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「日本競馬史上初の兄弟騎手G1連覇」は武兄弟だった

 なぜかそういう報道を見たこともあり、デムーロ兄弟が最初だと勘違いしていた。今の今まで疑問を抱かなかった。
過日提出した原稿に、今日専門家から指摘をいただいたときも、思わず「エッ!?」と思ったほどだ。







2000年10月15日と22日にすでに武兄弟が達成していました。ティコティコタック(秋華賞)→エアシャカール(菊花賞)です。







 言われてみればまったくその通りである。弁明の餘地もない。赤面して縮こまるばかり。「クラシックレースの兄弟連覇」はデムーロ兄弟が初だが、「GⅠ連覇」なら武兄弟が先である。こんな勘違いもあるんだなあ。ひたすら恥ずかしい。

  私のほうの言い訳はふたつ。
 ひとつは、私はいまも「牝馬三冠」なるものを認めていないこと。日本が手本としたイギリスにもそれはなく、「三冠」は、日本で言うと菊花賞になる。つまりイギリス的に「牝馬三冠」なるものがあるとしたら、桜花賞、オークス、菊花賞なのである。本家の真似をしたものを上手に改良するのが得意な日本人は、ここでも「牡馬三冠があるなら牝馬だけの牝馬三冠を」とかってにそんなものを作りだして名乗っている。イギリスはイギリスであり日本は日本でいいのだが、どうにも私はいまだに「牝馬三冠」にはしゃいでいない。

 てなことを言ってもしょうがないのだが、ともかく私は「五大クラシック」の感覚が強い。それでもエリザベス女王杯には前身のビクトリアカップのころから、それなりの思い出も思い入れもあるのだが、それを古馬にも開放して、いかにもの新設秋華賞になるとなにもない。それで「武幸四郎秋華賞勝ち──G1制覇」を忘れていた。





 もうひとつ。こっちのほうが本音だが、私はこのとき外国にいた。サッカーボーイの仔の人気薄ティコティコタックの秋華賞優勝も、翌週のエアシャカールの菊花賞も見ていない。馬券も買っていない。だから印象が薄い。馬券を買っていたら、こんな「史上初の記録」を忘れることはなかった。
 週刊アサヒ芸能に競馬コラムを連載していたころで、2週間前に想定出馬表を外国までファクスしてもらって予想コラムは書いた。もちろん大外れである。編集部に電話してティコティコタックが勝ったと聞いたが、「はあ?」ってなもんだった。記憶に薄いGⅠだった。



 馬券のことで言うと、「外国にいたから馬券を買っていない」のではない。基本として春秋のG1の時期は日本にいるようにしていた。それはまあ競馬ライターなのだから礼儀だろう。さすがに今に至るもダービーの時に外国に行っていたことはない。秋華賞はどうでもいいが、菊花賞の時に外国に出たのはこのときが初めてだった。
 外国にいて買えないからこそ友人に頼んで買ってもらった馬券は数多い。つまり、秋華賞はそれほど興味のないレースだったのである。
 菊花賞は別だ。何十年も買い続けてきている。だからまともなら友人に頼んで買ってもらった。だけど神戸新聞杯でわからなくなった。

 トライアル神戸新聞のエアシャカールのひどさだ。これはまだ日本にいて観ている。馬券も買っていた。ハズれた。顔をそっぽに向け、どうしようもないと思った。とんでもない癖馬だった。3着に敗れている。菊花賞は無理だと思った。
 でも武はあれで、矯正していったんだな。外国のインターネットでエアシャカールの二冠を知り、感動した。ただし日本にいたら、エアシャカールを消して穴を狙い大外れだった。いま調べたら、神戸新聞杯であんなひどい走り方をして3着なのに、単勝1.7倍の断然人気になっている。ファンはすごいな。見抜いている。
 7センチの差でダービーを河内アグネスフライトに敗れた二冠馬だが、あれを勝っていたら、武はディープ以前に三冠騎手になっていた。エアシャカールは史上最弱の三冠馬と言われたろう。







 武兄弟による「日本競馬史上初の兄弟G1制覇」は、私にはエアポケットのような記憶になっていた。

 ここを読んだひとにも、「GⅠ連覇史上初は武兄弟だ、デムーロ兄弟じゃないぞ!」と思ったかたはいただろう。すみません、まったく気づきませんでした。お詫びして訂正します。その他の該当記事も、時間を見つけて直します。
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フジ競馬中継──キズナの走りを「ピョンピョン跳んでますね」と言う大島麻衣のいいかげん(笑)

月曜明け方、録画しておいたフジテレビの競馬中継を見た。

あのくだらん予想コーナー。
キズナ本命の井崎さんが京都新聞杯直線のキズナを見ながら、「飛んでいるみたいでしょ。お父さんのディープインパクトの若駒ステークスを思い出すね」と言う。父ディープの、あの伝説の若駒ステークスを思い出させるすばらしい走りだった。今までいちばんそれに近かったのは、昨年の、若葉ステークスのワールドエースだったが、今年の京都新聞杯のキズナはそれを越えた。

テレビでは京都新聞杯の直線が繰り返し流されている。出演者もみなモニターで確認しているはずだ。
井崎さんの言葉を受けて、予想コーナーの相棒である大島麻衣が、素速く「ほんとですね、ピョンピョンピョンピョン跳んでましたものねえ」と返す。大島としては当意即妙のいい返しのつもりなのだろう。噴いた。



ディープインパクトの乗り心地を問われて、武は「走るというより飛ぶ感じ」と言った。名言となって伝わっている。
言うまでもなくそれは「飛ぶ」であり、地を走るというより大空を舞う鳥の滑空のようだという、ディープインパクトの乗り心地を表現した比喩である。

それを知らない大島は、井崎さんの「飛ぶ」を「跳ぶ」だと思ってしまった。ウサギのようにピョンピョン跳びはねているイメージが湧いたのだろう。 それは武の言った「飛ぶ」とは正反対になる。



大島は頭が良い。会話の反射神経も良い。そのことに自信を持っているのだろう。だが基本的な努力をしない。「運動神経の良さ」だけで世渡りしようとしている。

もしもマジメなタレントが、あらたな仕事となった競馬を、ミスすることなく、これからも長いあいだの仕事にしようと思ったら、基礎的な勉強をするだろう。
ここ10年の競馬で最大のスターであり、いま種牡馬としても旬であるディープインパクトの情報は溢れており、武の「走るというより飛ぶ感じ」なんて名言は、もっとも学びやすい智識だ。

大島がそういう性格のタレントだったら、しっかりとこのことを学んでいて、井崎さんの言葉を受け、「『走るというより飛ぶ感じ!』ですね!」と応答したろう。井崎さんはすぐに、「おっ、勉強してるね!」と褒めてやり、競馬ファンの大島への好感度はあがった。
だが才能だけで世渡りしようとして努力しない彼女が実際に言ったのは、「ピョンピョンピョンピョン跳んでましたものねえ」という見当違いのひとことだった(笑)。あきれた視聴者も多かったろう。



