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ダービー完敗記──こりゃ当たらん(笑)──悔しくない敗戦

derbykekka


1着ディープブリランテ。
 馬も騎手も好きだが、それとはべつに、私は岩田の騎乗停止は6日間から8日間ではないのかと主張?してきた。その流れもある。それだったら騎乗できてない。いわば〝幻のジョッキー〟である。もしも岩田が騎乗停止だったら誰が乗ったのか。その騎手でも勝てたのか。永遠の謎になった。あくまでも3着候補。
 ディープ産駒にしては500キロ以上ある大柄な馬。皐月賞では後から来たワールドエースにあっさり交わされている。2400でワールドエースに先着するとはどうしても思えなかった。
 でも岩田の涙にもらい泣き。おめでとう。馬上で泣きじゃくった岩田が勝利騎手インタビュウではクールをよそおったのがおかしかった(笑)。でもわかる心理。

2着フェノーメノ。
 馬は好きだ。ステイゴールドの仔。東京3戦3勝もいい。長年、青葉賞優勝馬のダービー制覇も見たいと願っている。レオダーバン、エアダブリン、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ウインバリアシオン、どうしても勝てない。その無念を晴らせと本来なら本命にする馬。
 でもESPがきらいだから軽視。 3着候補。これも前走以外は岩田の馬。いかに岩田がいい馬に乗っていることか。岩田もかなり未練を持っていたと伝えられている。

3着トーセンホマレボシ。
 ウイリアムズは大好きだ。今回も見事な騎乗だった。NHKマイルカップ2着のアルフレードの騎乗を早々と断った。それだけ京都新聞杯をとんでもないレコードで駆けぬけたこの馬に自信があったのだろう。結果、武豊のアルフレード騎乗とダービー出走が実現した。

 第1回JCでカナダのフロストキングの先行粘りに感動したが、今回いちばんかっこいいなと思ったのは、あの展開で早めに強引に抜けだし、ぎりぎりまで粘ったトーセンホマレボシだった。馬も騎手もすばらしい。

 だが何度もここに書いているようにマルチ商法のトーセンの馬主の馬は買わない。それぐらいは突っ張る。でもそれじゃ当たるはずがない。 昨年からトーセンジョーダンに痛い目に遭わされているが今年はこの馬か。
 あらためて、どんな馬名になるかも、誰の持ち馬になるかもわからないのに、それを自分の馬だとして遊ぶPOGなんてものとは縁遠い自分を感じる。



derbyhaitou

 1、2着はサンデーRの馬。ディープブリランテの生産者はパカパカファーム。見事な結果を出した。外国のひとがやっているちいさな牧場。
 1着ディープの仔、2着がステイゴールドの仔。生産頭数はディープがステイの3倍。繁殖牝馬の質が違う。いかにステイがすごい種牡馬であることか。



 皐月賞の時から、私はダービーを勝つのはワールドエースだと思っていた。
 この中でいちばん好きな馬は皐月賞で儲けさせてくれたゴールドシップだ。皐月賞で儲けさせてくれなかったとしても好きな馬だ。去年の夏から注目している。この馬は、芦毛だからあまり外見的な強さが見えないけど、じつにいい馬体をしている。 そして鞍上は内田だ。だけど皐月賞は内田の作戦があまりに見事にはまった例。広い府中ならワールドエースだろう。

 勝つのはワールドエースと決めた。福永のダービー初制覇。父も出来なかった夢を叶える。
 ひとつだけ嫌う要素は、池江調教師の史上初のダービー連覇だった。そこまでのひととは思えない。 それだけが引っ掛かった。



 ワールドエース1着固定、ゴールドシップを2、3着にした3連単で勝負した。
 ワールドエースが勝ち、ゴールドシップが届かず3着で、2着にコスモオオゾラ、人気薄のトリップ、ベールドインパクトあたりが来るのが狙いの馬券だった。

 好きな馬のグランデッツァはデムーロなら本線だが池添なので消した。
 ヒストリカルも、嫌いなひとがみな重視しているので消した。(こんなことをしていては馬券は当たらない。)

※ 

 私は毎度「同じハズレでも悔しいのと悔しくないのがある。かすりもしないとぜんぜん悔しくない。あとを引かない」と書いている。
今回のダービーは後者。まったく悔しくない。
 
 毎年青葉賞勝ち馬を重視するのに、今年はエビナなので軽視した。その時点で負けの決まっていたダービーだった。ましてトーセンが3着じゃ当たるはずもない。まったく悔しくない敗戦。ほんとです。 
 安田を当てるぞお!

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【追記】──みんな、うまいなあ

 断然人気のワールドエースもゴールドシップも馬券対象から消えたのに、3連単はたったの870倍。みんな、うまいなあ。私には2頭とも馬券対象から消える馬券というのは想定できなかった。もしもそれが具現するなら、それは3連単100万馬券の衝撃になると思った。でも穏当に870倍。馬券上手の多いこと。
 3連単が発売になったばかりの頃だったらたいへんな配当になっていた。あのころよく10万越え馬券を取ったのだが、同じ買いかたでもいまは3万円にならない。いかに競馬ファンが3連単に慣れたかだ。



【追記.2】──岩田も三冠ジョッキー

 岩田も皐月賞の内田に続いて、「地方競馬出身三冠騎手」になった。デルタブルースの菊花賞(このときはまだ地方所属)、アンライバルドとヴィクトワールピサの皐月賞、そして今回のダービー。すごいな。
 騎乗停止になっていなかったらジェンティルドンナでオークスを勝ち、牝馬三冠も達成していた。
 春天、JC、宝塚も勝っているし、九大競走(旧八大競走+JC)で勝ち鞍のないのは、有馬記念と秋天だけか。
 中でも私がすごいなと思うのはアドマイヤムーンだ。あれで結果を出せなければ武からの乗り代わりは無意味と判断された。近藤オーナーの横暴と批判された。なのに宝塚とJCを勝った。近藤オーナーは岩田がかわいいだろうなあ。アドマイヤジュピタで春天も勝っているし。

 先輩のアンカツは、キンカメのダービーとザッツザプレンティの菊花賞があるけど皐月賞がまだか。
 牝馬三冠は達成。春秋の天皇賞、有馬記念も勝っている。アンカツに残された課題はJCと皐月か。

 2008年に中央入りといちばん遅い内田は牡馬三冠を地方出身騎手として最初に達成したが、その他は宝塚記念だけだから、まだ有馬とJC、春秋の天皇賞、桜花賞、オークスが残っている。去年の長期休養は痛かった。



【追記.3】──ダービー同一馬主制覇は史上初!──5/31

  今日図書館で、日曜月曜のスポーツ紙をあれこれ読んできた。
 むかしは、朝、ニッカンとサンスポを買い、夕方、ゲンダイと東スポを買っていた。土日の専門紙は長年『日刊競馬』だった。
 いま金曜と土曜の夕方に東スポを買うだけ。平日スポーツ紙は読まない。ニッカンも読まない。週末も専門紙は買わない。東スポで十分。

 レース後、たまにこんな感じで図書館でまとめ読みしてくる。
 誰がどんな予想をしたかを日曜版で読み、翌日月曜になにを言っているかをまた楽しみに読む。 

 サンデーRの1、2位独占は、ダービー史上初と知る。
 社台生産馬のワンツーやサンデーのワンツー等を見てきたし、菊花賞でハシハーミット・ハシクランツのあれがあったりしたから 、今までに何度もあったものと思っていた。そうなのか。意外。

 上記のようにスポーツ紙を読まなくなっているし、ネット中毒にならないよう、常時接続を敢えて切って、インターネットも一日に1時間以内に摂生している。

 それは精神衛生上とてもいいのだけれど、ただこんな大きな情報を今まで知らなかったのは恥ずかしいと感じた。しかしこんな感じで世事に疎くなって行く自分は嫌いではない。AKB48を好きな小林よしのりがビョーキなのだ。「わしはアッチャンに甘えていたのかも知れない」って(笑)。
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オークス取りガミ記、改め的中記──楽しめました、ありがとう──名牝ベガの思い出

桜花賞の項目に書いたように、今年はアイムユアーズで行こうと思っていた。
 オークスは、何十年も前から半端な血統知識で負けている。



 桜花賞パドックで見たベガはすばらしかった。オーラがちがっていた。女王だった。
 でも凶相だった。ひとであったとしても、美顔ではなかったろう。もともと名血なのに脚が曲がっていて売れのこった馬だ。美人、いや美馬なら、またちがっていた。だからこそ私はブスのベガに惚れこんだ。

 それほど惚れこんだ馬なのに、彼女が勝ったオークスを私はハズしている。ユキノビジンというユタカオー産駒の馬が2着に来たからだ。当時は競馬ブーム。競馬のことなど毛ほどもしらん女漫画家が「ビジンちゃん、かわいい」なんて、馬を見たこともないのに名前だけの雰囲気で、4コマ競馬マンガを書いたりしていた。

