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ルーラーシップ圧勝! かっこいいぞリスポリ!──香港のカメラワークの見事さ

第38回クイーンエリザベスIIC(29日、香港・シャティン競馬場、GI、3歳上、芝2000メートル、1着賞金798万香港ドル=約8778万円、出走13頭)
日本から参戦したルーラーシップ(牡5歳、栗東・角居勝彦厩舎)が3番手追走から直線早々と抜け出し、3馬身3/4差の圧勝劇。
香港の地でGI初制覇を成し遂げた。勝ちタイム2分2秒38。(サンスポ)

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rulership

 完全にもう「ルーラーシップと、その他大勢」というレース。ものがちがう、格が違う。

rulership2

 リスポリ、ゴール前から派手なガッツポーズ。

rulership3

 これ、ゴールのまだ10メートルぐらい手前。もうたちあがってこんなポーズ。それほどの完勝。
 リスポリはこれでルーラーシップで2戦2勝。これからもずっと乗ってくれないかな。



 全馬を置き去りにして、1頭だけ次元のちがう競馬。
 実況の最後にアナが叫ぶ、unbelievable! 

 こういうとき、英語は決まるな。

rulership4

 これ、2着争いの瞬間。すでにルーラーシップは左にフレームアウトしている。
 他馬は実力拮抗。ルーラーシップだけが別格。


 動画はこちら。これまた最高にいい映像。



 私の言う「日本の競馬中継のカメラワークはおかしい」を念頭において見て欲しい。直線、じつに見事に「全馬の流れ」を映すようにしていて、日本のような無意味なことはしない。日本だったら抜けだしたルーラーシップのアップになる。香港はそんなことはしない。いやイギリスもフランスもアメリカもドバイもしない。日本のテレビ局だけだ。いやいや、ターフビジョンでもそれをやるから、日本の競馬の映像を映すひとは、みな同じこのビョーキに罹っているのだろう。

 このレースはルーラーシップの圧勝が早々と確定し、興味は2着争いに絞られた。それもファンが納得するように、見やすい角度で後続の馬を撮っている。

 JRAサイトの、今日の「天皇賞の直線映像」と比べると一目瞭然。こういう諸外国のよい手本があるのに、かたくなにバカのひとつ覚えの映像を流す日本のテレビ人はなにを考えているのだろう。いやなにも考えていないのか。

 ルーラーシップの完勝。そして美しい映像。すばらしい。オルフェは味噌をつけたが香港で大器が開花した。
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フジ競馬中継──春天オルフェ惨敗で怪我の功名的に実現したフジテレビ競馬中継の理想的カメラワーク

テレビの競馬中継のカメラスイッチングはへんだと何度も書いてきた。何十年も発言してきた。しかしそれは伝統であるらしく、ぜったいに変らない。

直線。
逃げ馬が一杯になるか、まだ粘るか。
先行馬がそれを交わすか。
差し馬が擡頭するか。
追い込み馬が戦闘態勢に入った。
という競馬のいちばんいいところ。全体を見たいとき。

逃げ馬から買っていたなら、他馬との比較で脚が残っているか、逃げきれるかを判断したい。
先行馬から買っていたなら、逃げ馬を交わせるか、後方からの馬を封じられるかを見極めたい。
差し馬から買っていたなら、どのコースを歩んだか、仕掛けの体制にはいったかを知りたい。
追い込み馬から買っていたら、先頭の馬との距離差、届くかを計りたい。

競馬でいちばん全体を見たいとき。

なぜか日本の競馬中継のカメラは、先頭の数頭のアップになる。
それからパンして、4.5.6番手あたりを映す。
そしてやっと全体像になる。

このときにはもう、ものすごい脚で勝つ追い込み馬が猛然と追いこんで「きてしまって」いたりする。
こちらが見たいのは、その追い込み馬が、どういうコースを取り、どのタイミングで追いこみに入るかという、いちばん興奮する、背筋がぞくぞくする瞬間なのだ。「追いこみ態勢に入る瞬間」なのだ。だが決してそれは見せてくれない。無意味なアップで「目つぶし」されてしまう。

