××が出ているか、3着は横一線、▲▲、□□、◆◆がほとんど同時」なんて言うものだから、◆◆を持っている私は、もしかしたら大穴的中かとわくわくする。やがてそれは5着と知る。あとで映像を見れば、どう見ても◆◆は5着であり、「もしかしたら3着」と期待した自分がバカのようだ。

今度からはこれが映像で見られる。自分の目で確認できる。うれしい。楽しみだ。



ちょうど昨日は土曜日だったので──というか土日の競馬中継を見たいとがんばって取りつけたのだが──午後4時からのBS競馬を見ることが出来た。いまテレビ神奈川やテレビ埼玉、テレビ千葉が、これをやらなくなってしまったので貴重な放送になる。BSアンテナを買ったのは、これが目的のようなものだ。

お笑い芸人TIMが司会進行をするこの番組を貶す競馬ファンもいるが、テレ東の番組もこれも、フジと比べたらずっとまともで楽しめる。なにより基本中の基本であるパドックとレースを見せてくれる。

そう、信じがたいことだが、世の中には、パドックやレースを見せてくれない競馬番組もあるのである。Win5という馬券を発売していながら、その該当レースを、その時間に放送していながら、見せてくれないのだ。ある意味、たいしたもんだと思う。まともな人間なら決して出来ないことだ。それで、その間に何をやっているかというと、ついこのあいだ競馬を始めた女タレントの予想などを流している。正気とは思えない。フジテレビというところの競馬番組だ。

午後2時から始まるBSの競馬番組は、そのまま続けてくれたらいいのだが、午後3時に、いろいろと力関係もあり、一度切れてしまう。そしてまた午後4時からやる。切れずに続けてくれたら、どんなにいいだろう。あのクソ番組を見ずにすむのに……。



不慣れなのでまだBSのテレビ番組表の見方すら覚束ないのだが、ネットで調べて、21時から有馬記念特番があると知る。見てみた。

まあまあおもしろかった。基本、レース映像があるので文句はない。
しかしテレビ局の「きれいな女を彩りに出さないと」というこだわりは笑える。まあたしかにむさ苦しい男ばかりよりはいいのだろうが……。

ふたりの女が出ていたが、ともに去年の有馬記念から競馬を始めたばかり。なら、「出演者それぞれの思い出の有馬記念」って、ふたりには去年のしかないだろうに(笑)。
なのに平然と「わたしの思い出の有馬記念は去年のオルフェーブルです」ってやるから笑える。



今日は、おおBS11は12時からやるのか。昼から酒でも飲みながら観るか。
が、14時半で一度終り、クソフジテレビにバトンタッチ。
16時から17時半まで、またやる。楽しみだ。

フジの実況、誰がやるのだろう。青島という話も聞いたが……、聞きたくない。
ま、無難にNHKにしよう。NHKもへたくそだから(そりゃ数が少ないのだからしょうがない)聞きたくないが、かといってラジオの実況を聞きながら映像を見る、とまで凝りたくもない。

NHKで笑ってしまったのは、シンボリルドルフのとき。「ルドルフ」というのは言い辛いのだろう、噛むことを避けるために、「シンボリ」としか言わなかった(笑)。
こりゃ馬に失礼である。シンボリルドルフを略すとき、ルドルフとは言うがシンボリとは言わない。ひどいアナだった。



このBSの時間になればラジオNikkei2歳ステークスの実況ビデオが見られる。録画して保存するのはそれにしよう。

一日も早く醜いフジのあれがこの世から消えますように!
模様替えしてももっとひどくなるに決まっている。前回の馬面の元バレーボール選手がやっているのもひどかった。フジテレビは競馬中継から撤退してもらいたい。後釜のどこが作ってもフジよりはまともになる。

朝日杯フューチュリティステークス完敗記──ロゴタイプ、強い!──またもミルコ──ローエングリンの仔が1、3着

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本命コディーノ、対抗ロゴタイプ、▲ゴットフリート。私の印としては○◎▲で決着した。3連単ボックスでもフォーメーションでも大的中である。だがコディーノ1着固定3連単だからハズレ。2着づけは毛ほども考えなかった。完敗、惨敗である。
またしてもミルコである。結果は騎手の差か。

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先日ターコイズステークスで、3連単42点買いを36点買いにして37万馬券を逃したので、今回はトリガミ含みもなんのその、迷うことなく相手7頭の42点買いにしたら、今度はアタマが外れての負け。うまくゆかんものだ。


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これで548倍か。これを見ると、惜しいのを逃したという気にもなるが……。



土曜のテレ東を見ていたら、横山の自信がすごかった。「何も心配はない」の一点張り。何か問題点を探りだそうとするインタビュアに苦笑して、「だから、何も心配はない」と言いきるほどの自信満々。こんな横山も見たことがない。

この種のすぐれた2歳馬は、だいたいにおいて、「能力はすごいが、まだこどもだから」なんて、気性面の問題があったりするのだが、それがない。気性がよく、ひとに逆らわず、すなおなのが最大の長所なのだから、負けるとは考えがたかった。いやいやそれどころか「無敗の三冠馬か」なんてとこまで想像をたくましくした。1点の迷いもない自信満々の1着固定だった。母親のハッピーパスも好きだったし。
例年朝日杯の勝ち馬はクラシックに直結しない。しかし今年は違うぞ、と思っていた。それが……。



昨日、新聞を見ながらあれこれ思った。

最初に思ったのは、「サンデーRはG1を勝ちまくっているのに、ここのところ社台RHはご無沙汰だな」ということだった。むかしは社台RHばかりだったのに。というかそのときはまだサンデーはないが。
ノーザンの勝巳さんがサンデーR、社台の照哉さんが社台RHである。なにゆえこんなに差が開いたのだろう。今回もサンデーRのコディーノが断然人気であるのに対し、社台RHは出走すらしていない。

穴人気のロゴタイプは照哉さんの馬なのかと確認した。ということでの○抜擢だった。



もうひとつ印象的だったのはローエングリンである。リーディングサイアーのディープの仔が1頭も出ず、それを追うキンカメの仔が断然人気という流れの中、ローエンの仔が2頭も出ている。 

東スポの井崎さんのコラムは興味深かった。
ベゴニア賞をロゴタイプがレコードで勝ったとき、「よかったですね」と声を掛けたら、照哉さんは「ありがとう。笑っちゃうよね、ローエングリンだよ」と笑顔で応えたのだとか。 そこから井崎さんは名血ローエングリンの現役時代を振り返り、ロゴタイプを強力に推していた。これで本命にしていたら、あの宝塚記念の「スイープトウショウ、ハーツクライ1点予想」以来の大ヒットになった。

しかし井崎さんもコディーノ本命で、ロゴタイプは対抗。馬単の「5→14」の1点勝負だった。
でもさすがに「14→5」はもっていたと思う。見事な予想だった。馬券はほとんど買わないひとだけど。

2頭出ているローエングリンの仔が1、3着した。



書いてないが、先週のJFは「ローブティサージュ本命、相手6頭の3連単30点勝負。2、3着馬なしでハズレ」である。3連単300万馬券だから私なんかに当たるはずもない。自信満々の3連単1着固定であり、頭は当たっているのだが、2、3着は相手10頭にしても、いや12頭にしても、入れないようなメンツである。かといって単勝は8倍もついたが、私は単勝派ではない。惜しかったのか、かすりもしなかったのか、なんも感じなかった。よってブログにも書かなかった。

今回はなあ……。コディーノ──ロゴタイプ・ゴットフリート──ロゴタイプ・ゴットフリートは大本線で厚く買っていた。コディーノ・ロゴタイプ・ゴットフリートで125倍だから悔しい。思いきってエーシンは切っていたし、取らぬ狸でついつい配当を計算してしまう。しかし頭がちがったのだから完敗である。やってくれるなあ、ミルコ。スミヨン4着、ウィリアムス5着。やっぱ外国人騎手だよねえ。



武豊を代表とする日本の騎手会が外国人騎手招聘反対なら、大賛成の筆頭が照哉さん。それでミルコでG1ゲットだから、ますます自分の方針に自信を持ったことだろう。

照哉さんの馬、サンデーRの馬、第二のサンデーRであるキャロットの馬で1.2.3着だから、なんとも社台王国は強い。1、3着がローエングリンてのはワグナーもびっくりだ。

シングスピールの仔のローエングリンはサンデーの肌馬につけられる。これは強い。種牡馬として前途洋々だ。
ロゴタイプの強さにも、母父サンデーは貢献しているのだろう。



爆笑問題田中はいつもの「ゴットフリート1頭軸流し3連単マルチ90点」で当てている。
私はまだ田中のような「1頭軸マルチ相手6頭の90点勝負」という買いかたはしたことがない。やってみたい気はある。観ていて気楽だろう。軸馬が3着に来るか否かだけを見ていればいいのだから。でもやっぱし馬券は「頭固定」が楽しい。おもしろい。スリルがある。



さて、予定通り、JCのあと阪神JF、朝日杯FSを連敗して、8勝7敗。年間通算もまた少額のマイナスに戻った。大勝負の有馬を勝って有終の美を飾り、9勝6敗で年間プラスとしたいのだが、果たしてどうなるか。

今日は投票&開票日。酒を飲みつつ見る20時からの開票速報が楽しみだ。

思い出シリーズ──桑島孝春騎手3000勝記念テレカ

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桑島騎手3000勝記念のテレカ。もう20年前か。時の過ぎるのは早いなあ。
私が桑島騎手を好きになったのは1500勝ぐらいのとき。毎日南関東に通っていた。
大井は高橋三郎騎手の時代。川崎には佐々木竹見がいた。
そして船橋は若手の桑島がナンバーワンだった。かっこいい若手騎手だった。まだ独身だったと思う。今はもう孫がいる。



桑島騎手を題材にした競馬小説がご縁となって親しくさせて頂いた。
小説の舞台は、岡部シンボリルドルフが優勝し、桑島騎手騎乗の船橋ロッキータイガーが2着に来た昭和60年のジャパンカップ。日本馬の1、2着。世界一好きな馬と世界一好きな騎手のワンツーに、私は人目も憚らず府中で泣いた。夢のようだった。

この日、桑島騎手はジャパンカップの前に勝っている。私はジャパンカップのパドックで、「桑島、もういっちょう!」と叫んだ。駆けつけていた地方競馬ファンがどっと沸いたのを覚えている。

その時の写真。かっこいい。私が桑島で嫌いだったのはたった1点。パンチパーマ(笑)。

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その小説に書いたが、私が桑島騎手を好きになったきっかけは、桑島騎手が雨の日も真冬も、素手で手綱を握る姿を見たからだった。それはパドックで見ていればわかる。デビューしたばかりの勝ち鞍もほとんどないような新人騎手がかっこつけて白手袋などしていたが、リーディング首位の桑島騎手はいつも素手だった。



その後、私は競馬関係の仕事をするようになり、地方競馬場にも取材に出かけたりしたから、騎手控室で桑島騎手をまぢかに見ることも何度かあった。そのたびに「ずっと前から大ファンなんです」と挨拶し、名刺を渡したかったが、人見知りなので出来なかった。

競馬短編小説を集めた単行本を出したとき、私は船橋競馬場気付で桑島さんに本を送った。後にも先にもない経験である。なにしろ友人にすら送らず責められたぐらい私はそういうことにいいかげんだ。桑島さんのことを大好きな競馬ファンがいるということを伝えたかった。
すぐにお礼のハガキをいただいた。桑島さん名義だったが、あれは奥さまが書いてくれたのではないかと思っている。電話でやり取りし、会えることになった。



このテレカは、品川の奥さまの実家で初めて桑島騎手とお会いしたとき戴いたもの。
当時私の住んでいたアパートからちかく、オンボロ自転車で出かけたら、ベンツの停まっている立派なおうちでびびった(笑)。
桑島さんは自分のことを書いている競馬小説があることを知っていた。それが掲載されている競馬雑誌を船橋の騎手が読んでいたらしく、あるひとが「おい、おまえのことが書いてあるぞ」と教えてくれたのだとか。

その後も、奥さまが4000勝とかティーシャツとか記念品を作るたびに送ってくださったので、私は桑島騎手の宝物は多い。勝負服と同じデザインのティーシャツは愛用したのでよれよれになっている。でも飾ったままにしておくよりは着てよかったのだと思っている。

生涯通算勝ち星4713勝。2010年5月18日引退。

騎乗もすばらしいが、ひととしても、温厚で礼儀正しく、最高のひとである。



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こちらは石崎隆之騎手の3000勝記念。これ、金色なのである。なぜスキャナーがこんな色にしてしまったのか。右側の馬の上に「石崎隆之」とあるのだが、読み辛い。

私は石崎騎手とは交流がない。それどころか大好きな桑島騎手をリーディングの座から追い落としたひとなので、むしろアンチである(笑)。ならなぜこれを持っているかというと、船橋の誇る二大騎手の2枚組テレカだったのだ。桑島騎手の奥さまが送ってくれた。さて、桑島騎手のそのときはなんだったのだろう、上のものではない。時期が違う。石粼騎手が3000勝記念、桑島騎手は3500勝記念とか、そんな感じだった。

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【追記】──テレカは商標?