 そんなシロートでも、本物のベガと対面したら圧倒されたろう。彼女は女王だった。その風格と気品をもっていた。ユキノビジンなんてのとは桁違いだった。

 ブスのベガに惚れこんだからこそ、私はユキノビジンを名前だけで応援している連中を毛嫌いし、馬そのものを拒んだ。ベガ、二冠達成。ユキノビジン、桜花賞、オークスともに2着。わたし、ベガ本命でハズレ。大損。オークスは「乞食の昔語り」と言われるから伏せるけど、「ベガ本命、ユキノビジン消し」の馬券にかなりの金額を張りこんだ。



 そんなことがあって今回は逆に距離不安を言われている「アイムユアーズ重視」をしてみた。
 私にしては珍しい。ちいさなことではあるが、本人的には大冒険、のつもり。

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 アイムユアーズは1400までの馬と言われている。いつもなら真っ先に消す有力馬だ。でもたまには逆張りをやってみようと思った。でもその根拠は「父ファルブラヴと母父エルコンで、距離がもたないはずがない」というもので、けっきょくはいつもの半端血統知識ではある(笑)。

 2頭軸3連単マルチ30点。

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 もうひとつは馬連。これの的中でいくらか損害を補填できた。ありがとうヴィルシーナ。
 とはいえ12点買いの20倍的中ではたいしたことない。全体ではもちろんガミ(笑)。

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 楽しめたオークスだった。それは、半端血統知識のバカオヤジが珍しく、世間的血統知識に逆らったことによる。ゴール前、アイムユアーズがアイスフォーリスに迫る姿がうれしかった。4着だった。おしかった。
 トリガミだけど、負けて悔いなしというレースになった。ウイリアムズの騎乗は満点だった。ありがとう。



 桁違いの圧勝のジェンティルドンナにおめでとうを言わないと。
 ジェンティルドンナはきっと、「なんであたしが3番人気なのお」って不満を言ってるだろうな。桜花賞の勝ちっぷりはすごかった。だけどあまりにすごいものだから「もしかしたらマイラー」って感じもした。そうじゃなかったんだな。「ディープ産駒最高傑作」だ。来週、またすごいのがでるかもしれないけど。

 川田騎手、勝利インタビュウ、かっこよかった。桜花賞馬が自分の代役騎乗で3番人気になった口惜しさが出ていた。でもそれが騎手の宿命だからね、よかった、とてもよかった。これをまたプラスに転化しないと。

 強いのはジェンティルドンナだけど、こんな形の代役で、見事な騎乗をしたのは川田騎手の功績だ、おめでとう!

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【追記】 プラスだった 5/21

 上記はオークスが終ってすぐに書いてアップした。次は大相撲観戦である。大混戦の千秋楽。
 JRAからの振りこみなど確認していない。昼からウオトカを飲んでいた。トリガミだと思っていた。 
 旭天鵬の優勝にもらい泣きしつつ、寝てしまった。

 翌日口座を見たらプラスだった。
 それは、

image864
 
 この3連複フォーメーション15点買いが当たっていたからだった。66倍。 
 今更ながらだが「取りガミ記」を「的中記」に変更した。

 さあいよいよダービー。私は3連単10点勝負で決める。

ヴィクトリアマイル的中記──ウイリアムズに感謝──タレンティドガールからホエールキャプチャ


 買う気はなかった。見学のつもりだった。いい思い出のないレースだ。
 アパパネとの相性が悪い。彼女の勝ったレースはほとんど負けている。そりゃまあ勝ち馬を軽視するのだから当然だけど。

 去年、ブエナビスタ1着固定3連単で勝負した。ブエナビスタの出るレースではいつもそうしてきた。
 ハズれたのはしかたないが、ブエナビスタがアパパネに負けたのがショックだった。2頭ともG1をいくつも勝っているがG1の中身が違う。アパパネは牝馬限定G1に強かったメジロドーベルのような馬だ。ブエナビスタはちがう。男馬相手にG1中のG1を闘い、勝っている。ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタと比すとアパパネは落ちる。男馬ならともかく、その馬にブエナが負けた……。

 去年の傷をいまだに引きずり、今年は参加しないつもりだった。参加するなら意地でもアパパネ消しとなるが、いくらなんでもふつうに考えれば3着以内には来るだろう。最悪でも3連複、3連単には絡む。消す自信はない。