【芸スポ萬金譚】のほうに《タカトシの時間ですよSP──誤って伝わった漢字「笑う」と「咲く」について》というのを書いた。
ここでも千原ジュニアと塚地が、お笑い芸人の「反射神経の良さ」で即座にツッコミを挿れている。だがそれは日本語と漢字の成り立ちを知らない無智でしかなかった。「さすがと言われるツッコミの早さと巧さ」のはずが、単に「バカを晒した」になっている。今回の大島とよく似ている。



大島も言わねばいいのだ。
「ほんと、速いですねえ」だけでいい。でもへんに反射神経がいいものだから、つい「ピョンピョンピョンピョン跳んでましたものねえ」と言ってしまう(笑)。

もしももっと頭が良く、しっかり京都新聞杯の映像を見たならば、それはウサギのような「ピョンピョン跳ぶ」とは無縁の走りだったから、決して出て来る言葉ではなかった。モニターを見ていない。いわゆる「実のない言葉づかい」である。その場の雰囲気に合わせて、適当にサラっと流しているだけなのだ。

銀座ホステスになったら大成するだろう。誰とでもそこそこ話が出来る。幅広い対応だ。誠意のカケラもないが(笑)。
と言ったら銀座ホステスナンバーワンに叱られるか。「ああいう不勉強なタイプは銀座では成功しません! あれが受けるのは田舎のスナックまでです」と。



この番組を見ていると、「生涯、一お笑い競馬評論家」に撤している井崎さんの生きかたに感動する。
先輩の大川慶次郎さんがメインのときは、若手評論家としての「軽チャー」がよかった。対比の妙である。井崎さんのトンデモデータ予想への、大川さんの「井崎くんも、これがないといいんだけどねえ」も楽しかった。

だが大川さんが故人となり、いつしか井崎さんも大川さんの年齢になった。人品骨柄、品格教養、すべてにおいて文句なしのかたである。しっかりしたメイン評論家になるべきだろう。なのに「それはぼくには似合わない」と思っているのか、決してメインになろうとしない。あいかわらずの「軽チャー」をやっている。

それどころかヒロシなんてのがメインになったら、ひな壇後方に下がるし、今回も前列のおぎやはぎが好き放題言っているのに対して、後ろの段にすわってニコニコしていた。
会社員で言ったら、取締役になれるのに、「いえいえ、私はここでけっこうです」と課長以上にはなろうとしないタイプか。そうして、自分が新人教育をしたようなのを上役の部長として立てている。まさに出世を拒む「リアル浜ちゃん」である。(←「釣りバカ日誌」)

お笑い芸人で言ったら、「ロンハー」の一番上のひな壇で、ビートたけしが、狩野英孝やアンガ田中とガヤ芸人をやっているようなものである。凄すぎる。



大島の「ピョンピョンピョンピョン跳んでましたものねえ」の勘違いに、一瞬で井崎さんは気づく。「あ、まずい。飛ぶを跳ぶと勘違いしている!」と。でも口には出せない。笑ってごまかす。その戸惑い。表情がおもしろい(笑)。
いろいろ笑わせてくれる番組である。

MCの女が「さあ、いよいよ次はダービーのパドックです。もちろん全馬18頭をお見せします」と言ったときは、「全馬見せるのは特別なのか! ふだんは見せないのか!」とひとりツッコミを挿れて楽しんだ。まあ実際見せないものね。裏開催のメインなんて見せたことない。なにを考えているんだ、ここのスタッフは。
腹を立てるのは健康に良くないから居直って楽しむしかない。なんだかね。

ダービー引き分け記──エピファネイアとの春クラシック──武兄弟、GⅠ連覇!

 去年のラジオNIKKEI杯2歳ステークスのときからクラシックはエピファネイアと決めていた。シーザリオがやっと走る馬を出したのだ。
 皐月賞は2着。ならダービーだ。天国のラインクラフトに「シーザリオの仔がダービーを勝ったよ」と報告するのが今年の私のダービーテーマだった。本命に迷いはない。3連単1着固定勝負。



 しかし皐月賞の負けかたはキツかった。レコードタイムの2着ではあるが完敗だった。でも東京の2400なら逆転はあり得る。父シンボリクリスエスは2着だったが、母は日米のオークスを勝っている。母の父はダービー馬だ。かなり身贔屓だが、府中の2400ならロゴタイプを逆転可能と読んだ。

 3頭出しの藤沢調教師が「悲願のダービー制覇」と話題になっている。藤沢師の最高着順はシンボリクリスエスとゼンノロブロイでの2着。なら藤沢師の馬は勝たなかったが代わりにシンボリクリスエスが無念を晴らした、でもストーリィにはなる。



 ところが別路線からすごいのが現れた。キズナだ。京都新聞杯の勝ちっぷりはまさに父ディープを彷彿とさせる切れ味だった。あの切れはエピファネイアにはない。エピファネイアが先頭に立ったところを、一瞬にして交わされるシーンが浮かぶ。
 さらにはソエの情報まで流れてきた。最終追い切りは予定変更しての坂路である。これはよくない。

 勝つのはキズナか。武豊ダービー5勝目。社台に干されたときにずっと応援してくれたマエコウファミリーへの恩返しだ。ノースヒルズはノーリーズンが皐月賞を勝っているがダービーは初制覇になる。



 それでも、これでいいのだと確信できたのは偶然目にしたNHKの映像だった。
 私はいまテレビをほとんど見ない。週に2,3本、バラエティ番組を録画しておいて見るが、いわゆる「起きたらまずテレビ、帰宅したらとりあえずテレビ」という習慣とは完全に縁が切れている。それとNHK嫌いがある。朝の連ドラ、大河ドラマ、紅白歌合戦、見たことがない。まったく知らない。

 かつて、朝のワイドショーをよく見ていた時期があった。テレビ習慣病のころである。起きたらまずテレビを点けていた。そのときも、オヅラであり、テレ朝であり、みのもんただった。NHKの朝の7時台なんて見た記憶がない。



 その私が、いまもって不思議でならないのだが、24日の金曜日、朝の7時半ぐらい、なぜかテレビを点けたのだ。しかもNHKだった。なぜNHKだったのだろうと今考えて、その日の明け方に大相撲ダイジェストを予約録画したので、その名残だったのだと気づく。

 そこに福永親子が出ていた。生出演ではない。ドキュメント風の構成だった。高知競馬の「福永洋一杯」の映像を流し、車イスの父を押す息子の姿が映っていた。ひさしぶりに見る福永が老けていて胸が痛んだ。福永の勝てなかったダービーを、早く勝てよ祐一、父さんはいつまでも待っちゃくれないぞ、と思ったら迷いが消えた。
 テレビを見ない私がこんなものを偶然に見られたのだ。それも縁だろう。
 シーザリオの息子のダービー。福永洋一の息子のダービー。迷いなくエピファネイアで行く。