テレカとはテレホンカードの略だと思っていた。スマートフォンをスマホと約すのだと同じだ。でもいまATOKに「登録商標」と注意された。調べてみるとNTTの登録商標なのだとか。誰もが携帯電話を使う今、テレカなんてのも死語になるのだろう。
だいぶ前からこういう記念品はQUOカードになっている。

ジャパンカップダート完敗記&ターコイズステークス惜敗記──負けて悔しく、ほっとする思い

JCDは大好きなローマンレジェンド本命、3連単1着固定で完敗。岩田ならどうだったろうと思う。ヨーロッパの騎手は乗りなれていないダートはそんなにうまくない。その点、地方出身ジョッキーはほんとに巧い。ミルコより戸崎でも頼んだほうがよくなかったか。



3連単オッズをチェックしたとき、JCDは1番人気が38倍だった。ターコイズは最低でも120倍である。
午前中までは、「ジャパンカップダート」とは名ばかりで実態は「阪神ダート特別」のあちらより、馬券的におもしろいこちらだけに参加するつもりだった。

ところが午後になるに連れ、やはり参加したくなってきた。大好きなローマンレジェンドがG1ホースになるレースを見(ケン)はちょっとさびしい。大好きな種牡馬スペシャルウィークの仔は、シーザリオ、ブエナビスタと牝馬ばかり活躍している。それがやっと牡馬G1ホースを出す。ゴルトブリッツが大井の帝王賞を勝ったときは、この馬でJCDをと期待したら夭逝してしまった。しかし代わりにローマンレジェンドが出てきた。これでまた馬主がパチンコ屋やマルチ商法だったら応援しないのだが、ウイニングチケットの太田さんだし、こちらも文句なし。これは買わないと恥ずかしい。予定を変更して参加した。

ニホンピロのG1優勝はニホンピロウイナー以来か? 小林オーナー、おめでとうございます。
G1初勝利の酒井騎手のインタビューもよかった。オーナーや調教師への感謝のことばは感動的だった。同期の池添は三冠騎手だ。ずいぶんと差をつけられた。おめでとう。これを機会に飛躍してくれ。

きれいに負けたので悔いはない。



一方、中山のターコイズステークスは悔しい負けになった。買ったのは以下の36点。ぎりぎりまでオメガハートランド を入れるかどうか迷った。好きな穴騎手の田辺騎乗だからだ。田辺のお蔭でどれほど穴馬券が取れたことか。
だがこれを入れると42点買いになる。私は基本を30点まで、にしているので、36点でも多すぎると迷うぐらいだから、この壁は大きい。42点にすることにためらい、オメガハートランドを切った。痛恨のミスである。最低配当でも127倍あるのだ。42点買いがトリガミだらけなら問題だが充分にプラスになる配当である。迷わず行けば久々に37万馬券が取れていた。

3連単が始まったころ、私は固いと思ったレースは3-3-7のフォーメーションで買い、荒れると読むと3-7-3のフォーメーションに切り替えて、よく穴馬券を当てていた。1着3着が人気馬でも、2着に二桁人気の馬が来ると簡単に10万馬券になる。今回のこれも1番人気、16番人気、2番人気である。それで37万。まだまだおいしい馬券は眠っている。


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当初の予定通り「JCDは見学。ターコイズステークスに全力投球」にすれば、500円均等買いだったのでかなりの額になった。逃した魚は大きい。これが、「オメガハートランドなんて買えやしねーよ」だと後を引かないのだが……。

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が、 じつはほっとしている部分もある。
この馬券下手オヤジがここのところ当たりすぎていた。私はこういうのは怖くてダメなのだ。
宝くじは興味がないので買わないが、もしあんなものを買って1億円が当たったりしたら、私は怖くて街を歩けなくなる。人生のプラスマイナスとして災難がふりかかると思うからだ。頭上から鉄骨が落ちてくるか、乗っている電車が脱線するか、狂人の通り魔に出くわすか。なにもできない。人生が終ってしまう。これは私の人生観としてかなり根強い。

私は今までの人生をほぼ無病息災で生きてこられた。50ヵ国ぐらい行っている外国でも、死んでもおかしくない状況を何度も無事に乗りきれた。今になって思い出し、寒気がすることがある。あのとき、よくぞ助かったと。

馬券は億を越える額を負けている。収入全部を馬券に注ぎこむ馬券狂として極貧の人生を歩んできた。毎週10万20万と馬券を買うのに、家賃5万円の風呂なしアパートに住んでいた。完全に壊れているヒトである。
しかしまた、健康や幸運はそのお蔭だと思っている。本気で思っている。人生のバランスだ。これだけ馬券が当たらないヒトが、たまに落ちる飛行機に当たったりするはずがない、と思う。背中から銃を撃たれたことがあるが、ハズレ馬券の名人には弾は当たらなかった。

実際、馬券名人だけど、その分、病気ばかりとか、インポとか、若くして総入れ歯とか、離婚ばかりとか、そんなひとを複数見てきた。そういうとき私は「インポや総入れ歯になるなら馬券下手のほうがいい」と思った。ハズレ馬券代は死神へのお布施である。

今週は負けた。ちょうどいい。来週も再来週も負けていい。最後の有馬を勝つのが望ましい。逆に、来週、再来週当たったら、有馬はハズれるだろうから、資金を少額にする。見るだけ、にしてもいい。それは出来る。

阿佐田哲也の、大相撲に例えた「9勝6敗の美学」で言うなら、今場所の私はすでに勝ち越している。へたしたら二桁勝ってしまう。その必要はない。二桁勝って番付を上げたら、来場所3勝12敗のような揺りもどしが来る。それが最もまずい。今場所は9勝6敗でいい。いま8勝4敗ぐらいだから、負けて8勝6敗にして、千秋楽の有馬を勝って9勝6敗にしたい。

逃した魚に未練たらたらだが、そう思っているのも事実だ。 

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【追記】──JCDの開催地変更のニュースはないのか?

JCDを右回りでやっているからダートの本場のアメリカ馬が来ない。そりゃ生まれてから左回りしか走ってないのに、はるか彼方の国に出かけて右回りで走るなんて誰だっていやだ。よって「国際招待競走ジャパンカップダート」という看板に偽りありになっている。早急に左回り競馬場に移すべし。
今の時期もいいとは思わないが、この時期にこだわるなら、お誂え向きに中京がある。なぜ中京にしないのだろう。不思議でならない。いまのままじゃこれからも「阪神ダート特別」だ。

ジャパンカップの審議──ぶつけているのはオルフェーブル!──まっすぐ走れない馬? 走らせられない騎手!


 まずは直線。○印がオルフェーブル。このまえによれた馬がいて、何頭もが内に切れこむことになる。そのへんは各自に確認してもらうことにして、ここからの話。
 オルフェーブルは、この時点でかなり内に寄ってきている。その前は真ん中の黄色帽子ぐらいの位置にいた。それを黒帽子に寄られて、ここまで来ている。ここまででもかなり斜めに走っている。
 とにかくまあ波が寄せるかのごとく全馬が内に寄るという、とてもじゃないが誉められたレースではない。

 オルフェーブルの内側にピンクの帽子のトーセンジョーダンがいる。オルフェーブルはこれの前を横切る形でさらに内に寄って行く。これなんかもかなりラフファイトだ。このあと先頭の白帽子ビートブラックの外に並ぶ形になる。もう連続斜め走り、内にささりっぱなしである。

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 下が問題の場面だが、上と比べるといかにオルフェーブルが内に切れこんでいるかがわかる。
 上の写真の進路をオルフェーブルがまっすぐに走っていたらなにも問題は起きなかったのである。
 そのあと、ビートブラックの外にすんなりと持ちだしたジェンティルドンナとの一騎討ちでどちらが勝ったかは神のみぞ知る、だ。

 いずれにせよ「この問題の起因はオルフェーブル」である。抜けだそうとしていた場所を塞がれたジェンティルドンナが、外から寄ってきて自分の行こうとしていた場所を塞いだオルフェーブルを「空けてよ!」とばかりに押し退けたのは事実である。それによって審議になった。岩田は2日間の騎乗停止となった。しかしこの事件は、「オルフェーブルがまっすぐ走っていれば起きなかった」のである。

 オルフェーブルが真っ直ぐ走っていたなら、脚の上がったビートブラックを交わして外に出ようとするジェンティルドンナとの接触はなかった。
 これでもし池添が、内から抜けだしてくる有力馬の進路を防いだというのならこれも作戦と言えようが、そうじゃない、ひたすら内にささる馬と、それを御せない騎手なのである。
 岩田がここをこじあけなかったら、オルフェーブルはさらに内により、ビートブラックの前を横切り、内埒ぎりぎりに走っただろう。

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 下は2頭の追い比べになった状態。いかにオルフェーブルが内に寄ってきているかがわかる。ジェンティルドンナに外に押しかえされた後、また内に寄ってくるのである。
 このあともオルフェーブルは内に切れこむ。岩田ジェンティルドンナは内埒いっぱいで行くところがないから、寄ってくるオルフェーブルとぶつかることになる。いわば「押しかえす」のだ。それを「ぶつけた」と言われるのではたまらない。

 こんなギリギリの場所で、それでもまだ内にささってくるのだから、岩田ジェンティルドンナに同情したくなる。それでもひるまなかったのだからジェンティルドンナの精神力はたいしたものだ。

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 これはパトロールフィルムの真後ろからの映像。この動画がいちばんオルフェーブルの進路のひどさを証明している。ちょうど午後の陽射しで内埒とその影が直線を形成しているので、まっすぐ走るジェンティルドンナに、内に寄れるオルフェーブルが体当たりしているのがよくわかる。
 内にささる馬なのだろうが、池添騎手がまっすぐ走らせられないことも証明されている。

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 フジテレビの映像には、オルフェーブルがぶつけられたと言うアナに、「逆だよ、逆」と言う解説松本ヒロシの声が入っている。
 また検量室前で下馬し、「もしかして」と不安になる岩田に、吉田勝己さんが「なに言ってんだ、あんなのセーフに決まってる」とばかりに笑顔で肩を叩くシーンもある。

 直線に向いてからゴールまでの空撮映像はないのだろうか。あるならそれを公開するのがいちばんいい。
 オルフェーブルがいかに真っ直ぐ走れない馬か、鞍上の騎手がいかに御せない騎手であるか、一目瞭然だ。

 ひたすら「被害者然」としている騎手も調教師も、それを見れば何も言えなくなるだろう。特に騎手は、「まっすぐ走らせられない自分」を反省すべきだ。



 最後にもういちど。
 私は審議がどうなろうと馬券は的中だったし、岩田と池添のどっちが好きかもないし、オルフェーブルとジェンティルドンナにもない。馬主は同じだし。これは感情的な意見ではない。
 ただ一方的な「加害者ジェンティルドンナ、被害者オルフェーブル」という決めつけに反撥しただけである。

2012年ジャパンカップ──岩田の2日間騎乗停止は妥当か!?──池添騎手と池江調教師の抗議?

「ジャパンカップ的中記」の【追記】として書いたのだが、独立させることにした。パトロールフィルムを見れば見るほど岩田が気の毒になるからだ。

●岩田、2日間の騎乗停止

深夜、友人からのメールで初めて知った。
JCDのローマンレジェンドに乗れなくなった。困った。

楽々と勝っていたときは誰が乗っても同じだったろうが、条件が上がれば相手も強くなる。前走のみやこステークスのゴール前は、岩田猿踊りの強引な騎乗でなければニホンピロアワーズを捕らえられなかった。あれは岩田の剛腕が炸裂した見事なレースだ。
果たして代役でそれが出来るのがいるのだろうか。1勝している川田になるのか?

JCDを東京の2100から右回り阪神の1800にしたのは愚策だった。ダートの本場アメリカから1頭も来なくなった。そりゃ一度も走ったことのない右回りはイヤだろう。なぜそんなことをしたのだろう。いや「なぜ」はわかる。日曜のG1をひとつ増やして売りあげを増やしたかったからだ。すると阪神しかなかった。愚かである。

早く左回り競馬場に変更すべきだ。でないと「ジャパンカップダート」の名が泣く。これじゃ「阪神ダート特別」だ。

【追記】──というところに「ローマンレジェンドにミルコ騎乗決定」のニュース。おお、JCDが楽しみになった。



●JCのパトロールフィルムを見てみた

 何度もパトロールフィルムを見てみた。岩田が足の止まったビートブラックを交わすのに、強引に外に出したのは確かだが、その前にオルフェーブルも内に切れてきている。

 このレースにはふたつの審議があったらしい。そのひとつめが、フェノーメノ?が内にささったため、何頭もの馬が外から内によった件だ。オルフェーブルはこのとき内によれている。この時点では被害者。

 多くの馬が内によれているとき、1頭だけ最内から岩田が外に出ようとするのだから、そりゃ悶着は起きる。
 内によってきていたオルフェーブルを、内からジェンティルドンナが押しかえすような形になった。この時点でオルフェーブルは二度目の被害?

 しかし2頭だけの叩きあいになってからも、池添は内にささっている。この時点ではオルフェーブルは加害者である。

 オルフェーブルが内へ内へとささるため、何度も馬体がぶつかっている。それは「後ろからのパトロールフィルム」で見ればすぐにわかる。池添オルフェーブルが内にささってゆくのに対し、岩田ジェンティルドンナはまっすぐに走っている。内枠にぶつけられるのではないかと心配になるほどだ。内にジェンティルドンナがいなかったら、オルフェーブルは内埒に激突していたのではないか?