とにかくワンパターン。絶対的定番。必ずこれをやる。

全体を見たいいちばんいいところで、このアップと、それからのパンにより、「目つぶし状態」にされる。
いちばんいいところを見せてもらえない。
なぜこういうことをするのか。わからない。

でも、する。必ずする。
どの局も、必ずそうする。まるでそうするのが日本のスイッチングの掟でもあるかのように。
外国のそれにはない。こんなことはしない。日本だけの悪しき風習。



何十年も前からそのことに不満をいだきながら、それでもさほどの問題ではなかったのは、私は競馬場派だったからだ。週末には中山府中に通いつめた。テレビ中継は帰宅してからの「当たり馬券確認」でしかなかった。酒を飲みつつ当たったレースを見るのだから気分がいい。カメラワークなどどうでもいい。だって勝ち馬も知っているし当たり馬券もあるのだから。それでも「へん」とは思った。

しかしここ数年、IPAT100円馬券師に落ちぶれ、しかもBSとかCSとは無縁の、フジテレビとテレ東を頼りにする競馬ライフになると、以前からのこの不満がふくれあがってきた。いくらなんでもひどすぎる。



春の天皇賞。フジテレビの競馬中継。
もしもオルフェが早めに仕掛け、直線半ばで5番手ぐらいに位置したなら、今回もまちがいなくそれが起きていた。それどころか、オルフェだけを異様に追いつづけ、まるで他馬はいないかのような醜悪な画面になったろう。

ところがオルフェは後方を行き、4角では大きく外に持ちだした。直線、まだ後方のまま。
本来の、いつものカメラワーク、スイッチングなら、 逃げるゴールデンハインドと、2番手からそれを交わして先頭に立つビートブラックのアップになる。後方の馬がどういう動きをしているかはまったくわからなくなる。それが定番。

しかし主役は断然人気のオルフェーブルであり、それを撮ることが使命と思っているディレクターは、いつもなら先頭を行く馬のアップになるシーンでその指示を出さなかった。
かといって後方のオルフェのアップでもまずいと思ったか、先頭に立ったビートブラックから、後方のオルフェまで、全馬を映す「引き」のカメラにした。

結果、断然人気馬惨敗という怪我の功名?により、「これだよ、これが見たかったんだよ!」という私にとっての理想の競馬中継映像が実現した。

2012ten

これでいいのである。直線は、こんなふうに引きの映像で全体を見せてくれれば、競馬ファンそれぞれが自分の応援している馬がどこにいるかを探す。これだけでいいのだ。

競馬場に行っていれば、「自分の目」という最高のカメラでこれが出来る。だがテレビで「見せてもらう映像」には、これがない。




先頭から最後方まで、全馬を映す。
それによって、脚いろの衰えることなくゴールに飛びこむビートブラック。
岩田猿踊りで猛然と追いこんでくるトーセンジョーダンの鋭い脚。
先輩天皇賞馬の意地を見せ、3着にならんかとする四位ジャガーメイル。
それをゴール前で差し切った武豊ウインバリアシオン。
すべてが見られた。
「引き」の映像だから、全体が見られた。よかった。



これでまたオルフェが、一気に全馬を交すような脚を使ったなら、カメラの一台はオルフェ専用で追っていたはずだから、こちらは「全体の中で追いこんでくるオルフェ」を見たいのに、またしてもカメラは「オルフェのアップ」になり、ぶちこわしだった。
だがオルフェは伸びてこなかった。アップにもできなかった。

こちらは、「なにもせず、全体を見せてくれる映像」を期待しているのだが、それではつまらないと思っているらしいディレクターは、自己満足の凝ったスイッチングをしようとする。