 参加しないと決めたが未練はあった。
 買ってみたい馬が2頭いた。1頭はドナウブルー。ウイリアムズが乗ること。そして来週のオークスで主演する妹ジェンティルドンナへの繋がりだ。姉妹連続G1制覇となったら盛りあがる。前走の11着大敗は気にならなかった。人気が下がってちょうどいい。

 もう1頭はマルセリーナ。これまた岩田騎乗停止により私の好きな田辺が乗ってきた。ダービーの弟グランデッツァへの流れだ。



 ぎりぎりになってやはり買いたくなった。しかしこんな流れで当たることはない。JNBからIPATへ1万円だけ入れ、観戦料と割り切ることにした。結果はどうあれこの2頭から買えば、このあとのオークス、ダービーの楽しみかたが違ってくる。
 ドナウブルーとマルセリーナの2頭軸3連単マルチにするかと思う。しかしさんざんこれで負けてきた。
 1番人気アパパネを軽視するのだから馬連馬単にしよう。これならアパパネを押えれば的中もあり得る。本命をどっちにするかと迷ったが、馬の形はドナウブルーのほうが好きなので、ここからにした。

 ◎ドナウブルーから、○マルセリーナ、▲ホエールキャプチャ、△オールザットジャズ、△フミノイマージン、△アプリコットフィズ、そして押さえの△アパパネの6点。千円ずつ馬連、とも考えたが、500円ずつの馬単にした。裏を返し12点。負けを覚悟の観戦料として6千円は妥当だろう。

 IPATのオッズで12点の内10点が万馬券なのを確かめた。



 というわけで、馬単107倍を的中。ちょうど去年の負け分を取りもどした。こういう「去年の負け分」なんて考えは不粋。しちゃダメ。赤面。でもこれでヴィクトリアマイル嫌いが直るか。

 2頭軸マルチ3連単にしていたら、750倍が200円当たってちょっとしたお小遣いになったが、そこまで欲ばると、直前になってマルセリーナを人気のオールザットジャズに切り替えてハズれたりするのが私だ。今回ぐらいの無欲の小銭勝負がほどよいのだろう。これで額を一つ大きくして勝負すると確実に負け組になる。どういう運命のしたにいるのか。まあオークス、ダービーに向けて気分のいい勝利ではある。この際、金額は関係ない。

 なにより感謝するのはウイリアムズ騎手の巧さ。



 今回は本命にしなかったが、タレンティドガールの血を引くホエールキャプチャはデビュウから応援していた。生産者取材をしていたころ、ビクトリアクラウン(昭和57年のエリザベス女王杯馬)が大好きだった私は千代田牧場と親しくしてもらった。天皇賞馬ニッポーテイオーやエリザベス女王杯馬タレンティドガールの故郷訪問も優駿に書いている。

 それと、これはちょっと自慢できるが、タレンティドガールがイギリスのニューマーケットに渡り、Nashwanを種付けした1991年の秋、私はニューマーケットに行ってタレンティドガールに会っている。そこからすぐ千代田牧場に電話したものだった。もう21年経つのか。

 タレンティドガール(才媛)という馬名は、上智大学在学中に急逝した千代田牧場の娘さんを偲んでつけた名だ。
 その年の最強牝馬は、桜花賞、オークスを圧勝し牝馬三冠間違いなしと言われていたマックスビューティ。マックスビューティの桜花賞ぶっちぎりは、テスコガビー以来の衝撃だった。マックスビューティがいかに強かったかは三冠目のエリザベス女王杯(当時はまだ秋華賞はない)のトライアルに、牡馬の菊花賞トライアルである神戸新聞杯!を撰んだことでも解る。そして、楽勝だった。そのあとローズステークスにも参戦して勝つ。ここまで桜花賞、オークスを含む8連勝。
 そのマックスビューティを破ってタレンティドガールがエリザベス女王杯を勝つ。

 イギリスまで連れていってNashwanをつけるのは、千代田牧場にとっても冒険だった。大勝負だった。
 後にマックスビューティもイギリスに渡って繁殖生活を送る。



 私が撫でた大きなお腹のタレンティドガールの中にいたのが父Nashwanのエミネントガール。
 そのときに撮った写真があるはずだ。アップしたい。どこにしまったのか。

