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雨の日の競馬──IPAT小銭競馬の楽しみ

 IPATでやる小銭競馬は楽しい。

 私は一年三百六十五日競馬をやってみようと決め、実行した昭和五十年代後半、ひどいときは一日の予算千円というときがあった。馬券予算より往復の交通費の方が高かった。それでも平日は南関東四場、土日は中央と、大雨の日も降雪で中止になる日も、休むことなく千日以上通いつめた。本人はそれで千日修行を成し遂げた競馬阿闍梨になったつもりでいた。バカである。カスである。
 友人のSが、馬券好きな自分達を「クズ」と呼んでブログで遊んでいる。読むたびに自分のことを言われているようでつらくなる。彼らはごく健全な競馬好きの青年に過ぎない。ほんとのクズは私だ。


 当時の馬券は200円単位。千円しか予算がないとき、それ以上の交通費を使って中山や府中に通い、時には千円を十万にしたこともあるが、早早とオケラになり午前中に帰宅することも多かった。なにしろ千円しか予算がないから1レースで負けたら終りである。

 1レースで複勝を200円勝負だったりすると、まだ予算は800円もあるのだが(笑)、枠連を200円買うと、どうしてもあと1点、あと1点と増やしたくなる。ハズれたくないから増やしてしまう。5点勝ったらもう全予算だ。1レースに全予算を投資する(笑)ときは度胸が要った。よくそれでオケラになり帰宅したものだ。あの帰路はむなしかった。


 前日から詳細に検討し、真剣にパドックで馬を見て、それでも馬券を買わずにレースを見るのはつらい。そのまま午前中を過ごすのは我慢が要る。まして「買えば当たっていた」が連続したら買いたくなる。そして買うと……なのだった。


 

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POG押しつけの愚──競馬マスコミに蔓延する勘違い

 友人の話で最もつまらないものに「こども自慢」がある。本人は嬉々として話しているが聞いているこちらには不興甚だしい。スポーツ万能でも勉強抜群でも、とにかくつまらない。さいわい親しい友人にはいないので助かるが、過去なんどかそんな目に遭っている。かといってさすがに「おまえのこども自慢なんか聞きたくないから黙れ」とも言えないし、あれはほんとにいやだ。


 これと同じ事に「POG(ペーパー・オーナー・ゲーム)持ち馬の自慢」がある。これは「こども自慢」よりもっとひどい。こどもはまだ自慢しているひとが作ったものだから自慢にも根拠があるが、これは他人の持ち馬をかってに自分のものにしているだけだ。架空の話。勘違い。いわば「他人のこども自慢」。醜悪である。

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マーメイドステークス敗戦記


































成績単勝枠連馬連3連複
マーメイドS

10R
8 11,630円 2-6 11,620円 2-8 74,000円 2-4-8 178,370円
複勝ワイド馬単3連単
8
2
4
2,860円
860円
330円
2-8
4-8
2-4
13,710円
9,120円
2,990円
8-2 180,840円 8-2-4 1,930,350円
 

 


 とんでもない大荒れになった。
 惜しかった、というと笑われそうだけど、ほんのすこし、ちょっとだけ惜しかった気分なので、書いてみる。



 『日刊ゲンダイ』連載「止まり木ブルース」の健坊がベッラレイア1着固定3連単で勝負。相手はザレマ、ソリッドプラチナム、サンレイジャスパー、レインダンスの4頭。12点勝負。

 健坊は堅いと読んだのだ。たしかにベッラレイアはオークスをレコードで駆け抜け、99%オークス馬の称号を手にしていた。秋山もベッラレイアも、あまりに不運である。私もまた早世したナリタトップロードの遺児に期待を託していたから、あのオークスは残念だった。オークスも秋華賞も私はベッラレイア本命である。ベッラレイア好きなら人後に落ちない。
 健坊の気持ちは痛いほどわかる。ここでは格が違う。ベッラレイア、圧勝だろう。
 だが、こんな形で健坊が入れ込んだときは必ず外れるわけで……。


 現在グアム(サイパンだっけ?)に恋人と旅行中のターザン山本さんが、友人に馬券を頼んで勝負。馬券は「ベッラレイアとザレマ2頭軸3連複」。相手はウインシンシア、ソリッドプラチナム、ブリトマルティス、ホウショウループ、レインダンスの5頭。