 池添と池江の被害者然とした抗議は不可解だ。抜けだすときの岩田にぶつけられたのは事実だが、その後並んで、今度はオルフェーブルのほうが内にささってぶつけに行っている。あそこから勝たねば最強馬とは言えまい。池江が「何度もぶつけられて」と被害者として発言しているが、2頭の叩きあいになってからの接触はオルフェーブルのほうがぶつかっていったものだ。

 ブエナビスタとローズキングダムの場合は、ぶつかった後、ブエナビスタはさっと抜けだしてしまった。完勝した。ローズキングダムは不利があったあと、もういちど追いだして伸びた。離されてしまったため、いわば「復讐の機会がなかった」。そのことによる長い審議になった。まああの不利がなかったとしてもブエナビスタの勝利だったろうが。

 今回の場合、「復讐の機会」は充分にあった。2頭の叩きあいになっている。オルフェーブルの体当たりは、まさに先にやられたからやりかえしている復讐のようだ。そこまでやったオルフェーブルがあの叩きあいでジェンティルドンナを交わせばよかっただけのこと。しつこく「あの不利さえなければ」はやめたほうがいい。 断然の1番人気で敗れた弁明の気持ちはわかるが……。

初めての馬券収支黒字

11月の的中連続で、3年前からExcelで点け始めた「年間馬券収支」が初めて黒字になってしまった。そう、「なった」でも「した」でもなく、なにしろ初体験なので「なってしまった」とおろおろしている。

負けての赤字はそのとおりに赤字で記入していたので、目がチカチカするほど赤字ばっかりだったのだが、一気に黒字である。月間収支は紅梅ステークスで儲けた1月と皐月賞を当てた4月だけが黒字収支であとはぜんぶ赤。

有馬で大勝負するから、すべてはそれ次第なのだが、それでもこの時点で黒字になったというのは気分がいい。



赤字になるとわかっている馬券収支を点けるなんてのは愚かなことだ。痛む傷口を見詰める必要などないと一切やらなかった。

3年前、腰痛で寝た切りになり、餓死寸前から復活した際、一念発起して始めてみた。
よかったのは「無茶をしなくなった」ことだった。わからないレースは、たとえG1といえども「見るだけ」ができるようになった。
それはそれで進歩だけれど、私の場合は「すでに破滅した後」だからね、意味はない。

ではここを読んでくれる競馬ファンに私のようになって欲しくないからそれを勧めるかとなると、これまた疑問。
むかし私がそれを点けていたら破滅しなかったかというと、それはない。つまり破滅するようなヤツだから点けなかったのだし、破滅しないひとは、点けなくても破滅しないのである。それに今時の若者には私のような収入全部を馬券に入れこむようなバカはいないだろうしね。

些細な額ではあるが、黒字の馬券収支記録を見るのがこんなにも心やすらぐものだと初めて知った……。

情報信ずるべし、情報信ずるなかれ──トクラットリバーの敗戦

いま馬券は東西のメインや、準メインの10レースぐらいしかやらない。
たまに最終を買うこともある。メインを快勝して調子に乗って参加するときもあれば、負けて泣きじゃくりながら小銭を握って突進し、さらにまた深い傷を負うことも多い。

新馬戦は必ず見るようにしているが、まず買わない。むかしから新馬戦には参加しない。
一応競馬全体に目は配っているが、1レースから参加していたむかしと比べたら馬券はほとんどやらなくなったと言ってもいいぐらいの現況だ。



今回、馬券で人生を破滅させたひねこびた馬券オヤジが情報に踊らされて土曜午前の未勝利戦に参加するという愚を犯した。その記録。

金曜の東スポ虎石の情報。11月24日土曜日2レース未勝利戦。「トクラットリバー確勝」の記事。
デビュー戦は2着。それで前走の2戦目は1番人気に支持される。しかし16頭立て16着のシンガリ惨敗。
暴走逃げで最後はズブズブだったらしい。
鞍上はヨコテンだから、直線でもう追うのをやめたのだろう。なら疲れは残っていない。
そして今回の3戦目。ドイツのシュタルケが乗ってきた。

ウォーエンブレムの傑作と名高いらしい。ウォーエンブレム好きなので、ここでピクンと食指が動く。
虎石はこの馬が勝てないことで、「あれほど落ちこんでいる奥平調教師を見たことがない」と書く。奥平さんが、それほど自信をもっているらしい。そして今回、確勝に仕上げてきた。ふ~む。
馬主を見ると勝巳さん。照哉勝巳大好きなので、ここでまたピクンと反応する。
それが土曜の夕方。

スポーツ紙にありふれているそんな情報などふだんは無視するのだが、今回はなぜか妙に気になった。



日曜朝、「そういえばあれはどうなっているのだろう」とオッズを見てみる。むかしはともかく、今の私は前日のスポーツ紙にあった未勝利戦の秘密情報のようなことなど覚えていない。いやむかしも、いわゆる「情報」に踊らされるタイプではなかった。パドックで馬を見る自分の目で勝負してきた。なのになぜか今回はしっかり記憶に残っていた。
ウォーエンブレム産駒と馬主が勝巳さんというのが大きい。
2レースの未勝利戦を気にするなんてめったにない。
すると、前走1番人気でシンガリ大敗なのに今回も単勝1番人気。4倍ほど。(最終的には5.6倍の1番人気)

しかしこれはよくある「単勝だけ売れているパターン」。こういう形のレースの単勝を狙うファンが祭りあげたのだろう。虎石の影響もそれなりにあったにちがいない。馬連の軸や3連単の軸としては売れていない。なにしろ単勝が4倍なのに複勝が2.2倍から3.3倍もつくという異常さ。
いつものチェック法で馬柱をカラフルに色分けして、勝てそうな馬を撰びだす。それらとの組合せでもみな高配当だ。これはもうやるしかない。 買うと決めた。

かといって相手撰びもむずかしいので3連単はキツい。フォーメーションで3連複を組んでみた。15点。軸はトクラットリバーだ。すると、なんとみな万馬券。2着欄に柴田大知のマイネライムライトをおいたからだが、とにかく乱戦のようだ。
この3連複とトクラットリバーの複勝をたっぷり買った。単勝とさして差がないのだから複勝で充分だ。最低でも倍になる。万馬券3連複で儲けるつもりだが、万が一これがハズれても複勝で儲かるように配分した。
発走前からもう当てた気分である。まず複勝は固いだろう。早いレースにはこんな「お宝」が眠っているのだ。東スポを隅から隅まで読んで良かったなと思う。



ラジオで聞く。いい位置についていた。アナも1番人気なので何度も名を呼んでくれる。が、伸びるべき直線で、「おおっと、トクラットリバーは伸びない。この辺で下がって行きます」でガックシ。 せめてもうすこしわくわくさせて欲しかった。11着。

競馬場のパドックで馬を見て買うと、こういうときの悔いがない。自分で撰んだ馬だからだ。 
しかしこういう「情報だけ」で買った馬はこたえる。「なんでこんなことしたんだろ、見たこともない馬なのに」と。

とはいえ、それによって「もう明日のJCまで馬券はやらない」と決めたので、 大荒れとなった東京メインのファンタスティックジョッキーズ、京都メインの京阪杯をやらずにすんだのも確か。私には的中は無理のレース。このふたつに参加していたら被害はそれどころではなかった。まさに禍福はあざなえる縄のごとし。虎石には不満ではなくむしろ感謝すべきなのか。

JCの的中も、このハズレがあったから謙虚になり、「こんな豪華なJCを見られるだけでうれしい」と、「好きな馬に殉じよう気分」だったからともいえる。

だからきっと、たまにはこんな情報に踊らされるのも楽しいのだ、と思うことにしよう。

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【追記】──失格になるべきひどい不利──審議の基準はなんなのだろう

このレースも審議なのだと知る。
パトロールフィルムを見てみた。ひどい内容。とんでもない。失格がなければおかしい。でもない。
たぶん馬券対象外の後方での事件だったからだろう。
馬券対象外の着順なら、ひどい騎乗をしても、失格降着もなければ騎乗停止にもならないのか。
どうにも不透明だ。

ジャパンカップ的中記──歴史的名馬ジェンティルドンナ!──岩田、反省の必要はない!

すごいな、ジェンティルドンナ、3歳牝馬で初のJC優勝だ。
もともと「凱旋門賞に行けば(斤量差もあり)勝てた!」と言われるぐらい強い馬だから当然でもある。あの「接触」は関係ない。あれを降着にしたら闘えなくなる。気にすんな、岩田。

これでもう「年度代表馬」が確定した。

(インタビューでしょんぼりしていたらしいが、フジテレビ中継にはインタビューが入っていなかった。14時40分から中継してくだらない大騒ぎをするなら、逆に放送時間の尻を延長すべきだろう。ほんとに、この番組はなんとかならんのか。不愉快で見ていられない。)



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 枠順確定後、こんな3連単フォーメーションを組んでみた。勝って欲しい3頭を頭にした36点買いである。

 ここから「ルーラーシップのない目」を消す。すると24点になった。
 今回の予想の基本は「ルーラーシップは必ず3着以内に来る」である。

 「必ず連対する」と「2着以内」に絞ればいいのだが、なかなかそれも……。香港で勝ったリスポリが乗っているなら1着固定なのだが。

「ルーラーシップが勝つ」と思いつつ、弱気な「必ず3着以内には来る」も顔を出す。それが私の本線(書いていてなさけない)である。24点以内に絞れない。(強気に絞ったらハズれていた。)

 この24点をとりあえず均等買いしたあと、私は「やっぱり3頭で決まるよな」と思った。あれこれ「穴馬の3着突っこみ」を期待して高配当馬券を当てたいと願っている自分を恥じた。



 気持ちの一番は「ルーラーシップが勝つ」なのだが、「ジェンティルドンナ、初の3歳牝馬優勝」も捨てがたいし、「やっぱりオルフェーブルは強かった」も消しがたい。

 私はオルフェーブルの大ファンではないが、たとえば岡部がフランスのG1優勝で涙を流したタイキシャトルは大好きな馬だったけどマル外だったし、武豊がイギリスG1を勝ったアグネスワールドもそうだった。もともとサラブレッドなんてのはすべて紅毛碧眼と思ったほうがいいのだが、くだらないとは思いつつも、そういうこだわりもある。その点オルフェーブルは父も母も国産馬だ。日本の馬という思い込みがある。それが今までの三冠馬とはちがう。そういう意味でのオルフェーブルに対する思いは格別のものがある。「ルーラーシップ勝ちの2着がジェンティルドンナ、オルフェーブルは消し」というのは、日本人としてどうなのか。ましてあの感動的な凱旋門賞を戦ってきた馬である。締め切り前に、むくむくとそんな気持ちが沸いてきた。



 悩んだ末、けっきょく私は、ルーラーシップ、ジェンティルドンナ、オルフェーブルの3連単3頭ボックス6点をたっぷり買った。もう馬券はこれだけでいいやと思った。この3頭の1,2,3着というのも、あるまいと思う。そんなに競馬はきれいには決まらない。でも今回はこれにしようと決めた。

 3連単のボックスというのは日本では買ったことがない。3連単馬券に初めて接したのはフランスのロンシャンだった。「この世にこんなすごい馬券があるのか」と興奮したが(いやそんなものがあるのは知ってましたけどね)、細かい買いかたがわからない。ボックスはわかった。よってパドックで撰んだ5頭ボックス60点を買いまくった。ハズレまくった。

 そのあと香港で同じように買って初めて当たった。ついに3連単馬券を当てたと興奮した。しかしそれは「5頭ボックス60点──的中240倍」だった。枠連4倍と同じである。しらけた。それがトラウマになり、以降私は「3連単ボックス」というのを買っていない。フォーメーションと「流し」だけだった。

 その後、1着に2番人気、2着に最低人気を含めた5頭、3着に3番人気、なんてので10万馬券を何度も当てた。3連単馬券が始まったばかりのころ、それで簡単に10万馬券が取れたものだった。いまはそんなので当たっても3万ぐらいにしかならない。みんなが3連単馬券上手になったのだ。
 そういうフォーメーションこそが3連単馬券の醍醐味と思っていた。それはいまも本音だ。G1での「人気馬3連単ボックス馬券」は初めてになる。今回の勝負馬券はそれになった。

 資金の9割をその「3頭3連単ボックス6点」に投入した。



 結果は順当。資金9割を注ぎこんだ3頭ボックス3連単6点が大本線だから人気馬同士の低配当でももちろんプラス。

jc2012

 大きく浮いたから馬券的には勝者なのか? しかし気持ちとしては、「ルッラーシップ戴冠」だったから、負けなのかもしれない。 応援の気持ちは、「ルーラーシップ戴冠6割」「ジェンティルドンナ史上初の快挙3割」「オルフェーブルどんなもんだ1割」ぐらいだった。

 的中ではあるが「完勝」ではない。6点で当てたのだから、30点で当てたマイルチャンピオンシップよりも自慢できそうだが、そういうものでもない。だって3頭ボックスだから……。
 たとえ30点買いであろうと「武豊が勝つ」と決めていたあちらは自慢できる。こちらはちょっと恥ずかしい。

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【追記】──3連複なら1点?

 友人のSがここを読んでおめでとうのメールをくれ、そこに「3連複なら1点ですね」とあった。なるほど、そうなのか。3連複1010円である。これを1点で当てていたなら、このブログ文もまた変っていた。 百倍も自慢たらしい文になっていた(笑)。「3連単6点」よりも、「3連複1点」のほうが、配当は低くても今回の馬券の気持ちとしては誇らしかったろう。
 私はまだ「3連複1点勝負」をしたことがない。「勝たせたい馬が3頭いて、甲乙付けがたい。馬券は3連複1点勝負」こんなのもやってみたいものだ。しかしそんなレース、あるだろうか……。

 以前書いたが、3連単275万馬券(ヘヴンリーロマンスの勝った札幌記念)を500円当てて1400万円弱の払戻を受けた「かなざわいっせいさんのエッセイにも登場する馬券名人のIさん」は、この「3頭ボックス3連単」をよくやる。6点買いである。それを的中する。5千円の6点買いで3万円投資。80倍程度の本命馬券なのだが、5千円だから40万だ。こんなのをよく目にした。私も的中するのだが、同じ3万円投資でも、フォーメーションであれやこれや買いまくって千円的中である。私も8万円を手にしてプラス的中なのだが、Iさんの40万円を目にすると、その後の飲み会でいつも敗者の気分だった。
 これは払戻額ではない。いかに絞れるか、なのだ。バラバラと買って当たった私は「3頭」に絞ったIさんに、その時点で負けているのだった。もちろんIさんの当たらない穴馬券も、いっぱい当てているのだが……。



【追記.2】──きっこオヤジ惨敗?