 そのエミネントガールにサンデーサイレンスをつけて生まれたのがグローバルピース。
 そのグローバルピースにクロフネをつけて生まれたのがホエールキャプチャである。

 つまり、ホエールキャプチャのおばあさんであるエミネントガールが、ひいおばあさんのタレンティドガールのお腹の中にいるときにイギリスで会い、お腹を撫でている数少ない日本人なのだ、私は。千代田牧場の飯田さんも、生まれて日本に来てからしか会っていない。
 私の知る限り、それをしたのはカメラマンの今井寿恵さんと助手の長濱さんしかいない。今井先生は事務所の名前を「ニューマーケット」にするぐらいだった。イギリスにはそれこそ「絵本の中から抜け出たような町、建物」が現存するが、ニューマーケットは静かで美しいいい町だった。



 ホエールキャプチャは、去年は「善戦馬」だった。JF2着、桜花賞2着、オークス3着、秋華賞3着、エリザベス女王杯4着。全体的な成績は冠を戴いた馬よりも安定していたが……。
 ここにきて、やっとG1を勝った。

 タレンティドガールをイギリスに送り、Nashwanをつけた冒険が、21年目に実ったのである。

 ホエールキャプチャは、のんびりした雰囲気から、いいお母さんになるだろう。その前に、祖祖母と同じエリザベス女王杯を勝つか。

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【餘談】──ビクトリアクラウンとミスラディカル

 昭和57年、ビクトリアクラウンがエリザベス女王杯を勝ったときの2着がミスラディカル。
 関西馬贔屓の杉本清アナが、「ミスラディカル、ミスラディカル、音無が追う、音無が追う!」と絶叫した。明らかに勝ち馬はビクトリアクラウンとわかっていたが、このひとはそんな偏った実況をする。そこがかわいい(笑)。

 三流騎手だった音無騎手のノアノハコブネと並ぶ数少ない活躍馬である。 もちろん今は超一流調教師。

 このミスラディカルは珍名で有名な小田切オーナーのかなり初期の持ち馬である。最初ではないだろうけど重賞で活躍した最初の馬だろう。オークス馬ノアノハコブネも小田切オーナー。 


【餘談.2】ビューチフルドリーマー系とシラオキ系

 先日、ビューチフルドリーマー系の血統について書いた。ブログじゃなく商業文章。代表はオークス馬オオハヤブサになる。これはもともとは本桐牧場の血だが、今では千代田牧場が主流となっている。

「ビューチフルドリーマー系の血は、天皇賞馬ニッポーテイオー、エリザベス女王杯馬タレンティドガールへと続いている」と書いて、すこし話が古いので、編輯者と「せめてホエールキャプチャが去年ひとつ勝ってたらねえ」と嘆いた。 これからは書ける。よかった。脈々と流れる古い日本の名血が勝つとうれしい。サンデーの活躍馬の中でも特にスペシャルウィークが好きだったのも母系がシラオキ系だったことにある。ブエナビスタ好きもその流れ。

 ニッポーテイオー、タレンティドガールのG1勝ち後も、千代田牧場は生産者としては安定した成績だったがオーナーブリーダーとしてG1勝ちと無縁だった。
 そんな中、ひさしぶりにピースオブワールドがJFを勝つが、これは輸入牝馬(父Caerlean)にサンデーをつけたものだった。千代田牧場の新しい血である。
 それが生産者であり、常に血を新しくして開拓して行くものだが、たまにはこんな古い「日本の名血」が勝つのもいい。私のように血統に疎いものが代代溯れる名血なんて、そうはないのだから。

裁決委員を完全に公開しろ!──それが公平な競馬への道

私は、競馬というのは「当たり馬券に払戻をしてくれれば、なんでもあり」だと思っている。「八百長」というものがあるとしたら、それは当たり馬券に払戻をしてくれないときだけだ。

 一方の人から見たら「八百長だ」と叫ぶようなレースも、もう一方の人から見たら「読み筋通りの会心のレース」って場合もある。ニンゲンのやることだから、それはそれでしかたないのだ。



 裁決委員を公表して欲しい。そのことで競馬はだいぶ公明になる。

 たとえばある日のオークス。裁決委員はAと公表される。
 するとそこから、「Aってのは××系の馬主に甘い。今回のレース、××の△△はなんとしてもオークスを勝ちたい。父□□の種馬としての正念場だ。ラフプレーをしても勝ちたい。しかし▼▼もまた勝ちたい。でも味方はいない。おそらく××系の馬が△△を援護するからヤバい場面があるかも知れない。でも結果、△△は勝つだろうし、ラフプレーがあったとしても、Aは絶対に△△を失格降着にはしない」という読みが成立する。

