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早生まれ馬生産の傾向

ディープインパクトの仔が生まれたとの報道。あまりの早さにおどろく。と書くと時の流れのようだがそうではない。誕生日である。そういう傾向にあるのは知っていた。しかしいくらなんでも早い。一月上旬生だ。

春先、牝馬が発情し種付けする。翌年子馬が生まれる。三月から四月に集中する。
この時期の生産者は重労働だ。厩舎にカメラを仕掛け、四六時中見張る。従業員が交替できる大きな牧場はまだいい。家族でやっているところは寝る暇もない。主人はカメラを見ながらソファで仮眠である。布団とは縁遠い毎日になる。とはいえこれは希望の時期でもある。高額種牡馬の形のいい牡馬でも出れば一気に夢が拡がる。この時期、獣医もたいへんだ。出産が続き寝る暇もないほどの苛酷な日々になる。

最初の種付けで受胎しなかった馬は次の発情(フケ)で二度目の種付けになる。これが確定すると落胆する。こうなると運良く妊娠しても五月生、六月生になる。満2歳でデビュウするサラブレッドにとって一日でも早く生まれた方が有利だ。五月生、六月生はそれだけでハンディを背負うことになる。
昭和五十年、六月生のカブラヤオーがダービーを逃げ切ったときは感激した。ダービー時、まだ満3歳になっていなかった。
遅生まれでも二度目の種付けで受胎し、生まれてくれればまだいい。受胎しなかったら高額な種付け料は無駄になる。
安い種付け料の三流種牡馬は「受胎確認後支払い」になっていたりする。高額な人気種牡馬ほどそんなケアはしていない。

すこしでも早く生まれた方が有利なら、そうなるようにしようと聡い人は気づく。牝馬の自然な発情が春の五月六月であり、種付けして出産が翌年の三月、四月。なら、冬場の二月、三月に発情するように仕掛ければ、出産は翌年の一月になる。この時点で三月生の馬より二ヶ月も有利な馬が誕生することになる。子馬の二ヶ月は大きい。
種馬の方は牝が発情すればそのフェロモンで対応できる。

ということから、生産地では一月生の馬が増えつつあるそうだ、とは聞いていた。
しかし現実にディープインパクトの仔、第一号が誕生と、こんなに早い一月にテレビのニュースで知り、なんとも複雑な思いがした。

とはいえキレイゴトは言うまい。サラブレッドは元々人間が遊技のために血統をいじくりまわしている動物である。いやサラブレッドに限らず、たとえばダックスフントの体型でも解るように、人は動物を自分たちの都合のいいようにいじくってきた。
そしてまた使用済みとなったサラブレッドの行く末を思えば、こんな出産の時期の早期化ごときに目くじら立てるのもおかしいとなる。

わかっている。わりきってはいるが、多少のわだかまりは残る。やはり自然な発情で生を受けた三月以降生誕の馬を応援したい気持ちになる。

季節が逆の南半球生まれの馬は日本生産馬より半年遅れになる。
9月29日生まれであれだけの活躍をしたロックドゥカンブはえらい。セントライト記念を勝ったとき、まだ満3歳になっていなかった。
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