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柏木集保さんの絶品競馬エッセイ

 宝塚記念の週に「清水成駿サイト」に掲載された柏木集保さんのエッセイはすばらしかった。テーマから構成、競馬的深味、読後の餘韻にいたるまで、すべてに満点の絶品だった。
 

 
 以前も書いたが、「清水成駿サイト」は清水さんの有料予想サイトだが、無料会員登録をすると、月曜から金曜まで掲載される多士済々の競馬エッセイを読むことが出来る。だいぶ前からこれをやっていたので、先日「あなたはまだ会員になっていませんね」と有料会員になるよう催促のメールをもらってしまった。すみません。赤面。

 私は紙芝居というのをかろうじて知っている最後の世代になる。小学校二年ぐらいまで週に二回ぐらい、自転車に乗った紙芝居のおじさんが来ていた。路地裏に自転車を止めると、拍子木を叩いてこどもたちに触れまわる。紙芝居はおじさんから水飴やせんべいを買うことによって見ることが出来る。観劇料金だ。小遣い銭がなくてそれを買えないこどもは、見ようとしてもおじさんに追い払われる。私は母が紙芝居の水飴は不衛生だと小遣いをくれなかったので見られなかった。たまに友人のあとからついて行き、後ろからそっと覗いていると「買わない子は帰った帰った」と追い払われた。くやしかった。惨めだった。でも水飴を買わず無料で見ようとした自分の非は認めているからズルが見つかって恥ずかしくもある。複雑な思いだ。

 清水成駿サイトから「まだ会員になってませんね」と来た通知を読んだとき、水飴を買わず紙芝居を見ようとして追い払われたときの恥ずかしさを思い出した。



 で、こんなことを言ったら身も蓋もないのだが、私は今後も有料予想サイトの会員になることはないだろう。競馬予想は自分でするから愉しいのであって他人の指示された目を買うのはつまらない。
「元調教師が」「元騎手が」「元厩務員が」「東大卒の天才が」「生産者だけが知る情報で」etc……。あんなものに高い金を払うのはどんなひとなのだろう。理解できない。それはまたあらためて書くとして、柏木さんの絶品エッセイのこと。


 テーマは宝塚記念。ルーラーシップの話。
 母はオークス、秋天を勝ったエアグルーヴ、その母はオークス馬ダイナカール。その母はシャダイフェザー。柏木さんがこの一族と関わるリアルタイム競馬はシャダイカールあたりから始まる。シャダイフェザーの姉。ダイナカールは伯母さんの名をもらったことになる。
 思い出話。柏木さんが老調教師ふたりに話を伺っている。テーマはこの「シャダイカールからダイナカールあたりの話」である。老調教師ふたりは、最初はそれを意識してそのあたりを話しているのだが、いつしか話題はどんどん旧いほうへとズレて行き、もっともっと前の馬のことを熱心に語っている。柏木さんの知らない時代の競馬だ。ふと柏木さんと話しているのだったと気づき、またシャダイカールあたりに戻るのだが、やがてまたむかしの話になっている。老調教師がまだ若者だったころの馬の話だ。

 いわゆる「競馬青春」である。誰にも競馬青春がある。いちばん熱く競馬に燃えた時季。初心者だったし、愚かだったけど、その愚かさすらも懐かしいあのころ。話しだすと止まらなくなる。

 老調教師ふたりのそれに触れた柏木さんは、「自分もいつか」と思う。
 ルーラーシップが引退し、種牡馬になり、その仔が活躍する時代、老いた柏木さんが若手と話している。若手が老評論家の柏木さんに訊きたい意見は、ルーラーシップのことと、その母エアグルーヴについてなのだが、いつしか柏木さんはシャダイカールやダイナカール、それらのライバルだった馬のことを熱く語っている。
 そんな日が来るんだろうな、という結び。

 なんとも、気分のいい餘韻の残る、すばらしいエッセイだった。


 
 ところで、この柏木さんのエッセイは、今まで私が読んだ数多い競馬随筆の中でも最高ランクの名文だったが、かといってこれが誰もに最高のものとはならないだろうというのも明白。これは柏木さんにちかい競馬歴をもっていなければ楽しめない文章だ。
 ルーラーシップしか知らない若者はもちろんだが、エアグルーヴからしか知らないひとでも楽しめないだろう。あのオークスの名勝負ダイナカールを知っていることが必要条件なら、老調教師の青年時代はともかく、管理していたダービー馬タケホープ、オークス馬タケフブキ等を知っていることが十分条件になる。

 では老調教師ふたりが熱心に語る、私の知らない、それ以前の競馬も知っている年輩者は、柏木さんのこのエッセイをもっと楽しめたかというと、それもまたちがうと思う。
 この辺多少身勝手なのを承知で言うが、柏木さんのエッセイのフォーカスは、ダイナカールのあたりに絞られている。ならこのエッセイを最高に楽しめたのは、文中に登場するすべての馬と関わっている年輩者ではなく、柏木さんと同世代、柏木さんと同競馬歴のひとになる。そこに向けて発せられたエッセイだから。

 私は柏木さんよりも何年か競馬歴は遅れるのだが、さいわいにして全身でこのすばらしいエッセイを享受することが出来た。
 競馬は世代のものである。どんなに優れた文筆家であれタケホープやダイナカールを知らないひとにこのエッセイは書けない。そしてまたこのエッセイの味わいも、そういうひとには伝わらない。

 四十歳のひとが書いたこの種のエッセイはまだ青い。
 かといって古ければよいわけでもない。ワインに通じる。古すぎるワインは酢でしかない。
 柏木さんの書かれる競馬随筆がいま、最高品質の豊潤の時季を迎えているということなのだろう。それを受けとめられたこと、柏木集保さんと同時代に競馬を出来たことを誇りに思う。
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宝塚記念トリガミ記──一日の収支はプラスだけれど……

なにもかもがうまくいったような、じつはすべて最悪の展開だったような、よくわからん私の宝塚記念馬券話。



 予算が1万円しかなかった。話にならない。正確にはジャパンネットバンクに手数料を取られるので9800円だ。
 とはいえ資金難は毎度のこと。これを土曜日に増やせばいいのだ。だが勝負レースが見つからない。
 やりたいのは中山メインの船橋ステークス。狙いはサクラミモザ。そろそろ勝つ番だ。でも相手がわからない。人気馬でいいと思うが大波乱もあるだろう。3連単フォーメーションを組んでみるが、なにか抜けているような気がして不安になる。なら単複か。8.6倍ある。複勝は2倍から3倍。全額単勝と言いたいがそこは慎重に。単勝3千円、複勝7千円でどうだ。勝ってくれると4万円。ほどよい宝塚記念資金になる。複勝だけ的中だとほとんど元だが勝負を明日に持ちこせる。

 パソコンの前で勝負か否かと唸っていたが購入に踏みきれないままファンファーレを聞く。そして直線でのあの事故。脚がぶらんぶらんになっていた。すぐに薬殺だろう。なんとも痛々しかった。
 買っていたら馬券はハズレ。宝塚記念が出来なくなったが、それ以上に後味の悪い思いをしたろう。大好きな馬が命を断たれるのに、馬券がハズれたことを怨んでしまうからだ。あの脚いろなら勝負になっていた。頭もあったろうし、複勝はぜったいに固かった。なのになんで事故を起こすのだ、よりによっておれが勝負をしたときに、と恨めしく思ってしまう。買わなくてよかった。すなおに手を合わせられた。



 日曜のどれかで資金を増やさねばならない。
 候補は中山9レース、汐留特別。阪神10レース、尼崎ステークス。どちらも大本命がいて少頭数。100倍程度の3連単でも500円当てれば5万になる。それが狙いだ。
 ふたつにひとつ。迷った末、勝負は汐留特別にした。降級の本命馬ヒシカツジェームスがいる。断然人気。頭はこれで決まりだ。この時期の競馬は現級で頭打ちの馬が降級して人気になり、それでもあっさり勝つ。連続二桁着順の馬がだ。ヒシカツジェームスは現級の1000万条件でも3着、5着、2着2着ときわどい勝負をしている。ここは楽勝だろう。1着固定の3連単にする。

 狙いは大井の御神本が乗ってきたマルタカシクレノン。戸崎、御神本、張田、南関の騎手が乗ってきたら狙える。6番人気もほどよい。ヒシカツジェームス1着固定、マルタカシクレノン2、3着固定の3連単。万が一を思い2頭軸の3連複も買う。宝塚記念が出来るかどうか、ここに懸けた。ハズレたら見学になる。そうなったらそうなったで焼酎でも飲みながらテレビ観戦しよう。
 ラジオ日本で聞いた。ヒヤッとした。御神本が勝ちそうになったからだ。2、3着でいいのだ、エビナ、早く差せと祈る。
 なんとか届いたようだ。いやはや参る。それでも、これで宝塚記念が出来るとほっとする。すこし残念だったのはオッズ確認を午前中にしたものだから、そのときヒシカツ、マルタカ、コスモソーンの3連単は220倍あり、10万越と思ったら130倍まで落ちていたことだ。ともあれ131倍の3連単500円、30倍の3連複千円的中で資金は9万を超えた。これでやっと宝塚記念を楽しめる。



 もうひとつ幸運があった。
 このレースで勝ったから阪神10レース、尼崎ステークスはもう勝負する必要はない。もともと宝塚記念以外はやりたくなかったのだ。資金が5万もあれば午前中に買ってしまい、昼から酒を飲みつつ宝塚記念を愉しみたかった。それがないから、資金を増やすための苦慮の策としての勝負だった。
 それでも1万が10万近くになったのだからイケイケで勝負かと思う。勝つのは九分九厘1番人気のカワキタフウジンだろうが、2着3着もある。よって3連単フォーメーション。3-3-6の24点買い。千円ずつ買ってみようかと思う。乗ってるときはイクベシなのだ。配当も充分にこれで勝負になる。汐留特別とこの尼崎ステークスのどちらで勝負するかは最後まで迷った。もしも尼崎ステークスの発走が先だったら、こっちをやっていた可能性は高い。


 勝ったのは福永のマゼラン。これは頭に入れておいたが、武豊が絶妙の逃げで2着に粘った。ワンダームシャは無視した馬だ。1番人気カワキタフウジンは3着。こちらを勝負レースに選んでいたら大外れ。宝塚記念は見学だった。

 汐留特別で稼いでいたから、ここを買ってハズれてもたいしたことはなかったが、本番への志気に影響する。ハズれるレースに手を出さず、勝ったまま宝塚記念を迎えたのはいい気分だった。
 土曜に勝負しなかったこと、勝負に汐留特別を選んだこと、尼崎ステークスを買わなかったこと、幸運が続いている。宝塚記念はもう的中した気分だった。



 今年の宝塚記念は「女王ブエナビスタ対最強4歳世代の対決」と煽られている。

 数日前にもう馬券は決めていた。どの馬から買おうかと考えている内に答が出た。好きな馬を応援するという基本路線だ。スポーツ紙を読んでいると「ブエナビスタに昨秋の充実はない」と下り路線の評価が目立った。一方4歳勢は最も充実する「4歳秋(むかしの5歳秋)」に向けて上昇一途だ。中でもルーラーシップの評価が高い。名血が本格化したと。


 たしかにあの金鯱賞は強かった。本来ならこれを本命にしてブエナビスタは2着3着づけが正解だろう。あるいは消しもありだ。でも「好きな馬を応援する」の原点に戻れば、私はダイナカールが嫌いだったし、その娘のエアグルーヴも応援していなかった。ここでルーラーシップを本命にするのは気が引ける。

 ブエナビスタは、あの「伝説の新馬戦」こそ観戦のみだったが、2戦目からは常に3連単1着固定で馬券を買ってきた。その記録もヴィクトリアマイルの日、IPATのIDを忘れるという大失態で途切れてしまったが、今回もそれで行くのが筋ってもんだろう。
 馬券を当てたくて「3連単ブエナビスタ2着づけ」を買おうと思ったことが何度もある。それまでのブエナビスタ惜敗レースもそれを買っていれば当たっていたから、その誘惑は強烈だった。それをなんとか拒み続けてここまで来た。ここでぶれたら哂われる。ましていま昨秋の力はもうない、と落ち目を言われているのだ。ここで応援しなかったらファンじゃない。数日前からいつものよう「ブエナビスタ1着固定3連単」で行くと決めていた。

