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スリーロールス菊花賞優勝1──武牧場の思い出

 スリーロールスが菊花賞を勝った。

あの「伝説の新馬戦」で、アンライバルド、リーチザクラウン、ブエナビスタに続く4着だった馬だ。血統的に父ダンスインザダークも菊花賞むきだ。私はサンデー産駒の中でもダンスインザダークとスペシャルウィークが特に好きなのでその点からも注目していた。

こういうドラマは続いている。「伝説の新馬戦」から「第4の馬」が出て来る「こういう形の伝説の続き」は充分にあり得る。スリーロールスを菊花賞の穴馬として注目していた。

とはいえあくまでも2着3着候補。まさか勝つとは思っていなかった。菊花賞を「アンライバルド、ロジユニヴァースに続いてリーチザクラウンの戴冠」と、ナリタタイシン、ウイニングチケット、ビワハヤヒデの年や、テイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードの年のように、三強が一冠ずつ分けあうパターンを想定していたので予想はハズレ。1着から5着までぜんぶ選んでいるが軸馬が5着ではしょうがない。

スリーロールスに注目していたと言っても、実況アナが言った「生産は新ひだか町の武牧場です」を聞いて驚いたぐらいだからたいしたことはない。まったく知らなかった。あの武牧場が菊花賞馬を送り出した。感無量である。以下、武牧場の話。



静内の武牧場に行ったのは昭和62年だった。安田記念を勝ったフレッシュボイスの「故郷訪問」である。生産者は小笠原牧場。フレッシュボイスの父フィリップオブスペインを繋養していたのが武牧場。牧場主の武勇さんの奥さんは小笠原牧場から嫁いでいた。フレッシュボイスの優勝でフィリップオブスペインの種付け料は上がるし、縁戚の武牧場にとってもうれしいことになる。小笠原牧場での取材には武勇さんも奥さんの栄子さんも来てくれた。ご挨拶し、翌日にはフィリップオブスペインを見に武牧場まで出かけた。

武勇さんはスリーロールスの武宏平調教師の弟。ともに麻布獣医大出身。従兄に武邦彦調教師。武豊騎手は従兄の子になる。ちなみに武豊騎手はこの年がデビュウ。春先のデビュウから順調に勝ち星を重ね、加賀武見の新人最多勝記録58勝を更新するのではと期待を集めていた。



牧場社会は「隣がライバル」である。横の縁の薄い社会だ。そんなとき役立つのが学閥である。牧場主は跡取りを獣医大に薦めることが多い。卒業生同士ということで縦の繋がりが出来る。個々独立した一匹狼の牧場が出身校で繋がって行く。日高でも、いくつかの獣医大出身者が同窓会を作って親交を深めていた。

武勇さんは麻布獣医大出身者が集う日高の「麻布獣医会」のリーダーだった。武さんを兄貴と慕う麻布獣医大出身の若い牧場主が集っていた。千代田牧場の跡取りの飯田さん、小笠原牧場の跡取りも麻布だった。

武さんは騎手をしていたのではと思うぐらい小柄で細身のひとだった。気さくな侠気のあるかたであり、滞在中私は何度も牧場を訪問して馬の病気や治療について教えてもらった。





古い人間なので若い頃覚えたまま麻布獣医大と書いてしまった。調べてみるともう1980年に「麻布大学」と改名している。正しくは「麻布大学獣医学科出身」になる。古いままでいかせていただく。「新ひだか町」も「静内」で行く。あたらしくしたらわからなくなるので。
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