私の見たい「理想的競馬中継カメラ」の前には、そのディレクターのやりたいことという、いつつもむっつもの障碍があった。
その悉くが裏目に出たために、「三冠馬オルフェーブル、天皇賞圧勝、五つ目のG1!」を盛りあげようと、あれもやろうこれもやろうと思っていたディレクターはなにも出来なかった。

なにも出来ない、やれなかったことが、結果的に理想の競馬中継映像となった。



これはフジテレビの競馬番組そのものにも言える。BSやテレ東のように、よけいなことはなにもしなくていいのである。競馬中継は競馬に関する情報を淡々と流すだけでいいのだ。

しかしそれではJRAから金をふんだくれない。「こんなに盛り沢山で、そのぶん、お金が掛かるんですよ」という番組にせねばならない。よって、やらなくてもいい芸能人の予想とか、呼ばなくてもいいゲストとか、北海道訪問とか、よけいなことばかりをやって、肝腎のパドック等の中継がおろそかになりクソのような番組になっている。

三月になるとやたらあちこち掘りかえす無意味な工事を始め、なんとしても年度内に予算を使いきろうとするあの悪習と同じだ。



三冠馬オルフェーブル惨敗の2012年春の天皇賞は、私には「オルフェ惨敗によって、怪我の功名的理想的カメラワークが実現したレース」として記憶されることになった。

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【追記】──でもやっぱりあった無意味なアップ

上記、私の文は録画しておいて見たフジテレビの映像に関して書いたものである。
いま、ここに画像を貼るのにJRAのレース映像を見た。これはBS中継のものだろうか。

するとこれにはしっかりその「肝腎要のときに、いつも通りの無意味なアップとパン」があった。
上記の「逃げるゴールデンハインドを交してビートブラックが先頭に立つ瞬間」がアップ映像になり、そのあと、いつものようにパンして、3番手、4番手の馬を映していた。毎度ワンパターンの「全体が見えなくなる無意味な目つぶしスイッチング」である。それがJRAサイトの「レース映像」には、あった。

これはこんな言いかたが出来る。
フジテレビは、「オルフェを中心に劇的な映像を撮りたい」という意識がより強かった。民放独自の凝った演出に走った。走ろうとした。しかしそれが不発だったので、結果的に引きの映像の、あっさりとした、なにもしない、しかしそれが本来の「王道」という、私の望むものになった。なってしまった。

一方、JRAの公的記録であるBSの映像は、「どんなに人気馬であろうとも1頭の馬を偏重することなく、いつもどおりの映像」を心懸けた。そりゃ公的記録であるから人気馬を中心に映すような偏りは許されない。
よって、人気薄のゴールデンハインドが逃げ、それをビートブラックがつかまえて先頭に立つ映像もいつもと同じように撮った。そして毎度の「直線で目つぶしの何秒かがある」つまらない映像になった。

やはり今回のフジのスイッチング、カメラワークがよかったのは、怪我の功名としか言いようがない。

このあとルーラーシップが勝つ香港の映像を見て、あらためて思った。
諸外国の中継映像はまともである。日本だけが狂っている。

武豊がそのうち見せてくれる「武さんでなきゃ出来ないナニカ」への期待

ゴールドシップの内田の騎乗を、岩田が「地方出身の騎手でなきゃできない」という言いかたで讃えたとか。

誇り高い武はこれにカチンと来たはずである。

そのうち彼は必ず「あれは武さんでなきゃ出来ない」というのをやってくれるだろう。

その日を、そのレースを待ちたい。

なんとしてもそれを逃さず、当てないと。

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【追記.1】──マイルチャンピオンシップ、優勝!──2012/11/18

どんなもんだの見事な優勝。
まだ取っていないG1は、朝日杯FSとマイルチャンピオンシップ。
ここでマイルチャンピオンシップをクリア。
これで取り残したのはあとひとつ。完全制覇に突きすすめ!