 私は競馬文章を書くようになって四半世紀以上経ったが、〝天才〟という形容をしたのは福永洋一騎手だけである。
 南井克巳は言った。「〝天才〟は洋一さんやったと思いますよ。だって洋一さんが乗ったら、それまで動かなかった馬が動くんですから」(この場合の「動く」は「勝つ」という意味あいである。)
 どんなに武豊が好きでも、私は〝天才〟は、福永洋一にしか使わない。今までもこれからも。



2013derby



















 3連単1着固定、18点勝負。

 黄色帽子のエピファネイアだけを見ていたダービーだった。
 蹴躓いたときはビクっとした。あれでもうダメだと思った。だから直線で伸びてきたときは、興奮して叫ぶのではなく、息を殺して見守った。
 だけどやっぱり切れ味が違っていた。ディープの切れ味で、武豊が並ぶ間もなく交わしていた。アドマイヤベガの文章に「風のようにすり抜けたゴール」と書いたが、あれを思い出す、さわやかな完勝だった。



 エピファネイアが勝っていても、3着のアポロソニックがないから馬券はハズれだ。
 私は青葉賞馬が大好きだ。毎年重視している。いまだ最高成績は2着だが、青葉賞馬がダービー優勝するときはぜったいに当てたいと思っている。
 しかし今回は勝ち馬のヒラボクディープからして消したから(理由は言わずもがな)、2着の逃げ粘った外国産馬アポロソニックは完全無視である。青葉賞を逃げて2着だったが強いとは思わなかった。
 だがこのダービーは、完全に沈没するパターンなのに二枚腰を使った見事な3着だった。力を見抜けなかった自分を恥じる。菊花賞、春天が楽しみだ。



2013derbygoal











 おめでとう、武さん。おめでとう、キズナ。おめでとう、マエシンさん。
 不遇の武豊を応援してきたノースヒルズのダービー初優勝がうれしい。それが「絆」だ。桜花賞馬ファレノプシスと武豊の絆、その弟キズナとの絆。
 佐々木調教師と佐藤哲三の絆。それを受けついだ武豊との絆。

 桜花賞、皐月賞を連覇したデムーロ兄弟に続いて、オークス、ダービーを武兄弟が連覇した。
 今年のテーマは「兄弟」であり「絆」だった。 
 
 私はそれを「親子」と「愛情」だと思った。その読み間違いですでに完敗だった。だけどエピファネイアと歩んだ今年の春クラシックに一片の悔いもない。

2013derbychakujun









2013derbyharaimodoshi






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 以下のことはみっともないので書きたくない。「ダービー完敗記──エピファネイアと玉砕して悔いなし!」としたい。でもそれじゃウソになるから正直に書く。

「ソエが出て、最終追い切りは坂路」と知ったとき、キズナかロゴタイプに負けての2着が浮かんだ。
 それで、
image3819


 という枠連2点を買った。皐月賞の時のようにパドックを見て不安になり、急いで買い足したのではない。エピファネイアと心中だと土曜にもう馬券を買ったのだが、そのとき3連単と一緒にこの枠連も買った。3連単がハズれたときの保険だから、これの的中で元取りになるように購入額は計算した。両方当たるのが理想だが……。

 結果、土曜昼には上記のオッズだったが、直前には枠連1-5は5倍を切るぐらいまで下がり、トリガミだろうと覚悟していたら、逆にエピファネイアに不安になるひとが多かったのか、6.9倍と上がっていて、引き分けに持ちこめた。正しくは微額の浮きになる。だから引き分け記としたが……。



 やはりダービーは競馬の華だな。
 今年も、忘れられないダービーになった。

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【追記】──なんともすばらしいロゴタイプの馬体

 いつみてもロゴタイプの丸く溌剌とした馬体がすばらしい。ほれぼれるする。秋は菊花賞ではなく秋天に行くものと思うが、この馬、ダイワメジャー並に中距離のGⅠを総なめするんじゃないか。 ダイワメジャーは咽なりの手術をし、皐月賞の後のGⅠ制覇が遅れたが、缺陥のないロゴタイプの出世は、もっと早い気がする。なんとも楽しみだ。

 しかしこれはまた〝相馬眼〟というようなリッパな話ではない。単なる「好み」である。どんなスタイルの女が好きかと同じだ。私はロゴタイプのような形の馬が好きなのである。 

ダービー予想──GⅠ連覇か武兄弟!?──福永、父に届けろ、ダービー優勝!?

桜花賞をデムーロ弟が、皐月賞をデムーロ兄が勝ち、日本競馬史上初の兄弟騎手によるGⅠ連覇が達成されたが、赳夫等とが、──バカATOK、でもそれだけマイナーなのか──武弟がオークスを勝ったから、武兄がダービーを勝つと、史上二組目の兄弟GⅠ連覇になるわけか。なるほど、キズナが1番人気なのは、それも関係あるのかな。

社台グループから干された武兄を応援してきたのは、メイショウの松本オーナーと、マエコウさんだった。 トレイルブレイザーでの遠征は記憶に新しい。キズナは正しくはマエシンさんだけど同じノースヒルズだ。そういやノーリーズンで菊花賞落馬なんてこともあった。
武兄でGⅠを3勝したのがファレノプシス。もちろんこれもノースヒルズ。キズナはその弟だ。武兄が5度目のダービーを勝つのか!?

武が勝つのか、福永の初めてのダービー制覇か。
ローエングリーンの仔ロゴタイプで照哉さん二冠達成か、デムーロ弟も兄に続いて日本ダービー騎手になるのか。
ウイリアムズのコディーノだったらヨコテン、気の毒だな。でも今回はこれはないと読む。

いよいよダービーだ。 



【追記】──史上初のGⅠ連覇は武兄弟が最初──5/31

完全に勘違いしていました。今回JRA関係者から指摘をいただくまで気づきませんでした。
「兄弟騎手クラシック連覇」はデムーロ兄弟が初ですが、「GⅠ連覇」なら、すでに2000年に、もう13年も前に、秋華賞をティコティコタックで武弟が、菊花賞をエアシャカールで武兄が制覇していました。

秋華賞が新設のGⅠであり、私は「牝馬三冠」というものに疑問なので、そのこともあったと思いますが、JRAの認定しているGⅠを兄弟騎手で連覇したのは武兄弟が最初です。お詫びして訂正します。

しかし、この件に関し、多くのかたとメールやツイッターDMでやりとりしていたのに、誰もが「デムーロ兄弟、すごすぎます」「こんなことがあっていいんでしょうか。感動です」なんてのばかりで、「あんなの武兄弟が13年前にやってます!」ってのがひとつもありませんでした。ティコティコタックは人気薄だったし、その後も活躍しなかったので、忘れられたGⅠ制覇だったのでしょう。

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以前ネットで入手したエピファネイアのいい写真をもういちど。そこにも書いたけど、とてもいい写真なので撮影者をきちんと書きたいけど不明なので書けない。残念。 しかしいい馬だなあ。母父スペシャルウィークを思い出す。

epiphania

競馬をもうやめようかと、というのこと──そのままやめてください

 ネット有名人、ツイッターフォロワー10万人を誇る<きっこさん>のつぶやき。

kikko-kurofune








 やめてくれ。ぜひこのまま競馬をやめてくれ。長年軽蔑していた競馬に、いきなり、知ったかぶり参戦してきて、無理矢理作りあげたウソまみれのホワイトフォンテン話とか、どれほど不快にされたことか。

 競馬からはもうきっぱし足を洗い、フクシマミズホや山本太郎讃歌、安倍首相や石原慎太郎の悪口に撤してくれ。アフィリエイト商人として生きてくれ。競馬を語らないでくれ。



 kikko-hashimoto
 
 クロフネサプライズ骨折の唯一の収穫は、きっこというネカマオヤジが競馬をやめたことだな。

 男に二言はあるまい。宣言通り二度と競馬に触れないなら、鼻カルボでも耳ペペロンチーノでも、わしがやっちゃる。ヒヒーン!