 土曜夕方。東スポを買う。清水成駿さんが「ルーラーシップ本命。ブエナビスタは限りなく無印に近い△」と予想していたので益々自信を深める。ブエナビスタ本命、ルーラーシップは限りなく無印に近い△だ。
 相手は手広く8頭。56点買い。トリガミもあるがそれは覚悟の上。勝つのはブエナビスタだが、ルーラーシップ、エイシンフラッシュ、トゥザヴィクトリー、ローズキングダムの最強4歳勢以外でも、アーネストリーがいる。ナムラクレセントがいる。ハートビートソングやトーセンジョーダンが来てもおかしくない。
 これを千円ずつ買い残りは3連複フォーメーションをブエナビスタ中心に組んだ。たいしてつかないので3連複だけの的中だとトリガミになるが先程の汐留特別でのダブル的中のような例もある。昨日までだと買い目は同じでも100円ずつだった。汐留特別的中のおかげで千円単位になったのがありがたい。
 購入したのは14時半。急いでつまみを作り、酒の用意をしてテレビの前にすわる。



 結果、アーネストリーが勝ちブエナビスタは2着。3着エイシンフラッシュ。
 20倍の3連複が千円的中した。9万5千円買って2万円の払戻しだから大トリガミだが、元々は1万円だった。一日の収支では1万円のプラスになる。それはまあそうなんだけど……。


 ブエナビスタの馬券を買えるのもあと3戦ぐらいか。ずっとこの買いかたをしよう。もうトウカイテイオーの時のような後悔はしたくない。損得ぬき。意地だ。たとえそれで金銭的に損をしても時が経てばそれは豊潤な香りをはなつ想い出となる。それでいい。

意外な好評──【木屑鈔】の競馬文章──石川喬司批判?

私は、政治的なこと、私的なことを書く【木屑鈔】と、競馬のことだけを書く、ここ【競馬抄録玉】、テレビ番組や藝人について書く【芸スポ萬金譚】と、みっつのブログを使い分けています。
政治的なことを嫌う競馬ファンもいるだろうし、逆もまた真でしょう。おおむね「この割り切り」は支持されていると思ってきました。

ところが、「きっこの日記」という奇怪なものについて書いた政治的文章の【木屑鈔】の一部が、競馬ファンに評判がいいようなのです。たくさんの賛同のメールをもらいました。バカですので浮かれます。
そんなわけで、ここしか読んでいないかたのためにお知らせする次第です。私はたいしたことを書いたつもりはありませんが、競馬を知らないひとが面白いと言ってくれたので、もしかしたら競馬ファンにも受けるかなとあさはかな期待をしています。もしかしたらハズレかな?

http://blog.livedoor.jp/moneslife/archives/cat_10048167.html 

どうやら競馬ファンが愉しいのは最後の【補記】の部分のようです。
楽しんでいただけたらさいわいです。

グランプリボス、8着!──セントジェームズパレスS

 「セントジェームズパレスS・G1」(14日・英アスコット)

 若き日本のマイル王は規格外の王者に跳ね返された。欧州のトップマイラーが集う大舞台で、デムーロ騎乗のグランプリボス(牡3歳、栗東・矢作)は8着に敗退。序盤は好位を追走したが、最後の直線で脚を伸ばすことはできなかった。矢作師は「ニューマーケットでうまい調整ができたかなと思ったが、リラックスし過ぎているかなという感じもあった。ファイトすることなく、反応しないまま終わった」と悔しさをにじませる。優勝はフランケル(牡3歳、英・セシル)でデビューから7連勝となった。(デイリースポーツより)

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 いまニコニコ動画で見た。リアルタイムで見られることを知らず、友人のメールで知り、1時間遅れで見た。
 アスコットの深い芝で、よくがんばっていた。お疲れ様。どこも悪くしていないといいけど。先行したので何度も「グランプリボス」という名が呼ばれてうれしかった。

 私が自分の足で歩いてヨーロッパの芝の深さを知っているのはイギリスのアスコットとフランスのロンシャンぐらいだが、とにかくもう日本の芝とはぜんぜんちがっている。
 そのことでいつも思うのは、欧州の馬は日本の硬い馬場がこわいだろうということだ。欧州勢から抗議されてJC前日にコースに水を撒いて軟らかくし、それをファンには知らせないなんてJRAのやりかたは言語道断であり、初めてそれを知ったときは怒り心頭だったのだが、自分の足で彼我の差を知ってからは、気持ちとしてはわかるようになった。とにかくちがいすぎる。あれでは「馬が壊れる。こんなところは走らせられない」とゴネる気持ちもわかる。
 着順は、勝負にならないとわかった時点でもう追うのを止めていたからたいしたことではない。きっと故障もない。



 海外に挑むホースマンはえらいと思う。
 タケシバオーもスピードシンボリも無理して挑む必然性などなかった。
 日本で賞金を稼いでいれば安泰だったのだ。

 完璧な成績により今でも評価の高いシンザンとその関係者だが、シンザン陣営には危険を冒してまで日本代表として海外に挑む気など毛頭なかったという批判が存在している。昭和40年代にそれを読んだときは納得した。納得したからこそ敢えて挑むシンボリに感動したものだ。



 海外に挑む利はさほどない。それは今もかわらない。
 世界一賞金の高い日本で稼ぐのが安全で確実だ。
「スマートファルコンする」のがいちばん効率がいい。

 日本で的鞍を選んで賞金を稼ぎ、安全な道を歩めば、サクラバクシンオーの後継者として種牡馬になることもほぼ確定しているし、 なんの問題もなかった。
 なのにグランプリボス陣営は茨の道を選んだ。
 この時期に渡英し、 イギリスのチャンピオン・フランケルに挑んだ陣営の勇気に、心から敬意を表したい。

 競馬の回転は早い。しかもいまはグローバルだ。
 やがてフランケルの仔とグランプリボスの仔が対戦する日も来よう。


JRAから振りこみがありました!