 前項にあるように、

kikkokeiba

 というオカマオヤジは惨敗のはずなのだが、いまツイッターを覗いたら、なぜか「ジェンティルドンナとオルフェーブルの馬単」を当てたと自慢している。相変わらず言うこととやることがちがう(笑)。
 このほらふきオカマの嫌った馬で3着までを独占であることを確認しておきたい。

 いやはや、その当たり馬券とかを見たら、「ジェンティルドンナから買って、2着がオルフェーブルなので安かった」と書いているが、その他の相手もぜんぶ人気馬。フェノーメノ、エイシンフラッシュ、ルーラーシップだ。「買わない」と言った馬ばかり。いかに思いつきでしゃべっていることか。

 が、これは当たり馬券だから見せただけ。的中自慢したいのだ。こういう本命馬券も買い、その他のとんでもない穴馬券も買いまくっている。なんともみっともないバカオヤジである。

 しかしよくこんな買いかたをしていて、「一攫千金」だの、「ケツの穴の小さい人の投資」だのと言えるものだ。

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【追記.3】──池添の抗議

 このレースの結果は、2頭が抜きん出て、3着は離れていたから、もしも審議から降着があったとしても、1、2着の着順変更だろう。ブエナビスタとローズキングダムのように。
 私はまあそれでも当たりだし、どうでもいいことだけど。

 とか書いてるといいかげんなヤツだと思われそうなのでマジメになるが、あんなので着順が入れかわるなら、池添のオークスなんて完全に失格だ。あれがどれほどひどかったことか。ものを言うには資格がある。

 さらに書いておくと、あのとき私の本命は池添のトールポピーだった。エビナのエフティマイアを消していたので馬券はハズれたが、トールポピーは本命にした大好きな馬だった。その好き嫌いとはまた別。あれを失格にしなければいつ失格になるんだというぐらいひどいレースだった。
 それに限らず、池添のレースには問題点が多い。

 オルフェーブルが小娘のジェンティルドンナを弾きかえして勝てばよかっただけの話。それでこそ王者だろう。
 スミヨンがせまい隙間を強引にこじあける乗り方をして問題になるが、私はあれが問題になるたび、「あれぐらいはいいんじゃないか」と思ってしまう。
 ブエナビスタとローズキングダムの着順を入れ替えるなら、その前に失格にすべきレースが山とある。どうにも審議には納得できないものが多すぎる。まあこのへんはべつに論じよう。
 繰り返すが、私はボックスだったから、着順変更になっても的中である。自分の馬券のために岩田を擁護しているのではない。

 オルフェーブルにスミヨンが、ルーラーシップにリスポリが乗っていたら、まったくちがったJCになっていた。



【追記.4】──逆神のささやき

「止まり木ブルース」の健坊の本命がフェノーメノ。東スポの清水成駿さんの本命がルーラーシップ。この時点でこの2頭の優勝はないなと思ったものだった……。的中できたのはおふたりのお蔭か……。

2012年ジャパンカップのテーマ──馬券が決まらない……

今年のテーマは、

・凱旋門賞惜敗の三冠馬オルフェーヴルがホームで六つ目のG1制覇 

・三冠牝馬ジェンティルドンナが史上初の3歳牝馬優勝

・ ルーラーシップが2年連続2着の母の無念を晴らして国内G1初制覇

・ダービー2着、秋天2着のフェノーメノがG1初制覇──エビナ、エルコン以来のJC制覇

これのどれかだろう。

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その他にも、

・エイシンフラッシュ、秋天に続いてJCも勝つ

・ダークシャドウ、念願のG1制覇

・ソレミア、凱旋門賞馬初のJC制覇 

も考えられるが……。 

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馬券は3連単にする。
問題は買いかただ。人気馬同士の低配当馬券を数少なく厚く買うのか。今年はそんな年の気もする。3着に外国馬の人気薄を入れて穴を買うという手もある。スペシャルウィークの年を思い出す。 

軸馬はルーラーシップと決めているが、馬券の買いかたが当日朝になっても決まらない。こんなのは初めてだ。パドックで馬を見て決めるか。

ピサノパテック、マイルチャンピオンシップを勝つ!?──間違いはしょうがないけど、すぐに訂正しろよ、デイリースポーツ!

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マイルチャンピオンシップの勝ち馬「サダムパテック」を「ピサノパテック」と間違えたデイリースポーツの記事。

しかし間違いは誰にでもある。そのことは責めない。大切なのは以下のこと。

・この誤植はレースのあった18日夕方のもの。

・なのに今、21日になってもまだ直してない。

日本のマスコミのレベルをよく表している。
それにしてもヘタクソな文。「美酒」の使い方も変。誤記といい、かなりレベルの低い記者だ。

「本命馬を買うのはケツの穴の小さい人の投資競馬」というオヤジにまじめに反論──JC予想話

kikkokeiba

上は、<きっこ>と名乗る競馬オヤジのつぶやきである。
彼の否定する5頭から買う者として、反論したい。というかこの5頭で決まるんじゃないか。

架空の人物である彼の「自分設定」は矛盾だらけで、「競馬設定」もまた例に洩れずめちゃくちゃなのだが、そこをつっつくと際限がないので、彼がネット上でしている「競馬設定」をすべて事実としての反論である。

※ 

彼は一週間、土日の予算を2000円と決めて馬券を買う。
いくつかのレースの馬連馬単や3連複、時には3連単を100円ずつ2、3点買う彼は、信じがたいほどの馬券上手で、毎週プラスを計上する。たまにマイナスの週もあるが、平均して月に3週はプラスなので、月間収支は毎月100%黒字である。今年は累計して30万円ぐらいのプラスになっている。



ここで上記「ケツの穴の小さい人の投資」について。

オカマだけあって、このひと、とにかく「ケツの穴」が好きだ。ケツの穴の大小はもとより、「ケツの穴がキュンキュンする」「ケツの穴にツララ突っこまれた気分」とケツの穴譬喩を連発する。大嫌いな石原慎太郎に対しても「ケツの穴になんとかをつっこんでどうたらこうたら」とか書いていた。とにかくすべての基本がケツの穴なのである。オカマってそうなのかと感心する。

いま「きっこ」「ケツの穴」で検索したら、ずらりとそれが並んだ。吐き気がする。こんなにもケツの穴の話ばかりしているのか、このオカマオヤジは。
今年6月には「あんまり寝ぼけたこと抜かしてるとケツの穴に東京スカイツリーを突っ込んで炭火でまんべんなくキツネ色に焼いちまうぞ!」なんてこともつぶやいたらしい。なんとも下品。

まあ上品下品以前に、私なんか「ケツの穴というコトバを使って下品なつぶやきをせよ」と名大を出されたとしても(←なんだこの誤変換はATOK。誰が名古屋大学を追いだされたんだ)命題を出されたとしても、このひとのようには思いつかない。そもそもケツの穴というのは排出する場所で挿れる場所ではない。さすが四六時中ケツの穴中心に生きているオカマである。発想からして違う。



週の予算が2000円という少額なのはいい。予算はひとそれぞれの懐具合だ。
だがそれが的中し2万円になったなら、来週は2万円にするのがギャンブルの基本。それがハズれて0になったら、また2000円から始めればいい。2000円を2万円に増やす才覚のあるひとなら2万円を20万円に出来るだろう。そこからは難しい。20万を200万に、200万を2千万に、2千万を2億円にするように賭けろとまでは言わないが、すくなくとも「一攫千金」と言うなら、その姿勢が基本でありギャンブルだ。

ところがこのオカマは、2千円がうまく2万円になったら、差引プラスの18000円を銀行に入れ、翌週はまた2000円から始めるのである。そうしたチビチビプラスが積もり積もってプラス30万円になっている。これこそが「ケツの穴の小さい人の投資」だろう。つまり「ケツの穴の小さい人の投資競馬? おまえだよ!」になる。

「競馬は一攫千金を夢見るギャンブルだ」と言い、「ケツの穴の小さい人の投資ではない」と言いつつ、このひとは「ケツの穴の小さい投資競馬」をやっているのである。これほど恥ずかしいひともいない。

念のために書いておくが、私はこういう形の「セコ馬券」を否定しない。むしろ小市民が長く競馬を楽しむには最良の方法だとすら思っている。それはこういうのとまったく逆の馬券生活をして破滅したおっさんから、若い競馬ファンに贈る衷心からの忠告でもある。

でも、こういうセコ馬券をやってるひとが、おっきなことを言っちゃダメだよね(笑)。笑われる。このひと、自覚がない。

以上、本論、終了

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以下、ギャンブル論。
「ケツの穴の小さい人の投資」か、「一攫千金を狙うギャンブル」かの違いは、買いかたである。
千円が1万円になったら、次は1万円を勝負する。1万円が10万円になったら、10万円を100万になるように勝負する。それがギャンブルである。そして、10万円になったとき、最初の千円と同じように、ブルわずに買えるかどうかで「ケツの穴」の大小は決まるのだ。たとえばそれが単勝コロガシだとすると、千円では平気だったのに10万円になると「複勝勝負にしようか」なんて弱気になったりする。

私の体験だと、30万ぐらいになったら「10万円を取っといて残り20万で勝負」のような気持ちが芽生えた。つまり私はその程度の男なのだ。それでは情けないと、増えた金への未練を振りきって30万をぜんぶ勝負したらハズれた。文無しになった。文無しになってから、10万だけでも取っておけばとしみじみと悔やんだ。小者はいくつになっても小者である。何百回、何千回これを繰り返してきたろう。
しかし私よりも小者はいて、5万ぐらい浮いたらもう4万円はしまっておいて、残りの1万円で遊ぶなんてひともいるらしい。<きっこ>オヤジは、こういうのよりもさらに小者になる。

ギャンブルにおいて、人気馬を買うか買わないかと器の大きさは関係ない。人気馬をぜんぶ消し、大穴の馬しか買わないというのは、競馬を知らないただのバカである。100円単位でしか買えず、当たった金をせこせこと銀行に溜めこんで30万になったと自慢しているようなオヤジにギャンブルの何が語れるのだ。恥を知れ。

以上で、「設定を信じることにしてのまじめな反論」はおしまい。

そういや<きっこ>の意見に対して最もよくある返答が「ブーメラン」というヤツだった。汚く烈しいコトバで他人を否定するのだが、それがみな本人に当て嵌まるという話。これも一例か。

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以下は、インチキ設定なんか信じていない視点での話。

この<きっこ>オヤジは、以前は競馬を毛嫌いしていた。パチンコや麻雀を讃美し、公営ギャンブルを否定していた。しかし2年前から競馬を始めた。いまの熱中度合は半端ではない。三場開催の1レースから最終レースまでやっている。

そこからいくつかの当たり馬券をネット上で公開する。「当たり馬券」というより、都合よく「当たった馬券だけ」を公開するのだ。だから公開する的中馬券は、東京の1レースだったり、福島の9レースだったり、京都の最終レースだったりとバラエティ豊か(笑)。こんなの三場の全レースに参加していなきゃありえない。それはそういうことも全部経験してきている馬券歴40年のバカオヤジ(私だけど)が保証する。
でも本人は、ほんのいくつか300円ぐらいずつ参加した「たまたまのレース」の的中としている。そんなに三場36レースから、当たるレースだけにたまたま参加できるかよ(笑)。しかも「ダートの短距離戦だけ参加する」とかの一貫性があるならともかく、参加するレースの基本も戦略も「芦毛好き」と「好きな馬名」だけなのだ。そうして選びたまたま参加するレースで当たりまくり毎週プラス計上なんてあり得ない。

しかもそのあと「三場ともメインは全滅だあ」なんて書きこんだりする。さらにそのあとに「京都の最終を取ってプラスにしたぜ」なんて続くからたまらない。どれほど参加しているんだ(笑)。東京の1レースから京都の最終(関西で重賞のある日は東京の1レースが一番早く、関西のそれが一番遅くなる)までやってるのか!? なにしろ総予算2000円というウソ設定だから、20倍を100円当てればプラス自慢が出来る。このオヤジ、やりたいことはとにかく「プラス収支」という自慢なのだ。2ちゃんねるにどなたかが書いていたが、このひと、競馬仕事でも舞いこむのを待っているのか。それなら師匠(笑)の石川喬司さんにねだればすぐにでもなんとかなるぞ。

「一攫千金──きっこの予想」。プロフィールは「人気ブロガー。正体不明の謎の美女」か(笑)。しかし予想と言っても、毎度「芦毛」と、シルポート、ガルボ、ネコパンチじゃ、予想にならんな。



おそらく前売りで全場のあれこれを買っておき、さらにリアルタイムで買い足しているのだろう。いったいどれほど買っているんだ。この辺ですでに2000円設定が破綻している。

結果は毎週プラスである。しかしこのオヤジ、全レースを100円×3点ぐらいで、いろんな馬から、あれこれめちゃくちゃ買いまくり、その中から当たった馬券だけを公開しているにすぎない。
総予算2千円で毎週2万円ぐらい払戻があって18000円のプラス、なんてのはウソ。100円単位であらゆるレースを買いまくり、総予算は毎週2万から3万だろう。2万円の払戻でやっとチャラだが、そこまではできていないから、毎週収支はマイナスであろう。本当に黒字になったのは、テイエムプリキュラで取った10万馬券とネコパンチで取った日経賞ぐらい。なにもかもがウソなのだ。見えすいたウソにマジメに反論している私もバカだが(笑)。



このひと、「むかしはヘアメイクの仕事で月に100万以上を稼いでいたが、昨年3月から、放射能ノイローゼになった母親と一緒に西日本に疎開して無職。貧乏」という設定である。

そういうひとが、「毎週2千円だけ馬券を買う」ということを実践して、「一日で最高が数十万円のプラス。平均して毎週1万円から2万円のプラス。たまにはプラマイゼロ。ごくごくたまに全滅して2000円損」というトータルでは確実に黒字になる体験を2年間休みなく100週以上も経験しているのである。毎週ほとんど勝ち続け、累積黒字ウン十万円を成し遂げているのだ。

なら、「毎週2万円の予算」にすれば、「毎月50万円以上のプラスは確実」である。パチンコだって2万や3万は使う時代だ、週末だけの競馬にこの程度は常識だろう。貧乏設定だがその程度の金はすでに馬券で稼ぎだしている。毎週確実に勝っているのである。2千円にこだわる理由がない。

毎週2千円の予算で、年間プラス合計30万円がいかにすごいことか。そんなひと見たことない。聞いたこともない。
毎週の予算を2万円にすれば、馬券で年収500万円以上確実に儲けられることが2年間の実践で証明されているのだ。他人に聞いたのではない、そういうひとを見たのでもない、実践して、自分でやりとげているのだ。自分の体験なのである。いますぐ馬券生活者になるべきだろう。
毎週の予算を20万にすれば、馬券だけで年収5千万なのだ。

まして疎開虫(笑ったぞATOK誤変換。ソカイソカイと鳴く虫のことか。ニシニホン、ホーシャノーって鳴くのもいるな)であり、いま本業?はやっていない。馬券で生活が成りたつことを高らかに宣言すべきだろう。それほどの的中率なら競馬業界からのオファーもある。こんな馬券名人、見たことがない。年収はさらに倍になる。いや予想会社でもやれば10倍だ。なのに彼はそれをしない。相変わらず「毎週2000円」である。なぜか!?



