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1985年の思い出2──「内からもういちどエルプス!」

桜花賞トライアルの4歳牝馬特別。関東馬のエルプスが逃げきった。3番人気。2着に8番人気の関西馬ロイヤルコスマー。1番人気で3着に敗れたのは関東馬のタカラスチール。このとき私が応援していたのはトウショウボーイの子のラッキーオカメ。2番人気。ここまで3戦3勝。その他の馬の戦績は傷だらけ。やはり桜花賞馬は無敗の乙女が似合う。応援しつつもどうにもこの名前でクラシックホースになれるのかと疑問に思っていた。案の定なれなかった。

私は血統的にもばりばりの関東人であり一貫して関東贔屓なのだが、なぜかこういう形で関西馬を応援することが当時から多かった。好きな関東馬が嫌いな関西馬にやっつけられると悔しくてたまらないのだが、そこに快感も感じていたようで、どうしようもない西高東低の時代になっても懲りずに競馬を続けているのにはその気質が関係ある。Mらしい。競馬に関しては。

この桜花賞で応援したのは関東馬のミスタテガミ。名前がいい。鞍上は牝馬の嶋田功。関東の秘密兵器だった。

トライアルを勝ったのでエルプスは2番人気と人気上昇した。トライアルをほどよく3着に負けたタカラスチールが本番でも1番人気。ここまではわかるがトライアルで8番人気で2着したロイヤルコスマーは、フロックと思われたのか11番人気とさらに人気を落としていた。

レースはトライアルの再現だった。エルプスが逃げきりロイヤルコスマーが追いこんで2着。私の本命ミスタテガミはロイヤルコスマーにハナ差の3着。3連複3連単のある時代なら1頭軸マルチで取れたのだが。

穴狙いの杉本さんはトライアル2着なのにさらに人気が落ちたロイヤルコスマーを狙っていたのだろう。騎手も大好きな"仕事人"田島良保である。直線、外から差してきたロイヤルコスマーに興奮し、その名を絶叫する。
「ロイヤルコスマー先頭、ロイヤルコスマー先頭!」
それこそあのテンポイントの実況のように「それ行けロイヤルコスマー、鞭など要らぬ!」の乗りである。しかし先頭を走っているのはエルプスだ。ロイヤルコスマーに半馬身差をつけている。それよりロイヤルコスマーがミスタテガミとの2着接戦になっていた。
ゴール前、杉本さんは事実を認めしかたなく言った。
「内からもういちどエルプス!」

エルプスは一度も先頭を譲ることなく逃げきったのだが、杉本さんの実況では一度差されたのに差し返したことになっている。根性の馬だ。それはそれで「エルプス伝説」として楽しい。
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