 競馬を知らないターザンファンは、彼を馬券狂のように言うが、私からすると彼はぜんぜん馬券好きではない。お金がないからとか気分が乗らないからという理由で平然とGⅠですら見する。真の馬券好きは見することが死ぬほどつらいのだ。お金がないといっても、映画を見たり美術館に行ったり、喫茶店など日に何度も入っている。馬券好きはその金で馬券を買う。私なんか飯を抜いても買っている。馬券狂とはそんなものだ。
 馬券を買う根拠も信じがたいほどいいかげん。どうみても彼は熱心な馬券好きではない。あの性格だから、自分を馬券狂の破滅型のように強調しているので、競馬を知らない人はだまされてしまうだろうが。

 ターザンの馬券好きは「小人閑居して不善を為す」の典型だ。こういうタイプは山ほど知っている。例えば恋人のいない男。毎週馬券を買い、競馬命のようなことを言っているが、こういうのに限って女が出来るとじつにあっさりと馬券をやめる。代償行為なのだ。今までそんなタイプを何人も見てきた。ターザンも若い恋人が出来たらすぐに競馬と距離を置いている。置ける程度の馬券好き。その程度である。真の馬券好きは女が出来ても競馬を最優先し、それが理由で女に逃げられるのである。私のように(笑)。
 その彼が友人に3千円を郵送してまで買うのだから、ここはすなおに「秋山ベッラレイア好き」は認めよう。


 しかしなあ、他人の馬券に口は出したくないが、そこまで秋山とベッラレイアが好きなら「2頭軸3連複」はないだろう。単勝は断然人気で配当がひくいから3千円じゃ話にならないとしても、せめて「馬単3点」ぐらいで責めて欲しい。断然人気のベッラレイアと2番人気のザレマの2頭軸で、しかも12頭立ての3連複500円5点勝負では、相手が人気薄でもたかがしれている。配当は下は9倍。最高でも50倍程度だ。3000円投資なら、なぜベッラレイア1着固定相手6頭の3連単勝負にしないのか。これなら10万円が可能だ。どれほど秋山ベッラレイアが好きなのか眉に唾をつけたくなる。
 まあ私の買った馬券もしょぼいのでこれ以上言うのは控える(笑)。



 馬券下手の典型であるふたりがここまで言うからには今回はベッラレイアは来ないと読んだ。
 それで急遽参加することにした。大本命ベッラレイアは消しである。

 むろん理由はそれだけではない。調教だ。いくらなんでもあれはおかしい。ふたりの予想とは関係なく今回のベッラレイアは来ないと思っていた。
 好きな馬が負けるのを見るのは楽しくないから馬券は買わないつもりだった。それが、ふたりの熱い予想(笑)を読んだので、ベッラレイア消しの穴狙いで小銭参加となる。

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夏競馬はじまる──降級馬のおもしろさ

 きょうから地方開催がはじまった。
 阪神は宝塚記念があり、前半戦最期の中央開催。


 福島は降級馬のレースが連続していた。
 見事に降級馬が勝つ。
 あれは不思議だねえ、なんど見ても。
 おもしろくてたまらない。



 目の前の馬を見て馬券を買うのが私の競馬だった。
 それは今も変らないし、それが競馬だと思っている。


 馬券を買い始めて三十五年になるが中央の夏競馬を知らない。(あ、もちろん福島も新潟も札幌も函館も小倉も、何度も行ってます。あくまでも話の流れです。)
 夏場は競馬を休んだ。いちばん馬券に狂っていた時期は毎日南関東に通った。
 競馬物書きとして、私は福島記念、新潟記念、函館記念等に関する想い出がない。これは弱点だ。札幌記念はトウショウボーイがグレートセイカンに負けたとき以来、ほとんど馬券を買った記憶がない。あのころの札幌はまだ芝コースがなかった。


 去年IPATを始め、初めて夏競馬フル参戦した。
 基本の作戦である「降級馬を狙え」も去年初めて知った。


 きょうも降級馬が大活躍していた。
 しかし不思議だねえ。
 500万条件を勝ち上がり、1000万条件では通用せず大敗を繰り返していた馬が、降級して500万条件では桁違いの強さで勝つ。クラスの壁とはそんなに違うものなのか。