毎週の予算2000円も毎週のプラスもウソだからである。
「毎週2万を買えば」と書いたが、すでに毎週2万は買っている。そして毎週赤字なのだ。あの程度のセコい的中しかないのだから。彼の競馬収支の実態は、「毎週2万円買って、平均8千円ほどの払い戻し」だろう。まあ100円馬券師の内情は似たり寄ったりだ。

そしてまた、そんなことはあり得ないのだが、もしも毎週プラスしているとしたら、それでも2000円という限度を守っているのは、「ケツの穴の小さい人の投資」の証明になってしまう(笑)。どっちに転んでもオカマの負け。

彼がネットに公開しているだけしか馬券を買っていないということは絶対にあり得ない。もしもあれが真実だとしたら、彼は「人類史上最高勝率の馬券師」である。あの悪質デマ屋のおっさんがそんなに凄い男のはずがない。

おそらくWin5もかなり買っている。しかもフォーメーションで買っては当たったときの自慢にならないから、これも100円×3点ぐらいのを何種類も、いや何十種類も買っているだろう。高配当を当てたときの自慢のために。

それにしても、こういうオカマを「妙齢の親孝行の美女」と思い込んでメール交遊している石川喬司ってひとは……。

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【追記】──オカマオヤジがあいかわらず吹いてます(笑)

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 だ、か、ら、毎週の予算を2万円に増やすだけで、月のブラスは18万円、毎週20万円にすれば、月のプラスは180万円になるんだけどね。もう丸2年間、それを続けてきていて、馬券名人は確定しているのに、どうして「毎週2千円」から抜けださないのだろう。まして標語は「一攫千金」なのに(笑)。

 きっこオヤジの自慢しているJC的中馬券。人気馬から人気馬へ。ぜんぜん言ってることとやってることがちがう(笑)。

kikkojc

ふつうこんなのは恥ずかしくて上げないのだが、このオヤジ、ここまで恥を晒しても自分の的中を自慢したいらしい(笑)。



マイルチャンピオンシップ餘禄──東スポ〝馬匠〟渡辺の見事な予想──武と社台と3.11

東スポの〝馬匠〟渡辺がサダムパテック本命でマイルチャンピオンシップを的中した。
見事なのは、天皇賞秋では無印だったことだ。
サダムパテックが本質的にマイラーであること、狙いはマイルチャンピオンシップであること、かといってぶっつけも厳しく、日程的に天皇賞を「足馴らし」に選んだことを見抜いていた。だから無印。
足馴らしではあったが、秋天での先行して差なく粘ったレース内容は、8着とはいえ、十分合格点。今度のマイル戦でこそ生きると判断した。 孤独の二重丸である。見事だった。



かっこわるいひともいる。東スポの山河。
このひとは渡辺と逆。天皇賞でサダムパテック本命。ハズレ。
マイルチャンピオンシップではアイムユアーズ本命でサダムパテックは△。
天皇賞ですら本命にしたのなら、今度こそ勝負だろうに。



私の場合。
サダムパテックはさほど好きな馬でもない。旧八大競走を勝つほどの馬ではないと読んでいた。
皐月賞は1番人気で2着。ダービー7着、菊花賞5着。
しかしそれ以外なら勝てそうだし、それが何かと言えばマイルG1だろう。
年明けからマイル戦に絞ってきた。

安田記念はサダムパテック本命。ハズレ。正直、勝つと思っていた。鞍上はウイリアムス。
天皇賞はハートマーク(笑)。
狙いはマイルチャンピオンシップだろうと思っていたが、この秋天から武豊が乗ってきた。
勝つとは思えない。狙いはここではないだろう。でも本命ルーラーシップの相手に加えた。ただし印は△ではなく ♥だった。こんなアホみたいなことはめったにしないが、たま~にする。このときは馬にではなく武豊への敬意だった。8着に負けたのでしめしめと思った。マイルチャンピオンシップで人気が落ちる。武豊が引き続き騎乗したいと申し込んだというので、この時点でマイルチャンピオンシップの本命と決めた。

が、意外な高人気。
グランプリボス、ストロングリターン、ファイナルフォームに続いての4番人気。私が確認したとき、最初6倍だった。安田記念9着、秋天8着なのに。
だが馬連や3連単では人気がない。武豊ファンの、「まだ制していないG1ふたつ、マイルチャンピオンシップと朝日杯」に対する単勝投票なのだ。



武豊と社台グループの確執が伝えられて長い。その理由の一つとして、「武が騎手会長の立場から、外国人騎手招聘に反対したこと」があげられている。
今回も社台RH、サンデーRの有力馬には、スミヨン、デムーロ、ルメールが乗っている。照哉さんのストロングリターンは武に変って社台系の有力馬に乗るようになった福永だ。
対して武のサダムは弱小馬主(失礼)である。

その武が勝ち、2、3着に、それらを引き連れてきたらおもしろいなと思った。するとそれが実現した。
私にとって、そういうマイルチャンピオンシップだった。



私は外国人騎手大好きだから、この点で武と対立することになる。社台側だ。
馬も、サダムパテックよりも、ドナウブルー(ほんとに美しい馬である)やマルセリーナ、アイムユアーズのほうが好きだ。これも社台側。

だけど今年のマイルチャンピオンシップの「絵」として、武がサダムでひさびさのG1を制覇し、社台系の馬に乗った外国人騎手が、それに彩りを添えたら「おもしろい」なと思った。

前項で書いたが、3.11のあった年に、アラフォーの三代偉人である羽生、武、イチローの記録が途絶えた。でも羽生は復活し、イチローもがんばっている。武だけが蚊帳の外だった。武に復活してもらいたい。かといって武に騎乗馬を回しているメイショウなんかじゃ、サムソンのようなとんでもない大物でも出ない限り、ちとむずかしい。いま武の先週の騎乗馬を見たが、弱小馬主ばかり。サンデーとキャロットの馬が1頭ずついたが……。騎乗馬の質を考えた場合、むしろよくがんばっているのか。それはまたいかに「社台王国」が強大であるかの証明になる。しかしそれは嘆かれない。その強大な社台王国の王子としてあれだけの成績を築いてきたのが武なのだから。



あれやこれや、どういう読みをしようとそれは競馬ファンの自由なのだが、それがうまく嵌ることはめったにない。今回はきれいに決まってしまった。決まっておどろいている自分がいる(笑)。

いちばんしあわせなのは、武が大好きで、サダムパテックが大好きで、社台や外国人騎手が大嫌いで、サダムパテックの単勝勝負をして的中したひとだろう。
私は上記したように、あまり武のひさびさのG1制覇を祝うのにふさわしい競馬ファンではない。武一筋のひとからしたら眉を顰められそうだ。ただし、武のマイルチャンピオンシップの歴史をバンブーメモリーから語る資格は持っている。

それでもまちがいなく、私にとって「今年最高のG1」になった。「最高のシーン」は、跪いたミルコだし、「最高の騎乗」は皐月賞の内田だけど。

サダムパテックを本命にしてハズれた安田記念を、「かすりもしなかったのになぜか惜敗気分」と書いている。読み直してみた。秋にこのレースを当てることをあのときから予感していたのだろうか。負けたのに気落ちしていないのが不思議だった。

去年、今年と心に刻まれるレースが続く。背景には、「2011.3.11」がある。

マイルチャンピオンシップ完勝記──やってくれたぜ武豊! 実現した「武豊がそのうち見せてくれる武さんでなきゃ出来ないナニカ」

狙いが絞れたら、どうしようもない馬券下手でも当たる。今回がそれだった。
追う馬はサダムパテック。安田記念でも本命にした

騎手は武豊。「武豊がそのうち見せてくれる武さんでなきゃできないナニカ」なんてのも書いていた。
昨年、あの大震災の年、武豊、羽生、イチローという三代天才がみな挫折した。偉大な記録が途絶えた。

しかし今年になって、羽生はその強さを証明し、イチローも、移籍することによって輝きを取りもどしつつある。あとはもう武豊だけだ。勝っていない平地G1はマイルチャンピオンシップと朝日杯のみ。復活してくれ、ここで復活してくれ。

G1を勝つまで応援しようと思った馬と、なんとしても甦れと願う騎手が合体した。それが今年の、私のマイルチャンピオンシップ。その馬と騎手が勝った。これじゃいくら馬券下手でもハズれるはずがない。──いや、天才馬券下手は、こんなときにも相手を間違えて負けるものだが……。



サダムパテックの前売り単勝人気が異様に高かった。安田記念、天皇賞の成績と釣りあわない。武豊ファンの心情馬券である。連勝や3連単では低い。あくまでも単勝人気だ。サダムパテックも今の武豊も、それほどのものではない。当然の流れである。でも私は、単勝人気の高さでもうすでにうるうるしていた。
おれと同じ心情のひとが日本中にいっぱいいる。

勝負馬券はこれ。武豊サダムパテック1着固定3連単、相手6頭の30点勝負。
武豊が高らかに勝つとき、2着3着は、日本人の内田と福永、外国人騎手精鋭の4人。
こんなに迷わなかった馬券も珍しい。

image2158



武豊サダムパテックが1着で駈け抜けるのを見たら涙が滲んできた。2着と3着も買った馬だ。自分の馬券が当たったことも知っている。

しかしそこに涙も引っこむような情報。審議。しかも中心は武らしい。
フジテレビのMC始め、面々の神妙な顔は大事件を物語っていた。確定まで気が気でない。
でもビデオを見て安心した。あれはセーフだ。間もなく確定した。



3連単580倍、3連複92倍的中。
そう、いや、お恥ずかしい、私は万が一のことも考えて3連複も同じ目で買っていたのである。恥ずかしい。
このレースの真の勝利者は、「武豊サダムパテック単勝勝負」だけしたひとだ。そのひとと比べたら、私の馬券はかなりかっこわるい。たまたま当たったが、相手を間違えていたらハズれである。

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とはいえまあ、武豊の相手は、日本人なら内田と福永、外国人騎手4名とした、その絞りは気に入っている。武、内田、スミヨンの順で決まった。

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馬券が当たるとささやかな自分お祝いにPC小物を買うことが多い。もうすぐゲーム機のWii-Uも出る。
ハードディスクが手一杯だ。買おうかな。WGの3tera。テレビ用にも2台欲しい。
今までそんなことをしたことはないけど、 それに「武豊マイルチャンピオンシップ勝利記念」と書こうか(笑)。
うれしい日曜日になった。


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【追記】── オグリキャップとバンブーメモリー

思えば23年前、1989年、武豊はバンブーメモリーで早々マイルチャンピオンシップを勝っているはずだった。
先行から一気に抜けだし、勝利を確定し、あとはゴールに飛びこむだけというバンブーメモリーを、ただ1頭追い詰める馬、ぐんぐんと差が縮まる。並んだ、並んだところがゴール。信じがたい脚はオグリキャップ。結果、ハナ差、交わしていた。
南井が泣いた。馬の根性に感激して、騎手が泣くシーンを初めて見た。

「オグリキャップは嫌いです。なに考えているかわからないから」
敗れた武は「笑っていいとも」に出演したさい、そんな形のラブコールを送った。

オグリキャップはマイルチャンピオンシップを勝ったあと、翌週のジャパンカップにも出る。
あのホーリックスを追い詰める脚。
あの日の府中は忘れ難い。2分22秒2というレコードの文字。
帰宅して、深夜に見たヴィデオ。大川アナが「オグリキャップがんばれ、オグリ、オグリ」と絶叫していた。

疲れがたまって敗れる有馬記念。

年が明け、そして実現する安田記念での武豊とオグリキャップの初コンビ。 
私には理想のコンビだったが、オグリファンには「笑っていいとも」を引用して、「嫌いだと言ったのになぜ乗る」と怒るひともいた。「あれはラブコールだ。なぜそれがわからないのか」と私は競馬雑誌誌上で武を弁護したものだった。

岡潤一郎の宝塚記念。阪神まで行って観戦した。佐橋オーナーと出くわした。2着に負けて悔しそうだった。

増沢の秋の惨敗。オグリは終ったと言われていた。
オーナーと話したとき、「笠松の安藤を乗せることはできないのですか」と問うた。
アンカツが乗ればオグリは甦ると信じていた。