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kikko-baken2013【追記】──やめるはずもないが──6/1

「競馬、やめようかな」と言って、競馬ファンから「やめないで!」殺到を計算したんだろうけど、誰からも来なかったみたいで、盛りあがることもなく、とりあえずキズナのダービー馬券を買わないだけで、今日からまたしっかり買いまくってます(笑)。 

このひとは表向き発表馬券の10倍は買いまくってますね。その中から当たり馬券だけを晒して的中率を自慢してます。こんな馬券名人がほんとにこの世にいたら、あっというまに億万長者ですね。

毎週あちこちのレースに200円ずつ合計2千円ぐらい馬券を買って払戻は常に2万円以上。それがもう何年も続いています。毎週2万円の予算にすれば毎週20万以上の払戻で、毎週20万の予算にすれば、毎週200万の払戻、軽く馬券の儲けだけで年収一億です。そんなヤツがいるかよ(笑)。

実態は毎週1レースから最終まで、中央開催から地方開催まで、あれこれ馬券を2,300円ずつ買いまくり、合計3万円ぐらい使って、払戻が8000円から12000円ぐらい。その中の当たった馬券だけをアップしてるってとこでしょう。 

馬券遊びとしては愉しいけど、ぜったいに儲からないやりかたですね。
私もお金があまっているときは、昼から酒を飲みつつ、ラジオを聞きながら、こんなことをしたりします。
でもすこしでも確実にお金を儲ける方にちかづきたいなら、1レースに絞って、そこに3万円つっこむようになります。
あらゆるレースに300円ぐらいずつ参加するというのは、いわば儲けなくてもいい余裕のあるひとの遊びです。

日本ダービー第80回記念──アニヴァーサリーブック

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 ダービー当日に無料配付される特別プレゼント。日本ダービー80年史。オールカラー全60ページの豪華本。
 全国の競馬場とウインズで配付されます。

 本家の東京競馬場でも2万部だそうですので、早く行かないと入手はむずかしいでしょう。その他、地方のWINSだと500部とか千部とか、そんなものでしょうか。貴重品です。ぜひ記念の一冊にしてください。すくなくとも90回記念まで、あと10年は作られないものですから。
 90回記念、100回記念も書いてみたいものです。 

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【追記】──2013/5/27
 東京競馬場では2万部用意したものが午前11時には0になったとか。手に入れられなかったかたも多いでしょう。
 しかしこれ、お金掛かってるなあ。豪華だもの。昨年の最終開催日のレープロ合本といい、JRAのいい企画だ。 

2013オークス完敗記──軸は当たったが勝ち馬が……──フジテレビのお粗末な実況

 内田と戸崎の大井出身ワンツーを夢見た。
 2頭の1,2着固定3連単で勝負。
 共にディープインパクト産駒。フローラSの結果通り、馬はデニムアンドルビーのほうが強いと思うが、JRA騎手として初のGⅠ制覇をめざす戸崎エバーブロッサムの逆転もあり得る。気分は戸崎1着! 内田2着!
 3連単フォーメーション12点勝負。

2013oaks1
















 結果は、1着メイショウマンボ、2着エバーブロッサム、3着デニムアンドルビー。軸の2頭は来ているが、勝ち馬のメイショウマンボを無視したのでどうしようもない完敗。3連単15万馬券。
 2着3着を当てるのはむずかしくない。誇れるのは、メイショウマンボを1着に指定したひとだ。私は「2頭軸マルチ」にしても相手に入れられなかった。



 でも日高の弱小生産者の馬を数多く購入しているメイショウ松本オーナーは大好きだし、今回も高昭牧場生産馬だ。スズカマンボの仔のGⅠ制覇を心からうれしく思う。口惜しさはない。松本オーナー、おめでとうございます。

 あの春天を大穴で勝ったスズカマンボの仔がディープインパクトの仔を凌いでGⅠ制覇である。どこまですごいんだサンデーの血(笑)。短距離馬デュランダルの娘がオークスを勝ったりするし。今回無敗馬でそこそこ人気になっていたサクラプレジールはサクラプレジデントの仔だ。
 出走馬18頭中、サンデーの孫でないのは、ローブティサージュとリラコサージュの「サージュ」2頭だけ。



 保険としてこんな3連複も買った。10点。
2013oaks2 
 2頭軸の2頭は当たっているし、すごい人気薄(5-12-13は600倍)にも流しているのだが、勝ち馬メイショウマンボを消していては当たるはずもない。総流しにして3連複156倍を狙うべきだったか。総流し16点を10点にしなくてもよかった。でも絞ってしまう。



 メイショウの馬もオーナーも好きだしメイショウマンボの血統も好きなのになぜ買わないかと言えば、やはり鞍上にいい思い出がひとつもないからだ。大穴騎手である。その大穴をひとつでも取っていれば印象も変わるのだろうが、みな「大勝負をしたときに来なくてもいいのに来やがって、という大外れの原因になった騎手」なのだから好きにはなれない。



 社台グループから干された武豊に馬を廻してくれる松本オーナーに感謝していたら(一ファンがそんなことに感謝すること自体僭越なのだけれど)、今回、武兄ではなく武弟が大仕事をやって恩返しをした。いい話である。ミルコ兄弟ほどではないが、これはこれで今春のテーマ、兄弟騎手の話題ではある。
 しかしまた考えてみれば、メイショウサムソンの三冠のかかった菊花賞で、それを阻んだのもまた武弟なのだった。



 大好きな丸山元気が騎乗した桜花賞馬アユサンは惜しい4着。丸山はこの経験で大きく成長したろう。GⅠ騎手になる日が待ち遠しい。

 いよいよ来週はダービー。資金のとぼしいさびしいダービーウィークとなった。ウオッカでも応援するか。その代わり安田記念で大勝負しよう。こっちはアグネスデジタルだ。

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【追記】──なんともお粗末なフジテレビの実況

 帰宅して、録画しておいたフジテレビの番組を見た。
 あの〝ウンチク披露、知ったかぶりアナ〟が実況していた。
 直線、鮮やかに抜けだしたメイショウマンボの名を言わない。言えない。いわゆる「来そうな馬を想定して、頭の中で実況を組み立てていたら、予定にない馬が来たので慌ててしまい、その馬の名が出て来ないパターン」である。なんとも失礼でお粗末な実況。実況慣れしていないアナをGⅠで起用したテレビ局の罪は重い。
 この番組がこの世から消えることを願う。 