ジャパンネットバンクからメールが来た。
「JRAから振りこみがありました」とある。
昨日購入したエプソムカップもCBC賞もハズレなのにどういうことだろう。

もしかしたら買い間違えたのか。
CBC賞は3着の①番のタマモナイスプレイを買っていずハズレた。
でも②番の岩田エイシンタイガーは買っていた。
同じ白帽子だ。隣だ。もしかしてクリックまちがいでタマモを買ったのか。
とすると3連単11万馬券を500円的中で5万5千円。

あるいはエプソムカップで、1着3着固定のあいだに入れた5頭で、2着の欄に消した⑦番エーブチェアマンをまちがって入れたのか。とすると130倍を千円だから13万。
でも⑦番の周囲は買っていないからこのまちがいはないだろう。とするとやはりCBC賞の方だろうか。
レースのときも白帽子ががんばっているのを見てかんちがいしたほどだ。これはありうる。
ちょっとドキドキしながらJNBにログインして振込金を確認した。



80円だった。
土曜は馬券をやらなかった。
日曜はやる気満々で1レースから始めた。
運試しと馬連3点、馬単2点、100円ずつ500円だけ買ってみた。
馬連470円、馬単910円が的中した。1380円の払い戻し。幸先良し。
これを転がして大儲けだと2レースを1300円買った。ハズレた。
その端数の80円のようだ。

土曜の朝、ディスプレイの一台が壊れた。デュアルディスプレイがシングルになった。
競馬を楽しむには狭すぎる。つまらなくて、そのあと馬券をやめてしまった。
午後、ファミマに行って入金し、東西のメインを楽しんだ。
朝、1、2レースをやったことを忘れていた。

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I-PATを初めて4年になる。
JNBはそのために開設した。
競馬以外にまったく使うことはなく、入金もおろすのもみなカードとATMでしていた。
つい先日、友人に借金を返す際、ネットで振りこむという方法を覚えた。便利だ。手数料も安い。
そのとき初めてIDやパスワードを設定してログインした。
「入金があったときはメールで知らせる」にチェックを入れた。
そのことで起きた珍事だった。

これをずっと前からやっているひとには、日曜の夜にJRAから100円以下の端数が振りこまれてくるのはお馴染みの出来事だったろう。私もそれをしていれば何百回も送られてきていたメールだった。
買い間違えて的中などあるはずもないのに、貧すれば鈍するでつい期待してしまった。
80円を見て赤面した。書いてるだけでもういちど赤面する。

Win5考①──今後の配当の変化──エプソムカップ敗戦記

先週Win5の結果を見て自分の考えを書きこもうと思った。3連単の配当の変化からの感想だ。

3連単の発売当初、私はよく10万円台の馬券を取った。データから信じられる1番人気を1着固定、同じく信じられる2番人気か3番人気を選んで3着に固定。あとはパドックでデータではとても買えない、でも気配のいい人気薄の馬を選ぶ。すると人気で言うと1-15-3のような形で楽々と10万馬券が取れた。15万円ぐらいが多かった。さすがに人気馬が絡んでいるからか、この形で20万円以上は経験していない。

ところがあっと言う間にみな3連単馬券が巧くなり、やがてこういう形の決着では3万程度にしかならなくなった。「1、2番人気が軸でも人気薄が絡めば好配当になる」とみな学び、手広く流すようになったのだろう。おどろくほど急激な配当の低下だった。

このごろの10万円馬券は人気で言うと5-7-8番人気の決着だったりする。私はこういう形の馬券は買えない。まったく10万馬券とは縁がなくなった。私に残されたテーマは、人気で言うと1-7-2のような形で決まる100倍前後の3連単をいかに絞って太く取るかになった。



 と書くと「前記の1-15-3の馬券を買えばいいではないか。3万もつくのだから」と言われそうだ。
 まず私は私的な事情で競馬場パドック派からI-PAT派になってしまったのでパドックで穴馬を見つけることが出来なくなった。グリーンチャンネルなんてのは契約していないどころか今まで一度も見たことがないほど無縁だからテレビのパドック中継で馬を見ることは出来ない。しかしそれ以前に「パドックで穴馬を見つける」のに一番重要なのは、競馬場の決まった場所での「定点観測」だから、テレビのパドック中継があったとしても役には立たない。そのことからこの方法の馬券が買えなくなった。

 次ぎに、人気馬と絡んで穴になる馬は私の正統的なデータチェックでは絶対に買えない馬だから、「1-○-3」の○の部分に入れる穴馬は総流しでもせねばならなくなる。18頭立て単勝15番人気の馬なんてデータ的に買い目があるはずがない。ここに全馬16頭を入れても3万なら充分にプラスになるとも言えるが、こういう馬券は好きではない。そもそも私は38年の馬券生活で総流しなんて数えるほどしかやったことがない。3連単馬券発売初期のころ、1-15-3で15万馬券を取ったが、1と3のあいだに入れた馬は5頭程度だ。だからこそ的中の快感もあった。総流しじゃつまらない。
 1-○-3の○に入れるのは、自分で選んだ数頭でなければならない。パドックで撰べずデータに頼るなら人気サイドになる。そうなると「1-6-2」ぐらいで決まる100倍程度のレースを厳選し、それを2千円ぐらい狙うのが主戦法として落ちついた。という次第。



Win5の話。
 1億円が出た後のWin5の配当が、私からすると十分大荒れなのにたった600万だったこともあり、3連単配当の変化と同じく、Win5の配当も、みなが本気で買うようになり(世間ではチームを組んで多点買いを始めたひともいるそうだ)、底辺が拡がると、意外に低配当になるのではないかと思えた。5レースとも5番人気までの馬を網羅する(5の五乗で3125通り)ような買いかたで的中し、配当は300万前後とか、そんなのが増えるのではないかと。こうなってくると投資金の10倍の配当だから格別に率のいい馬券とも言えなくなってくる。

いまは日曜だけ、パソコンからの投票のみであり、10億円の金を取りあっている状況だ。これが100億円、500億円の市場になってきたら配当の傾向も変るだろう。発売当初だったら1億円配当になったのが、みんながWin5が上手になり、1千万にもならないとか、そんな流れだ。



この読みはあながちハズレているとは思えない。それはこれからの時代が証明する。億の配当が出ることはめったになく、私なんかではとても買えない大荒れの決着(私の穴馬撰びはパドックだから、パドックを見ずに買うWin5ではどうしても常識的な選択になる)なのに、配当は意外に低いということが続くように思えた。

ダービー週の結果は、人気だと1-1-1-8-1で55万円だった。私はWin5にはまだ参加していないのだが研究(笑)と予想はしている。私にはこの8番人気の馬がどうしても買えない。5頭選んでも買えない。独特の穴馬感をもつ友人は、これを見てWin5は魅力的でおいしいと言っていたが、こういう低配当の時ですら私には永遠に当たることはないのだとむしろ絶望したものだった。



というところで、めったに出ないと思っていたのにまたも1億円が出た。先週ここに書く予定だったこの文章を書かなくてよかった。「意外に低配当が続くのではないか」と書いてすぐに1億円ではさすがに恥ずかしい。



私の予想ではタガノロックオンは5番目の馬。グラスゴッドも5番目だった。スマートブレードは買えない。全頭買いしかない。迷いなく買えるのは阪神府中のメインのみ。これは両馬とも好きなので迷わない。假りに両馬が1番人気でなかったとしてもこの2頭で1頭撰びをしていた。