 高校でバカで通用せず中三に落第してきたのが、中三だといきなり優等生になるようなもの。まあこれは勉強の話だからアスリートとは違うか。


 それでも私は、安定した成績の上がり馬に期待してしまう。
 でもそうじゃない。大敗続きなのに、降級馬はものが違う勝ち方をする。


 そんなものなのか。
 そう思いつつ見ている夏競馬は愉しい。
 今年はまだ見ているだけ。手を出してない。
 あれやこれや悩みが多すぎて降級馬を検討している餘裕がない。


 来週は宝塚記念か。
 どうしよう。
 前半の負けを取り戻すべく出陣すべきなのか。
 9月までおとなしくしているべきなのか。

関東オークス──ユキチャン、圧勝!

第44回関東オークス

(18日、川崎10R、指定交流、GII、サラ3歳、牝馬選定馬、定量、ダ2100メートル、1着賞金3200万円)
白馬の女王が誕生した。武豊騎乗で2番人気の白毛馬ユキチャンが、2番手追走から道中先頭に立つと直線も独走。8馬身差の圧勝で白毛馬として史上初の重賞勝ちを飾った。2分14秒7(良)はレースレコード。出遅れながらも直線追い込んだ1番人気のプロヴィナージュが2着でJRA勢のワン・ツーだった。(サンスポより)


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 いやあユキチャン、強かった。二番手で先攻し、4角からはもう離す一方。しかもコースレコード。たいしたもんだ。あんな文句なしの勝利もめったにない。父のJCD以来か。
 サンデー肌にクロフネだから血統的には文句なしだ。これからが楽しみである。芝はどうなんだろう。地方のダートGⅠ路線を歩むのだろうか。


 そしてまた思うのは、この史上初の快挙を成し遂げたのが金子オーナーであり武騎手だということ。今まで吉田隼人が乗っていたのに、ここは武。ほんとおいしいところをもって行く(笑)。
 金子さんのことは誰もが口にするが強運である。それはフサイチと比べたらわかる。フサイチも日米のダービーを勝っているのだから超強運のひとだけど、投資金や確率でいったら金子オーナーとは比べものにならない。なによりここ何年かの高額馬がみな外れている。フサイチがまたGⅠをとることってあるんだろうか。いや1着馬が失格になっての繰り上がりGⅠ制覇もものすごい強運だから、きっとまたあるのだろう。


 もしもまだ映像を見ていないひとがいたら、南関comで見られるのでぜひ見てください。ユキチャン、強いのなんのって。

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2008ダービーメモ──富嶽賞の角居調教師

 9レースのダービーが終った。いまは表彰式。私は石川ワタルさん、テレビディレクターのタカハシさんと一緒に10レース富嶽賞のパドックを見ていた。これはつまり三人ともダービーの馬券を外したことを意味する。当たったなら、気持ちのいい的中の餘韻に浸りつつ表彰式を見ている。



 このころ表彰式では四位が、インタヴュウ中に観客に対して「うるせえよ、おい!」と発言していた。知るはずもない。
 そのことはその後の飲み会で宇田川淳から聞いて知る。ではそれを見ていたウダちゃんは馬券が当たったのかというとそういうことではない。ウダちゃんはあくまでもダービーの取材感覚で来ている。その後の条件戦である富嶽賞になど興味がない。だからしっかりそのへんも見ていたようだ。



 負けおやじ三人はダービーの表彰式など関係なく、その負けをここで取り戻そうと10レース富嶽賞のパドックを見ている。
 このレース、話題の馬はフラムドパシオンだ。UAダービー以来2年3ヶ月ぶりの出走。前日のスポーツ紙には「この馬がここに出られるのは詐欺とすら言える」とまで書いている記事があった。力が違いすぎるというのだ。「4歳以上1000万下」である。断然のオープン馬なのだが、2年以上休んでいたことにより、この条件で走れる。
 単勝は断然1番人気で2.1倍。しかしこれ微妙だ。本来なら1.2倍でもおかしくない。なのに2倍以上なのはこれだけの長期休養明けが懸念されたのだろう。一方でまたこれだけの長期休養明けであるにもかかわらずさすがのオッズとも言える。楽勝か不覚をとるのか、どっちだ。鞍上には内田を配してきている。


