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ダービーでひと区切り!?

限られた知りあい向けにひっそりやっている固定読者だけのブログなのだが、ダービー週はいつもの3倍のアクセスがあった。(といま知った。)
それだけ「ダービー」で検索して楽しむひとが多いということなのだろう。
見知らぬひとがそれだけやってくるのだから、ダービーってすごいんだなと、そんなことからも思った。

かくいう私も、週に一度ぐらいしか書きこまないのに、この週は何度も書きこんだ。CMのことや馬主がテーマだが、いま確認したら五つも書いている。これは珍しい。私にもいくからお祭感覚があったのか。



ちなみにこのブログに来る見知らぬひとの「検索キイワード」というものは、もう一年以上圧倒的に「細江純子」である。 ライブドアブログに「検索キイワード」という項目があることを知ったのが一年前だった。以来、月に一度とか思いついたときにチェックするのだがずっと細江さんだ。

私が細江さんのことを書いたのはずいぶん前に一回切りだし、細江さんのファンが来ても楽しめるものかどうか判らないのですこし罪の意識もある。
「美人でもないのに競馬マスコミで人気があるのが不思議だった。でもフジテレビに出るようになったら頭の回転の早さが見えてなぜ人気があるのかわかった」というような中身で、私としては誉め言葉のつもりだが彼女の容姿のファンなら不快になるひともいるだろう。
そういえばそのころはまだコメント欄を開いていた。気味の悪い書きこみがあったので閉じたのだった。



ダービーでひと区切り、のつもりで書いてみようと思ったのだが、ダービーでひと区切りとするPOGをやっているわけでもないし、生産者でもないし、私はごくふつうの「有馬でひと区切り派」なので、うまくまとまらない。だって心は早くも安田記念に向かっている。春競馬だと宝塚まで終る感覚はない。
というか、競馬ファンらしき若者が「やっぱダービーだよね。ダービーが終るともう一年が終った気がして脱力しちゃうよ」と話しているのを耳にすると、ほんまかいな、といつも苦笑する。
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ダービー敗戦記──最後の最後で

本命はナカヤマナイト。
いつしかヨシトミも伯父さんが悲願のダービーを勝った年齢になっている。
今年のダービーはヨシトミ初制覇と決めた。
皐月賞の時も「クラシック初制覇」と読んだ。
敗けたが、「2番人気5着」はかえっていい負け方だ。本番に繋がる。
ヨシトミが勝つ。その予兆はオークス2着にも見えている。

ということで3連単1着固定相手6頭。
馬券はこれだけ、と前々から決めていた。

しかし激しく振り続く雨を見ていとる次第に不安になってくる。
弱気に変更。
3連単3割、7割3連複とひよった馬券になった。



いい形で進んだが、直線中頃、オルフェーヴルとウインバリアシオンにあっという間に置いてきぼりにされた。
ヨシトミの勝利は消えた。3連単馬券は紙くずになった。でもなんとか3着は確保しそうだ。
1-5-10の3連複は自分の誕生日が10月5日なので他は2000円なのにこれだけ3千円もっていた。
昨年のあることがきっかけで私は誕生日馬券を買うようになった。
もしも今回馬単を買っていたら、いつものよう1-5、5-10、1-10を買っていた。
3連複1-5-10は、13時半に購入したとき97倍だった。

ヨシトミダービー制覇という読みは外れたが、とりあえず馬券は的中だし、大きくプラスだし、それでいいやと思った。
3連単だけにせず3連複を主力にした自分を褒めてやりたい気分だった。



だが、1、2着馬から7馬身後方の3着争いでヨシトミは4着に敗れていた。
3着はベルシャザール。これも皐月賞3番人気大敗の馬だから狙っていた。オルフェーブル、ナカヤマナイトと組み合わせた3連単3連複はもっている。とにかく馬券の軸はヨシトミだった。








ハズレと判っているのに未練たらしく3連複最終オッズを確認する。1-5-10は106倍だった。
この不的中は痛い。

熱が出てきた。

もう寝ます。

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【附記】──おめでとうマックイーン

 メジロマックイーンは自分の出られなかった皐月賞、ダービーを母の父として制したんだな。おめでとう。孫の二冠と自身の菊花賞優勝を合わせて三冠だ。天国でうまい酒を飲んでくれ。ティターン父さん、アサマ爺さんにもよろしく。

ダービー馬の馬主──馬主の素生──トーセン考・補稿

一昨日ここにトーセンの馬主のことを書いたら、友人が「ブログを読んだので言いにくいのですが、ぼくはトーセンレーヴが本命で」というメールをくれた。そんな遠慮をされても困るのですこし補稿。



私が「ダービー馬と馬主の素生」について初めて考えたのは昭和53年のサクラショウリだった。 
馬主は在日朝鮮人でパチンコ屋や焼肉屋を経営する全演植さんである。
そういうひとの馬がダービーを勝つだろうかと考えた。

昭和49年の桜花賞。1番人気のサクライワイが敗れた。
サクライワイが大好きだった私は、敗れたとはいえ2着だったから馬券は取ったけれど(当時は枠連のみ)、周囲から聞こえてきた「朝鮮人馬主は大レースは勝てないんだよ」が気になった。
なおサクライワイを破って桜花賞馬になったのはタカエノカオリ。鞍上は武豊の父親。