レープロ「名馬の肖像」──ヴィクトリアマイルのコイウタ

コイウタ0001

































「口惜しさに唇かんだあの日」があって、
「5度目のG1挑戦」がヴィクトリアマイルで、
「この日を夢見て」

もろにヴィルシーナ。すべてがヴィルシーナ。

この馬以外の単勝を買ったひとはおばかさんだ。
しかしそれをわかっていてハズれた私はもっとおばかさんだ。
だったら単勝かよ。

シャドウゲイト、アイルランドで種牡馬入り!──おめでとう!──2007年中山金杯の思い出

07年のシンガポール航空国際Cを制したシャドウゲイト(牡11、アイルランド・児玉) が同国で種牡馬入りすることになった。

15日、レーシングポスト電子版が報じた。美浦・加藤征厩舎からデビューした同馬は日本でもG3を2勝。12年にアイルランドの児玉敬厩舎に移籍後は2戦1勝。 欧州で活躍したホワイトマズルの産駒であること、G1勝ちの実績、昨年10月19日のアイルランドのデビュー戦(AW2100メートル)でのレコード勝ちが評価され、種牡馬入りとなった。


日刊スポーツ 5月16日(木)0時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130516-00000007-nksports-horse

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 よかったなあ、おめでとう。殺されずに餘生を送ることを願う。
 時代が変わり、「むかしならとても考えられなかったこと」が起きるようになった。これなんか典型的なそれになる。むかしは逆だった。イギリスやアイルランドで「とても種牡馬になれないような馬」を、競馬後進国の日本が輸入して種牡馬にしていた。大好きな種牡馬テスコボーイなんて、なんとも貧弱な競走成績である。日本でなきゃあの大成功はなかったろう。いま残っているのはサクラユタカオー、バクシンオーの系譜だけで、消えいる寸前だが……。

 サンデーサイレンスだって、血統の悪さからアメリカじゃ軽視されていたし、日本でなきゃ、しかも社台でなきゃ今のような発展はなかったろうと言われている。
 とにかく今までは、「外国だったらダメなものを日本が再生していた」のである。なのに逆のケースも出てきた。なんともうれしい。

 そして思うのはコスモバルクだ。同じようにあちらで種牡馬入りし、活躍馬が出るのが夢だったが……。
 昨今、さして会いたい馬もいないが、日高に行ったらマイネルで功労馬として餘生を送っているコスモバルクに会いたい。
 そしてまた、アイルランドに遊びに行ったら、ぜひシャドウゲイトに会ってきたい。



 私のシャドウゲイト一番の思い出は2007年の中山金杯。結果はこれ。
kinpai2007








 この3連単を当てた。配当がこれ。
kinpai2007haitou






 馬券下手らしく、恥ずかしい思い出になる。
 中山競馬場にいた。1レースから買いまくっていた。当たったりハズれたり、成績はそこそこ。
 メイン金杯の本線は馬単で2万円ほど。本命はシャドウゲイトである。3番人気だった。私はこの馬の馬体が好きだ。
 読みは正しかったことになる。勝ち馬だから。
 ウスラばかのウスラ記憶によれば、馬単5千円3点に、抑えの馬連千円5点だったように記憶している。
 このころは今このブログによく書いている「3連単フォーメーション30点買い」なんてのはやっていない。現場でそんな慌ただしいマークシートはやっていられない。馬単がメインだった。



 自分の予想で、自分の馬券を買ったあと、まったく今以て不思議でならないのだが、ふだん他人の予想に乗ることなどまったくないのに、なぜかそのとき、サンスポの片隅にあった「3連単フォーメーション12点買い」に乗ったのである。本紙予想ではない。3連単を担当している一記者の予想だった。シャドウゲイト1着固定、相手4頭の12点予想である。なぜか、まったくもって理解に苦しむのだが、それを気まぐれで100円ずつ買ってみたのだ。不思議でならない。

 結果、この1200円が的中して12万8千円になった。この予想のすごいのは相手4頭の中に人気薄のアサカディフィート(前年の覇者ではあるのだが)を入れていたことだ。私本来の本線の馬単はアサカディフィート無視だからもちろん大外れ。なのにこの3連単を買っていたので、オケラになるはずがプラスになった。



 これに味を占めてその後はその記者の予想に乗るようになったとか、同じように気まぐれで他者のそんな3連単予想を買ってみるようになったとか、そんなことは一切ない。そこがまた不思議だ。たった一度の気まぐれだった。
 だからこそこの珍しい体験は記憶に残った。

 それから4年後、私はその記者の名を、「未成年買春で逮捕」で思い出すことになる。
 なんともせつない話だった。未成年買春に眉を顰めるような健全派ではないが、岳父の葬儀を仕切った後のそれだということと、なんとなく常習のにおいがイヤだった。

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kanren6  サンスポ記者の買春容疑──ブログ時代の不幸

サウンドオブハート引退、繁殖入り──いい仔を産めよ!

サウンドオブハート引退、繁殖入り

 ヴィクトリアマイルで歩様を乱し、14着に敗れたサウンドオブハート(牝4、松山康)の現役引退が決まった。レース中に異常を感じた池添騎手が入線後に下馬。以降は経過観察中だったが、15日に受けたエコー検査で左前浅屈腱不全断裂で競走能力喪失との診断が下り、繁殖入りが決まった。松山康師は肩を落としながらも「阪神JFに桜花賞、ヴィクトリアマイルと華々しい舞台でよく頑張ってくれた。残念だが、いい子を生んでほしい」と母としての活躍を願う。

 今後は生まれ故郷のタイヘイ牧場(青森県八戸市)に移動し、繁殖生活に備える。今年の阪神牝馬S(G2)でトレーナーに8年ぶりの重賞勝利をプレゼントするなど通算10戦6勝。総収得賞金は1億7261万1000円。
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20130515-1127541.html 

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 タイヘイ牧場と言えば、故・大川慶次郎さんの生れ故郷である。「大平=タイヘイ」の名は、大川さんの祖父の「大川平三郎」の名から来ている。その後、経営は代わってしまったけれど。
 青森生産馬としては、近年ここまで活躍した馬はいない。でも父はアグネスタキオンと北海道の社台系だ。期待馬なので海を渡ったのだろう。青森の種牡馬と言ったら、メジロベイリーとかヒシアケボノ(死去)とか地味だものねえ。

 引退は残念だけれど、予後不良にならなくてよかった。いいおかあさんになってくれ。

 なにをつけるんだろう。タキオン肌だから、キンカメとかクロフネとか、そっち方面か。
 ここまで活躍した名牝だから、青森の地味な種牡馬じゃなくて社台系になるのだろう。

 青森の種牡馬と言えばフサイチコンコルドがいる。これだとカーリアンのクロスが生じる。近すぎるか(笑)。

soundofheart







 