そして武が乗ったラストラン。奇蹟の有馬記念。

天国のオグリも武のマイルチャンピオンシップ優勝を祝っていることだろう。
ほんとならもう23年前に勝っていたレースだ。 



【追記.2】──武豊の複雑な表情

ひさびさのG1勝利と声援に、ウイナーズサークルの武豊は複雑な表情をしていた。
勝利騎手インタビューはフジテレビでは間に合わず、私はJRAのサイトで見た。

強すぎて憎まれ不人気だった北の湖は、勝っても声援はなかった。負けると観客は大喜びだった。
晩年、勝って声援をもらったとき、自分の終りを知ったと言った。

武も、たかがマイルチャンピオンシップを勝った程度で観客に大感激されることには戸惑いを覚えたろう。
自分もそんな存在になってしまったのかと。

でもなあ武さん、そんな存在になっていたのだよ。 
いつもリーディングのトップにいたのに、今なんて17位、53勝。トップの浜中120勝の半分もない。浜中の上に150勝のあんたがいるはずだった。同期の蛯名も先輩の横山もあんたよりもずっと勝っている。
誇り高いあんたは不愉快だったろうけど、それがあんたの今のポジションなんだ。
これを機会にまた憎まれるぐらいの巧さを見せてくれ。

東スポ杯2歳ステークス──買えなかった会心の馬券

買う予定だった。
午前中、進行中の仕事に関して編集者から連絡があった。
提出した原稿の一部に疑問があるらしい。
ネット的に言うなら「ソースは?」となる。 
ソースはある。だから書いた。だがそのソースはすでにもう図書館に返却してしまっていた。それも複数である。書物も図書館も複数だった。それらの確認に走る一日となった。 

東スポ杯2歳ステークス。
高校生の時から愛読してきた東スポである。茨城の片田舎に住んでいた私は、東スポを買うため、原付きバイクで40分走って買いに行ったほどの愛読者だった。もちろん目的はプロレスである。国鉄の大きな駅の売店でないと買えなかった。東スポを読んでいたから馬券も買うようになった。

サンスポやスポニチ、ニッカンのような冠重賞を欲しかった東スポは、格下の夕刊スポーツ紙でもあり、なかなかそれが叶わなかった。まずはオープンレースから始まった。そして、たどりついてこの2歳のG3。ここに至る流れもぜんぶ知っている。そしていまこのレースは、クラシックに繋がる価値のあるものとなっている。去年の勝ち馬は今年のダービー馬ディープブリランテだ。なんとしてもこのレースだけは買わねばならない。毎秋、府中で買っているレースでもある。近年だと、フサイチホウオーを思い出す。 来年のダービーはこれだ、と決めたものだった。

こんな予想をした。3連単8点買い。1,2着は固い。藤沢厩舎のワンツーだ。3連単でも30倍つけば御の字か。いや、15の内田が断然人気の1のヨコテンをひっくり返せば100倍強もありうる。

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昼前から動いたが、調べ物が思ったよりも長びいた。あっちこっち走りまわった。
部屋に戻ったときは出走間際だった。起動したままのデスクトップ機に向かったが間に合わない。
出かける前に買っておけばよかったと悔いた。
15時45分発走なら間に合ったが、今日は15時30分だった。

1-15-10で決まって63倍。◎○▲である。人気順で言うと1,3,7番人気。なぜかレッドレイヴンは3番人気に落ちていた。2番人気のパチンコ屋の馬が馬群に沈んだのも気分がいい。4着も9番だから完勝になる。馬券下手の年に一、二回あるかないかの大本線的中。これを取っていたら、どんなに気分のいい夕刻だったろう。



しかし、どんな些細なことではあれ、自分の書いた文章で「この件に関するソースは? 確認できないのですが」と編集者に問われたら、調べに走る。ツイッターでデマを撒き散らしている連中とはちがうという矜持がある。

くやしい。ひさびさの「会心の的中」を逃した。配当なんか関係ない。◎○▲で決める快感はまたべつだ。ほんと、くやしい。

エリザベス女王杯完敗記──惜しいんだけど……ヴィルシーナ頭固定だからしょうがないか

こういう形の1頭軸3連単42点勝負。すでにトリガミが3点もあるけど、そんなん覚悟の上。わいはとにかくこのレースはあてなきゃならん。これは特別なレースなんや。当てさえすれば配当なんかどうでもええ。
見えない下の方には2000倍もあるんやで。マイネオーチャードはんは15番人気やさかいな。ふふ。

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おわりましたあ。結果、1着レインボーダリア、2着ヴィルシーナ、3着ピクシープリンセス。3連単配当は600倍ぐらい? そんなん知らないまま書いてます。速報でっせ。
4着マイネオーチャード、5着オールザットジャズ。

1着ヴィルシーナ、2着レインボーダリア、3着ピクシープリンセスだと250倍でした。当たりでした。はああ……。
内田はん、かわしとくんなはれ……。 

わては今秋、天皇賞とエリザベス女王杯だけは勝ちたかった。ふたつとも完敗。くやしゅうて今夜は眠れない。

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とか言いつつ、「ほんとの勝負はジャパンカップ!」と、早くも都合よく切り替えているポジティブ思考。



















さらには、「有馬で勝てば大団円!」と、JCで負けた場合すら想定して保険をかけてる小狡さ。
















さらにさらには、「さあ、あらたな一年、金杯で乾杯!」まで考えている未来予想図。














そんなバカでなきゃ40年も馬券で負け続けていねーよ!
とこれが最強の居直り。

あああ、やめたやめた、競馬なんてやめた!
来週まで馬券は買わん!

エリザベス女王杯考──単勝断然人気ヴィルシーナなのに敗れた場合の3連単配当の低さ

単勝1倍台のヴィルシーナから3連単馬券を組んでいて、不思議なことに気づいた。
なにしろ単勝1倍台である。ヴィルシーナ1着固定では配当はつくまい、と考える。
そしてまた、ヴィルシーナが2着以下に落ちたらめちゃくちゃにつく、と考える。
ともに筋の通った考え方である。のはずだ。

ところがそうじゃない。
ヴィルシーナが2着3着でも100倍台という配当がいくつもある。
単勝派はヴィルシーナ断然と考えているのだが、3連単派は、そうは思っていないのだ。 



単勝を買う人は、心情的に「ジェンティルドンナのいないここは勝たせてやりたい」と思っているのか。
単勝だけ買って他の馬券は買わないというわけでもないだろうから、そう思いつつも、連勝や3連単になると、ヴィルシーナの負ける馬券も買うのか。
誰もが「3着以内には必ず来る」と思いつつ、単勝配当の割にはあまり勝利は信じていないように思える。



かくいう私も、ヴィルシーナを「勝たせてやりたい」と応援するほうだ。毎度この表現を目にするたび、「勝たせてやりたい!? 何様のつもりだ!」と腹立つが、正直そんな気持ちなのでしょうがない。

それで行くから、負けても悔いはないのだが、こそっとその他の馬券配当を見てみる。「あれが勝って、あれが2着で、もしもヴィルシーナが3着だったら!」
千倍だろうなあ、100円だけでも買っておくべきか、なんて思いつつ見ると、たった220倍。はあ?

どうもこの単勝人気と、その他の馬券の売れ具合はちがうようだ。

アルゼンチン共和国杯&みやこステークス的中記──小銭だと当たる私のかわいそうな的中記──これが先週なら……

秋の連続G1隙間週、アルゼンチン共和国杯とみやこステークス。
勝負の天皇賞で有り金失い、小銭での気持ちだけの参加。当たろうが当たるまいがどうでもいい世界……。



ところが、皮肉なことに、当たりました。うれしくない? いえいえうれしくてたまりません。だってめったに当たらない馬券下手なんだから。それがなんと、メイン2レース、3連単的中。
120倍と60倍を100円ずつ(笑)。低配当だけど、4000円が18000円ぐらいになった、と思われる。まだ配当も出ていない。確定しないままの先走り記入。速いよ、このブログ。リアルタイム進行。失格降着ありませんように。



自慢していいの? いいんだよね? 馬券下手がメイン2レース3連単両方的中なんだもの。その2レースしか参戦していないんだもの。勝率100%。
でもやっぱりの100円的中。千円にすると必ずハズレ。1万にしたら当たったことがない馬券下手。たまのいい日。
今夜はこれから、「ちょっと高めの日本酒」を買いに行きます。四合瓶で5千円。たまのたまだもの、いいよね。
ありがとうルルーシュ、ありがとうローマンレジェンド。

しかしこんなとこを見たりすると、両方当てたおれって馬券がうまいのかなと勘違いしそうになる(笑)。

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【追記】──だいじょうぶなのかギュスターヴクライ!?──23時追記

上記をアップしたのが16時。配当の確定前から書きだしたので、この時点では私の本命ギュスターヴクライが大けがをしたことを知らない。
予定通り、的中のお祝いとして、いつもよりも高めの日本酒を飲んだ。この時間に酒を飲むと毎日午前3時起きなので眠くなってしまう。気持ちよく少し転寝。起き出して、そのケガを知った。

アルゼンチン共和国杯に投じた金は2000円。本命はギュスターヴクライ。
ギュスターヴクライ、ルルーシュ、ムスカテールと、ギュスターヴクライ、ムスカテール、ルルーシュの3連単を500円ずつ買い、残りの千円を100円ずつ「ギュスターヴクライが来なかった場合」を想定して散らした。その中のひとつが運よく当たってくれた。「ありがとうルルーシュ」と書いたが、それは本命への感謝ではなく、本命がこけたのに代わりに来て的中にしてくれてありがとう、の意味だ。いわばこのときの気持ちは「バカヤロー、ギュスターヴクライ! 負けやがって! ありがとうルルーシュ」だった。

たいへんなことになっているようだ。だいじょうぶなのだろうか。心配だ。やっとファビラスラフインの仔から大物が出たと思ったらこんなことに。母のJC2着を思い出す。ここを勝ってJC挑戦だったろうに。なんとも残念。
無事であってくれ。まだまだ活躍できる素材だ。



大ケガなので引退は確定したようだ。でも命は助かったもよう。よかった。

忘れている記憶──首相のダービー観戦──小泉、安倍、麻生……最初は吉田茂

天覧競馬の感動の餘韻が続き、めったに見ないYouTubeで、あれこれ探している。



それで、小泉さんがダービー観戦したのを思い出した。というか忘れていて、今回そういう記事を見つけて、「ああそうだった」となったのだが。
現役首相としては、吉田茂に続いて二人目とか。小泉さんがダービー観戦したなんてのも、はるかはるかの記憶。

ダービーに関してコメントを求められていた。やっぱりうまい(笑)。チャーチルの「一国の首相になるよりダービー馬のオーナーになるほうがむずかしい」を引いていた。まあこれは作り話と確定しているが。
貴乃花の優勝時といい、うまくポイントを押さえている。あれは才能だ。
たしか枠連馬券を当てたのだった。少額の。



大相撲の賜杯渡しには麻生さんも行った。これは見ている。小泉さんのあれを見て、「おれも」と思ったのだろう。からぶりだった。
デーモン小暮が、麻生首相は土俵の上に靴で上がったとブログで批判したが、後に黒っぽい土俵用のスリッパにはきかえていたと知り、謝罪した。

このあいだの日馬富士の優勝時には野田総理も行ったのだったか。ひさびさの横綱誕生だから人気回復に役立つと出かけたのだろう。時はいい。ポイントを抑えている。興味のない優勝なので優勝確定と同時にチャンネルを『笑点』に替えたので見ていない(笑)。
小泉流の名文句を言えば翌日話題になったはずだ。話題になっていないということはドジョウはドジョウだったのだろう。

私は菅や鳩山という首相になる資格のないゴミよりは野田を認めているが、馬で言うならせいぜいG2馬。首相というG1の表彰台に立つ器ではない。しかしそれを言うなら菅なんて甘く見ても1000万条件馬だ。あれが首相になったのだから時勢とはおそろしい。さすがにもう二度とあるまいが。

みな小泉のそれをパフォーマンスと揶揄し軽んじるが、自分もやってみようとすると失敗に終る。様にならない。才能とはそういうものだ。



2009年のダービーに麻生さんが来場したと知る。まったく覚えていない。ロジユニヴァースの年か。2009年は腰痛で寝た切りの生活を送り餓死するのではないかというほど苦しんだ年だから覚えていなくてもしかたない。競馬どころじゃなかった。

しかし「2007年には安倍首相が夫婦で来場」と知ると、「おれの記憶は大丈夫なのか」と焦る。覚えていない。ウオッカの勝った2007年には、皇太子殿下ご夫妻と一緒に安倍首相夫妻も来場してたの? 完全に忘れている。競馬場にいたのに。
まあ安倍さんは期待が高かっただけに期待外れで、靖国にも行かないし、それでいて女房と手を繋いで飛行機のタラップを降りてきたりして、白けていた時期でもあった。私は女房とべたべたする男は嫌いだ。
皇太子殿下ご夫妻の来場を忘れていたのだから首相夫婦のことは忘れていて当然だ。



やはり天覧競馬は、首相の来場なんかとは格が違う。あらためてそう感じた。
それにしても、いい騎手が勝ってくれた。
ネット上にあふれるミルコ讃歌が我が事のようにうれしかった。

「もしも岩田が勝っていたら」「もしも池添が勝っていたら」のような「もしもシリーズ」をいくつか見かけた。
岩田が不敬なガッツポーズをしたり、池添が馬から振り落とされたりしたら
陛下もどんな表情をすればいいのかとお困りになったろう。

それもこれも丸く収まったからこその「もしも」あそび。
まことにめでたい天皇賞だった。

平成19年のダービー──ウオッカの思い出──なぜか忘れていた皇太子殿下ご夫妻のご来賓

あのダービーのパドック。
ウオッカのたたずまいはすばらしかった。
私は報道陣席の最前列で見ていた。
圧倒的な存在感だった。
全馬の中でいちばん輝いていた。 
大好きなウオッカを初めて生で見た日だった。



