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サラブレッドの現実──タップダンスシチー行方不明──10億稼いだ馬を殺すのか、友駿ホースクラブ!

タップダンスシチー、行方不明

http://takahiro.com/zakki/648.html

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競馬がどんなに残酷なゲームであるかはよくわかっている。

牧場で、かわいい仔馬が屠殺場に連れて行かれるのを何度も見た。
競走馬になれる能力がないとわかった馬は殺すしかない。
馬はそれがわかる。屠殺場行きトラックに載るのを拒む。あとずさりしていやがる。

担当者が泣きながらそれを押しこむ。仔馬はすがるような目つきで泣く。
それは牧夫として生きて行くための修練だから、出産でその仔馬を取りあげ、育てた牧夫の仕事になる。やらされる。
出産の時、子宮から足を引っぱって取りだしたとき、すぐに自力で、よれよれと立ち上がったとき。
歌にまで歌われた仲の良い「お馬の親子」。
その可愛い仔馬を、屠殺場に向かうトラックに載せねばならない。泣きじゃくる牧夫。

都会から牧場への憧れでやってきた若者が、牧場にいつけるかどうかは、これで決まると生産者は言う。ほとんどがこれが出来ず、牧場の現実を知り、都会へと戻って行く。
とてもとてもきれいごとで語れる世界ではない。

競馬は「生産」にばかりスポットライトが当たるが、「屠殺」の産業なのだ。



仔馬ばかりじゃない。種馬も繁殖牝馬も、役立たずになったら殺す。肉にする。それが定めであり競馬の本質だ。

天寿をまっとうできるサラブレッドは1%もいまい。99%は殺されて肉になって行く。 

高齢の種牡馬や繁殖牝馬の「自然死」に、涙ながらの哀惜の念を寄せている競馬ファンの文を見ると毎度奇妙な気がする。
1%だけを見て99%を無視している。競馬の本質はそんなもんじゃない。

大好きだった馬を、あなたが今、サラミソーセージで喰っているかも知れない。
かわいいペットが喰っているそれに、あなたの大好きだった馬の肉が入っているかも知れない。

サラブレッドの肉は固いので、主に動物園のライオン等の餌になると言うが……。



ちいさな牧場で、餘生を送っている老馬を見るとほのぼのとした。

苦しい時代、毎年確実に仔馬を産んでくれた。父も母もたいした血統じゃないから300万円程度でしか売れなかったけど、毎年確実にそういう収入をもたらしてくれ、3ちゃん牧場(父ちゃん、母ちゃん、じいちゃん)の経営(かまど)を支えてくれた馬。 牧場用語で言う「かまど馬」だ。 

仔を産めない老馬になった。
馬の世話は、高額で売れる若駒も、用無しになった老馬も同じ手数がかかる。役立たずは置いておけない。ふつうは肉にする。殺す。

だがじいちゃんが、「おまえらがおまんまを食えたのも、学校に行けたのも、みなこの馬のお蔭なのだ。おれが面倒を見るから、最後の我が儘だと思って聞いてくれ」と息子夫婦に頼み、殺さなかった。

秋風の中、よれよれの老馬を、じいちゃんが愛しそうになでる。その姿はうつくしかった。
日高で撮った写真は山とあるが、いまも私の宝物の一枚である。じいちゃんも老馬も天寿をまっとうした。

そういう自然死した老馬の墓掘りを手伝ったことがある。主はユンボのような機械でやるが、仕上げはスコップで人間がやる。
「天寿をまっとうできてしあわせだったな」としみじみ思ったものだ。

だがそれは、例外中の例外。
現実には、みな殺されて行く。それが競馬の本質だ。動物の血統をいじる、人間の傲慢な遊び。

本質は、松阪牛のような肉牛の飼育と変らない。



上記、リンクしたブログのかたが大好きな馬だったというタップダンスシチーのその後を調べ、書かれていた。
かってにリンクしたことをお詫びし、貴重な情報を公開してくださったことに感謝したい。
事後承諾になるが、ブログテーマにさせていただいたことを、メールでご報告した。



しかし、いくらなんでもこれはないだろう。
シチー(友駿ホースクラブ愛馬会)の姿勢が問われる。
シチーの内情は知らないが、タップダンスシチーを功労馬として餘生を送らせるぐらいの金はあろう。

JCと宝塚記念を勝ち(JCは伝説的な大差勝ちだ)、有馬記念で二度2着し、金鯱賞を3連覇し、凱旋門賞にも遠征し、年老いても走り続け、10億稼いだタップダンスシチーを肉にするか!? シチーさんよ!

タップダンスシチーは、がんばってがんばって、のんびり過ごせる餘生の権利を勝ちとったのではなかったか。10億稼いで馬主孝行したタップダンスシチーが肉にされるなら、なにをどうすればサラブレッドは餘生をまっとうできるのだ。

1勝も出来ず敗戦記録が話題になった馬が、それを利用して金もうけしようとする連中の手によって、生き長らえる。だけど生き長らえる権利を手にしたのは、そんな負けつづけの馬ではなく、勝って勝って10億稼いだタップダンスシチーだろう。
タップダンスシチーがそうなら、エスポワールシチーのその後も決まっているようなものだ。



仕事柄、競馬がどんなに残酷な遊びかはわかっているつもりだが、久々に、なんともやりきれないものを感じたニュースだった。

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kanren6タップダンスシチーは生きていた

タップダンスシチーの老後は安心できるのか!?
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