調教師の停年制に関して──かつては英断だったが──ガラケー(ガラパゴス競馬)のこと

 サウンドオブハートの松山康久調教師が今年限りで定年であり、最後にG1を、のような記事を見かけた。
調教師70歳定年制」に関してはWikipediaでもまとめてあるので読んでいただくとして。

Matsuyama40 私にとって松山調教師と言えばお父さんの「吉三郎」さんであり、康久さんは若先生だった。今年はダービーが80回目。康久さんがミスターシービー(秋に三冠馬)で勝ったのは第50回。30年前。39歳の若手調教師だった。その若先生が来年は定年なのだとか。

 これが実施されたとき、私は「老害」があるし、当然だと思った。英断だと。それまで調教師は「死ぬまで調教師」だった。

 ところが、時が過ぎて考えが変わってきた。



 むかし、駿馬は5歳暮れ(現4歳暮れ)で引退した。
 ハイセイコーやトウショウボーイが代表である。
 テンポイントのように5歳暮れで日本一になり、6歳時も現役続行とした馬は、ヒーローとしてはむしろ珍しかった。
 グリーングラスは、トウショウボーイがターフを去り、テンポイントが死んだ後、7歳で有馬記念を勝つ。
 それは私にとって「老雄の頑張り」だった。
 しかし今で考えるなら「6歳の暮れ」でしかない。バリバリである。

〝走る労働者〟と言われ、日々頑張る庶民の代表として、一面で、年老いても気の毒に、強慾な馬主に酷使される可哀想な馬として語られるトウフクセダンも、引退時8歳(現7歳)に過ぎない。
 むかしは、そんな感覚だった。

 近年、むかしの5歳暮れで引退した名馬はディープインパクトぐらいだ。



 時が過ぎ、馬の停年も感覚が変った。
 昨今の事情は、不確かな若駒に期待して冒険をするより、安定したオープン馬に、そのままがんばってもらうというスタイルのようである。それが馬主経済的にも、調教師にとっても馬主にとってもベストなのだ。

 考えて見りゃ当然である。60歳の人間を定年だとクビにして22歳の人間を採用するのは、給料の問題があるからだ。高い給金を取る60歳ひとりで22歳が3人もやとえる。ずっと効率的だ。その60歳に絶対的な職能がないがきり。人間世界では。
 そしてサラリーマンと呼ばれる人種の場合、ほとんどその「絶対的職能」はない。
 その人間世界の感覚が馬の世界にもあった。

 しかし馬の世界では、60歳も22歳も支払う給料(飼い葉代)は同じだ。そして高い職能をマスターしている60歳(オープン馬)はグレード競走に出走して、たとえ5着でも走るたびに高い賞金を稼いでくる。それをクビにしてまで能力未定の22歳(新馬)に賭けるのは危険度が高い。オープン馬まで育てるのはたいへんだし、オープン馬にまでなれる馬はごく限られている。

 そうして花開いた代表例が8歳(むかしなら9歳!)で、天皇賞、マイルチャンピオンシップを勝ったカンパニーだろう。有馬を勝つグリーングラスを老雄と思っていた身には信じがたい。世間が「あんなに走らされてかわいそうに」と思っていたトウフクセダンよりも年上なのである。ただし、レース数は選ばれ、限られているけれど。

 さらにはトウカイトリックのような11歳にしてオープン馬であり、天皇賞8年連続出走なんてウソみたいな馬もいる。トウカイトリックが最高の例だ。トウカイトリックを引退させて、トウカイトリックほど稼ぐ馬を育てるのがいかにたいへんなことか。ならがんばってもらおう、となる。



 これは、外国にはあり得ない3年毎にモデルチェンジし、その度にクルマを買い替えるという日本独自のスタイルが、欧米風に、壊れるまで乗りつづけることになったのと似ている。ヨーロッパのひとは壊れない限り、そのクルマを大切にして乗る。あれが本当のクルマを愛する姿勢だろう。クルマが伝統的な相棒の馬であることがよくわかる。
 私はアイルランドで、「日本のクルマは最高だ。20年乗っていても故障ひとつしない」と褒められたとき、とてもうれしかった。カローラだった。だけどその日本では、3年毎になにひとつ傷んでいないクルマを乗りかえるのが常識だった。

 老父母の面倒を見た田舎時代、私はおおきなクルマは必要じゃないから軽自動車に乗り、モデルチェンジでも買い替えることなく乗りつづけていた。絶好調だったしなんの問題もなかった。でも「クルマを買い替えられない貧しいかわいそうなひと」と思われていたことを後に知った。田舎のひとは不要におおきなクルマに乗り、借金してもモデルチェンジしたら買い替えるのだった。40代になったらクラウンに乗らねばならず、片田舎から東京の大学にまで進んだ秀才なのに、軽自動車の私は憐れまれていたらしい。



 ここでまた、今度は逆に、ヨーロッパではレース賞金は低く、種牡馬経済が第一だから、最強馬の引退は早い。ヨーロッパだったならオルフェーヴルやロードカナロアが現役でいることはありえない。それこそカレンブラックヒルぐらいでも負けないうちに引退して種牡馬ビジネスに打ってでたりする。世界的名種牡馬カーリアンなんてお粗末な競走成績だ。

 むかしの日本の名馬の早い引退もあちらを真似ていたのだろう。天皇賞が勝ってしまったら出られないとか、そのための政策もあった。高齢馬にがんばられるのは迷惑だった。
 だけどレース賞金が世界一高いから(当然馬の値段も高い)、こんな形になってきた。これもこれでガラケー(ガラパゴス競馬)か。

 私は好きな馬の活躍を長く見たいから、そのほうがいいけれど(今年もオルフェーヴルがいるってことだけで夢が広がる)、これはひとつの商品を長く使い続けるってことだから、生産する側から見ると、商品流通としてはわるいことになる。



 調教師になりたいひとが大勢いるのに、「生涯調教師」がいっぱいいて後が支えている時代、停年制採用は英断だった。そうしなければ水が流れなかった。
 しかし時代は変った。

 あの名門高松厩舎が定年以前に辞めてしまう時代である。あまり書きたくないが、厩舎経営の苦労から首を吊った調教師もいた。

 いまの時代、70歳で区切る必要はないだろう。80歳でダービートレーナーになるひともいるだろうし、60歳前にやめてゆくひともいる。それが正しい優勝劣敗の世界である。あの1000勝ジョッキーの1次試験免除なんて制度もなくなった。もともとあれはほとんど文盲の騎手を調教師にするために編みだされた裏手だった。

 停年制などなくても、無能なのは若くてもやめて行かざるを得ないし、有能なのは齢を取っても勝ちまくるのである。そういう基本が確立された。それでいい。それが正しい感覚だ。

 一般社会では、停年制が伸びたとは言っても、せいぜい65歳が語られるぐらいである。80歳、90歳の名調教師を望む。
 夢のある世界に停年制があってはならない。

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matsuyama2013【追記】──時は流れる

 長年、松山若先生にお目に掛かっていない。たまにテレビで見るときはキャップをかぶっていた。 だから私の中では、先生は冒頭の写真(たぶんこれがミスターシービーのころだ)のままだった。