私はウオッカが好きだった。 
デビュー戦の勝ちかたがよかった。黄菊戦の負け方も強かった。
阪神JFのパドックを見てますます好きになった。

そのとき中山競馬場にいた。負け続けていた。オケラ寸前だった。
ところが前売りで買っておいたJFの「ウオッカ1着固定3連単」が的中した。4番人気だったこともあり、2,3着は1、2番人気だったが、3連単は142倍ついた。
それで息を吹きかえし、中山最終を当て、プラスで帰宅できた。感謝した。

エルフィンステークスもチューリップ賞も桜花賞も当てた。みな配当は低いが。
相性のいい馬だった。女神だった。



しかしダービー。
64年ぶりの牝馬の優勝はあるのか。
目の前を周回する神々しいばかりの仕上がりのウオッカを見ても、私は踏みこめなかった。

パドックの中では、1番人気の馬の、品のない馬主が、品のない派手な服を着て、品のないボクサー一家と、これみよがしにしゃべっていた。

右隣にいたテレビ局勤務のTさんが、それを見ながら、「あんなのに勝たれるなら牝馬のウオッカでも勝ってくれたほうがいいな」と、つぶやいた。みょうに記憶に残っているシーンである。

その馬主は、もう勝ったも同然と自信満々だった。私もTさんも、それを苦々しく思いつつも、勝つのはその馬だろうと認めていた。

左隣にいた〝馬券生活者〟のKさんが、「あの馬はすごいよ。おれが見てきた馬の中でも三本の指に入る」と言った。(後の成績を考えるとKさんの相馬眼には疑問をいだかざるを得ない。あとの二本指は何なのだろう。)
私は、「ジャングルポケットの仔なのに、なんであんな体形なんでしょうね」と前々から思っていることをKさんに問うてみた。ウオッカを見るのは初めてだが、この馬は2歳の時から見ている。関西馬でアンカツ騎乗なのに、デビュー戦からして東京だった。
その成績から、強い馬とは認めざるを得ないが、どうにも好きになれない馬体だった。しなやかさがない。
Kさんが、「うん、それは不思議だな」と応えた。

デビュー戦が府中、2戦目も府中で重賞東京スポーツ杯を勝つ。その時点でもうダービーはこれだろうと思っていた。3戦目はラジオNIKKEI杯。ここも勝ち、またも東京で共同通信杯を勝って4戦全勝。東京は3戦全勝。関西馬なんて、このダービーが初めての府中がふつうなのに。
前哨戦の皐月賞は3着。一番強い競馬をしていた。2番人気だったが、それは誰もが「この馬が勝つのはダービー」と思っていたからだろう。まるでダービーを勝つために生まれてきたような馬だった。勝つのはこれだろう。



私はウオッカの単勝を買わなかった。買えなかった。
あれほどの、神々しいまでの光を放っている大好きな馬を応援できなかった。

断然人気のその馬を1着固定した馬券で勝負した。
品のない馬主も品のないボクサーも好きではないが、馬券は別。当てねばならない。
2歳時から「来年のダービーはこれ」と思って来た馬でもある。

最後に義理で、ウオッカを1着に固定した3連単を100円単位で買った。
ウオッカが銭湯に躍りでたとき、(なんちゅう誤変換だATOK!)
ウオッカが先頭に躍りでたとき、声を出した。「勝て!」と。

もしかしたら馬券も当たるかもと淡い期待を抱いたが、2着にNHKマイルカップを大敗した人気薄のアサクサキングスが来るとは思わない。それこそ「出ているのを忘れていた馬」だ。秋には菊花賞馬になるのだが……。
当然ハズレ。

3連単は200万馬券だった。

馬券はハズれたけど、あの馬主とボクサー一家の口取りは見たくなかったから、これでいいんだと思った。
あれだけの圧倒的存在感を放っていたウオッカの単勝を買えない自分を恥じた。

そのことが負い目となったのか、それから宝塚記念、秋華賞、ジャパンカップ、有馬記念、京都記念とウオッカを本命にして負け続け、かつての儲けの何倍もの損失をこうむる。「あのダービーで燃えつきたんだ。あれが生涯最高に輝いた瞬間だったんだ」と追うのをやめたらまた勝ち始め、歴史に残る名牝になった。しかし私が頭に固定したJCと天皇賞では3着だった。結論としては馬券の相性はわるかったのか? ん? ウオッカ馬券の収支が大マイナスであることはまちがいない。


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そんなことを、なぜ今ごろ書いているかというと……。

今年の天覧競馬のことを書き、なつかしくなって松永の天皇賞の映像をYouTubeで見ていたら、そこに「3連単100万馬券か。皇室のひとが来ると荒れるな。ウオッカのダービーも荒れたし」という書きこみがあったのである。

「ウオッカのダービー」……。
「皇室のひと」……。



やっと思い出した。確認する。やっぱりそうだ。
そうか、あのダービーには、皇太子殿下ご夫妻が来場なさっていたのか。
皇太子妃殿下の来場から「牝馬」を読むべきだった。思いつくはずだった。

妃殿下来場を祝って、ただ1頭の牝馬の優勝。
2着にアサクサキングス、3着にアドマイヤオーラ。思えば簡単だ。だけど……。

平成17年の天皇賞では、
皇后陛下のご来場からすぐにそれに思い至ったのに、思い至りつつハズしたことを悔やんでいたのに、そのときはまったく浮かばなかった。本来なら平成17年の天覧競馬で100万円馬券を取りそこなったことを糧にウオッカ中心の馬券を組むところだ。2着がむずかしいから馬券の結果はともかく、妃殿下来場とウオッカを結びつけ、そんな発想をしていなければならない。

ところがパドックでのTさん、Kさんのとのやりとりや、パドック内にいた馬主、ボクサー一家のことなど、どうでもいい細かいことを覚えているのに、その大事なことを覚えていない。
それどころか私の中で、それは失われた記憶だった。お二人がご来場なさったことすら忘れていた。
同じ競馬場にいたというのに……。



かほどに敬愛の念に差がある自分におどろいた。
かたやお姿を拝見しただけで涙ぐむほどお慕いし、かたやご来場なさったことすら忘れている。
それを備忘録として書いておこうと思った。という次第。


嫁を外すと一家はがたがたになる。
一般家庭のそれが特別な御一家にも当て嵌まった。その意味ではたしかに「日本の象徴」ではある……。 
こんなはずじゃなかった……。

天皇賞完敗記──おめでとう、ミルコ!──「騎手で選ぶ天皇賞」と決めながら天覧競馬を勝つのに最もふさわしい騎手ミルコを1位に指名できなかった馬券下手

天皇皇后両陛下の御前で勝つ資格のある騎手は誰かと考えた。
馬の実力も考慮せねばならない。
結果、福永ダークシャドウと蛯名フェノーメノを選んだ。

今回の
天覧競馬の意義は「近代競馬150周年」記念である。
横浜根岸の居留外国人によって始まった近代競馬の記念だから外国人騎手の優勝はあり得る。

外国人騎手は三人。
メンディザバルのルーラーシップ。
ミルコのエイシンフラッシュ。
スミヨンのトーセンジョーダン。

馬の力からメンディザバルのルーラーシップを選んだ。 

しかし、この三人の中で、最も日本と関係の深い、
天覧競馬天皇賞にふさわしい外国人騎手はミルコだった……。



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こんな3連単36点勝負。
自慢は、カレンブラックヒルを消していること。
スミヨン大好きだけどトーセンは消し。
よけいなのは岩田猿を入れていること。
サダムパテックは武豊への敬意。



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天覧競馬の勝利に最もふさわしい外国人騎手は、あの大震災の3.11のあと、3月26日に、喪章をつけ、ヴィクトワールピサでドバイワールドカップを勝ち、混乱の日本に勇気と希望を与えてくれたミルコ・デムーロだった。ミルコこそが被災地を御訪問くださる
両陛下の御前で勝つのにふさわしい騎手だった。

と、気づいたのはゴールを過ぎてから。
私にはダービー以来勝ち星のないエイシンフラッシュを勝ち馬に指定することはできなかった。「騎手で選ぶ天皇賞」を口にしながら、ミルコという「騎手」ではなくルーラーシップという「馬」で勝負してしまった。



ヴィクトリーロードをミルコとエイシンフラッシュが返ってくる。馬上のミルコが涙を拭う。そうなんだ、ミルコなんだよ。ネオユニヴァースでダービーを勝ったとき、異国人の自分にミルココールをしてくれる日本のファンに感激し、イタリアのダービーを勝つよりも日本のダービーを勝つことの方がうれしいと言ったミルコなんだ。ドバイワールドカップの優勝は、3.11のあと、最初の明るいニュースだった。
両陛下の御前で勝つのに最もふさわしい騎手は、福永よりも蛯名よりもミルコなんだ。

ミルコが下馬する。
ん? と思った。故障でもしたのか。むかしの規則で下馬してはいけないことになっている。
すると、ヘルメットを脱ぎ、ターフに跪き、
天皇皇后両陛下に、欧州風の敬意を表した。騎士の作法だ。
目頭が熱くなる。やってくれるな、ミルコ・デムーロ!

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世界最古の歴史。
両陛下の拍手。

イギリスやタイとは歴史の桁が違う。

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私もミルコに拍手しつつ涙ぐんだ。
手を振られる
今上天皇のお姿。
よりそう
皇后陛下のお姿。
日本人であることを確認する瞬間。



馬券は完敗だったが、いい天皇賞だった。忘れられない秋になった。

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【追記】──おめでとう、woruko

ツイッターで知りあったworukoさんは、私の書いた「騎手で選ぶ天皇賞」に賛同してくれ、早々と勝ち馬候補にミルコ・エイシンフラッシュの名を上げていた。2週間も前の話である。worukoさんにはDMで天覧競馬であることを内緒でお知らせしていた。そこからの読みになる。だからこれはほんとにすごい鋭い読みなのだ。
3連単を取ったことだろう。ミルコを1着と読めば2、3着は簡単だ。それでいて400倍ちかい配当。おいしい馬券だ。おめでとう。

私はworukoさんからそのツイートをもらいながらも、「エイシンフラッシュ???」と考えてしまった。ミルコは好きだけど、内田が乗っても、ダービー以降どうしても勝てない馬が、ミルコに乗り代わって、いきなり勝つだろうか!?

勝った。見事に勝った。ぽっかりと開いた内を、一直線に伸びてきた。
ミルコを買えとサジェストしてくれた勝利の女神がいたのに、私は買いきれなかった。
私の馬券下手は不治の病のようだ。



【追記.2】──「御訪問くださる」──敬語の使いかた 

両陛下が「被災地を御訪問してくださる」と書いたら、ATOKに「敬語の使いかたの誤り→正しくは〝御訪問くださる〟」と直された。恥ずかしい。

アサヒシンブンはこの世から敬語というものをなくす運動をしていて、
両陛下にも一切敬語を使わない。その無礼に立腹していたが、敬語をまともに使えないやつに立腹する資格もない。赤面。

菊花賞的中記──ユウキソルジャーの3着、ありがとう秋山!

菊花賞的中。
ゴールドシップ1着固定3連単相手6頭の30点買いで124倍はたいした配当ではないが私の3連単はこんなもの。なにより好きなゴールドシップと内田が勝ち、 馬券下手で特にクラシックがダメな私としては、5大クラシックの内、皐月賞と菊花賞を当てた珍しい年になった。

桜花賞とダービーがハズレ。桜花賞は惜しかった。ダービーは完敗なので悔いはない。オークスはトリガミ。秋華賞もトリガミだが、これはクラシックと思ってはいない。あくまでもクラシックは5大競走。

トリガミってのは投資した金額よりもどってきた金額がすくないんだから「ハズレ」だよね(笑)。それでも儲からなくても当たったことがうれしくて「トリガミ」なんてコトバを発明したギャンブラーはかわいい。バクチの基本は1点勝負だ。1点なら単勝1.1倍でもガミることはない。「トリガミ」というのは、なんとかして当てたい、大穴も狙いたい、でもハズれたくないから、固いところも買っておこう、という軟弱な発想から生まれている。真の勝負師にトリガミはない。

私はまるでトリガミするために生まれてきたような馬券好きだ。



どれぐらい馬券下手かというと、ディープインパクトのレースを弥生賞からすべてディープ1着固定3連単で買いぜんぶハズれている。三冠ぜんぶハズレ。有馬記念は外国に行っていて買えなかったし凱旋門賞は買ってないから、自分の見たディープの勝ったレースをぜんぶ負けていることになる。実際人気薄を連れてきてなかなかの配当だったからしかたないのだが、せめて低配当のジャパンカップぐらいは当てたかった。

あのときは府中の貴賓室で見た。なんで行ったのか記憶にない。なぜだ。そんなところは嫌いなのに。隣に浅田さんがいたな。
少頭数で低配当と読んだから、1着ディープ、2着デットーリのウイジャボード固定、3着5頭の5点買い。ルメールのハーツクライ2番人気は、思いきって消した。咽なりの噂が出ていた。ウイジャボードが岩田猿ドリームパスポートに届かずハズレ。3連単38倍。

私はディープの二度の負けたレースを見ていないから、私の中で彼は全勝馬なのである。馬券は全敗。



今回その馬券下手がやった唯一の冒険がマウントシャスタ消し。仕上がり途上で太目なのに神戸新聞杯3着から今回は万全だろうと2番人気になっていた。テレビ神奈川のゴルゴ松本なんて前回は太目なのに今回はきっちり絞ってきたと自信満々に推していた。