【追記.3】──やってくれたぜ、武豊! ダービー5度目の優勝!──2013/5/26

やってくれたぜ、武豊!  どんなもんだ、社台グループ!
不遇の時も応援してくれたノースヒルズへの恩返し。
デムーロ兄弟が兄弟G1制覇なら、日本には武兄弟がいる。
あっちが桜花賞、皐月賞なら、こっちはオークス、ダービーだ。

ディープの背中を知る唯一の男がディープの仔でダービー制覇。
次はディープの敗れた凱旋門賞制覇だ!  

皐月賞的中記──内田の好騎乗に涙

本命は前々から広言していたゴールドシップ。対抗がワールドエース。△がグランデッツァ、ディープブリランテ、コスモオオゾラ、トリップでは、いかな馬券下手でも的中する。馬連、馬単、3連複、3連単、ぜんぶ当たる忘れられない皐月賞になった。

2012satsuki


安い配当だからいばれないが、こういう予想をしておきながら、それでもハズすのが私なのですなおにうれしい。

2012satsuki3


昨年の札幌、函館のころから目をつけていたグランデッツァ、ゴールドシップが無事にここまで来て、人気どころを形成したのだから気分のいいクラシックだ。



前夜から友人宅に泊めてもらい、埼玉県幸手市権現堂堤の桜と菜の花を見に行った。

P1010021



最大の危機は、このときにあった。

一面が菜の花の黄色と桜のピンクだ。 昨年は大震災があったので、桜祭りそのものが中止されている。
前々から来たかったこの地に初めて来た記念に、「枠連5-8の1点勝負」でいいのではないかと、昼前から酒が入っていたこともあり、思い始めていた。

1、2番人気のワールドエースとグランデッツァである。嫌いな馬ならこういう発想はしない。2頭とも好きだし、今年の皐月賞はそういう決着なのではないか。私の本命のゴールドシップは3着。それでいいのではないか。
その時点で枠連5-8は7倍。1点勝負なら御の字である。 (最終的には6.2倍だった。)
そんな買いかたで、のんびり楽しむのが今年の正解のように思えてきた。

そんなことを友人夫妻と話しつつ、昼に部屋に戻る。
大穴狙いの友人は「菜の花の茎は緑の6枠、菜の花の黄色よりも桜のピンクよりも上にあったのは空の青、4枠」とか言っている(笑)。しかしどこからもゴールドシップの7枠、橙色は出て来ない。やはり枠連5-8勝負にするか。



友人のノートパソコンを借りてIPATに繋ぐ。

「枠連5-8の1点勝負」でゆくかどうかだいぶ迷ったけど、当初の予定通りに、ゴールドシップから馬連、馬単、3連複、3連単を買った。 ここで枠連1点勝負にしていたら、ここは「皐月賞敗戦記」になっていた。

友人はアダムスピークを本命にし、そこからマイネルロブスト、シルバーウエイブへの3連複(53万!)とかを買っている。

友人夫妻に世話になりっぱなしなので、これを当てて、今夜は私が御馳走すると宣言する。





芦毛のゴールドシップだけを見ていた。
なのに最後方追走。


2012satsuki2

ゴールドシップは、新馬戦、オープンと2戦が秋山、そのあとの札幌2歳ステークス、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスは安藤。この4戦すべて馬柱に「遅」の文字がある。出遅れだ。安藤の2戦は、後方から行き、強引にまくって追いこむが2着、というレースだった。


それを前走の共同通信杯で乗り代わった内田が、すんなり先行し、今までとは違うレースをした。私のゴールドシップ本命は、内田が騎乗するからだった。なのにまた最後方の位置取りという安藤の乗り方のようになってしまった。焦る。



2012satsuki5


しかしここからのコース取りは見事だった。
他の騎手が、全馬外にもってゆくものだから、経済コースの内を進むゴールドシップの有利さが、内田の巧さが際立った。
騎手のコース取りの巧さにしびれたのはいつ以来だろう。古くは武豊のスーパークリークの菊花賞があるが。