 今日ネットで左の写真を見つけた。いつのまにか吉三朗先生と同じ頭になっていた。時が流れていたことを知る。

 また、ミスターシービー、ウイナーズサークルと、ダービー2勝トレーナーの松山師も、近年はまったく重賞とは無縁になり、サウンドオブハートの阪神牝馬Sが2005年以来8年ぶりの重賞制覇なのだと知った。ずっと20勝以上(割っても18勝)の成績をあげてきたかたなので意外だった。

 私がここで言っているのは、松山師の停年引退に反対する、というのではなく、停年制そのものの見直しを、というものなので、そのことに直接関係はないけれど。

リラコ師も状態の良さに太鼓判/オークス──外国人のリラコ調教師!?

rirako













「リラコ師も状態の良さに太鼓判/オークス」という日刊スポーツの見出しを見て、「今年のオークスには外国馬が出るのか!?」と思った。
外国人のリラコ調教師が、その外国馬の状態を褒めたと思ったのだ。しかしそんな話は聞いた憶えがない。でもそれなら、それはそれで楽しみだ。だけどいくら私がいいかげんでも、オークスに外国馬参戦なら知っていると思うが……。

 そうじゃなかった。記事を読んでみると、 「リラコサージュの状態が良いと藤原調教師が語った」ということらしい。「リラコ師」とは藤原調教師のことだった。

 スポーツ紙の見出しには不可解なものや笑えるものがいっぱいあるが、これはリラコサージュが大好きで、ふだんから「リラコ」と呼んでいないひとにはわからない。「リラコ師」とあったら、誰だってひとだと思うよなあ。 せめて「リラコ、師も」と読点が入っていればまたちがうけど。

 リラコサージュはLilac Corsageだから「リラ・コサージュ」。でも「リラコ」って呼ぶのか。わからん。

 ふつうに、「リラコサージュ、状態最高!」でいいと思うけど。
 それでいて「太鼓判」なんて、語源を問うたら知っているひとがほとんどいないであろう、というかもう、普段使うことなんてめったにない古い表現を交えている。

 それとも、リラコサージュを「リラコ」と呼ばない私がおくれているのか……。 
 なんだかね、スポーツ紙の記者ってのは(笑)。

ヴィクトリアマイル完敗記──ヴィルシーナ、おめでとう!

好きな馬はサウンドオブハート。紅梅ステークスでは助けてもらっている。3着だったJFも3連複を取らせてもらった。ジョワドヴィーブルの勝ったJFで1番人気だった。関東馬なのに。
ターコイズステークスではサウオンドオブハートは見事に勝ったのに、2着オメガハートランドを入れ忘れ37万馬券を取り逃がす悔しい思いもした。

kanren62011年ジュベナイルフィリーズ──ほろにが的中記

2012年ターコイズステークス惜敗記

しかし私の好きなのは松岡や武豊が乗るサウンドオブハートであり、長期のフランス遠征で充実した成績をおさめ技術も人柄も一回り大きくなったと絶讃されている国際派三冠ジョッキー池添騎手の乗るサウンドオブハートではない。それに距離も1400がベストだろう。今回は消す。

同じく好きなアイムユアーズも、大好きな戸崎が乗ってきたけど、ここのところの不調を覆すとは思えない。戸崎の「JRA移籍後初のG1制覇馬券」はなんとしても取りたいので狙っているが、今回は買わない。

マイネイサベルも柴田大知応援からは買いたいが、どうにもヴィクトリアマイル馬というイメージが湧かない。でもコイウタのようなこともあるからわからないけど。



結局、ジェンティルドンナのいないエリザベス女王杯のとき、戴冠を願い1着固定で応援したのだから、ふつーにヴィルシーナ応援でゆくか、となる。鞍上も大好きな内田だし。
もしもあのとき、「どうせ今回も、ジェンティルがいなくても、この馬は2着なんだよ」と読んで、3連単2着づけして、馬券を当てたりしていると感覚はちがってくる。私はあのとき、「ジェンティルがいないのだから──というか、ヴィルシーナに勝たせるためにJCに行ったんだから──ここはヴィルシーナが勝たなくちゃ!」と3連単頭固定で勝負した。またも2着でかなりしらけた。あの馬券を当てたひとは「やっぱり!」と喜んだことだろう。そういうひとは今回も2着づけでゆくのか!?
三冠すべて同じ馬に負けて2着という悲劇の馬は日本競馬史上初だ。ここは勝たせてやりたい。(←こういう「勝たせてやりたい」のような上から目線の表現は大嫌いなのだが、これしか浮かばない。)

kanren62012エリザベス女王杯完敗記──ヴィルシーナ頭固定だからしょうがない


メンバーで一番強いと思っているのはハナズゴールだ。あの切れ味は半端ではない。

一番うつくしいと思っているジェンティルドンナの姉ドナウブルーも応援したい。
しかし、そんなあれやこれやを勝っている餘裕はない。



なんとしても当てねばならない。ハズれ続けてがけっぷちなのである。馬券なんてのは連勝する必要はない。4レース負けても1レース的中すれば浮く。4週負けても1週勝てば帳尻はあう。しかし5週、6週とプラスが出ないと苦しくなってくる。いまその状態だ。

あれこれあそびで買ってはいられない。絞るしかない。ならヴィルシーナとハナズゴールの1点勝負。ヴィルシーナの戴冠を願うが、切れ味鋭いハナズゴールに一瞬にして交わされるシーンもあろう。となると馬単ではなく馬連。
いやいや、そのあいだに何か入ってくる可能性もある。ならワイドか。

ということで以下のような馬券となった。ワイド勝負(笑)。
ワイド馬券が始まったころ、もの珍しくて何度かやったことがある。その後はない。こりゃ好きな馬に対して失礼な馬券である。がけっぷちに追い詰められるといろんなことを思いつく。
でもたのしいなあ。むかしの8枠連複しかなかった時代にはぜったいに出来なかったことだ。馬連馬券発売がどんなにうれしかったことか。

victoriamile



資金の98%をワイドにいれる。4倍以上もつくなんて夢のようだ。
1%ずつの馬連はあそび。とにかくこのワイド1点勝負。ここで増やしてオークス資金とする。

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結果は言うまでもない。
ヴィルシーナ、悲願の戴冠。おめでとう、よかったね。
またジェンティルドンナと戦うことはあるだろうか。そのときがたのしみだ。もういちど、やってみたいよね。勝つか負けるかわからないけど、結果はともかく、もういちど闘いたいだろう。見てみたい。特にオークスは完敗だったけど秋華賞はハナ差だから。得意の距離で。

私はもうあのオークスで完全に決着はついたと思っていた。だからこそあの秋華賞は感動的だった。だけど負けは負け。G1ホースとなった今、「ジェンティルドンナさん、あなたともういちど闘いたい!」と宣言して欲しい。それはどこになるだろう。秋のJC?