私は、どう考えてもあの馬はマイラーだと思った。神戸新聞杯でゴール前脚が上がっていたのは久々だからではなく距離だろう。宝塚記念の5着も古馬との力量さではなく距離不向きと感じた。1800なら勝っていたのではないか。
自信をもってマウントシャスタを消した馬券上手はいっぱいいたろうが、私のような馬券下手が神戸新聞杯3着の2番人気馬を無視するのはけっこう勇気が要った(笑)。川田は先行して王者のレースをした。外連がなくていいなと思った。どこかの新聞が書いていたが、後方から行き、直線勝負の2着狙いなら可能性はあったろう。



内田の勝利インタビュを聞いていたら、岩田、内田と地方出身騎手のG1制覇が続く中、戸崎は悔しいだろうなあ、なんで競馬会はあんないい騎手をくだらん試験で落とすんだという腹立ちがよみがえってきた。すると、フジテレビのやたら知ったかぶりをするアナが番組最後に「戸崎騎手が一次試験に合格」と言った。もう隣室の現在組み立て中のデスクトップ機に向かって作業していて見ていなかったが録画にしたままだったのでそんな声が聞こえてきた。

急いでノートパソコンを開いて調べる。18日に合格していたのか。靖国神社の秋の例大祭に出かけたり新しいデスクトップ機を組みたてたりして競馬ニュースと離れていた。知らなかった。よかったなあ、戸崎。一次が受かればあとはもうだいじょうぶ。これで来年から中央の戸崎が見られる。がんばれよ。また楽しみがひとつふえた。



騎手と言えばメンディザバルはうまい。テン乗りであれだもの。いくら自分達の利権を守るために日本の騎手が外国人騎手を排斥しようとしても、ああいう実績を見せられたら文句は言えまい。これからぞくぞくとメジャーな外国人騎手がやってくる。楽しみだ。

スカイディグニティを相手に入れたのはセントライト2着の結果よりも、ノーザンテースト肌にブライアンズタイムというちょい古めの血統を応援したかったからだった。メンディザバルでないと来なかったろう。いや、日本人騎手でも来たかも知れないが、私はメンディザバルでなければ買わなかった。

フランスのリーディングはいまスミヨンが1位、メンディザバルが2位。そのふたりが日本にそろう。そろそろあちらはオフだとはいえ一流騎手が見られることはよろこばしい。

ゴールドシップが勝ち2着にメンディザバルのスカイディグニティ。問題は3着だった。消したベールドインパクトが来たのでハズれを覚悟した。
1枠1番のゴールドシップを本命にして、私の撰んだ相手はみな外枠になってしまった。新聞に書いた赤ペンの印が極端。△の印が7枠8枠ばかり。それはそれで自分なりの予想なのだからしょうがないと思いつつ、なんか内枠から1頭が来て、それにやられる気がした。さんざんそれで苦い汁を飲んできている。ベールドインパクトが来たとき、「ああ、やっぱり」と負けを覚悟した。
すると内から伸びた馬がいる。ユウキソルジャーだ。ベールドインパクトを交しての3着はすぐに確認できた。ありがとう秋山。私がひさびさに菊花賞を的中できたのは秋山のおかげだ。



神戸新聞杯を見たひとなら誰もがユウキソルジャーに目をつけたろう。 血統的に長距離向きで最後に切れる。菊花賞の波瀾はダンスインザダークか母系にリアルシャダイだ。典型的な菊花賞の穴馬になる。トライアル4着もほどよい。ここから行ってゴールドシップ消しなんて大穴狙いのひともいただろう。
父はトーセンダンス。1戦1敗で引退したダンスパートナー、ダンスインザダークの弟。こんな種馬の仔まで走る。どこまですごいんだサンデーサイレンス。 大井で走っていたゴールドヘイローの仔も活躍しているし。



秋華賞はトリガミだったが、ここでプラス。勝負は天皇賞。元々今秋の大勝負はここだった。いい形でむかえられる。 今宵の晩酌はうまかろう。

平成17年の天覧競馬の思い出──ヘヴンリーロマンスのたたずまい──松永幹夫の美──平成24年10月22日、7年ぶりの天覧競馬、決定!

平成17年の天覧競馬。来賓席から手を振られる
天皇皇后両陛下のお姿。

そして、ヘルメットを脱ぎ、一礼した、松永幹夫騎手。今も語り継がれる、映画のような美しいシーン。
ふだんはもううるさくてしょうがない馬なのに、なぜかそれを知っているかのように微動だにしなかったヘヴンリーロマンス。いい女だねえ。

tennoushou2005


天覧競馬にふさわしい騎手が勝ちました。松永の人格は誰もが認めていました。
なにもかもが明治32年の
明治天皇の根岸競馬場への行幸以来106年ぶりに実現した天覧競馬にふさわしい、夢のような出来事でした。



私は大好きなゼンノロブロイ(1番人気)を軸にした馬券をたっぷりと買ったあと、なぜか鈍感なくせにこの時ばかりは、
「天皇陛下ばかりか皇后陛下まで来場してくださった。なら馬券は牡馬と牝馬の絡みになるのではないか!?」と勘が働き、勝つのはゼンノロブロイと決めていたので、 「ゼンノロブロイ1着固定で2,3着は牝馬」という3連単馬券を買い足しに走りました。牝馬は
スイープトウショウ、 アドマイヤグルーヴ、ダンスインザムード、ヘヴンリーロマンスの4頭です。春に宝塚記念を勝っていたスイープトウショウが4番人気でしたが、あとの3頭は超人気薄でした。ゼンノロブロイ1着固定相手牝馬4頭のそれらを500円ずつ買い足しました。しかしこれは思い出馬券。当たるなんて夢にも思っていません。



レースは高名なかたがたの多い来賓席で見ていました。といっても
両陛下のいらっしゃるエリアには近づけませんでしたが。

まさかまさかと思うようなゴール前になり、興奮しましたが、ただ確実にゼンノロブロイを交わし、ヘヴンリーロマンスが勝ったのを確認できたので、「もしかして当たったかも」というドキドキはありませんでした。オッズペーパーを印刷し、「ゼンノ、ヘヴン、ダンス」で3連単34万は確認していたので500円的中なら170万超えなのですが、そういう「もしかしたら」の興奮はぜんぜんありませんでした。

ただひたすら思ったのは、「牡馬牝馬の絡みと呼んだのなら、100円でいいからゼンノロブロイ1頭軸マルチも買っておけば」という悔いです。3連単100万馬券でしたが、金額よりも、記念すべきその年に当てたかったと思う気持ちが、かすりもしないならともかく、へんにかすっていただけに、猛烈に湧き起こってきました。当てたら仲間に自慢できます。そんなことを思っていました。なにしろ私は正当な馬券検討をするので、結果的に本命馬券になってしまい、100万馬券なんて、当てる以前に買ったことがないのです。

例えば100万円買って90万馬券を100円当てたら10万円の損ですが、めったに出ない、出ても当てられない90万馬券を当てたということが自慢になります。馬券好きとはそんなものです。
まして106年ぶりの天覧競馬で出た100万馬券です。儲けは二の次でした。100円でいいから当てたかった。その口惜しさは引きずりました。ゼンノロブロイ1頭軸マルチ3連単、相手は牝馬4頭36点。あと3600円投資していたら、私はあの天覧競馬の3連単100万馬券を当てたと今も自慢できたのでした。



その後の飲み会で、騎手方面を取材していた競馬評論家のIWさんから
「両陛下ご来場の際に、主な騎手が両陛下の前に並ぶ儀式があったんだけど、ヨコテンはそれを断って並ばなかった」と聞きました。そういう行事に関わると騎乗の集中心が失われるというまことにリッパな理由だったようです。
そんな不敬な騎手が勝つはずがありません。その時点で「ロブロイは消し、よくても2着」と読めました。知ったのはレース後でした。そこが悔やまれます。IWさんもなんでレース前に教えてくれなかったのか。IWさんはロブロイやリンカーンから買っていて、もちろんハズレでした。
IWさんは、こんな貴重な情報を知りつつ「不敬なヨコテンは消し!」という勘が働かなかったようです。なぜか!? 団塊の世代のIWさんは元学生活動家で皇室に対する敬愛の念がないひとなのでした。



飲み会では、みんな「あんな馬券、当たるはずがないよ、ワハハ」と陽気に飲んでいました。私だけがひとり、かすった口惜しさを噛み締めていました。かくいう私も、
天皇皇后両陛下がおそろいで来てくださったから牝馬の絡む馬券、というデータ的には根拠のない読みだったのでいばれないのですが、でもあんな馬券、そんな感覚でなきゃ取れるはずがありません。

こういう大穴馬券をかすりもせずにハズれたとき、私はよく「出ていることすら知らなかった」という言いかたで笑い話にします。出ていることすら忘れていた馬に勝たれたのですから不満はありません。
しかしこのときはヘヴンリーロマンスが出ていることをしっかり意識していました。私はヘヴンリーロマンスの馬体が大好きで、エリザベス女王杯のときも応援しましたし、方向転換してフェブラリーステークスに出たときも単勝を買ったほど惚れこんでいました。買わずにいられないほど〝いい女〟なのです。でも惨敗。そしてよくあるように私が追い掛けるのをやめたら活躍を初め、今回の天皇賞制覇です。ヘヴンリーロマンスもまた「好きな馬は最後まで追い掛けろ」を教えたくれた1頭になります。

ヘヴンリーロマンスは前走9番人気で札幌記念を勝っています。2着3着も人気薄だったため3連単は276万馬券でした。この馬券を知人のIさんが500円当てていました。いつもの飲み仲間です。Iさんは新宿の場外で1400万円を払いもどしています。「べつにドキドキもしなかった」と笑っていました。まあ基本が金持ちのひとですから。Iさんのことは競馬ブックにいっせいちゃんが書いたので覚えているひともいることでしょう。



ということで「益のないこのブログからの数少ない読者へのプレゼント」。
天覧競馬では、勝ち馬の馬上から、
天皇皇后両陛下にご挨拶するのにふさわしい騎手を買ってください。それが1着です。

これは大きなプレゼントですよ。だって1着馬を特定できるのだから。
多くの有力馬を消せるのですから。

ヘヴンリーロマンスのような穴馬は大いに買いなさい。騎手が
天皇皇后両陛下にご挨拶する資格のある人間なら。
一方、どんな人気馬でも、鞍上が常識の闕如した
天皇皇后両陛下に失礼のあるようなアホ騎手なら、ケシ! です。
それは来ても2着です。
あなたが、どの騎手をどう評価するか、という最後の問題が待ってますが(笑)。

みなさまの的中を願っています。

---------------

【追記】──そしてミルコが勝ったのだった……。

JRAのエヴァンゲリヲンCM???──率先して馬券売りあげの敵であるPOGを始めた競馬会の勘違いと落ち目

知人が「あれ、見ましたか」とメールをくれた。秋華賞のCMについてである。
テレビは見ないので、知らない。まあいっさい見ないわけではないのだが、私の見る大相撲(いまはやってないけど)や将棋番組にJRAのCMは入ってこない。
フジテレビのあのあまりにひどい競馬番組ではきっと流れているのだろうけど、録画はするが、レースの部分しか見ないようにしているので、知らない。あんなものまともに見たら怒りでテレビを叩きこわしそうだ。

知人はそのJRACMのくだらなさに怒っているようだ。見ていないのでわからん。
「水上学さんも怒っていました」とURLが書いてある。

昨日買った『東スポ』に、「東大卒の天才馬券師」と、角帽を被った水上さんが予想会社のCMをやっていた。「おお、あの水上さんが」と思う。そのURLに出かけてみた。



水上学さんのブログ  http://mizukami-manabu.cocolog-nifty.com/

そこにあった文章。

今はじめて見て何度か目をこすったんだけど・・・・JRAの秋華賞のCM、あれは何??
とうとうやっていいことと悪いことの区別もつかなくなったのか?というか、何をしたいのか言いたいのかやりたいのか、それすら見えない。
JRAが新規ファンの獲得のために、代理店と組んで「補完計画」だがなんだか(あまりに対象を限定しすぎているとは思うが)を展開しているのは、別にご自由にといった程度にしか思わないが、秋華賞のCMをこれで済ませるのは(まさか菊花賞もそうなのか?)さすがにダメでしょう。

う~む、そうとうひどいらしい。
角帽を被って馬券会社の宣伝をしている水上さんに対して私が思ったのとまったく同じ事を水上さんはその競馬会のCMに感じたらしい。とすると、かなり重症だ。

しかしもう放映期間は終ったし、どうやって見ればいいのだろう。こうなると恐いもの見たさで見たくもある。
水上さんの怖れている事態は続くようだ。検索したら「秋華賞、菊花賞、天皇賞の3シリーズ」とあったからだ。
なんなの? アニメ? なんか創作ストーリィとか? ま、興味ないからどうでもいいや。テレビを見ないから、そんなものを見てあえて不愉快になることもない。



競馬会の若手の発想がどの程度のモノか、それを「斬新な発想」として受けいれる上司のレベルも知っているつもりだ。

競馬会がPOG始めちゃだめでしょ(笑)。ありゃ巨大ノミ屋と同じで競馬会の敵だ。POGが普及するほどに馬券の売りあげは落ちる。そちらに吸いとられるから。
それを「若者に競馬の智識を普及させるためには、POGは効果があるんです」なんてバカの意見を取りいれて、競馬会が先頭に立ってPOG普及運動を始めた。愚昧も窮まれりである。
私の知人には、毎年POGで何百万以上の金を使うが、馬券は一切買わないというのがたくさんいる。春のクラシックのころなど、「××さんの馬がダービーを勝って、××さんは今月だけで100万以上儲けた」なんて話で盛りあがっている。
40年前から競馬会には腹立ったり、失望することばかりだったが、POGを始めたことで愛想が尽きた。そんな競馬会が今更どんな突飛なテレビCMを流したとしてもがっかりすることはない。



それよりも、なんとかフジテレビの競馬番組はもうすこしまともにならないのか。競馬百年の計を諦めた私には、今は目先のそっちのほうが重要だ。 
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