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クラシック二冠、有馬を勝ってもゴールドシップ、年度代表馬になれず!──「歴史的不運」

皐月賞と菊花賞の二冠を勝ち、グランプリで古馬を負かしたらもう年度代表馬は決定みたいなものだ。
今回だけはその上がいた。ゴールドシップ、不運である。



むかし境勝太郎先生をインタビューしたとき、年度代表馬の栄光を話してくれた。サクラローレルの年である。
最強馬のサクラローレルは秋天を脚をあまして負けた。3着。直線、狭いところに入ってしまい、前がふさがったのだ。脚はあるのに、周囲を囲まれて動けない状態。あのひどさは今も覚えている。へたな騎乗は横山。境さん、激怒した。

勝ったのは蛯名のバブルガムフェロー。 2着は田原のマヤノトップガン。
バブルガムフェローは3歳の時から大好きな馬だったから優勝はうれしかったけど、どう考えてもいちばん強いのはローレルだった。150キロで走れるクルマが、へたって80キロしか出ないクルマに囲まれ、ふかすにふかせずブレーキを踏んでいるような状態だった。

バブルガムフェローは、4歳(現3歳)馬に秋天が解放されてから初の優勝だった。
蛯名はこれがG1初勝利。タイキブリザードでブリーダーズカップクラシックに遠征していた(この年はカナダ開催)岡部の代役騎乗だった。

いろいろと記録が刻まれた秋天だった。



レインボークエストの仔であるサクラローレルのベストの舞台は広い東京の2400だったろう。だが境師はJCをパスする。最強馬のJC回避に批難が殺到した。しかし動じなかった。いやきっとかなり苦しんだのだろう、私がインタビューしたのは「美浦の黄門様」を名乗っている頃だ。批難されようとも欲しかったのが「年度代表馬」の座だった。
サクラローレルは、コーナーの多い小回り中山も、けっこう上手だった。中山記念連覇でわかるように。だから境師には有馬の勝算があったのだろう。

境さんは「年度代表馬」という称号が欲しかった。サクラショウリやサクラチヨノオー、サクラバクシンオーと活躍馬は数多いが、まだそれは未経験である。
年度代表馬はイコール有馬記念馬だった。それがほとんどだった。
もしもローレルがJCを勝っても、他の馬が有馬を勝ったら、そっちになってしまう可能性が高い。なんとしてもローレルを年度代表馬にしたい。よって有馬一本に絞った。



かつてクラシック二冠と有馬を勝って、年度代表馬になれなかったゴールドシップのような馬っていただろうか。いないよな、たしか。今から調べるが記憶では思いつかない。

皐月賞と菊花賞の二冠馬というと、まずはセイウンスカイ。しかし有馬は1番人気で4着。勝ったのは同い年のグラスワンダー。年度代表馬は、この王道路線でいなかったので、マイル路線のタイキシャトルが取った。外国での勝利もあったし。

その前だとミホシンザン。競うのは古馬のシンボリルドルフ。こちらは春天とJC勝ち。有馬で決戦。ルドルフに5馬身千切られた。年度代表馬は文句なしでルドルフ。2年連続。

トウカイテイオーは皐月賞とダービー勝ち、有馬不出走で年度代表馬。ミホノブルボンは皐月賞とダービー勝利、有馬不出走で年度代表馬。ビワハヤヒデは勝ったのは菊花賞のみ。皐月、ダービー、有馬2着という安定した成績が評価されて年度代表馬。

これらと比しても、ゴールドシップは、皐月賞、菊花賞に加えて有馬を勝ったのだ。文句なしである。なのになれなかった。なんとも珍しい例になる。



だいたいが年度代表馬というのはルドルフやブライアン、オペラオー、ディープのような傑物以外は、G1は2勝ぐらいだ。
春天や秋天を勝った古馬と、クラシックをひとつ勝った3歳馬が候補。それが有馬記念で決勝戦をやる。そして勝った方が年度代表馬になる。
前者だと春天と有馬を勝ったサクラローレル。ホウヨウボーイ。テンポイントもこれ。後者だと菊花賞と有馬を勝ったマヤノトップガン。イシノヒカルもそうか。皐月と有馬のトウショウボーイはこれ。
毎年そんなものである。G1を3勝ならもう確定である。もちろんG1にもいろいろある。この場合、八大競走プラスJCが格上になる。ゴールドシップは文句なしだ。



こうしてみると、菊花賞と有馬を驚異的な、それこそ「歴史に残る」と言っても過言ではないロングスパートで勝ち、G1中のG1を3勝していながら年度代表馬になれなかったゴールドシップの不運もまた「歴史的」と言える。

すなわちそれは、「JC>有馬」という時代の証明である。賞金面からも、いま日本一のレースはJCなのだ。
「牝馬三冠」に大した意味はない。私はいまもイギリス競馬に範を取った日本は「五大クラシック」だと思っている。「JCで、世界の馬を、オルフェーヴルを負かしたこと」が決め手なのだろう。

これからは「JCを勝って有馬をパス。そのまま有馬記念馬をしのいで年度代表馬」という形が増えるのだろう。



ゴールドシップとオルフェーヴルとジェンティルドンナが闘う日は来るのだろうか。
ゴールドシップは国内専念だから、あるとしたら秋のJCだ。まずはみなケガをせず無事であってくれ。
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