2着に12番人気、昨年の覇者ホエールキャプチャ。3着にマイネイサベル。3連単19万馬券。カスリもしない完敗である。

victoriamile2



さほど悔しくないのはカスってもいないのだから当然だけど(毎度言うが、馬券はカスると口惜しい、完敗は口惜しくない)、ホエールキャプチャがエビナなので最初から消していたからだ。これでマイネイサベルが2着の馬連22倍だったらけっこう悔しかった。「ワイドなんかやめて馬連5点勝負にすればよかった」と悔いた。でもエビナのホエールキャプチャに来られては文句はない。言いようがない。

ホエールキャプチャは昨年のヴィクトリアマイルを的中させてくれた馬であり、生産も古くから面識のある千代田牧場で、タレンティドガールからの血統も大好きなのだが、鞍上がエビナなので今回は買わないと最初から決めていた。
それにしても、昨年のヴィクトリアマイルを勝ってから、5戦連続二桁着順で、ここでいきなり来るってのはすごいな。マイル戦は5戦して3勝2着2回とパーフェクト連対。それは知っていた。昨年のヴィクトリアマイル以降マイル戦は走っていない。いかにも今回来そうではある。そうも思っていた。
でもエビナなのですっぱり諦めていた。
前々走、船橋のダート戦に出て14頭中13着なんて傷はよくないと思う。ヴィクトリアマイル馬なのだ。もう繁殖にあがればいいのに、と思った。いい母親になるだろう。でも今回の好走で引退はまた遠のいたか……。

もしも今回ホエールキャプチャに戸崎が乗り代わってきたら、迷うことなく▲に抜擢し、楽々と高配当馬券を的中していた。しかしエビナなので最初から消している。相性とはこんなものである。



先週の負けでがけっぷちだったのだから、今回の負けでがけの真ん中辺りまでずりおちている。なんとしても這い上がらないと。

kanren62012年ヴィクトリアマイル的中記──タレンティドガールからホエールキャプチャ



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【追記】──来ているこどもを見て、来ていないこどもを思う

口取りに、佐々木オーナー、奥さんと一緒に、ふたりのかわいい坊やが映っていた。二度目の奥さんとのあいだに出来た子である。
現在45歳の佐々木オーナーは、23歳のときに結婚した先妻とのあいだにもふたりのお子さんがいる。親権が離婚した奥さんにあるのならこんなことは書かないのだが、その親権も佐々木オーナーがもっている。夫婦とこども4人の6人家族で住んでいた。週刊誌記事で読んだ覚えがある。いまはもう大きくなって先妻とのふたりのこどもは別居なのだろうか。念願のG1優勝の日に、こども4人が口取りに勢揃いしたらもっとよかったのに……。
他人様の家庭の話なのに、そんなことを考えてしまった。

京都新聞杯、プリンシパルS、NHKマイルカップ、全敗記──自信のないレースにまぐれ当たりはない

京都新聞杯。
勝つのはキズナだ。競馬だから絶対はないが、ダービーを盛りあげるためにも勝って欲しい。武にも有力馬で出場して欲しい。社台から干された武を重用しているのはマエコーさんのグループだ。この馬もそう。

問題は相手だ。これがむずかしい。典型的な「アタマは決まっているが、2、3着は意外にむずかしいレース」になる。なら見るのがいい。見学だ。

しかし追い詰められている私は、なんとかこれかプリンシパルのどっちかを当てて明日のNHKマイルカップに臨み、それも当てて、オークスダービーを迎えたいと夢見る。

しかししかし、そんな追い詰められた馬券下手にこんなむずかしいレースが当たるはずもない。買いたくない。しかししかししかし、買わねば勝利はないのだ。

1着キズナ固定、3着にリグヴェーダを固定しての11点勝負。
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キズナ、父を思わせる切れ味で快勝。2着ペプチドアマゾン。3着ジャイアントリープ。3連単520倍。リグヴェーダ15着撃沈。假りにリグヴェーダが来たとしてもジャイアントリープが抜けている見事さ(泣)。
これはむずかしい。やはりケンのレース。



プリンシパルステークス。
京都新聞杯はわからないのに手を出してしまった。悔いる。その点こちらは自信がある。11頭立てだが3-3-8の万全のフォーメーション。100倍以下の低いオッズもあるが、まともには治まるまい。見えない下のほうの配当には900倍まである。ゴール前は、まちがいなく私の軸の3頭の争いになるはずだ。問題は3着だ。うまく300倍ぐらいの高めが来てくれるといいが……。
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6番田辺サムソンズプライドの逃げをミエノワンダーとマジェスティハーツかつかまえにかかる。よしよしと思う。9-8-6で170倍。8-9-6で200倍だ。
ところがつかまらない。サムソンズプライドの逃げ切り、2着ミエノハート、3着マジェスティハーツ。3連単385倍。落ちこむ。



一夜明けて。
いよいよ追いこまれた窮地のNHKマイルカップは3連複フォーメーション40点勝負という気違い沙汰。
まず読みとして「大荒れになる」がある。その理由は「断然人気内田エーシントップが消えるから」だ。
戸崎ゴットフリート、福永コパノリチャード、ウイリアムズ・ガイヤースヴェルトのどれか2頭が3着以内に来る。アタマはそれでも狂う。よって3連単は20万ぐらいになる大荒れだが、それを3連単で当てる自信はない。でもきっと3連複でも300倍ぐらいはつく。とにかく荒れるはずだ。トリガミが5つあるが、これでは決まらない。必ず3連複は万馬券になる。

と読んで、気楽に見た。いや気分はなんとしても当てたいと必死なのだが、3連複は気楽である。大荒れ馬券を3連複で拾わせてもらおう。7-8-14の800倍ぐらいが狙いである。
image1842













ゴール前100メートル、黄色い帽子2頭が先頭を争っているときはできたと思った。だがゴール前でガラっと変る。1着マイネルホウオウ、2着インパルスヒーロー、3着フラムドグロワールの3連単123万馬券は私には無理だが、なんとかこの3連複13万馬券は引っ掛けたかった。しかし軸馬3頭が沈没じゃ当たるはずもない。

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負けるのは毎度のことなのでしょうがないが、なさけないのは「追い詰められて自信のないレースに手を出していること」である。
今回私が資金をたっぷり持っていたら、私はそれをダービーに注ぎこもうとこのみっつのレースを買わなかった。さほど興味はなかった。金がないから、そのダービー資金を手にしようと、自信のないレースに手を出して、自分で自分の首を絞めている。

このままだとダービーをケンになりそうだ。ダービーは26日。世間は給料日後だが私に金が入るのは30日なのだ。まあ「安田記念とエプソムカップは出来るさ」と居直るか。府中はGⅠのない最終週、エプソムカップの日が好きなんだ。のんびりできて。「それにあのダービー、どうせ買っても、おれ当たらんかったわ」と今から慰めのセリフを用意するか。
柴田大知の涙にもらい泣きし、夜はニュースで長嶋を見て泣いた。しかしそんなことに泣いているような状況ではない。がけっぷちだ。



【追記】──いつもの習慣

かなしい時はここを見る。すると、馬券下手はおれだけじゃないんだと慰められる。それを商売にしているのにこんなにへたなひとたちもいる。 
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