全周パトロールを見ると、後方から行く内田は「芝のいい箇所」を走っている。これでスタミナロスをふせぐ。
そして他馬が、まさに「バカのひとつ覚え」で一斉に外に出すときに、1頭だけ内を延びて行く。
馬場の悪い内を突き、父から受けついだ重上手の脚で、一気に抜けだす。抜けだしてから外に持ちだし、今度は馬場の真ん真ん中、芝のいいところでアクセル全開だ。
大海原を行く黄金の舟である。
なんてかっこいい勝ちかただろう。いくら酔っていたとはいえ、騎手の巧さに目頭を熱くしたのは初めてだ。

内田はこれでオウケンブルースリの菊花賞、エイシンフラッシュのダービーに続いての皐月賞制覇で三冠騎手になった。



慾を言えば、ハナ差4着のコスモオオゾラが3着なら、これでもぜんぶ的中で、3連複や3連単の配当が3倍以上ちがったから、そっちが望ましかった。惜しかったな、柴田大知。この馬を応援したのも、私は岡田さんのコスモの馬を好きだけど、柴田を応援していたからだった。前日の土曜に障害のG1中山グランドジャンプを勝っている。
コスモオオゾラが3着に届いていたら、Core i7の3930kで自作機を1台組めた。すこし悔しい。でも弥生賞馬としての責任は果たしたか。

2012satsuki4



皐月賞だからNHKの中継があった。ありがたい。フジテレビを見ずにすんだ。
その前のテレ玉の中継もよかった。NHKもよかった。フジテレビだけが最悪だ。
ふつうの競馬中継をすればなにも問題はないのに、ふつうでないことをして、悪い方へ悪い方へと走っている。

午後10時、浴びるほどピールを飲んで、よれよれになって帰宅。
いい皐月賞になった。

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【附記】──内田が渋い!

昨日、時間がなくなり競馬中継が映せなかった内田のインタビュウをJRAのサイトで見た。
昨年のケガと長期休養があったからか、内田が渋くなっていた。軽さが消えて、より風格が増した。おどろいた。こんなふうに男は成長するんだな。

【附記.2】──最低のフジテレビ

友人宅ではNHKを見た。
帰宅して録画しておいたフジを今日月曜の午後に見た。青嶋の実況からもうなにからなにまで最悪だ。もうすこし頭を冷やしてから書こう。憤りで書く気にすらなれない。

アイムユアーズにウイリアムズ!──エリンコートの井上オークスさん讃歌──という逃げ

ピンナが帰国してしまうのでオークスのアイムユアーズは誰が乗るのだろうかと思っていたら、早々とウイリアムズと報道された。

騎乗回数は少ないのにジャガーメイル、グランプリボス、アルフレードでG1を制覇しているオーストラリアの名手だ。皐月賞をパスしてNHKマイルカップに向かうアルフレード騎乗がメインのようだが、これはアイムユアーズにとってプラスだ。

まあいつも逆逆をいって負けつづけて40年の私だから、たぶんアイムユアーズは典型的な「距離の壁」のような形でオークスを大惨敗するのかも知れないが──でもこの馬、だったら古馬になってスプリントG1を勝つような馬になるかも── オークスでは敢えて買ってみよう。
そういうひねくれ馬券をもっともっとやってみたいのだが、あまり機会がない。基本的に正統派なので、ふつうにふつうの馬の応援になってします。オークスだと、ダイナカールを頭から消し、ダスゲニーにむきになったぐらいだ。まあ前記したようにユキノビジン消しとかあったが、あれはひねくれ者ではなく、むしろすこしでも血統を知っていたら、すなおな選択になる。