 負けおやじ三人の意見もそこに集中し、周回する馬を見ながら、「勝つならアッサリだろうし、でも充分に4着以下も考えられるよなあ」と慾に裏付けられた凡庸なことを言っている。フラムドパシオンが前に来るたびに、「いい体だなあ、圧勝か」「でも充分に4着以下も」と同じ事を繰り返す。フラムドパシオン1着固定3連単できっちりと儲けたい心と、消して大穴を当てたい気持で揺れている。確定しているのは当たって儲けたい、ダービーの負けを取り戻したい、だけだ。



 そのうち誰ともなく、「あれ?」「もしかして角居さんじゃないの」「だよ、角居さんだよ」と言い始めた。フラムドパシオンは二人引き。厩務員と、もうひとりスーツを着て眼鏡を掛けた小柄な男性が手綱を引いている。そのひとがどう見ても角居調教師なのだ。次に回ってきたとき、みんなで目を皿にして確認する。間違いない。角居さんだ。角居調教師自ら馬を引いている。
 これをどう解釈するかだ。


 三人は期せずして黙った。それぞれの頭の中では目まぐるしく馬券予想が展開していたことだろう。
「ダービートレーナー角居さんが自らパドックで馬を引いている→確勝→3連単1着固定勝負!」「単勝に有り金前部。すぐに2倍に!」
 誰もがこう考える。しかしこれだけではないのが馬券好きの因果なところ。
「しかし、だからこそここで消えたら、大穴になる←むしろこれってわざとらしいんじゃないか→フラムドパシオンを消した馬券で勝負!」
 まったく欲深いのは困ったものだ。



 三人がどんな馬券を買ったのか知らない。いや当人であるから自分のことは憶えていなければならないのだが、なぜかほんとうに私にも記憶がない。なんだか小銭であれやこれやバラバラと買った記憶はかすかにある。私がフラムドパシオン1着固定「のみ」で勝負したのではないのはたしかだ。


 憶えているのはレースの後、三人のあいだで、「すなおに買っておけばよかったんだよなあ」「あれで3連単12万か」「どうもね」「角居さんが自ら引いてたんだから」「いやはやなんとも」「ま、しかたない」のような会話が、交わされたことである。お二人も外れたようだ。


 ダービーのあとの条件戦。ひとのすくないパドックだった。スタンドの向こうから表彰式のざわめきが伝わってくる。ひっそりとしたパドックだった。間を置いた最終の目黒記念はまた盛り上がるのだけれど……。

 あそこで角居調教師に気づき、すなおに勝負したひとの中には、(2着は穴馬だったから)おいしい馬単馬券をとったひとも多かったことだろう。
 ひねくれ欲深馬券オヤジはかなしい。

コスモテナシャスの落馬

バサバサバサ!!馬が鳥に驚き騎手落馬

 東京10Rで馬が鳥に驚き、騎手が落馬するハプニングがあった。向正面で先頭を走っていたコスモテナシャスが目の前を横切った鳥の群れに驚いて急に外側に逃げ、田中博がバランスを崩して落馬。後続が離れていたこともあり、大事には至らなかったが、田中博は右下腿挫傷で12Rの騎乗を取りやめた。スポニチより


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 コスモテナシャスは単騎の大逃げになっていた。テレビカメラは後続の有力馬を映していた。
 先頭を走っていたはずの馬が、いきなり空馬になった。カメラもアナも意味がわからない。むろんテレビ桟敷のこちらにわかるはずもない。いったいなにが起きたのか。ちょっとしたミステリィだった。


 そういうことだったのか。やっと納得する。田中騎手に大事がなくてよかった。


 草食動物の馬は臆病だ。
 ジャンプ傘におどろくため、調教のとき記者にそれを禁じた調教師の話は有名だ。たしかに350度視界がある馬にとって、いきなりジャンプ傘が開いたら、真っ黒な怪物が襲ってきたように感じるだろう。


 とにかく、馬もひとも大丈夫なようなので安心した。


 

2008安田記念メモ

 ウオッカは買わねばならない。前走は本調子ではなかった。今回は仕上がってくる。仕上がればあの馬はマイラーだから、ここは最高の舞台になる。


 グッドババは本調子でも軽視しようと思っていた。負けごろなのだ。好調はそうは長くは続かない。そろそろ降り坂だろう。と思っていたら大幅に体重を減らし、とんでもなく入れこんでいる。これは自信を持って消せる。


 香港馬で無視できないのはむしろアルマダだ。一年間の休養明けからの3戦目。ここは走りごろ。香港馬の激走はいつもこんな感じだ。さすがに9歳馬(昔なら10歳だ)のブリッシュラックはいらないだろう。


 1番人気スーパーホーネットにあまり食指が動かない。昨年も出ている。18頭立て18番人気で11着だった。昨秋マイルCSで2着しているし、京王杯も強かった。昨年のことは忘れた方がいいのだろうけど、どうにもこの馬は王者ではなく忘れたころにやってくる馬のような気がする。ロドリゴデトリアーニの仔がいまさらGⅠを勝つイメージが湧かない。


 穴馬として抑えるのは、まずはエイシンドーバー。昨年外れたのはこの馬のせいだった。京王杯を勝っての参戦。今年のスーパーホーネットと同じである。これとマイラーズカップを勝っての参戦であるコンゴウリキシオーとの二者択一。私はエイシンを撰んだ。だがダイワメジャーの2着に逃げ粘ったのはコンゴウの方だった。エイシンは6着。
 今年も買う。マイラーズカップ3番人気3着だ。ほどよい3着候補になる。
 
 もう1頭はエアシェイディ。好きな後藤が乗るし、3ヵ月の休み明けだが力で来るだろう。こちらには力の衰えはまったく感じない。


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 というもう完璧な予想。ウオッカ、アルマダ、エイシンドーバー、エアシェイディと撰んだ馬がみな4着までに来ている。さらには人気馬のスーパーホーネットとグッドババを切っている。(小心者なのでおっかなびっくりだったが。)我ながら見事としかいいようのない予想。
 なのにかすりもせず大外れ。だって本命が5着のスズカフェニックスだから。
「スズカフェニックスが勝つ」「負けても2着」が私の今年の安田記念。
 よって「3連単1着固定の相手4頭」「3連単2着固定の相手4頭」の24点勝負。おおはずれ。


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 なのに、負け惜しみではなくそれほど悔しくなかった。
 5頭ボックスなら14万馬券が当たっているが、ボックスは買わないことにしているので未練はない。
 というのは、すでに私の心は「サンデー産駒をいつまで買えるだろう」という感傷モードに入っているから。スズカフェニックスやエアシェイディを買うだけでうれしがっている。この気持ちは不思議なもので、「孫でもいいじゃないか」と言われそうだが孫じゃいやなのだ。あくまでも直仔。


 サンデーの仔が馬場から消えたら、私の競馬(いや、馬券か)はまたあたらしい時代にはいる。それまではこういう心情馬券路線で行くしかない。
 とはいえ勝てそうもない馬に票を投じたのではない。勝つ気でスズカを勝った。某評論家の「前走の京王杯を見ると、スーパーホーネットとの力の差は確実に逆転したと言える」に反撥した。アトサキで言うなら、スズカはスーパーに勝っている。それだけでうれしい。好きな馬、好きな騎手は基本だ。


 いままで私はこんな感傷的な馬券をしたことがなかった。それだけサンデーは凄かったことになる。サンデー全盛時代に買いまくったわけでもないのに、もうすぐいなくなると思うと応援したくなる。あと何年買えるだろう。マツリダゴッホが最後の大物か。初年度産駒のフジキセキ、ジェニュイン、タヤスツヨシ、ついこのあいだのことのように思うのだが……。

 ま、そんなわけで、外れたのに、火の車なのに、なぜかあんまり悔しくない安田記念。こんな感じで買ってれば、そのうち年寄りのサンデー産駒が、いつかボーナスをくれるだろう。

2008ダービーメモ

 毎年ダービーのスポーツ紙を読んでは思う。どうでもいい芸能人やスポーツマンの予想は何なのだろうと。
 野球選手が出て来て予想を聞かれる。必ず背番号で応える(笑)。これってもう私の知っている三十五年前からなにも変っていない。
 そして話題の人。今年はあの「ぶってぶって」のヒメイなんて議員まで出て来て予想をしていた。もちろん数字は誕生日。2月14日うまれなので②⑭を、と言っていた。って、ヒメイの誕生日を覚えてしまった。
 とはいえゴルフ賭博で問題になっているヨコミネはさすがに出ていなかった(笑)。しかしああいう無能な人間にこれから6年間2500万円歳費を払い続けねばならないのは国民として悔しい。クビに出来ないのだから。民主党の罪は重い。



 ワダアキコなんてのが出て来て、「今年はダービー75周年だそうで、私もデビュー40周年なので、そんな縁もあって」って、どんな縁なんだ(笑)。そうしてみな芸能人は自分の方の宣伝をちゃっかりして行く。むろんこんなのが芸能人本人からの発信でないことは重々承知。事務所ですね。


 背番号で予想する野球選手や自分の仕事と絡めて宣伝する芸能人より、「モンテクリスエスを応援します。名前が、なんとなく"もんでクリトリス"に似ているから。あはーん」とやっていたAV女優の方がまだまし。こちらももちろん最新作の宣伝なのだが、背番号よりはよほどいい。だいたいが背番号と誕生日じゃ毎年同じ予想じゃないか(笑)。



 というようなことに「紙面のむだだ!」と、毎年腹を立てるのも、いわゆる「ダービーの風物詩」。これもまたこれでダービーの楽しみか。紙面のむだを読もうと何紙も買っている(笑)。
 ダービーと有馬記念だけだ、こんなくだらないことで盛りあがるのは。



 ところで、何人かの競馬ライターが「ダービーが終ると一年が終った気になる。感無量」のような書きかたをしているのが目についた。
 たしかに競馬内部のひとにとってはそうだ。生産者、調教師、騎手、みな大きな山を越えた感覚だろう。彼らの一年はダービーを中心に廻っている。私は素人時代それが不思議で、取材するようになってから多くの関係者に率直にそれを尋いた。一番大事なレースはなんですかと。生産者、調教師、厩務員、みな口を揃えてダービーだと言った。理由は「生涯一度きりだから」。だからそれはそれで事実なのだけれど……。




 しかしふつうの競馬ファンはそうではあるまい。私の競馬は、金杯で始まり有馬記念で終る。ダービーは春競馬がひと区切り、でしかない。夏場にワンクッションおいて、秋からまた今年の競馬後半戦が始まる。決して今年は終っていない。



 ならなぜこんなもっともらしいことを言う連中が増えてきたのか。理由は簡単だ。POGである。あれはほとんどが、ダービー後に指名大会を開き、夏の新馬戦からスタートする。ゴールは翌年のダービーだ。それ以後の活躍は無関係。(ごくたまに、古馬となっても続けるところもある。)

 ダービーで精算が済み、新馬デビューの夏競馬からあらたな一年が始まるPOGをやっているひとが、ダービーを一年の総決算とする気持ちはわかるし、それはそれで趣味人の自由だ。だけどそれを普遍的なことのように言われると首を傾げる。

 競馬記者の秘かな楽しみであったそれが、マニアックなファンに浸透した。いつしかそれに夢中のライターが、しかつめらしく、まるで調教師でもあるかのように、そんなことを書いているのを見ると、なんとも奇妙な気分になる。正直な感想を言うと、こっけいである。
 私はダービーよりも年末のオールスターグランプリの方が遥かに昂奮する。



 ここを読んでいるあなたがどっちなのか私は知らないけれど、POGに熱中していないふつうの競馬ファンなら、「ダービーが終ると一年が終った気がする」と感慨深げには言わないだろう。むしろ「前半戦は負けたが、後半戦で取りもどすぞ!」と、秋からの後半戦を思って燃えるのではないか。今は中休みだ。そう信じる。


 まあ、感覚の違う人とケンカする気はないのでもうやめますが、ここに来るひとはそんなひとであって欲しいと思います。書いている私がそうなので。


 

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