 実際のレース。まさにそのとおりになった。なんとしても勝ちたい△△は無茶なレースをした。被害馬が出た。▼▼系の馬だ。でも読み筋通り、Aは失格も降着もやらない。到着順で確定した。▼▼ファンは激怒する。△△は失格だろうと。でもおとがめなし。
「裁決委員がAだからだいじょうぶ」という読みが成立し、的中した。これも競馬。

 まったく逆の場合もあろう。「今日は、やたら降着失格が好きな裁決委員のBだから」

 こうなると「裁決委員で読む必勝法」なんて本も出て来るか。



 そんなことになってはいけない。裁決委員が誰であろうと、裁決は公平でなければならない。
 でもそうじゃないんだもの(笑)。ころころ変るんだから、こんなことを言いたくなる。

 いずれにせよ、基準が明確でないいいかげんな裁決が連続するのだから、「今日の裁決委員」は明確にしてもらいたい。本名、氏素性、あきらかにして欲しい。毎週、馬柱と共に「今週の裁決委員」をJRAサイト、専門紙、スポーツ紙に発表して欲しい。
 そいつが社台に甘いのか辛いのか、競馬が好きでやっているのか、ただのしかたない仕事なのか、そういうことをハッキリさせるだけで、だいぶ馬券の読みかたも変ってくる。

 ひとひとりに判決を下す裁判官だってきちんと公表しているのだから、ひとつのレースで何十億何百億もの大金が動く競馬で、裁決委員の名がふせられているってのはおかしいやね。

 とんでもなく不公平な裁決をする裁決委員のCが、ある日怒った競馬ファンに刺されて死んだなんて事件も起きるかも知れない。しかたない、大金が動いている、それだけ重みのある仕事なんだから。裁決委員なんてのは、それぐらいの覚悟をもってすべきことでしょう。それぐらいの覚悟をもってやれば、同じようなことをしても、レースによって裁決がまったくちがうなんていいかげんなことは起きない。

 こんないいかげんなことをしていたら「驕る平家」になるぞ。

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 「もうなってるよ、売りあげもずっと落ち目だよ」ってツッコミは無意味。JRAは今も世界中の馬券売りあげの五分の一を占める、世界一巨大な超優良競馬組織。 

 でも驕ってるな。もっともっと落ち目になって、売りあげが一兆を切るぐらいにならないと、真の危機感は出て来ないのだろう。

マウントシャスタ失格──岩田の騎乗停止が4日なのはへん!?

 最後の直線で岩田康誠騎乗のマウントシャスタが内側に斜行、シゲルスダチの走行を妨害し、6位入線したが失格となった。岩田騎手は12日から20日まで開催日4日間の騎乗停止処分を科された。

 シゲルスダチは転倒し、落馬した後藤浩輝騎手は頸椎捻挫のため、第12レースは他の騎手に乗り替わった。

 日本中央競馬会(JRA)によると、1991年の降着制度導入後、G1レースでの失格は初めて。同制度導入前には88年有馬記念で進路を妨害したスーパークリークが失格になった例がある。(スポニチ)

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 まずは後藤のケガが深刻ではないようなので安心した。早く治して復帰して欲しい。 

 岩田はオークスは乗れないがダービーは乗れる。 
 私は猿踊りが好きだし、馬と騎手のコンビは継続して欲しいと思う方だ。テンポイントと鹿戸のように。
 だからディープブリランテも岩田で来ているのだから岩田でダービーに出て欲しかった。
 それが叶うのだから、そのことはそれでいいのだが……。



 いつまでこんな不透明な裁定をするのだろう。 

1991年の降着制度導入後、G1レースでの失格は初めて

 という重い処分をしたのなら、騎乗停止もそれに匹敵するものにならねばならない。
 一貫性がない。基準がない。

 私は岩田がダービーに出られること、いやダービーに限らず、その周囲のレースに彼が騎乗することを好ましく思う。本命馬に乗ればたのもしいし、常に人気になるから、穴を狙うなら消す手もある。彼がいるだけで競馬はもりあがる。

 しかしそういう「好み」とはべつに、 ファンが納得する騎乗停止の基準は必要だろう。



 ミスターシービーのダービーやトールポピーのオークスのいいかげんさから、なにも変っていない。

 ここにも書いた、横山やデムーロの4日と、岩田の4日は同じなのか。
 じゃあ失格ってなんなんだ。万引と強盗傷害の罪が同じようなものだ。
 
 これだけの大金が動いているんだから、まずは裁決委員の名を毎週公表すべきだ。
 今週の裁決を担当するのは、こういうひとです、と。 
 裁判長の名前を隠した裁判はないでしょう。 
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