オークスと言えば去年、井上オークスさんが、 エリンコートの単勝1点勝負で1万円(37倍)取ったのは見事だった。スポニチの予想。
私も忘れな草賞を勝ったエリンコートは、照哉さんの馬でもあり、狙っていた。このレースは地味な穴馬を出す伝統的なレースだ。でも地味な長距離血統が多かった。デュランダルは短距離の名馬だから、その趣旨からハズレている。それは気にならなかった。それを言うなら、アイムユアーズの父ファルブラブは距離は持つ。
エリンコートを3連単フォーメーションの頭にもいれた。だが完全無視していたピュアブリーゼに来られてハズレになった。



ピュアブリーゼは「父モンスーン(ドイツ系)」から注目していた。なんかアンチ社台でかっこいいと思った。でも調べたら、それすらも社台の種牡馬だった。もう逆立ちしても社台にはかなわない。なにをしようと社台御釈迦様の手の平の中。それは一見日高のちいさな牧場が活躍馬を出したと言ってもステイゴールドの仔であることや、ワイルドラッシュの仔が走ったと注目すれば、母系はセリで出されたダイナ牝馬であることからもわかる。

これはもう名門藤原牧場がロッチの血から悲願のダービー馬を出したとき、父がトニービンという社台の種馬であったことや、ひさしぶりに千代田牧場や下河辺牧場がG1をとっても、輸入繁殖牝馬に父サンデーという構図からも解っていたことではあった。もうそのすごさがガーサントやノーザンテーストの時とは根底的にちがっている。今の日本競馬を「社台の運動会」とは言い得て妙である。それでしかない。



なんだ社台の馬だったのかと白けて消したピュアブリーゼが2着だから、当然のごとく馬券をハズした。
この辺、矛盾しているようだけど、そうでもない。私は社台が好きである。むかしは大嫌いだったけど(笑)。社台は好きなんだけど──というか今の時代、社台が嫌いだったら競馬は出来ない──非社台系の馬も応援したいのである。これ、わかってくれますよね? 見知らぬ種牡馬モンスーンの名を見て、一瞬「非社台系」かと思った。しかしそれすらも社台だった。「白けた」のはモンスーンを知らずに盛りあがった自分に対してである。
かといってエリンコートの単勝勝負には行けなかった。ハズれて悔しがり、単勝勝負もあるのかと思い知った。 

エリンコートの単勝1点勝負をしたオークスさんはかっこいい。彼女のような侠気のある女の人を包みこめる男は、どんなひとなのだろう。懐の深い男の中の男なのか、それともダメ男に惚れてしまうのか。前者だとかっこよすぎるので、できるなら後者になって欲しい(笑)。



と桜花賞の翌日に熱心にオークスのことを語っているのは、心理学的には「桜花賞敗戦の痛みを忘れようとして」になるのだろう。


正解。

桜花賞敗戦記──3連単を弱気に馬連にしたまではよかったが……

ジェンティルドンナ本命で、ジョワドヴィーヴル軽視で、アイムユアーズもピンナも大好きで、内田が乗るからヴィルシーナを特注として、それで馬券がハズレるヤツというのは、天才的な馬券下手ということになる。私です。



ジェンティルドンナ本命にしつつ、『東スポ』の一面を見ると、同じくジェンティルドンナ本命の清水成駿さんがあまりに強気なので不安になってきた。

当初の予定は、「3連単ジェンティルドンナ1着固定相手6頭30点」だった。結果的にはそれで押していれば的中だった。

しかし一度不安の虫が頭を擡げたらダメ。なんだか相手にとんでもないのが来てハズれる気がしてきた。不気味なのは2枠の2頭だ。そこまで手は広げられない。

3連単をジェンティルドンナからの馬単勝負に切り替える。結果的には、これでもまだ当たっていた。
すると、今度はもしかしたら2着に敗れるのではと思えてくる。

さらに妥協して馬連勝負にする。
この6点買い。ジョワドヴィーヴルが来たら元返し。あとはみな3倍以上になる。

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弱気弱気の妥協だが、それでもまだこれでもハッピーエンドだった。まだ当たっていた。