今朝まで、今日はWin5だけをやろうかと思っていた。全力で。もし今日参加したとすると、5*5*5*1*1で125点買い。阪神東京を当てて希望が脹らみ新潟でハズレて終り、だった。その後、両場のメインが1頭で当たっているから新潟の勝ち馬を恨んだことだろう。でもあの馬は私には買えない。参加しなくてよかった。熟考の結果Win5は当たる気がしないのですなおに両場のメインのみの参加にした。だって3レースも5頭撰びをするようではだめだ。ハズレるにしても、3*2*3*1*1ぐらいまで絞れないと。



 もうひとつメモとして附記。
 土曜にディスプレイが一台壊れて、いつものデュアルディスプレイ環境がシングルになってしまった。すると馬券をやっていても不自由でたまらない。土曜に馬券をやらなかった分、日曜は張りきって1レースから始めたが、つまらなくて2レースでやめてしまった。あとは午後に東西のメインレースを買っただけになった。もしもディスプレイが壊れていず、快適に馬券を楽しんでいたならWin5に参加した可能性は高い。それぐらいなぜかやる気満々の日曜だった。



エプソムカップはダークシャドウ1着固定、セイクリッドバレー2着、3着固定で相手5頭の3連単10点勝負。ぎりぎりで消したエーブチェアマンに来られてハズレ。12点買いなら当たったが予算が1万だった。「人気1-6-2」で決まったこの130倍は口惜しい。私の馬券の主戦法である1着3着固定がきっちり嵌ったレースだけに。CBC賞を諦めてこのレースだけに絞り、ここを20点買いにすべきだったか。

 でもあちらも自信のダッシャーゴーゴー1着固定で買ってみたかった。こちらは「3連単1着固定流し。相手5頭」の買いかた。3着のタマモナイスプレイ無視だったのでハズレ。4着グランプリエンゼルが届いていれば当たったが……。両レースとも口惜しい敗戦だった。でも負けは負けとしてWin5ではなくこちらで勝負してよかったという気持ちは残った。やはりWin5は遊びであり、ふつうの馬券を捨ててまで突っこむものではないだろう。



フジテレビの競馬中継でもエプソムカップを前に、「ここまで的中は22票!」と話題になっていた。すでに配当5千万円は確定していたのだから、22票の持ち主は興奮したことだろう。私は全員当選だと思った。ところが断然人気のダークシャドウが完勝したのに的中は7票に減っていた。これは不思議だ。22から7に減った15票のゆくえ。

スマートブレードを買って新潟メインを当てるような人だからエプソムカップも穴を買っていたのだろう。大本命ダークシャドウが勝って1億3千万だから、その他の馬なら初の上限2億円が出ていたことになる。



宝籤を買わない私のようなのには愉しい時代になった。推理して億の期待が出来る。でも私が当たるときは全レース1番人気が勝って配当3万円とかそんな場合だろう。ガミだったりして(笑)。そういうしょぼい結果も見てみたい。これはいつ出るのだろう。それはそれで楽しみだ。

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【附記】──Win5のこれから

友人が送ってくれた「予想TV」のファイルを見ていたら(私はケーブルテレビがないので見られない)、冒頭で司会の見栄晴が「Win5は今シーズンは宝塚記念まで」と言ったのでおどろいた。そういうことなのか。三場開催の秋までおやすみなのか。しらなんだ。

でも、なんでそんなに慎重なのだろう。射幸心の問題なのか?
私は中山開催なら中山だけの8.9.10.11.12レースのWin5や、同じく阪神でも新潟でも、競馬場ごとにWin5があってかまわないと思う。というか、そのほうが馬券として自然だろう。なんでみっつの競馬場をまたがないとならないのか。「パソコンのみ」はいつまで続くのか。どうやらまだまだ世間の気配をうかがうおっかなびっくり馬券のようだ。

ところで不勉強なので知らないのだが、南関は導入しないのか。その理由はなんなのだろう。
馬連、馬単、3連複、3連単、いつも新馬券は地方競馬が先だった。

検索するとわかるのかな。いまからやってみよう。
特に出走馬のすくない毎度おなじみのメンバーで勝ったり負けたりしている(=馬券的興味の薄い)、私の知っている競馬場で言うなら佐賀競馬のような地方競馬こそWin5はカンフル剤になると思うのだが。

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【附記・2】──Win5に休みなし(6/13)

友人がメールをくれて、「Win5が宝塚記念まで、というのは、予想TVの中の予想の話」と教えてくれた。訂正します。お恥ずかしい。夏場の地方開催になっても(今年の関東は福島ではなく中山)Win5はあるらしい。まああっても私は当面買わないし、思い切っての勝負は秋からになるだろうけど。
来週は、阪神、中山に、ああ函館開催が始まって三場なのか。Win5はこのみっつをまたぐことになる。地方開催の馬券でいい思いをしたことなんてないので、やっぱり当面はおとなしくしよう。

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【附記・3】──地方競馬のWin5(6/13)

地方競馬のいくつかはJRAよりも早くWin5(5重勝馬券)をやっていたのですね。知りませんでした。これまたお恥ずかしい。それも上で書いた佐賀競馬なんか真っ先に取り組んだらしい。私がカンフル剤になるだろうにと思ったぐらいだから存続か廃止かで悩んでいる競馬場が取りいれないはずはなかったわけで。オッズパークロトという名で競輪やオートがやっているのは知っていたのですが、なぜか競馬は無関係と思い込んでいました。

ところがせっかくの新馬券も低配当なので売りあげがすくないのだとか。いま笠松、門別、盛岡、福山の結果を見たら、みな2万とか5万ぐらいまで。その程度の配当では魅力がないですね。地方競馬って単勝の売りあげは元々微々たるものです。私は中央と同じ感覚で1万円買ったらいきなりオッズが動いたのでおどろいたことがあります。オッズを動かす男(笑)。

南関は5重勝をやってません。地方競馬はWin5をやっていないという勘違いは、参加している南関がやっていないことから来ていました。大井なら十分1千万馬券が出るからやる意味はあると思うのですが、大井からすると、「そこまでの施設投資をしても、それに見合うだけの売りあげがあるとは思えない」ということなのでしょうか。

たしかに私も一攫千金の点から興味を持っているだけであり、5重勝とはいわば「単勝コロガシ」ですから、映画「のるかそるか」がそうだったように、単勝は馬券の基本であり、コロガシは大金を手にするのに必要な手法とはいえ、あまり興味のある馬券ではありません。ましてそれが2万円程度の配当ではつまらないですね。地方競馬のWin5は「失敗」というか、いや失敗じゃないな、「効果なし」ということでしょう。

逆に言うとWin5がいま話題になっているのは、あくまでも「高配当だから」になります。あとからやってきておいしいとこだけ取って行くJRAに、先行したのに話題にすらならなかった地方競馬は妬ましい目線を向けていることでしょう。とはいえJRAも売りあげが落ちつづけて安心している状況ではないのでしょうが。
これに関しては私は「4兆円も売りあげがあったのが異常。2兆円もあるいまも異常。もっと減って正常」というのがずっと前からの持論です。それに関してはあらためて。

いくつも勘違いのあった恥ずかしい文章ですが、自省を込めて「晒しあげ」で直さずにしておきます。

グランプリボス讃歌──続くユタカオーの血

プリンスリーギフト系テスコボーイの血は、トウショウボーイからミスターシービーの流れが途絶えてしまい、残る期待はサクラユタカオーのみになっている。

ユタカオーの血を継ぐのは安田記念馬エアジハードとスプリンターズS二連覇サクラバクシンオー。
エアジハードからの流れは、父と同じ安田記念を勝ったショウワモダンが引退して途絶える。

サクラバクシンオーも内国産種牡馬としては記録的な成功を収めたが、G1馬は高松宮記念を勝った昭南姦婦(すごい誤変換だなこれ、シンガポールの淫乱女か)しかいず、途絶えるのは目前かと思われていた。



バクシンオーの死ぬ年にグランプリボスが出現した。
朝日杯当時ですら長いのではと懸念され低人気だった。
見事に勝ったが、それでも早熟2歳の典型であり、デムーロの腕もあり、けっきょくはスプリンターなのではと思われていた。しかしNHKマイルカップも勝って実力を証明する。
スプリンターではない。最強のマイラーだ。
完勝しているリアルインパクトの安田記念勝ちでさらに価値は高まった。
そして言われるのは母父サンデーの底力。距離の融通もここから来ているのだろう。
種牡馬としての価値は確定した。



イギリスのセントジェームズパレスステークスは6月14日。 
結果などどうでもいい。無事に帰国して種牡馬になって欲しい。
オールドファンにはこの血統は大事なのだ。

東京ダービー敗戦記──ここもまた社台──ロジータの思い出

1番人気クラーベセクレタが二冠達成。鞍上は安田記念を勝ったばかりの戸崎。調教師は毎度お馴染み船橋川島厩舎。

牝馬の二冠は昭和63年(1988年)のロジータ以来。
スポーツ紙がみな「22年ぶり」としか書いてないことが不満。ロジータの名を出してくれ。

秋に三冠を達成したロジータは、オールカマーを経てJCに挑戦する。
全15戦すべて野崎騎手が手綱を取った。
JCのパーティで野崎騎手に話をうかがったことが懐かしい。
当時、野崎騎手は無名の若手だったから、ロジータの活躍とともに乗り代わりの話があったのではないかと訊いた。一度もなかったと誇らしげだった。
ロジータは、ホーリックスとオグリキャップが世界レコードで駆けたJCで15着最下位。それも14着と大差だった。

が、そのあと南関の有馬記念・東京大賞典を勝ち、引退レースでは、2着に8馬身差の快勝。有終の美を飾って繁殖入りした。





成績表は長年お世話になっている「優駿の蹄跡」よりコピーさせて頂きました。感謝。





地方競馬の愉しさは父の名にある。今回もブラックタキシード、アメリカンボス、ダイタクサージャン、ノーリーズン、スマートボーイ、イーグルカフェと、中央ではあまり見かけない懐かしい名に、現役時代を偲んだ。



2001年の有馬記念は、マンハッタンカフェ、アメリカンボスで決まって大穴。9.11からの連想でアメリカ絡みなのだと、480倍の馬連を1万円取った友人がいたっけ。

私はあのワールドトレードセンターにジャンボジェット機が突っこむ衝撃の映像をバンコクのネットカフェで見た。現実世界の出来事とは思えなかったことを今も覚えている。




クラーベセクレタの父はトランセンドと同じワイルドラッシュ。アロースタッド繋養だ。

日高のちいさな牧場生産と思いたいところだが、しっかりノーザンファーム生産、馬主はサンデーRなのだった。地方競馬は騎手の勝負服で走る。もしも馬主の服だったら、羽田盃も東京ダービーも中央でおなじみのあのサンデーRの勝負服なのだ。


同枠のファジュルは照哉さんの馬だし、零細牧場零細馬主の場だった地方競馬も社台色に染まりつつある。南関の賞金は高いから採算が取れるのだろう。デムーロ弟がイタリアより南関の方が賞金が高いと言っていた。もっとも欧米は騎手の取り分は10%が多いから騎手にとっては同じぐらいか。


南関の社台進出はべつに狙ってしているのではなく、ふつうに経営をしていたら、いつのまにかそうなっていたということなのだろう。それだけ力がずば抜けている。

ダンスインザダークやゴールドアリュール、ステイゴールド等の社台の馬をもっていた山野浩一さんも最近は南関の馬主をやっているようだ。


優勝劣敗は競馬の基本だからそれでいいのだが、日高の弱小牧場生産の馬が南関で連戦連勝、中央馬に挑戦! という図式が好きな身には、この現状はすこしさびしい。


南関で近年やたら目立つのがマイネル、マイネ、コスモの冠号だ。馬名は同じでも馬主がちがうから、中央で頭打ちとなった馬を安く(失礼)譲り受けて使っているのだろう。これまた大量に生産しているから当然の帰結か。




馬券は、頭が固いので(これは〝時代遅れ〟とか〝融通が利かない〟という意味ではなく)、2着に不良馬場の羽田盃で2番人気6着のキスミープリンス(今回も2番人気)を固定しての3連単5点。一瞬、万が一を思い3連複にしようかと思った。オッズを見ると5点だから勝負になる。頭が固いのに3連複はあまりに弱気と、それを振りはらって3連単勝負。

キスミープリンス3着でハズレ。3連複15倍で充分だったと悔やんでも後の祭り。

キスミープリンスを3着にも固定した3連単を追加して10点勝負なら当たったのだが、そこまでして43倍を当ててもしょうがない。なら3連複にすべきだった。大事なのはつまらんこだわりではなくプラスに出来るかどうか。3連複5点勝負でも最低でも7.5倍あったからトリガミもなく、それでいいのだった。でも10-6-9の3連単は130倍あったし、配当の魅力に負けた。

3連単10点か3連複5点なら当たっているのに、当たらない3連単5点に行くあたりが馬券下手の真骨頂。













神戸の友人に当たったかとメールしたら、なじみのない馬ばかりなので買わなかったとの返事。その代わり明後日の東海ダービーは買うとか。友人は名古屋の大学を出ているのでいまも地元の園田より名古屋や笠松好き。
岡山にもどった知人が今も南関ばかりしている。地元の競馬はやらない。東京で競馬を覚えたから南関がいちばん身近なのだ。〝青春の街〟の存在は大きい。

私は十八まで育った茨城の田舎のあとは東京だけ。青春の街は渋谷。
関西にも何年か住んでみたかったと、このごろになって思う。
同志社や立命館を受けてみたい気持ちがあった。
あちらの大学に行っていたらどんな人生になっていたのだろう。

ただ、どんな人生になろうと馬券好きにはなっていた。

私はこどものころから「トラとライオンはどっちが強いか?」のような話が好きだった。「本気になったら象がいちばん強いらしい」なんて話にわくわくした。その延長として大相撲やプロレスが好きになっていったから、どんな人生を歩もうと必ず競馬には関わっていた気がする。

リアルインパクトの出自──サンスポの意味不明文章

セリで売れのこったリアルインパクトがキャロットファームの募集馬になるいきさつ。
サンスポの記事。
http://www.sanspo.com/keiba/news/110606/kba1106060509009-n1.htm

売れずに主取りになったリアルインパクトのことを「勝己さんと手嶋代表」が一緒に嘆いているところに堀調教師が通りかかり「ウチで預かりましょう」ということになる。そういう流れ。
このキャロットクラブ代表の手嶋さんが勝己さんと一緒に売れのこったことを嘆いているというのが不可解。なんでクラブ馬主の代表がノーザンファーム生産馬が売れのこったことを嘆くのか。どうにもわからない。



一方のニッカンの記事。
http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20110606-786340.html

こらちは自信のあった馬が売れのこり憤慨している勝己さんの横を通りかかった「手嶋代表と堀調教師」が、だったらキャロットの募集馬にして堀厩舎であずかりましょう、となったという話。すんなりわかりやすい。正解はこちらだろう。



おそらくサンスポの記事は、勝己さんと手嶋さんが慶應の同窓であり長年親交があることを強調し、3歳馬初の安田記念優勝を生産者とオーナーの二人三脚という視点で捉えようとするあまり、空回りして意味不明の文章になったのだろう。

ふたりの仲を「竹馬の友」と書いているが、このことばも不適切。お二人は三十年来の親友だが親しくなったのは成人してからである。意味を知らないのだろう。なんともお粗末な文章だ。誰が書いたのだろう。ネット記事なのでわからない。紙面には署名があるのか。



サンスポは、岡部騎手が引退するときに名指しで感謝のことばを述べたほど競馬報道には熱心だった。今も競馬が一面になることは一番多いように思う。とはいえオークス前にでっかい活字で「ダイナカールにフケ!」なんてアブナイ記事を載せたこともあったが。
でも近年の競馬報道の量と質では、あきらかにニッカンの方が充実している。客観的に両紙を読んで、そう思う。その辺の差がこの記事にも出た気がする。

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【補記】──キャロットファームは牧場?

2ちゃんねるの「芸スポ速報」に、この話題があったので読んでみた。何人かが私と同じようにサンスポの記事は意味不明と首を傾げている。そこであるかたが「キャロットファーム代表とあるから生産者と勘違いしたのだろう」と推測していた。

なるほど、これならサンスポの記事が理解できる。リアルインパクトはキャロットファームという手嶋さんが社長をしている牧場で生産した馬なのだ。勝己さんはディープインパクトという自信の種牡馬を提供した。手嶋さんをそれをつけてキャロットファームでリアルインパクトを生産した。自信のある出来だった。なのにその馬が売れのこった。それなら一緒に嘆いていたこともわかるし、通りかかった堀調教師が「ウチで預かりましょう」となった経緯も理解できる。

しかし言うまでもなくキャロットファームはクラブ馬主の名であり牧場ではない。もしもこの推測が当たっていたら書いたひとは競馬記者失格となる。だけどいくらなんでもサンスポの記者がそんな初歩的なまちがいはしないだろう。だがそう解釈するとこの意味不明の文章に筋が通り理解できるのだ。まさかとは思うが。いずれにしろひどい文章である。こういうのは、これを載せてしまうデスクの責任だ。

おめでとう戸崎、安田記念優勝!──安田記念的中記

土曜日の夕方、東スポを買うときはいつもドキドキする。
「清水成駿さんの本命とかぶりませんように」と祈る。
オークスのホエールキャプチャ、ダービーのナカヤマナイト、がっくしきたものだ。
今回、「本命アパパネ」と見たときは小躍りした。
ヴィクリアマイルに続いて意地でもアパパネ切りを決めていた。
清水さんと逆になっただけで当たった気がした。



昨夜書き掛けて投稿しなかった文章があった。戸崎のことだ。
戸崎が中央参戦するときは戸崎中心に馬券を組む。それだけで愉しい。

JRAで二年連続20勝をあげて移籍が可能なのにしなかった。
それはそれで大井への義理を重んじたのでよいことだが、今年JRAでの成績は3勝のみ。20勝以上は無理だろう。となると、やはり今春移籍した方がよかったのではないか。出来るときにしないと、したくても出来なくなる。そんなことを書こうかと思っていた。

やめたのは今日リアルインパクトに騎乗するからだった。骨折休養中の内田の代打だ。
かつての南関ナンバーワンの代打を今の南関ナンバーワンがする。
その結果を見てからでもいいと思った。
そこに涙の中央G1初制覇である。
我が事のようにうれしかった。が……。



馬券は3連単3連複をフォーメーションで買った。いつもの3-3-7だ。
軸の3頭はストロングリターン、スマイルジャック、ダノンヨーヨー。
もちろん7頭にはリアルインパクトが入っていたので3連複は当たったが……。 

3連単は3-3-7フォーメーションにするか2頭軸マルチにするかで最後まで迷った。
◎はストロングリターンだったが、2頭軸の相手を○ダノンヨーヨーにするか▲スマイルジャックにするか決められず、結局フォーメーションにした。ストロングリターンとスマイルジャック2頭軸で相手6頭の30点買いだと33万馬券が当たったが、 もしも二者択一をしたなら、おそらく私はストロングリターンとダノンヨーヨーの2頭軸を選び、ハズしていた。本命はストロングリターンだったが、「3着以内に来る馬」では対抗のダノンヨーヨーの方を重視していた。ストロングリターンとスマイルジャックが、勝つか4着以下なのに対して、ダノンヨーヨーは必ず3着以内に来ると読んでいた。だからきっと2頭軸だとハズした。


そんなことはしたことがないけれど、もしも「2頭軸マルチ2種類」をやったとしても、ストロングリターンとダノンヨーヨー、スマイルジャックとダノンヨーヨーだった気がする。ダノンヨーヨーは馬群に沈んだ。だから3連複が当たっただけでもよしとしなければならないのだが……。












ずっと応援してきたリアルインパクトの頭決め打ちを出来なかったのが恥ずかしい。
3歳馬の果敢な挑戦と54キロ、内田の代打で鞍上戸崎と買う要素は揃っていたのに。
戸崎のJRA初G1制覇の馬券を取りたかった。単勝、馬単、3連単、どれでもいいから。
3連複の3着候補では取っても威張れない。



馬券には、ハズレてスッキリ、当たってモヤモヤがある。私の今回は後者。
これが「アパパネ絶対、頭固定。三浦のスマイルジャックは切り、ストロングリターンは所詮トライアルまで」のような読みだったなら、ハズレてスッキリである。ぜんぶ読みがズレている。
今回のようにストロングリターンとスマイルジャックを重視していながら3連複しか当たらなかったのはモヤモヤだ。馬単も買っていない。しかしこれももし買ったなら、本命はストロングリターンなのにダノンヨーヨー流しにした可能性がある。どこまでいってもモヤモヤだ。



我ながら馬券下手だと思う。
トーセンの馬主に美がないと書いた。他人のことは言えない。自分の馬券に美がない。
アパパネと香港馬を完全無視したことは小心者の馬券下手にしてはよくやったと誉めてやりたい気もする。でも、だったら3連単を取ってみろと言いたくなる。とりあえず馬券収支はプラスだが、なんだか当たって惨めな安田記念になった。

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【補記】──リアルインパクトの成績

勝ち鞍は「新馬戦」と「G1安田記念」の2勝だけ。
こんな成績の馬がかつていただろうか。
朝日杯FSや阪神JFならわかる。
でも安田記念は古馬混合G1だ。
新馬戦以降のレースがみなグレードレースで、そこの2着や3着で賞金を稼いだから出走できたことだが、来年から後、また3歳馬が勝つことがあっても、安田記念が2勝目という馬はちょっと出ない気がする。 

桜花賞から始まった春のG1は(まだ宝塚記念が残っているが)、ディープインパクトに始まりディープインパクトで終った。この春のキーワードがディープであったのはまちがいないようだ。

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【補記・2】──すこしだけ進歩

戸崎の単勝も3連単も取れず、信念のない馬券下手だと落ち込んでいたが、居直れば、世の中には私以下のひともいる。
つまり、ヴィクトリアマイルでアパパネを軽視して外れ、やっぱり強いんだと今回は本命にして外したひとだ。
かつて私は典型的なそのタイプだった。

トウカイテイオーの春天、秋天で大勝負してハズレ、もう終ったのかと軽視したらJCを勝たれ、やっぱり強いんだと有馬で有り金全部100万勝負したら沈没した。もう有馬なんかやらないと翌年は有馬の前に外国に出かけた。買わなかった。そこで一年ぶりの感動の勝利を知る。トウカイテイオーで勝負して負けた金額は200万を超えていたが、諦めることなく追い続け、あの有馬で断然人気のビワハヤヒデとの馬連に10万もつっこめば、それまでの損を一気に取り戻せた。いや倍になって返ってきた。そしたら涙涙の有馬記念だったろうに……。

今回アパパネ消しを続行して、とりあえず当てたから少しは進歩したのか。
と思って自己満足しよう。

アイアムアクトレス・ダイナアクトレス

ユニコーンステークスを勝ったアイアムアクトレスの名付け親は川島なお美なのだとか。
サンスポにあった。
まあ名付け親と言っても冠号のアイアムにアクトレスをつけただけだ。
こういうのも名付け親って言うのか。
重賞勝ちに、馬主の堀さん、かつらが浮くぐらいよろこんだろうな。

堀さんの息子の嫁は照哉さんの娘だ。
これからいい馬を回してもらって重賞を勝ちまくるのだろうか。
アイアムアクトレスも社台生産だ。

馬名ならぬ人名で言うと、加藤紘一の名は八紘一宇からきている。
堀紘一さんもそうなのだろうか。



アクトレスと言えばダイナアクトレス。
名付け親は南田洋子だった。
一口馬主でもあった。
正しくは南田洋子が一口もっているからアクトレスとつけたのだろう。
毎日王冠で口取りをしていた。 

JCでは日本馬最先着の3着に来た。
後に孫のスクリーンヒーローがJCを勝つ。

若い頃の南田洋子はきれいだった。
惚けた老後は見たくなかった。
それを公開して批判された長門裕之も故人になった。

ここを読んでいるひとには、ダイナアクトレスの現役時を知らないひともいるのだろう。
調べたら、ダイナアクトレスは28歳で健在のようだ。うれしくなった。

武騎手、3400勝おめでとう!

東京10レース、湘南ステークスで武豊騎手が3400勝達成。
1番人気ランリョウオー。
十八番のイン突きで4コーナーを回る。
直線、内に閉じこめられたかと案じたが、じっと我慢。
慌てず騒がず外に持ち出すと、きっちり抜けた。
見事な騎乗。
ディープスカイを負かしたウオッカの安田記念を思い出した。



盛り上げたのは、逃げたテイラーバートンと2番手につけたリーチコンセンサス。
ともに人気薄。しっかり3着、2着に残った。 

武豊3400勝に花を添えたのは、ウィリアムスと岩田。10番人気、11番人気。

3連単21万馬券も騎手で買えば簡単な結末。



今年のオークスには、武、岩田、福永、横山がいなかった。
みな京都で乗っていた。

やはり、いてくれないと困る。

武豊健在を確認したレースだった。
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