朝鮮には南北があるが、全さんは悪名高い北の方だ。
多額の送金をして貢献しているから、金日成の覚えめでたく、数少ない「北朝鮮へフリーパスで入れる在日朝鮮人」として名高かった。(これは後に知った智識。昭和53年のサクラショウリの時、私はそこまではまだ知らない。)

日教組の教育で当時自虐史観(そんな言葉はまだなかったけれど)に染まっていた私は、「朝鮮人馬主だから八大競走は勝てないなんて話があるか!」と義憤にかられ、予定通りサクラショウリから行ってこのダービーを当てた。
2着に超人気薄のアグネスホープが来た。サクラショウリは2番人気。今なら馬連馬単大万馬券である。だが枠連しかない時代。アグネスホープは1番人気バンブトンコートの同枠馬だった。結果的には1、2番人気で決まった低配当。1、2着ともパーソロン産駒。3着にも人気薄のカンパーリが来た。鞍上は福永祐一の父ちゃん。これ、3連単があったらとんでもない大穴だった。

私はこのとき北海道の別海から中標津方面をギターを担いで歌い回っていた。馬券は電話で友人に頼んだ。北海道の片隅で観たダービーは思い出深い。 まったく意識していないアグネスホープが来て、うがあハズれたあ!と焦ったが、同枠代用と知ってほっとしたことを今でも覚えている。でも安いので儲からない。
あのころは貧しくても馬券はいつも千円単位だった。というか渋谷場外なんて普段は500円単位、大レースの時は千円単位になってしまい、千円でなきゃ買えない。JRA(当時はNCK)も、貧乏人は買ってくれなくてけっこう、というような態度だった。
200円(最小単位)で買いたかったら後楽園までゆかねばならなかった。30年以上経った今、100円単位で買っているのが不思議な気がする。



サクラはそのあとサクラチヨノオーでもダービーを勝つ。サクラユタカオーで天皇賞も勝つ。サクラスターオーで皐月賞と菊花賞も勝つ。私の『優駿』の初仕事が「サクラユタカオーの故郷藤原牧場」だったのも何かの縁か。朝鮮人馬主は八大競走は勝てないがウソであることがよくわかる。

ダイワメジャー、ダイワスカーレットのダイワの馬主も在日朝鮮人のパチンコ屋だし、その他、素生のアヤシイ馬主はいくらでもいる。天皇賞を連覇したスーパークリークの馬主なんかも問題ある人だった。近年で言うならカイタイオーの馬主だって同じようなものだ。
ペルーサやカジノドライヴに代表されるように、いま高額馬を買う景気のいい馬主はみなパチンコ関係だ。そもそも競馬なんてそんなリッパなものではない。競走馬になれず殺されて行く仔馬を見たらきれいごとなんて言えない。世の競馬ファンは競馬の裏側を何も知らないままロマンを語っている。と、競馬の現実と裏面を語り始めると際限がないのでここは抑えるとして。

大レースの勝ち馬と馬主の素生は関係ない。それはもう何十年も前に証明されている。それがまた中央競馬の公明正大な点でもある。
そしてまた私自身も、サクラショウリの時から、もうそんなことにはこだわらなくなっている。



トーセンの馬主はマルチ商法でボロ稼ぎし、金にあかせて高馬を買い漁っている。なのにまだG1を勝てない。
注目の名血馬トーセンレーヴのデビュー戦の時には競馬番組に登場し、キンキラキンの豪邸で、「もう馬で何十億円損したことか、ガッハッハ」と高笑いした。

どうにもこのマルチ商法という商売と、節操なく高額馬を買い漁る姿に一競馬ファンの私は反感を持つのだが、それはたぶん貧乏人の僻みであり愚かなことであろう。
生産者からJRAまで競馬業界にとっては、金を使ってくれるありがたい馬主さんなのである。トーセンの馬主がG1を勝つ舞台は整いすぎるぐらい整っている。むしろシャダイやJRAは「今後も金を使ってもらうために、なんとかトーセンさんに勝ってもらいたい」と思っているだろう。「いい馬主」とは「いっぱい金を使ってくれるひと」なのである。氏も出自も関係ない。

だから馬券はトーセンのワンツーだってあるだろうし、前記した私のような考えは意味を成さない。



それでもやはりこだわってしまうのは、この馬主の姿勢に美を感じないからだ。
たとえばメイショウの馬主は、日高の弱小生産者の馬を多数買っている。1千万円にも満たない馬が多いが、生産者はみな感謝している。その中からメイショウサムソンのような大物が出た。なんだか我が事のようにうれしかったものだ。テイエムも同じく。
サクラも、熱心にそういう形の活動をしていた。とても評判のいい馬主だった。
シンボリでもメジロでも、そこには競馬人としての姿勢があり美があった。
対してこのひとは、社台の高馬を金にあかせて買いまくっているだけである。

だが、しかし、今時G1を勝ちたいと思ったら「社台の高馬」が一番の近道だ。
やっていることは正しい、となる。



トーセンレーヴが姉と同じくサンデーRの馬で、おしゃれな馬名だったなら、まちがいなく私の本命だった。
青葉賞を負けて、連闘でプリンシパルに出て来て勝ったという前代未聞の道程からも、鼻息荒く応援していた。
同時にまたブエナビスタが兄と同じくアドマイヤの冠号だったらこんなに好きにはならなかったとも思う。
これは私がPOGをやらない理由のひとつだ。

さて、どうなることか。

私の本命とトーセンの2頭、誰かとアトサキでもやりたい気分である。

JRAのCM批判──トウカイテイオーのダービー篇──「父のプレッシャー」という切り口は変

ミホノブルボンを起用した皐月賞のCMを、それまでのがあまりにひどかったものだから、絶讃してしまった。
しかしトウカイテイオーのダービーバージョンを見てると、むしろ白けてくる。つまらない。誉めてしまったことを今は悔いている。



まず、「7冠馬の父のプレッシャーに耐えて」というコンセプトがおかしい。
「馬がオヤジのプレッシャーなんか感じるかい!」というベタなツッコミはともかく。
トウカイテイオーはそういう馬ではなかった。

たとえば今年のトーセンレーヴなら、実績のある最強牝馬ブエナビスタの弟であるし、父はあのディープインパクトだ。こういう馬なら、そんな切り口もあるだろう。
と書いてまた思うが、もしもトーセンレーヴにプレッシャーというものがあるとしたら、それはビワハイジの息子であるということや競走実績を残した兄姉に対してであり、あのディープの息子だという感覚ではないだろうなあ。やっぱり「偉大な父のプレッシャー」って、コンセプトそのものがくるっている。

トウカイテイオーは、ルドルフをオークス馬のトウカイローマンにつける予定だったが、燃えつきて引退予定だったローマンが勝ったものだから現役続行となり、代役として妹のトウカイナチュラルにつけて生まれてきた馬だ。トウカイナチュラルには競走実績がないし、母父のナイスダンサーからも大物は誕生していなかったから、仔馬のトウカイテイオーは体つきも 細く、さしたる注目馬ではなかった。
どこから切っても「偉大な父のプレッシャー」には繋がらない。だって一年に100頭以上もつけるんだものね。

競馬のこの種の「物語」に「父からのプレッシャー」というコンセプトは無理のように思う。もしもそんなコンセプトで語るとしたら、精虫が足りなくて種牡馬失格と言われたメジロアサマを大切にし、生涯に残したこどもたった19頭の中から父と同じ天皇賞馬になったメジロティターンのような形だろう。トウカイテイオーとシンボリルドルフを父子で語るのはあまりに安易だ。



ルドルフが大好きだったカメラマンの今井壽惠さんが助手の長浜さんと一緒にルドルフの初年度産駒を全馬写真に撮り写真集を出している。今井さんに負けないぐらいルドルファンだった私は先生の事務所で、まだ写真集になる前のとねっこの写真を見せてもらって懇談したが、トウカイテイオーはそのとき話題にもならない馬だった。
それを「父のプレッシャー」と繋げる、そもそものコンセプトがおかしい。トウカイテイオーは最高級の名馬だが、なんとも……。父との関連で語るならむしろ今でも「唯一」である親子制覇JCだろうし、感動なら、あの一年ぶりの有馬だ。

今井先生、長浜さんとも「故」とつけねばならないのがかなしい。 



スポーツ紙に全面広告として載ったダービーの文章でも、コンセプトは「父と息子」であり、ルドルフとトウカイテイオーという父子から、人間の父と息子につなげ、父を偲び、自分も父になりたいと願った、というようなものだった。なんともつまらん。父と息子で語るなら、もっとふさわしい馬はいくらでもいる。

たぶん制作に関わっている連中がルドルフもトウカイテイオーも知らないのだろう。机上で創り上げた物語なのだ。
そのCMを見るほとんどが同じく知らない世代なのだから、そんなことは関係ないという意見もあるかもしれない。
しかし制作における「センス」は、実際に見ているとか知っているとかとはまた別のものだ。両馬を知らなくてもセンスのいいCMは作れる。これはセンスの悪い見本になる。

皐月賞でもミホノブルボンを「モンスター」としていた。そういう切り口で語るなら、二流血統の彼は戸山師がスパルタ教育で鍛え上げた「努力の馬」だった。泣きながら稽古に耐えた根性の馬だ。花形満ではなく星飛雄馬だ。最初から怪物然としていたわけではない。

なかなか満足できる競馬CMには出逢えないものだ。




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【附記】──トウカイテイオーの雰囲気



 この文章を書いてから、写真の双葉文庫「トウカイテイオー」に書いた自分の文を読み返してみた。このシリーズは田端到さんプロデュースでやったもので、コピーも担当した愉しい仕事だった。「天賦の才、不屈の闘志」は私のコピーである。



 私はここでトウカイテイオーのあの独特の歩様を「雲の上を歩いているような歩様」とし、父ルドルフが「息苦しくなるほど狂気を秘めた馬」「妖気が迸っていた」のに対し、トウカイテイオーは「春風のようなやさしい雰囲気の馬」としている。



 ルドルフのことを「優等生でつまらない」などと言うのはまったく解っていないひとだ。ルドルフは「シンボリのライオン」と呼ばれたように、とんでもない暴れん坊だった。その狂気を人智で抑えこんだ。馬っ気を出さないようペニスリングまでして矯正したのは知る人ぞ知る話だ。レースが先行して、きっちり抜けだして勝つ正攻法だったことから、最後方から追いこむミスターシービーを荒武者とし、ルドルフを優等生とするのはまことにくだらん解釈である。前記、今井先生とも、誤解されているルドルフに関してよく嘆いたものだった。



 ルドルフがそういう、いわば織田信長的な癇癪持ちのとんでもない暴れ馬天才だったのに対し、トウカイテイオーはええとこの坊ちゃん的公家の雰囲気の馬だった。どうにもそのことからも「父のプレッシャー」という切り口には納得できない。

 唯一「天才」には同意する。ルドルフが天才的能力を持ちながらも性格的破綻があり、人智でそれをコントルーロせねばならなかったのに対し、トウカイテイオーの方がすなおに缺点のない天才だった。この血統が途絶えてしまうことが残念でならない。

サンデーサイレンス一色ダービー──ギャロップダイナの思い出

父がサンデーの息子である馬16頭。
母がサンデーの娘である馬2頭。
18頭全部サンデーサイレンスの孫。
とても先進国の競馬とは思えない。



私はノーザンテーストが嫌いだった。リアルシャダイも嫌いだった。シャダイとダイナが嫌いだった。
シャダイとダイナが全盛の時代、そこいら中ダイナの馬ばかり。
G1では数少ない否シャダイ系の馬を選んで勝負した。

シャダイソフィア、ダイナカール、アンバーシャダイetc……。
当たったのはひとつもない。なにしろ勝ち馬を真っ先に消している。
それでもまだ社台系ではない馬もいたから、買えた。
シャダイソフィアの桜花賞、ダイナカールのオークス、私の本命は〝天才少女〟ダスゲニーだった。

シャダイとダイナを嫌い、負けて負けて負けまくった。
平日は南関東、週末は中山、府中と、千日間競馬場に休みなく通った日々。
そんなとき下級条件のダートを走っているギャロップダイナに出会った。
ころころしたかわいい馬だった。ノーザンテースト嫌い、ダイナ嫌いがはらりと落ちた。

ギャロップダイナを応援するようになった。
まさかこのダート馬がルドルフを負かして秋天を勝つとまでは夢にも思わなかった。あの馬券は取ってない。
大好きなルドルフが完敗したことに仰天し、でもそれを成し遂げたのがあのギャロップダイナであることに茫然としていた。

おかげで、それからはダイナガリバーのダービー、菊花賞のように、ダイナの馬の馬券も取れるようになった。
ギャロップダイナは恩人ならぬ恩馬である。



当時、社台ファームを取材するとき、千歳空港のレンタカーは「社台ファームの取材です」と言うと15%引きになった。でも私は社台ファームの取材でも一度もそれを口にしていない。そこまで媚びたくはなかった。
堕落した今だと社台ファームの取材でもないのに嘘を吐いて安く借りようとしそうだ。
(そのサービスはいまはないようだけど。)

ギャロップダイナのお蔭で意味のないアンチ社台感覚が消え、サンデーサイレンスはすなおに好きになれた。
まあそれ以前にノーザンテーストってのは不細工な馬だった。
それは社台のひとも、「不細工だからあんな名血をあの程度の値段で買えた」と認めている。
対してサンデーサイレンスは真っ黒でかっこよかった。私はかっこいいものが好きだ。

サンデーサイレンスが好きなおかげで私は、サンデーの孫ばかり18頭で行われる今年のダービーを楽しめる。ありがとうごぜえやす。



かつての私のように、社台系(社台RH、サンデーR)の組織やサンデーサイレンス系の血統が大嫌いなひとはどうするのだろう。
ダービーの馬券を買えない。買う馬がいない。

今時そんなひねくれ者はいないのだろうが……。

ダービー馬の馬主──トーセン考

むかし、ダービー馬のオーナーは名門馬主でなければなれないと言われていた。
私は、そんなことをすなおに信じる若者だった。信じるだけの事実もあった。
スゲヌマ、メイズイ、ミスターシービーと親子三代でダービーオーナーになった千明家がその象徴になる。
あるいは昭和44年のダービー、1番人気抽選馬タカツバキの落馬もそれになる。
ダービー馬の単勝において名門馬主かどうかはひとつの指針だった。

時とともにそれも変る。
アイネスフウジンは衝撃的だった。
高卒成金ヴェンチャー企業経営者。馬主になったばかり。
安馬。しかも最後は牛丼を食って自殺。
同じく怪しいカイタイオーの馬主もG1を勝ちまくった。ダービーも天皇賞も勝った。
(ここ、わからないひともいそうだけど、無視。)

もはや「名門馬主がウンヌン」が世迷い事であるのは明白だった。
社台の高馬を買えば、どんな成金でも、後ろ暗いのでもG1を勝てる。
岡田繁幸さんと話したとき、それを嘆いた。
ダービーを勝つのに競馬に対する志は必要ないようだった。
そのことにすこし落胆した気分もあり、同時に、だからこそ競馬は公明だとも思った。
(この場合の「公明」は創価学会とは関係ありません。って当たり前か、私、とにかく創価学会が大嫌いなんで。)

三大馬主「キンコンカン」と言われ、さらにはその中のカン(関口)が落ち目になる中、彼ら以上に話題の高額馬を買いまくりながら、 いっこうにG1を勝てない馬主がいた。あやしい素生のトーセンさんである。
金にあかせて名血中の名血トーセンレーヴも手に入れた。
さらにはトーセンラーもいる。いよいよ悲願が、それもG1中のG1ダービーで達成されるのか!?
すでに馬では50億ぐらい損しているとか。
テレビに出てガハハと笑う馬主は下品だった。

競馬や馬券にこういう発想を持ちこむのは邪道だ。
トーセンレーヴが大好きで、「ディープの仔が、ブエナの弟が、ダービーを勝つ!」と思っている人には、「このクソオヤジ、なに言ってんだ!」の世界だろう。それはわかっている。
そもそも、「じゃあ、身心潔癖なきれいな馬主って誰がいるんだ!」と言われたら私だって口篭もる。
いま景気のいいのはほとんどパチンコ屋馬主だ。

金持ちの形は時代で変る。
典型が球団のオーナーだ。
時の注目企業「映画」が持つ。
それがすたれ、時代が変り、いまはインターネット企業がもっている。
ダービー馬のオーナーが変るのもそれと同じなのだ。

でも私は、もうすこしだけ、こういうことにこだわってみたい。
たぶん私の考えはまちがいだ。そんな時代ではない。
あと何年か経てばそのまちがいを確認できるように思う。
それまではがんばる。つっぱる。
確認できたら未練もなく競馬から身を引けるだろう。
結果は日曜に出る。

I-PATのIDを忘れた日──買えなかったヴィクリアマイル

突如I-PATのIDを忘れてログイン出来ないという体験をした。そのことはホームページにまとめたので興味のあるかたは読んでください。長文です。たんなる惚け話ですが(笑)。

「I-PATのIDを忘れた日」


それで土日の競馬が出来なかった。結果として土曜は勝利。狙いの10レースもメインの京王杯スプリングカップも当たっていた。しかしヴィクリアマイルは「ブエナビスタ1着固定3連単アパパネ切り」だから大ハズレ。つまり土曜に勝ってもそれを全額注ぎこんだ日曜に惨敗してけっきょくはオケラだった。
I-PATのIDを忘れてログイン出来ないという惚け老人的失態がよかったのかどうか。馬券口座には手付かずのわずかな資金が残ったけれど……。
新馬戦を見て惚れたブエナビスタの馬券を、2戦目からずっと「3連単1着固定」で買い続けてきた記録も途切れてしまった。

NHKマイルカップ的中記──でも低配当

3連複はまあ簡単に決まった。フォーメーションだ。
3連単が難しい。
3連複と同じフォーメーションにするか、2頭軸マルチにするかでかなり悩んだ。
2頭軸マルチにした。結果、フォーメーションだと外れていたから正解だった。

軸2頭で悩んだ。
1頭はリアルインパクト。これは決めていた。もう1頭だ。
順当に人気のグランプリボスかコティリオンか。
無敗馬のヘニーハウンドかアイヴィーリーグ。
前々から狙っていたダンスファンタジアかプレイ。
人気馬のあいだに人気薄が1頭絡むと読んでいる。ここが勝敗の分岐点。

かなり悩んだ。
早めに脱落したのはコティリオン。外枠が気に入らない。
無敗馬も早めに消した。
2頭軸マルチだから圧勝するとしても相手に選んでおけばいい。軸とはまたちがう。
ということで残ったのは1番人気のグランプリボスと、好きな馬のダンスファンタジアとプレイ。
3連単大穴を当てたいのだから、持ち時計があり人気薄のダンスファンタジアか、ザ・ロックの仔であるプレイで行きたい。これだと10万馬券がいくつもある。

しかし結局、サクラバクシンオーの弔い合戦だろうとグランプリボスにした。
圧勝シーンは浮かばないのだが、地力とウィリアムスで3着以内は確保してくれそうに思えた。
グランプリボスが惨敗してダンスやプレイが来たらへこむなあと案じる。

コティリオンが大きく出遅れた。こっちにしなくてよかったとほっとした。
しかしゴール前は、抜けだしたグランプリボスと追撃するコティリオンの展開。
一番の軸であるリアルインパクトがギリギリの3着確保。
悩んだのがバカみたい。
単勝1.2.3番人気の決着かと思ったが、最後に逆転していたようでリアルインパクトは4番人気だった。
(でも3連複も3連単も1番人気だったようだ)。

3連複7割3連単3割で勝負して両方当たったのだが人気通りの低配当なので儲けはすくない。
このNHKマイルカップがこんなに固いとは思えなかった。
ダンスファンタジアの復活やプレイの血に期待したのだが……。

3連複20倍、3連単79倍を当てて「低配当だから儲からない」と言うようなことは止めたいのだが、でももう馬券スタイルがそうなってしまっているからしょうがない。
こういうのに思いきって太く行くと、とんでもない配当になったりする。
低配当でも当たっただけましとして地道に行くしかないのだろう。

プリンシパルステークス的中記──ムーンライトミストのお蔭──カントリー牧場

過日、神戸の18歳年下の友人Sがこんなメールをくれた。

《今日はオールザットジャズの単勝を1,000円とりました。安くても狙っていた馬だったので嬉しかったです。同じく今日勝ち上がったシュプリームギフトも追いかけている馬です。そしてもう一頭僕の三歳の秘密兵器(?)は、先日阪神で勝ったムーンリットレイクです。名前がめちゃめちゃかっこよくないですか?次走どこに出てくるか楽しみにしています。》

私はそれに次のような返事を書いた。

《昨年亡くなった馬主の伊達秀和さんは、アローエクスプレス、ファンタスト(夢見るひと)、ブロケード(金襴緞子)等のおしゃれな馬名で有名な人だった。当時は今よりも冠馬名全盛だったからよけいに伊達さんの馬名センスは光っていた。昭和50年の持ち馬にムーンライトミスト(父セダン)というのがいて名前のかっこよさから話題になっていた。後に伊達さんは『優駿』の取材で、「冬毛がぼわーっと伸びていて、月夜の霧に煙っているような雰囲気の馬だったのでつけた」と命名の由来を明かしてくれた。つまりかっこいいからつけた名前ではなく、かっこわるい馬に、かっこいい名前をつけてやったわけだ。その愛情が伝わって、ムーンライトミストはますます人気が出た(笑)。
かっこいい名前はいつでも競馬ファンのロマンだよね。ぼくがダビスタに凝ったのも、自分流の馬名がつけられることが大きかった。》

Sがムーンリットレイクという馬名に惚れたということから、似ているムーンライトミストのことを思い出したのだった。Sは私が「亀造競馬劇場」というのを競馬雑誌に連載しているころにメールをくれて知りあった。以来十数年親しくつき合っている。

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プリンシパルステークスにムーンリットレイクが出て来た。すぐにこれがSの言っていた馬かと気づいた。
私は新馬戦も見ていないし、なじみのない馬だった。
ディープインパクト産駒。調べてみるとアイルランド生まれの母Moonlight Danceから兄姉はみなムーンライトを継いでいるようだ。1970年代の日本馬であるムーンライトミストとはなんの関係もない。

内枠のいいところを引き鞍上が内田に代わった。Sが教えてくれた馬だ。これも縁なのだろうと迷わず本命にする。


むかし山野浩一さんの文に「日本人は無敗馬が好きなので」とあった。そのことを主張する文ではなく名馬を語る文章の中にさりげなく「ごくあたりまえ」のように書いてあったのでよけいに心に残った。無敗にこだわるのは日本人特有なのだろうか。

そういわれると私は無敗馬が好きで、たとえば史上最強の1頭と思うセクレタリアトなんかも三冠馬としての強さを思うほどにデビュウ戦の4着が惜しいよなあといつも思ってしまう。その後の負けはともかくクラシックまでは無敗で行って欲しかった。いまも全勝の東西の代表が皐月賞でぶつかる形が理想と思っている。前記ムーンライトミストの年は東のトウショウボーイ、西のテンポイントが無敗同士で皐月賞で初対戦した。

より正確に言うと、東の代表は4戦全勝で朝日杯を制したボールドシンボリだった。西は5戦全勝で阪神3歳Sを制したテンポイント。これが東西の代表だった。だがボールドシンボリは関西代表テンポイントとの対決前に弥生賞で関東のB級馬クライムカイザーに敗れて2着になってしまう。クライムカイザーごときに敗れてしまうのではボールドシンボリはたいしたことないとなる。
一方テンポイントは東上初戦のスプリングステークスを勝って6連勝。こりゃ今年は関西馬のテンポイントに全部やられると東は落胆、西は沸きたつ。なにしろ前年のクラシックは牡馬はカブラヤオー二冠、出られなかった菊花賞はコクサイプリンス、牝馬はテスコガビー二冠と東が独占していた。悔しい関西では「嗚呼テンポイントに夢乗せて」というレコードまで出して燃えあがっていた。

そこで関東の期待は遅れてきた大物のトウショウボーイに向けられる。今でこそよくある話だが当時年明けてからのデビューは異常に遅かった。まして勝ち鞍にはダートがある。その派手な勝ちっぷりと飛ぶ鳥を落とす勢いだった種牡馬テスコボーイの子ということから人気を集めたが、トウショウボーイ人気は関西馬に負けたくないという関東のファンの切ない期待が作りあげたようなものだった。結果、期待以上の大物だったわけだが。
ボールドシンボリに土をつけた時にはさほど注目されなかったクライムカイザーはこのあとダービーで大仕事を成し遂げる。


話戻って。
全勝のゼニヤッタで沸いたように欧米人も無敗馬が好きなのだろうとは思う。でも二度目三度目の結婚でやっと本物の相手と出会えると考えるように、あちらは失敗や傷に対して日本より寛容なのかも知れない。まあ日本も今、そんな国になってしまったけれど。
無敗馬好きというのは処女崇拝に通じるのか。そういえばイギリスの娼婦の書いた本に、日本人の客ほど白い下着を好むのはいないというのがあった。これも日本人独特らしい。それに対して日本のジェンダーフリー論者のおばさんが、それは男の幼稚性だと攻撃していたっけ。でもまあ私も赤や黒の下着には昂奮しないけど。とまあいろんなところに話は飛ぶが(笑)。


プリンシパルステークスや青葉賞は、皐月賞で大敗した手垢の着いた馬よりも「新星」に期待したい。昨年青葉賞を無敗で、しかも好タイムで勝ったペルーサのような存在が望ましい。本番のダービーでももちろん私の本命はペルーサだった。全勝だがダートしか走ったことがなく追加登録料を払って参戦してきたサクセスブロッケンを本命にしたこともあった。

無敗馬好きとしてはムーンリットレイクやダートで2戦2勝のムスカテールのような馬に勝って欲しい。
ムスカテールの新馬勝ちダート戦は2着馬があのトレンドハンターだ。トレンドハンターはこの負けがなければ全勝で桜花賞に挑んでいた。彼女を負かした馬だ。この価値は大きい。サンデー肌にマヤノトップガン。馬主は勝己さんだから文句なし。
鞍上はピンナ。初来日のイタリアのリーディング3位騎手。1位がリスポリ、2位が今年南関東で活躍したデムーロ弟。デムーロ弟は最高だ。早く中央でも活躍して欲しい。よってピンナへの期待も大だ。
無敗馬同士のこれが本線。

前記2頭が本命対抗ならそれに劣らず力の入る単穴はターゲットマシン。2戦全勝で弥生賞に挑んだ。大敗。私は太く買って散った。いたかった。まだ傷が疼いている。弥生賞は2番人気大敗だが皐月賞に出ていないのがいい。ここで復活してダービーに向かうか。トーセンレーヴに次ぐ2番人気。

一番好きな馬はステラロッサだが大外18番枠と騎手がころころ代わるのがイヤだ。今回は目をつむって軽視。3着候補まで。
代わって重視は後藤が乗る内枠のカフナ。池江厩舎2頭出しはトーセンがこけてこっちが来るのではないか。ところで、この馬でクラシック初出場だった丸山は降ろされたのか?
トーセンレーヴの青葉賞からの連闘は、これだけの名血馬、高額馬だから、ダービー出走権を確保しないと馬主に対して顔が立たないというような厩舎筋の無理が見える。いやもしかしたら馬主からの無理筋なのかもしれないが。1着か着外か、無視は出来ないにしても本命にする気にはなれない。


ムーンリットレイク本命の馬単が当たった。しかし2着であるから自慢は出来ない。しかも勝ったのは軽視したトーセンレーヴだ。断然人気と鞍上ウィリアムズだから抑えたけど、これまた人に言えるような結果ではない。
3連単は買わなかった。それをばらばらと買うよりも今回は馬単で行ってみようと絞ってみた。それが唯一の幸運。意識した5頭で3連単410倍なのだが、買ったら外れていた。いつもの3連単フォーメーション3-3-7に、この組合せは入れられなかった。トーセンレーヴ1着固定相手4頭の流しなら的中だが、たぶんこれは買わなかったろう。薄氷の勝利。

表ではなく裏の的中であり、本線ではなく押さえなのに、断然の1番人気と組んで50倍もつき軽々とプラスになるのだから馬単てすごいなとあらためて思ってしまう。枠連しかなかった時代を未だに引きずっている。と言いつつまた明日から高配当を狙って3連単バラ買いが始まるのだが。

principal2011





Sはどうだったろうとメールを書いた。先程返事が来た。
ムーンリットレイク本命でいったが、単複から入り、トーセンレーヴ1着固定の3連単フォーメーションの2着にムーンリットレイクを入れずにハズレ。複勝と馬単が的中してプラスにはなったが微々たる戦果だったとのこと。Sは「トーセンレーヴ1着、ムーンリットレイク2着というイメージが湧かなかった」と書いていた。

同感だ。私もそうだった。1戦1勝のムーンリットレイクが勝つなら連闘のトーセンレーヴは惨敗。それこそ秋まで休養のような結果。トーセンレーヴ圧勝なら、ムーンリットレイクは二桁着順惨敗のイメージだった。
ムーンリットレイクが抜けだし、勝利間近と思われたところにトーセンレーヴが差してくるというレースシーンは考えられなかった。その意味ではとりあえず馬券的には私もSも浮きはしたが負けのようなものだ。よくある言いかたをするなら「馬券に勝って競馬に負けた」。大威張りできる競馬の勝利はイメージ通りでなければならない。


ともあれ的中できたのはムーンリットレイクのことを書いてくれたSのお蔭であり、そのことにムーンライトミストのことを書いて返信した私自身のお蔭?であると言いたいのだが、じつのところ本当の「お蔭」は内田だった。Sがメールをくれ、返信でムーンライトミストのことを書き、ムーンリットレイクを強く意識したとしても、私はムーンリットレイクの鞍上が前走と同じだったら本命にはしなかった。長々と書いたが、ただそれだけの話でもある。

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【附記】──昭和51年のダービー──冠号タニノの思い出

検索したら運よくnet-keibaに昭和51年のダービー結果があった。感謝。
〝闘将〟加賀の執念のダービー制覇。トウショウボーイの油断負け。それはもう後のクライムカイザーとの対戦成績を見ればわかる。ここで負ける馬ではなかった。でもそれが競馬。西の期待テンポイントは7着。生涯唯一掲示板を外したレース。ムーンライトミストはテンポイントに先着して5着に来ている。

s51Derby

10着にタニノレオがいる。ウオッカの馬主谷水さんの馬だ。
カントリー牧場を開いてオーナーブリーダーとなった谷水家の最初のクラシック馬が昭和43年の皐月賞馬マーチス。ただしこれは売った馬だから生産者としてのみの栄誉。でも同じその年にタニノハローモアでダービーを勝ち、早くもオーナーブリーダーとしての栄誉をものにする。昭和45年にタニノムーティエで皐月賞、ダービーを制し、48年にもタニノムーティエの弟タニノチカラで天皇賞、49年に有馬記念を制した谷水さんは眩いばかりの光に包まれていた。このあと平成14年のタニノギムレッでの三度目のダービー制覇まで長い長い暗いトンネルを歩むことになるとは夢にも思わなかったろう。そしてタニノギムレットの娘ウオッカで史上初の父娘ダービー制覇を成し遂げる。

以前もここに書いたが、私が日高を取材していた昭和60年のころのカントリー牧場は、活躍馬もいず、夏休みに訪れるファンもなく、ひっそりと息をひそめているようだった。
この昭和51年のダーピーのころはまだ「タニノ」の冠は名高く、その後の長い低迷は見えていない。

二冠馬タニノムーティエの最大のライバルが関東代表のアローエクスプレスだった。その馬主がムーンライトミストの伊逹さんだから、脱線してしまったと思ったが、ムーンライトミスト話としてはうまく繋がってくれた。
ちなみに、アローとムーティエの初対決はスプリングステークス。アローは6戦全勝。ムーティエは11戦(もしていた)9勝2着1回4着1回。まあ谷水さんのスパルタ教育はあのころから凄かった。ウオッカはよく壊れなかったなとあらためて思う。

フリオーソ、悲願のG1制覇!

5月5日。かしわ記念。船橋の実況。
思わず「えっ!?」と言ってしまった。
そのあとすぐに「地元でやりました。悲願の地元G1かしわ記念」と続いたけど、違和感は残った。
これが不慣れなアナだとよくある勘違いだが、それこそ「地元アナ」だからそんなはずもない。
2歳G1を勝ったことがあるだけの馬ならともかくフリオーソである。
ということで「フリオーソ&悲願のG1制覇」で検索したら、あちこちで盛り上がっていた(笑)。

それでも競馬ファンの論調があたたかいのはアナが認められているからだろう。
こんな初歩的なことを間違えるはずがない。地元G1未勝利を意識しすぎての勇み足ととっているのだ。
「これだけ強い馬なのになぜか地元のG1はまだ勝ってないんですよね」なんてレース前の会話が呼び水となったのだろう。


出遅れたら終りという競艇みたいな行った行ったの競馬だった。
なのに、緊迫感のある実にいいレースだった。
後方一気のディープみたいなレースも競馬の醍醐味だが、こういうのも競馬の真骨頂だ。
誰も行かずのチンタラチンタラスローペース前残りとは意味が違う。
超人気薄が大逃げを売っての逃げ残りとも違う。


この強いフリオーソに、スマートファルコンは完全に引導を渡している。
JBCクラシック、東京大賞典、今後の逆転は不可能と思える強烈な連勝だ。
となると、いま日本で一番強いダート馬は文句なしにスマートファルコンになる。

しかしスマートファルコンが今日のエスポワールシチーのような出負けをしたなら、まだフリオーソにも逆転の目があるのか。でも武はそんな失敗はしないだろうし。サイレンススズカが武との出会いで変身したようにスマートファルコンも武マジックで輝いた。今日のラヴェリータも見事だった。かつてのような輝きはなくても存在感は大きい。

スマートファルコン最強といったらドバイ2着のトランセンドを忘れるなと言われるか。
2010年9月の日本テレビ盃での対決は、フリオーソ、トランセンド、スマートファルコンの順だった。
その後スマートファルコンはフリオーソに連勝している。
トランセンドとはこの一回のみ。2着と3着だが「1戦1敗」ではある。今後両馬の直接対決はあるのか。
それは今年のJCDか!?

前を行った3頭で決まったのに、ラヴェリータ粘れ、よしフリオーソ交わした、エスポワールそこから伸びろ! と白熱の直線だった。
いいレースを見た。

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【附記】

多士済々のダート路線だが私の一番好きなのはシルクメビウス。
東海ステークスではトランセンドを破って優勝している。その後は不調。これも「勝負づけは済んだ」なのか。これらの馬と対戦したら懲りることなくまた頭から買うけど。


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