ところがここまで弱気に妥協していたら、今度はむくむくと3連単の慾が涌いてきた。

いつもそれでハズれていて、今回もジェンティルドンナの軸は固いが、3着にはなんかとんでもないのが来るような気がして3連単3連複は避けていたのに。馬連のままでよかったのに……。

しかし高配当の3連単に慾目は走っている。もう止まらない。



ジェンティルドンナ本命に迷いはなかったが、悩んだのは対抗の印だ。好きな馬はサウンドオブハートとアイムユアーズ。
サウンドオブハートはJFでも本命にし、武豊のG1勝ち記録が連続するようにと応援した。3着に敗れたが3連複で採算はプラスにしている。年が明けてからの紅梅ステークスは3連単1着固定で当てた。相性のいい馬になる。
しかし今回は松岡だ。本来、松山厩舎で松岡が主戦だったから戻っただけなのだが、私にはマイナスになる。武が乗っていたらジェンティルドンナとの2頭軸3連単で勝負し、結果はどうなったにせよまったく悔いはなかったのだが……。

アイムユアーズは函館2歳ステークスで失敗している。ファインチョイス本命なのに、アイムユアーズを3着候補にしか入れず2着に来られて3連単をハズした。それからずっと注目してきた。トライアルを勝った前走からはピンナだ。距離は1400がベストと言われているが、1600はなんとかなるだろう。

どっちにするか。



3連単2頭軸のジェンティルドンナの相手を、サウンドオブハートにするか、アイムユアーズにするか、二択。

ぎりぎりまで迷って、サウンドオブハートにした。儲けさせてもらった恩義に殉じた。

image809

1、2着固定の予定だったが、サウンドオブハートやアイムユアーズが勝ったときのことも考えねばと「マルチ」にする。

そして、ここがもうなんというか、「3連単勝負なのだから、馬連はやめよう」にしてしまった。
馬連勝負に撤するのが理想だが、欲ばって両方買っていれば、すくない点数の馬連は金額が大きく、3連単はちいさいから、馬連のプラスで3連単のマイナスをカバーし、合計してもプラスになっていたのに……。

ハズれるようにハズれるように動いている。



1着岩田◎ジェンティルドンナ、2着内田◭ヴィルシーナ、3着ピンナ▲アイムユアーズ。
なぜこの馬券をハズす。我ながら信じられない。○サウンドオブハート、4着……。

松岡なのだからとサウンドオブハートを諦めれば……と思う。
距離不適と言われようとピンナを信じれば……と悔いる。
大好きな内田の乗ったヴィルシーナ重視で行けば……と今更ながら。

土曜に3番人気だったサウンドオブハートは、4番人気だったアイムユアーズにも、5番人気だったヴィルシーナにも抜かれて、直前には5番人気まで落ちた。世間の目は正しいのだなと感じた。民主党を大勝させる世間の目は当てにならないが馬券の単勝人気は正鵠を射ている。



負け惜しみを言えばJRAからもらった原稿料で買った馬券だ。JRAからもらった金を返しただけと言える。これは25年前からの信条だ。競馬原稿で稼いだ金は全額馬券に使う。これは私にとって大きな言い訳になる。他所で稼いだ生活費を注ぎこんでしまったような身悶えする悔いはない。とはいえ返したくて返したのではないが(笑)。



ところでオークス。
すでに2000メートルの勝ち鞍もあるヴィルシーナが今回の2着で一気に有力になった。
アイムユアーズはゴール前で伸びをかき、ますます1400ベストが確定した。

でも私はベガの勝ったオークスで、ユタカオー産駒のユキノビジンに2400は長すぎると消して失敗している。
桜花賞馬ファイトガリバーもオークスは? と言われながらしっかり2着にきたっけ。
オークスでアイムユアーズを買ってみようかとへそまがりに考えている。でもピンナは帰っちゃうんだな。誰が乗るんだろう。デムーロの9連対記録を目の当たりにして、あらためて外国人騎手の魅力を思う。乗り役次第か。
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