角田晃一調教師誕生

 角田が調教師試験に合格したと知る。今月末で引退だ。彼の決意を知っていたひとには当然のことでも、昨年もアントニオバローズを応援し、まだまだ現役騎手だと思っていた当方はおどろいた。
 同期のカツハル、テツゾーもまだがんばっている。武やヨコテンは先輩だ。



 騎手という職業はすばらしい。なによりいいなと思うのは「スプリンターにもステイヤーにもなれること」だ。自分で動くアスリートは限定される。兼任は出来ない。筋肉が違う。騎手はなんにでもなれる。馬の脚質により逃げも出来れば後方一気も出来る。さらにはそれを自分で作りなおしたり出来る。私は野球選手にもサッカー選手にもなりたくないけど騎手だけは経験してみたい。なんでそんなに急いでやめるのか。



 角田は強運の騎手だった。重賞勝ち鞍とG1の比率を見れば一目瞭然だ。数少ない「現役ダービージョッキー」でもある。今秋府中であの引退騎手による「ダービージョッキー」が施行されたら断然の優勝候補だ(笑)。



 私にとって鮮烈なのはなんといってもシスタートウショウだが、勝負師としての頂点はヒシミラクルだろう。前年菊花賞の騎乗でジャングルポケットを降ろされた。乗り替ったペリエは見事にJCを勝った。しかも破った相手がオペラオーだ。これで「角田がまともに乗っていればやっぱり菊花賞は勝っていた」になった。屈辱である。ふつうの勝負師だとフェイドアウトしてしまう。ダービー優勝を思い出に……。
 しかし角田は翌年ヒシミラクルで復活する。前年菊花賞を1番人気で負けた騎手が人気薄馬で優勝するまさにミラクルだった。



 難関の調教師試験にすんなり合格するのも強運だ。頭がいいのだろう。騎手関係の仕事を殆どしていない私には数少ないインタビュウをしたことのある騎手だった。フジキセキがいかに強かったかを熱心に語ってくれた。

 強運と賢さで調教師としても成功するだろう。あらたな門出を祝いつつ、もうターフで見られないのかと思うとすこしさびしくもある。あと何レースぐらい乗るのだろう。さて、馬券はどうなるか。

------------------------------

【附記】 最後の府中

 2月13日、土曜。角田が府中に登場。アナが「騎手として最後の東京競馬場でしょう」と言っていた。
 2鞍騎乗。メインはアントニオバローズで1番人気。16頭立て16着。がっかりさせておいて最終、7番人気のダンツクリスエスで1着。穴を開ける。単勝1980円。2着11番人気、同期のカツハル、3着に2番人気で3連単は38万馬券。
 まだ乗れるのになあ、もったいない。

【附記.2】また最終で!

 2月14日、日曜。京都に戻って最終一鞍だけ騎乗。4番人気で1着。単勝1230円。6番人気、5番人気を引き連れて3連単32万。土日で3鞍乗り2勝。
 調教師試験に合格したこと、いよいよターフともお別れだと思うことでのっているのだろう。

 
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

moneslife

Author:moneslife
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR