スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フローラステークス敗戦記──本命馬切換の決断

 勝負はシングライクバードとキュートエンブレムの2頭軸3連複と決めていた。ここのところこの3連複で食いつないでいる。
 これとシングライクバード1頭軸の3連複。二段構え。キュートエンブレムが消えて2頭軸が外れても、こちらが当たればなんとかなる。本線はこちら。両方が当たると3連複でもかなりの払戻になる。

 内心はシングライクバードとレッドアゲートの2頭でかなり固いと思っている。だがそれでは儲からない。かといって3連単では手広くなるので今回は遠慮。どちらかを切らねば馬券勝負にならない。
 レッドアゲートを軽視するのにドキドキしている。前回の強さからしてアッサリ勝って不思議でない。鞍上は内田だ。
 それでもとにかくどんな展開になろうとシングライクバードは3着を外さないと読んでいる。レッドアゲートの取りこぼしを願って3連複の穴を狙う。



 ところがパドックで見たらレッドアゲートが抜群にいい。私がいい出来と判断するすべての要素を満たしている。対してシングライクバードは元気がなく消しの雰囲気だ。

 ここで迷った。今週ずっと決めてきた「シングライクバードは絶対3着を外さない」で行くべきか、ここで軸をレッドアゲートに切りかえるべきか。1番人気は僅差ではあるがレッドアゲートだ。絶対3着以内に来るのはこっちか。レッドアゲートを買いたい。



 迷った末、まずはシングライクバードとキュートエンブレム2頭軸の3連複を買う。予定通り総流し16点。これは小額。外れてもいい。机上の予想に殉じる。

 勝負馬券はシングライクバード1頭軸21点買い。これをレッドアゲート1頭軸にに切り替えるかどうかで悩む。自分の目を信じるべきか。机上の予想で行くか。


 悩んだ悩んだ。時間が欲しい。でももう時間がない。


 結局私は机上予想のままシングライクバード1頭軸で購入した。その代わり、レッドアゲートからの馬単を4点買い足す。万が一のときはなんとかこれで補填したい。



 レッドアゲート快勝。内田中央入り後、初のグレードレース制覇。おめでとう。2着カレイジャスミン、3着キュートエンブレム。


 自分の目を信じてシングライクバードをレッドアゲート軸に切り替えていれば3連複160倍がダブルで当たっていた。逃がした魚は大きい。せっかく人気薄のウォーエンブレム産駒キュートエンブレムが来てくれたのに……。


 馬単は6点買いだとカレイジャスミンが入ったが4点では入らず。こちらも外れ。



 この「机上予想を現場でどうするか!?」ではいつも悩む。机上予想した馬の出来がよく見えると、机上と現場の一致で、外れても納得できるのだが。

 だいたいにおいて自分の目の方が正しいし、そのほうが的中したときの快感も大きい。だが、ここのところ現場に出ていないので、弱気になっていた。

 連勝記録が途絶え、積みあげてきたものが崩壊。また一からやりなおしになってしまった。

スポンサーサイト

アルナスライン、復活! オーシャンエイプス辛勝!

府中2400のメトロポリタンステークスにアルナスライン登場。菊花賞2着以来。鞍上も和田が上京。


アルナスライン、ヒカリシャトル、ココナッツパンチの人気馬3頭の内、もしも何かが消えるとしたら半年ぶりのアルナスラインと読んだ。なにしろ菊を勝ったアサクサキングスが先日の大阪杯でダイワスカーレットに負けているし、現4歳の男馬は惨めなほど弱い。

そういえば今日、ダービー1番人気で惨敗し、そのご勝てないままフサイチホウオーが引退を発表した。
アルナスラインの強さに疑問を持つのはごくまともな発想。



ココナッツパンチも同い年の弱い世代だが、昨春はダービーを弾かれ、同日の最終レース目黒記念で古馬と対戦した。そこでポップロックの2着ている。
私は目黒記念に3歳馬が出て来るのがおもしろく、この馬連12倍を1点買いで当て、かろうじてあの波乱のダービーの日をプラスに出来た。

1点買いは確信があったとかの話ではなく、すくない持ち金でプラスにするためにはそれしかなかった。1円でもプラスにするか、0になって帰るかの、ひさびさの1点買い勝負だった。金額とは関係なく昂奮した。的中の快感もまた格別だった。


前走がその目黒記念以来の休み明け初戦。中山の日経賞8着。今回はたたき2戦目に得意の府中。軸はこれと思った。



アルナスライン、ものの違いを見せての楽勝、完勝。こんなに強かったのか。
これはひさびさに現れた(というか、他になにがいるんだ?)現4歳世代の強い馬である。時計もいい。23秒台だ。


3連勝中のヒカリシャトルもしっかり2着キープ。人気馬で唯一消えたのがココナッツパンチだった。うまくゆかん。


まあ3頭軸のフォーメーションだったので実害はないのだが、読みが当たるのと外れるのでは快感がちがう。でもいい気分なのはアルナスラインの強さを見たから。強い馬を見ると気分が良い。


---------------


阪神のオーストラリアトロフィーには、先日休み明けを関東で使い敗れた海猿が登場。これも4歳世代。あのとき、武豊は上京しなかった。今回は地元。鞍上も武。だいじょうぶとは思うが全幅の信頼は寄せられない馬。注目のレース。


4角から内をつくスーパークリーク菊花賞を思わせる絶妙の騎乗。外から追ってきたサクラメガワンダーと並んでゴール。まったくわからない。テレ東のテレビ中継は結果を見られないままに終了。JRAでオーシャンエイプスの勝ちを確認する。


しかしこれ、強い競馬をしたのは6歳のサクラメガワンダーの方。武豊の絶妙のイン突きと経済コースがありながら、あの勝ちかたでは、海猿は威張れない。
これでオープンを勝ち、いよいよ次は重賞制覇を狙うわけだが、「中距離に楽しみな大物が現れた」とは言い難い。石坂調教師のコメントも「オープン特別だからなんとかしてほしい」と馬のスケールを見限っている。



けっきょく今、ピカピカに光っている真のスターホースはダイワスカーレットだけだ。それが故障で長期休養となった。


クラシックはどんぐりの背比べ。川田の皐月賞馬も故障。まあいたとしても混戦にかわりはない。ダービーはどうなるのだ。出でよ、新星。青葉賞、プリンシパル期待か。


明日のフローラステークスもあまり興味がわかない。シングライクバードはいい脚を持っているが。


「でも馬券はおもしろい」と割りきるべきなのか。自分がスターホース好きであることを思い知る。桜花賞や皐月賞ぐらいは無敗で制する馬がいないとつまらない。

羽田盃、トラブルで的中を逃す

【羽田盃】先行策ズバリ!的場文バニヤン、単勝万馬券の大金星


51歳、的場文男が歓喜のガッツポーズ。ニックバニヤン(左)が断然人気のディラクエを退け、優勝した(撮影・佐藤雄彦)

51歳、的場文男が歓喜のガッツポーズ。ニックバニヤン(左)が断然人気のディラクエを退け、優勝した(撮影・佐藤雄彦)


 第53回羽田盃(23日、大井10R、SI、サラ3歳、オープン、定量、ダ1800m、1着賞金4000万円)的場文男(51)騎乗で単勝11番人気の伏兵ニックバニヤンが先団追走から直線で先頭に立ち、断然人気の2着ディラクエの猛追を3/4馬身退けて優勝。南関東3冠の第1弾で重賞初制覇を飾った。1分52秒8(良)。


 3着にロイヤルマコトクンが入り、3連単は17万6550円。5着のディアヤマトまでがSI東京ダービー(6月4日、大井2000メートル)の優先出走権を手に入れた。(サンスポより)


---------------


とにかくもう<SPAT4>の調子がわるかった。これがすべて。
つながらない。動かない。こちらの状態は完全なのであちらの問題である。


やっと繋がったが固まっている。ページ更新ができない。混雑しているのだろうが、それならやはり東京大賞典のほうがもっと混んだだろうし、もしも例年より混んでトラブルが発生しているとしても、この程度で動かないのでは困る。こんなにひどいのは始めてだ。


ディラクエ断然人気はわかっている。単複とも1倍なのは確認できた。3連単も上位は10倍台だろう。それでも買う価値はあるだろうか。オッズを見て判断しようと思う。なのに3連単のオッズ表示が固まったまま動かない。

午後8時15分締切のレースを購入しようと、念のため早めに、6時半にログインして始めた。しかし購入どころか7時を過ぎてもまだまともにオッズの確認すらできない。これはひどい。これではオンライン投票の意味がない。やる気が失せてきた。



もういいやとあきらめてテレビを見る。「ヘキサゴン」の時間だ。今週からここにテレ朝が深夜番組だった「くりぃむナントカ」をぶつけて来た。あれは午後11時台の番組だからこそのおもしろさだった。「ヘキサゴン」に対抗できるいい番組がなかったのだろうが、ゴールデンにすればいいというものでもない。くりぃむしちゅうも嬉しくないだろう。
そういえば「ヘキサゴン」も最初は深夜だった。模様替えして今じゃ当時の面影すらない。司会は三宅アナだった。いやむかしの「ウソつきごっこ」のヘキサゴンは好きじゃない。今のを支持する。



羽田盃は前々から買おうと狙っていた。ディラクエで頭は固い。毎年荒れないレースだ。ただ2着以下は混戦である。3連単は低配当が売れるだろうが意外に荒れると読んでいた。相手は5頭。その筆頭が的場騎乗のニックバニヤンだった。
以前は人気があった。ハイセイコー記念では1番人気の3着。それから5着、4着と負けて、前走の京浜盃(弥生賞)ではディラクエの10着と大敗。今回はまったく人気がなくなる。だからこそ今度は来る。



「ヘキサゴン」が「羞恥心」の歌になったので(笑)、また未練げにPCにもどる。(何年後かにここを読んだとき、私は「羞恥心」の意味がわからないような気がする。)


8時になる。締切は8時12分。IE系のブラウザで繋がらないので、Firefoxを起動し、こちらからログインしてみる。Geckoエンジンに望みをかけた。やはり繋がりづらく、ログインはできるが、オッズのページになると動かない。


不快なのは、6時半のころ、オッズすら見られないのに、入金だけはすんなりできたことだ。これができなかったら私はもう諦めて買わなかった。だけどネットバンクから<SPAT4>への入金だけはスムースに行った。

入金しても買わなければ数日後の大井開催終了と同時にもどってくるから(もちろん催促すればすぐにもどってくるが)奪られたわけではない。焦る必要はないのだが入金した以上、買いたいと思う。



8時5分、なぜか<SPAT4>が急に動きだした。いきなりサクサク動く。堰が切れたよう。いつまた止まるかわからないからオッズを確認している暇がない。

とりあえず前々から決めていた馬券だけ買おうと、8番ディラクエ1着固定、相手5頭の3連単20点を買う。相手は内から①⑦⑨⑪⑬。すぐに締切になった。3連複、馬連、馬単は買っている時間がなかった。


オッズを見る。今ごろになってすいすい見られるようになった。南関はJRAと違い締めきったレースでもオッズが見られる。これはIPATでも採りいれてもらいたいものだ。

3連単は最低7倍からある。しかし私の狙いのニックバニヤンが2着に来ると2番人気のロイヤルマコトクンが来ても300倍はつく。
⑧⑪⑬だと9倍、⑧⑪⑦だと17倍、⑧⑬⑪で13倍、この3点がトリガミだ。


それよりも馬連、馬単がだいぶ偏っている。こっちが勝負だったか。私の狙う①⑨⑦は人気がない。逆に、私の消した⑤⑫が人気だ。3連複で十分だった。1頭軸3連複相手5頭の10点買い。これでよかった。そう悔いているときにゲートが開く。



ニックバニヤンが抜けだした。ディラクエが追いこんでくる。3着はロイヤルマコトクンだ。ほとんど当たった状態。⑧⑨⑬で331倍的中。なのに届かない。ディラクエ2着の大波乱までは想定にない。1着ニックバニヤン、2着ディラクエ、3着ロイヤルマコトクン。⑨⑧⑬で、3連単は17万。

不利があったとかなんとかいろいろ言われていたが、ディラクエのあの乗り方では届かない。騎手の判断力の差だ。さすがに的場である。


⑨⑧⑬。3連単外れ。がっくし。
⑧と⑬が人気馬だから3連複はたいしてつかないだろうが、馬連と馬単表裏で勝負になったなと買えなかったことを悔しがる。馬単はかなりついたろう。


結果、馬連(8)(9)は4300円、馬単(9)(8)は2万4510円、3連複(8)(9)(13)は8380円、3連単(9)(8)(13)は17万6550円と配当が出る。
予想以上に⑨は人気がなかった。


トラヌタヌキじゃなくて、<SPAT4>のトラブルさえなければ、確実に奪っていた馬連、馬単、3連複だった。
3連単はしょうがない。当たるとしたらマルチだが、そこまでする気はなかった。ディラクエが勝つものと思い込んでいた。だがそれでも馬単は裏も買う。3連単のそれは点数が増えてたいへんだが、馬単は簡単に出来るから押さえる。

馬連、3連複に六割り、残り二割、二割を馬単と3連単の予定だった。するとそのうち、3連単以外の八割りが的中だから、たった1万の投資でも20万を越えていた。くやしい。中央、地方の皐月賞連勝になったのに……。

なんとも<SPAT4>のトラブルが恨めしい。

マイラーズカップ的中記──弱気が裏目に……

 勝つのはカンパニーだ。横山がそのためにわざわざ阪神まで行く。前走、脚質を変えて前に行き、完勝した。あれは横山の手柄である。本人も感じるものがあったのだ。皐月賞前の土曜日に、このためにだけに行く。コース実蹟もある。確勝だろう。なにより横山がいま乗れている。
 
 2着候補に大好きなキングストレイル。アンカツ初騎乗。どう乗るか楽しみだ。
 昨年の勝ち馬のコンゴウリキシオー。前走大敗だが逃げ馬はそれを気にする必要はない。
 エイシンドーバー。思えばダイワメジャーが勝った去年の安田記念で、3連単の相手2着候補に、コンゴウリキシオーを選ぶかエイシンドーバーを選ぶかで最後まで迷い、エイシンドーバーに決めたらコンゴウリキシオーに粘られて外れたのだった。因縁の2頭だ。


 もう1頭。ニシノマナムスメ。8番人気。桜花賞馬ニシノフラワーの娘は昨年秋から充実著しい。今回は休み明け2戦目。前走は1番人気で4着。今回は来る番だ。牝馬はただ1頭。
 そして、この裏事情は知らないのだが、吉田隼人が乗る。騎手が充実している関西だからか、エージェントの問題なのか、他の乗鞍はない。栗東河内厩舎の馬に、なぜ吉田がわざわざ出かけてゆくのか。しかも初騎乗。
 このレースにだけ乗りに行く1番人気馬カンパニーの横山が表の勝負馬なら、人気薄のこの馬にだけ乗りに行く吉田ニシノマナムスメは裏の勝負馬だ。



 馬券の中心は、カンパニーの頭は堅いと思うが、明日の資金作りのためになんとしても負けられないので、3連複にする。カンパニーとキングストレイルの2頭軸、カンパニーとニシノマナムスメの2頭軸、も考えた。結論としてカンパニーの1頭軸にする。2頭軸の方が点数が少ないから、その分賭け金が増え、当然当たったときの配当も大きいのだが、負けたくない、負けられないの意識が強く、根性が縮んでいる。


 3連単を組んでみる。カンパニー1着、キングストレイル2着、3着候補に、ニシノマナムスメ、エイシンドーバー、コンゴウリキシオー、いらないと思うけど来たら怖いので2番人気のドリームジャーニー。4点。
 もうひとつ、カンパニー1着、2着にニシノマナムスメ、3着キングストレイル、エイシンドーバー、コンゴウリキシオー、ドリームジャーニー。の4点。合計8点。



 選択が終り、金額を指定し、送信しようとして、不意に不安になる。弱気な馬券師によくあるパターン(笑)。
 3連単は無理ではないかと。カンパニーは二番が効かない。大崩はしないが連勝がない。今回も3連複は鉄板だろう。だけど勝てるか? もし2着ならどうする。それに、いくらなんでも5番人気のキングストレイルと8番人気のニシノマナムスメの2着固定3連単には無理があるのではないか。せっかくその2頭が来ても3着が荒れるかもしれない。来ても3着かもしれない。これはドブに金を捨てるようなものではないのか。明日のために必勝態勢だというのに。


 私は送信ボタンを押すばかりになっていたIPATから、3連単の8点を削除した。これって一気に消せないので、一件ずつ削除せねばならない。8回の選択と削除を繰り返しつつ、「当たったらもったいない」「いや、ここは慎重に」が交互に浮かんでくる。
 自分を臆病でつまらないやつだと思う。でも負けられない。遊ぶ餘裕がない。だけど完全撤退も悔しい。そこで、カンパニー1着から、2着にニシノマナムスメ、キングストレイル、エイシンドーバー、コンゴウリキシオーに流す馬単4点を買い足した。


 臆病な自分にうんざりしていたが、これを購入していくらか気分が楽になる。



 結果、カンパニー、ニシノマナムスメ、エイシンドーバーで決まる。3連複4030円、馬単4250円を的中した。3連複と馬単で勝負して、両方とも当たったのだから、それはもう万歳を叫ぶべき大的中だ。特に馬単4点買いで42倍はありがたい。だが、3連単21710円が8点買いで当たっていたんだなあ、おれって、いつもこれだなあと、うつむくことになった。これが日曜のあとのない大勝負レースなら、馬券も太く行き、ひさびさの完全的中に酔えたところだった。しかし資金を絞っての資金増やしのレースだった……。


 でもまあ世の中こんなものだ。もしもエイシンドーバーが4着のハイアーゲームに捕まっていたら(半馬身あったからこんな假定は無意味だけど)3連複も3連単も外れていた。おけらだった。馬単にしておけばと頭をかきむしっていたはずだ。馬単は基本だ。馬単を当てたことを喜ばねばならない。3連単なんてのはその附録に過ぎない。


 気を取り直そう。明日は皐月賞だ!

皐月賞予測

雨が降り続いている。もう丸三日、72時間以上連続で降っているのではないか。こんな長雨もめったにない。


皐月賞の重馬場は確定だろう。いや、いくら今から晴れたとしても(という今も降り続いている)、もう不良は確定か。


となると、毀誉褒貶半ばしている、1番人気に成るであろうマイネルチャールズは、より注目されることになる。なにしろ「前に行ける有力馬」だから。


松岡も岡田総裁も大好きだけれど、今回は軽視しようと思っていた私も、この天気を見て、「マイネル、初クラシック制覇か!?」と迷い始めている。


本命は、ウォーエンブレム産駒と決めている。そこに迷いはない。さて、どうなるか。
馬券は二段ロケット勝負なので、まずは明日のマイラーズカップを当てないと。



ところで、いま買ってきた夕刊紙を読んでいたら、ある記者が「アンカツが戻ってきたレインボーペガサスだ! なぜなら……」と熱い記事を書いていた。なのに予想欄を読んだら、そのひとレインボーペガサスに白三角しか打ってない(笑)。

あれこれいろんな馬を本命にして紙面を盛り上げるのは新聞の常套手段だけれど、これはひどい。この記者は、本誌担当でもなければ穴記者として有名なわけでもない。だったら熱く取り上げる馬はせめて本命にしてくれ。



2頭出し、小檜山調教師が初のクラシック戴冠なるかどうかが、個人的興味。
これは長年小檜山宅(当時は調教助手)に居候していた、かなざわいっせいちゃんも力が入っていることだろう。いっせいちゃんは小檜山厩舎の馬が出るたびに毎回必ず単勝を500円買って応援していると言っていた。競馬ブックのエッセイで一切触れないのも、あれはあれで緊張しているように思える。


2頭では、人気はスマイルジャックだが、ベンチャーナインの追い込みが決まったら、確実に100万馬券になる。鞍上がトウショウナイトの武士沢ってのもいい。


あさってが楽しみだ。でもそのまえに、あした!

皐月賞配当を推測する

人気軸馬がいながらあれほど桜花賞は荒れたのだから、さほどの人気馬がいない皐月賞はとんでもないことになる、のような言いかたをするひとがいるが、それは違うだろう。


人気軸馬が3頭いて、それがぜんぶ消えたから桜花賞は大荒れになった。
皐月賞にはその軸馬がいない。最初から荒れるに決まっている。
3連単は最低配当でも150倍ぐらいあるのではないか。


軸馬がいないからどこからでも入れる。
結果、勝つべき馬が勝ってのちょい荒れのように思う。
いわば本命サイドの決着。なのに人気が散っていたから馬券は十分な配当、なのではないか。ま、「なにが本命サイドか」が問題だけれど。



私の救いは、嫌いなので普段は買わないエビナの乗るのが応援しているウォーエンブレム産駒なので買えること。エビナを嫌うより、ほとんど産駒のいないウォーエンブレム産駒のGⅠ優勝応援が優先する。
ウォーエンブレム>ESP になる。
逆に言うと、それがなければ有力馬の1頭を早々と消せて楽なのだけれど。



弥生賞で絶対的な連対率を誇るように、武は中山の2000の乗り方が巧い。黒貝は消せないのか。どうも強さに信頼が置けないのだが。



勝ち負けも、買うか買わないかも関係なく興味深いのはマイネルチャールズ。
識者(?)と呼ばれる多くのひとが、弥生賞でぎりぎりに仕上げていた、あれは餘力のある馬体ではないと指摘している。
ズブズブになって沈めば、さすがとなるし、健闘すれば、どこを見ているのだとなる。



こういう最初から軸馬のいないレースはいい。
馬券の恨みは、軸馬絶対の馬券を買い、それが消えたから生じる。
軸馬としても、「おまえらがかってに決めたんだろうが!」と言いたいだろう(笑)。
馬連もボックスが売れることだろう。


私は1着固定で行く。でなきゃつまらない。
混戦レースだからこそボックスは買わない。

テスコガビーの桜花賞を観ていたら泣いてしまった(照)

仕事で昭和50年のカブラヤオーとテスコガビーのことを書いていた。
この時点では映像を見たいとは思っていない。
それはもう心に焼きついていることだから、あえて映像は必要としていないのだ。


神戸に住んでいる年下の友人のさとしにメールを書く。
「もしもタイムマシンがあったなら、昭和50年の桜花賞を一緒に観たいものだ」と書き、さとしに観てもらいたいとネットで映像を探した。さとしはかなりの競馬ファンだからとうのむかしに観ているかもしれないが。


{Youtube}にはオークスしかなかったが(これがまたすごいのだが)、さがしたらニコニコ動画にあった。伝説の桜花賞である。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm2751621



さとしにURLを送るために、観るともなく観る。


私はこのとき春休みのバイトで、枚方市の飯場に住み込んでいた。
なぜか飯場の近くの公園に「街頭テレビ」があり、それでこの桜花賞を観た。


ひさびさに観たら、背筋がぞくぞくし、次第に涙が出てきたのにはまいった。ゴールのあたりは涙でかすんで見えない。



杉本さんが、逃げるテスコガビーを「貯金を貯めているのか」と言っているのが笑える。逃げ馬が、直線で追いつめられるまでに、せっせと貯金を貯めているという解釈だ。まだその程度の馬と思っていたのだろう。腹の中で、「バカヤロー、テスコガビーはそんなもんじゃねえぞ」と毒づいたものだった。

貯金どころか、直線にむくとぐんぐんと離し始める。この強さを観て欲しい。テレビカメラが、もうこれ以上引けないというところまで引く。
ゴールするときの杉本さんのことばは、「おそれいった」から、「これは恐ろしい馬だ!」になる(笑)。
「おそれいりました」は数年に一度出るのだが、「恐ろしい馬だ」は聞いたことがない(笑)。


私は杉本さんの大ファンであり、初めてお会いしたときはあがってしまったほどだが、この当時はけっこう批判的だった。というのは、このひとはもうとんでもない関西贔屓だったからである。実況アナにあるまじき私情いりまくりの偏見実況だった。
だからこそ、とんでもなく強い関東馬に、こんな「おそれいった」が出ると溜飮がさがった。「恐ろしい馬だ」には笑ってしまったが。



この年の12月。阪神3歳ステークス。7馬身ちぎるテンポイントに、杉本さんは「観てくれ、この脚、これが関西期待のテンポイントだ!」と叫ぶ。その裏には、カブラヤオーとテスコガビーでクラシックを独占された悔しさが込められていた。
カブラヤオーは故障して菊花賞には出られなかったが、それも関東の二線級のコクサイプリンスが勝っている。今では信じられないほど東高西低だった。



テスコガビーは悲劇的な最後を迎える。
それはWikipediaに書いてあるので読んで欲しい。


カブラヤオーとテスコガビーの春は永遠だ。

桜花賞感想──大荒れでも荒れてないものもある──オペラハウス讚歌

700万馬券の大荒れ桜花賞だが、馬主・生産者の視点で見るとまったく荒れてない。


レジネッタは馬主社台RH、生産者は善哉さんの三男晴哉さんの追分けファーム。エフティマイアは馬主吉野英子さん、生産者は次男勝巳さんのノーザンファーム、ソーマジックは馬主吉田照哉さん、生産者は照哉さんの社台ファーム、と、吉野英子さん以外はすべて社台一色。種馬も順にフレンチデピュティ、フジキセキ、シンボリクリスエスと、みな社台スタリオンステーション繋養馬である。(シンボリクリスエスはシンボリが半分もっているけれど。)


優勝馬のレジネッタはサンデー肌にフレンチだから純社台の馬だ。どんな大荒れ、意外な結果になろうと、社台という枠の内であることにかわりはない。


だからこそ馬主も生産者も血統も、すべてがマイナーであり、社台とは無縁の地方競馬出身馬ハートオブクィーンに、ソーマジックに抜かれることなく3着に粘って欲しかった。それで1900万馬券なら意義がある。
でも、結果は社台内に収まった。あんな完璧な競馬をしたハートオブクィーンがソーマジックに交わされてしまうのが現実か。
 



 


そう考えると、社台の重力圏から飛び出した価値ある大事件として、浦河の弱小牧場が生産したテイエムオペラオーが、いかにすごいことであったかをあらためて感じる。テイエムオペラオー全盛時代、あのサンデー産駒が脇役に押しやられた。


同じくメイショウサムソン、外国産馬のシンボリクリスエス、タップダンスシチー。ナリタブライアン以降の社台と無関係の大事件はそれぐらいか。


外国産馬はどうでもいいので国内産に限ると、大社台帝国に一矢報いたのは、種牡馬オペラハウスだけであることがわかる。


ラムタラの失敗も大きい。


人気馬3頭も社台系、それらが負けて大荒れになった結果も社台系。すべてこの磁場内の出来事。

桜花賞敗戦記──惜しかった、ハートオブクィーン!

いやあ惜しかった、ハートオブクィーン。


3番手で先行し、前の馬、先行した馬、すべてつぶれる中で、ただ1頭抜け出して、あわやの場面。


外から来たレジネッタ、エフティマイアに交わされ、ぎりぎりでソーマジックにも交わされて4着になってしまった。ソーマジックの追い込みをしのいで3着に粘ると、3連単1899万馬券だった。惜しい。この記録を見たかった。



 といって、3着に残ったとしてももちろん私はかすってもいない。レジネッタもソーマジックも買っていたが、とにかくエビナが嫌いなので、彼の来るGⅠは私は当たらないことになっている。ましてエフティマイアの近走の成績では、特別な思い入れのある人でなければエビナファンでもあの馬は買えない。


 友人のYさんはエフティマイア、シャランジュで決まった新潟2歳ステークスで3連単百万馬券を取っているのだが、買っただろうか。



 配当は、そこそこ人気のソーマジックがいるから、「3連単200万馬券」と読んでいたら、配当が発表になったらしい阪神のどよめきが聞こえてきた。それでもそれぐらいの配当だろうと思っていた。こちらでも発表になり700万と知る。
 結局誰もが三強の1頭は絡ませていたということか。



 大混戦低レベルの前評判だったが、丁寧に成績や時計をチェックしていったら、5枠の2頭が残り、堅い桜花賞と思えた。馬券も正当に堅いところで勝負した。


 大波乱のゴールを見て笑ってしまった。負けたのだから笑っちゃいけないし、笑える懐状況にはないのだが、すなおに笑えた(笑)。
 ここまで負けると潔くて気分がいい。



 去年の皐月賞は、サンツェッペリンも松岡も前々から好きだったし、ヴィクトリーも気性以外は血統も成績も優秀で買える馬だったから、ものすごく悔しかった。なぜ思い切った馬券が買えないのだと自分の小心さを詰った。
 その点今年のこれは、まったくダメージがない。


 それに、これは案外重要なことだが、もしも皐月賞をヴィクトリーとサンツェッペリンで当て儲けたとしても、その後の彼らのレースでぜんぶ吐き出していただろう(笑)。
 なにが福になるかは最後までわからない。



 岩田の初GⅠ制覇。これでまた一皮剥けるだろう。
 武豊のいなかった桜花賞。
 オークスがまったく見えない。
 オークスのオッズは荒れるだろうな(笑)。


 ともあれ、ダメージの残らない敗戦はいい。

あのカメラワークはなんとかならないものか!

もう今まで何度も何度もあらゆるメディアで繰り返し書いてきて、でもいっこうに改善されず、今更書く気にすらならないことなのだが、今日はひさびさに腹が立ったのでまた書く。


競馬中継のカメラワークである。なぜか日本はどの局も、直線半ばのいちばんいいところで、先頭を行く数頭をアップにする。


もしもこれが最強の逃げ馬二頭のたたきあいでもあるならそれでいいのだが、そういうことはめったにない。ほとんどはこれから消えてゆく馬だ。この時点でのアップ映像には何の意味もない。ただパターン化しているのでスイッチャーがバカの一つ覚えでそうしているだけである。

見たいのは、これから消える逃げ馬ではなく、先行していて伸びてくる馬、あるいは後方から差してくる馬である。全体像だ。


だからカメラワークとしては、それら全部が見えるように、カメラは引かなければならない。なのに日本では必ずアップになる。



今日、なぜアンカツがあんなに後方に位置したのかはわからない。ダンツキッスイの逃げで速いペースになり、前つぶれの展開になると読んだのか。


直線。ごちゃごちゃして出られない。内がふさがり、立ち上がるような形になった。だいじょうぶなのか、アンカツ、届くのかと、身を乗り出した瞬間、いきなり先頭の馬のアップである。展開がなにも見えなくなった。


そしていきなりゴールの画。
勝った馬はわかった。2着も確認できた。でも3着はわからない。3連複1頭軸の私にとって大事なのは、アンカツが3着に届いたかどうかだ。


なにしろ1着はまちがいないと思い、それでも念を入れて3連複勝負にしたのに、1着どころか5着もないような展開になり、それがぎりぎりつっこんてきたように見えた、その瞬間のブラックアウトである。こんな不愉快なものはない。クイズ番組がこんな展開でCMにするのはよくあるが、競馬中継でやられたのではたまらない。


あのゴチャゴチャの3着争いを、縫うように伸びてきたアンカツのスリリングなシーンがテレビではまったく見られなかった。いや、途中まで見られ、いちばんいいところで消えたからよけいにたちが悪い。


さいわい矢野アナが、「3着はアサクサダンディでしょうか」と言ってくれたので、ほっとしたが、このいちばんいいシーンをいきなり目の前から消された憤慨はなかなか治まらなかった。



今まで何度も何度もこのカメラワークはおかしいと書いてきた。それでも冷静でいられたのは、私は競馬場派だったからである。前間からこのカメラワークはおかしいと腹立ってきたが、毎週いつも競馬場でレースを見てきた。テレビの映像を見て腹立つのは、帰宅して見るビデオだった。それで不快でも諦められ、尾を引かなかった。


しかし今日のように自宅観戦だと、「だいじょうぶか、届くのか!?」といちばん興奮する瞬間に何も見えなくなるのだからたまらない。レース途中でいきなり電源を切られたようなものである。
いやはやひどい。なんであんなことをむかしからずっとやっているのだろう。いくら考えてもわからない。パターンとしてそれがあっても、内外からの声や、競馬好きのディレクターが、「おれはやらない」とひとりぐらいいてもいいはずなのだが……。



ま、競馬場に行けばいいんだけどね。そう思ってあきらめるしかない。

私はグリーンチャンネルというものを見たことがない。もちろん契約もしていない。今後もその予定はないのだが、もしもカメラワークが今までのそれらと違っていてこの不満がないなら契約してもいいと思う。でもそんなことはあり得まい。おそらくグリーンチャンネルも、ゴール前は無意味なアップの目つぶし攻撃なのだろう。


競馬場に行くしかない。
そう思ってあきらめよう。競馬の神様がそういっているのだ。他人のカメラワークより、自分の目というカメラが一番だ。

続きを読む

ニュージーランドTのアンカツ

土曜日なのに武とアンカツが関東に来てくれる。
和田も来る。このごろ和田は関東にけっこう来る。いいことだ。
藤田はほぼ関東で土曜も関東。定住しろ。


こちらも今年は内田が加わっている。騎手的には豪華な土曜日となった。


残念なのは後藤が阪神牝馬Sに乗りに関西に行ってしまったことだ。関東のエースだから、ぜひとも武とアンカツを迎え撃って欲しかった。


関東に来た武、関西に行った後藤、メインのダノンゴーゴー、ブルーメンブラットは勝負掛かりだろうが、それ以外にも乗り馬が用意されている。当然だ、東西のトップジョッキーなのだから。


ところがところがアンカツは乗鞍がない。


単なるエージェントのミスなのか!?


とにかく土曜日にわざわざ関東まで乗りに来て、日曜は桜花賞のためにとんぼ返りするアンカツが、NZTのアサクサダンディしか乗らないのである。


これは勝負だろう。


ここから行く。
ゴスホークケンはあっさりNHKマイルを勝つほどの実力馬だが、調整途上のここで消えたら馬券はうまい。


勝負である。

続きを読む

レース選択が博奕センス──大阪杯とダービー卿

先週、高松宮記念。
結果。ファイングレイン、キンシャサノキセキ、スズカフェニックス。
3連複なら大本線的中をスズカフェニックス1着固定3連単勝負で外した。3連複49倍は惜しい。押さえるべきだった。


今週は大阪杯とダービー卿。
先週の悔いがあり、大阪杯はダイワ軸、ダービー卿はキングストレイルの3連複で予想した。3連単まで買い切れない。


どっちを買うかで、ダービー卿と決断する。理由は、大阪杯だとトリガミがある。その点、人気の割れているダービー卿にはそれがない。



ダービー卿はとんでもない大荒れ。人気馬のマルカシェンク、キングストレイル、オーシャンエイプスが全部消えて3連単100万馬券。3連複でも21万という大波乱。
これは軸馬のキングストレイルが消えたのだからあきらめられる。波乱を予測して3連単にしなかっただけ、まだかしこかった。

大阪杯は、ダイワが見事に勝った。ゴール前、アサクサキングスに交わされると思ったが、そこからが見事だった。

サムソン、ドリームパスポート沈没で大荒れ。ダイワとサムソン軸の3連単30倍50倍あたりで大勝負したひとにとっては、11頭立て3連単280倍、3連複72倍は信じがたい大荒れだろう。



大阪杯を、ダイワ軸の3連複、「見学料」として捨てるつもりだったら簡単に当たっていた。3連複6点買いで72倍か、ううううう、くやしい。トラヌタヌキ。
理由は「トリガミがあるから」。つまり、慾に負けた。まあ馬券は慾だけどさ。


どのレースを買うか!? が、まずは博奕である。


そしてそのあとの「どう買うか!?」


3連単か、おとなしく3連複にするか、馬単か、念のために馬複か、念には念を入れて枠連か……。


かすりもしないレースは負けても気楽だ。
3連複なら当たっていた、馬連なら、のような悔いがよくない。


------------------------------


ダイワスカーレットは、これでまた「日本競馬史上最強牝馬」の道を一歩前進した。

すくなくとも、同期の皐月賞馬、ダービー馬、菊花賞馬よりも強いことはもう間違いない。同世代ナンバーワンだ。おめでとう。


1歳上のサムソン、ドリームパスポートにも完勝した。ここにももう敵はいない。
残るは有馬で負けたマツリダゴッホだけだ。


春は、ヴィクトリアマイル、あとは宝塚も勝つ。
秋は毎日王冠から秋天か。
最強牝馬の道が見えてきた。


真の壁はJCの2400だろう。
アグネスタキオン産駒のこの馬に府中の2400はこなせるのか。


基本としてマイラーだと思うので、そんな苛酷な道を歩む必要はないと思うが。


◆母スカーレットブーケ 姉ダイワルージュ(1勝)、兄ダイワメジャー(8勝)と合わせて重賞14勝。パシフィカス産駒(ビワハヤヒデ7勝、ナリタブライアン9勝、ビワタケヒデ1勝)の17勝に次ぐ単独2位。(サンスポより)


苛酷な道を歩ませない限り、「あと重賞三つ」は、軽くこなせそうだ。外国遠征とかがあるのだろうか。


馬券が大外れだから星ひとつ予定だったが、ダイワスカーレットの強さを見られたからふたつにしよう。


 


 

大阪杯よりダービー卿

大阪杯は毎年堅い。


今年もそうだと決まったわけではない。


オペラオーが負けた年の大波乱もあった。


といってサムソンとスカーレットを消して大穴を狙う気持ちにもなれない。


かといって2頭を軸にして30倍の3連単にも興味はない。


皐月賞馬ヴィクトリー、菊花賞馬アサクサキングスはどうなのだろう。


それにしても去年のクラシック勝ち馬はひどい。


まともなのはダイワスカーレットのみ。


ウォッカもダービー以後、勝ち星がない。


ダービー1番人気フサイチホウオーといったらもう……。


ダイワスカーレットが、牡馬相手にどこまで強いのか観戦することにした。


史上最強牝馬の声まである。今日、それが見えるだろう。



勝負はダービー卿にする。


こちらは大好きなキングストレイルとマルカシェンクがいるので迷いがない。


マヤノトップガン産駒の海猿がグレードレースで通用するかどうかも楽しみだ。


豪華な日曜日である。

フジキセキの日──日本発サンデーサイレンス系

先週、高松宮記念の日は、フジキセキの日だった。


ドバイ・シーマ・クラシック(首G1、芝2400m)をミナミアフリカのフジキセキ産駒・Sun Classique(牝4)が勝ち、高松宮記念はフジキセキ産駒のワンツーだった。


高松宮記念はサンデー産駒が絶対的に強い。今回も孫のワンツーで3着が息子だった。


万能のサンデー産駒も短距離とダートは苦手だ、というのが、つい昨日のことのように思える。


むしろビリーブあたりから競馬を始めた若者は、「サンデーは短距離」だったりして。


高松宮記念の翌日、スポーツ紙を読んでいて次の表記におどろいた。


種牡馬年数で父を超えているフジキセキだが……


4歳(いまだと3歳)春、三月に引退して、その年の春から種付けを始めたフジキセキが、サンデーの種牡馬年数を超えたということは、サンデーが死んでからそれだけ時間が経ったってことか。これまた亡くなったのをつい昨日のことのように覚えているので……。


今後のためにも書いて覚えておこう。サンデーサイレンスの命日。


2002年8月19日──16歳


もう亡くなって6年になるのか。だったら3歳から種牡馬になったフジキセキは父より長くなる。


こんな偉大な種牡馬はもう出ない。


フジキセキの朝日杯3歳ステークスがサンデー産駒最初のGⅠ制覇だった。ファーストクロップである。
でもやはり同い年でクラシックを勝ったジェニュインやタヤシツヨシのほうが印象深い。タヤスツヨシは一緒に走り負かしているのだが。


馬券生活者・梶山徹夫さんが、日曜昼の上岡龍太郎の番組に出て、ダービーの馬連(当時は馬連までしかなかった)ジェニュイン・タヤシツヨシを百万円一本勝負をしたのがこの年だった。

これは上岡が「そんなもんあるかいな」と、世のあれこれにケチをつける番組で、そのひとつとして「馬券で食っている? そんなもんいるかい」が取り上げられたのだった。
馬券生活者を嘲笑した上岡に憤慨し、テレビカメラの前で百万束を放り投げて見せたのだから、あのころの梶山さんも若かった(笑)。5.9倍、的中。


ダンスインザダークが菊花賞を勝ち、早々とサイアーとして三冠を達成したサンデーだが、三冠馬を出すまでは長かった。

ディープ三冠達成のとき、私が真っ先に想ったのは「よかったね、サンデー」だった。


私の書く競馬文章には「偉大な種牡馬サンデーサイレンスが唯一達成していない三冠馬の父という称号」のような言いかたがよく登場し、そのことにあまり興味のない編輯者からは奇妙がられた。
私はブライアンズタイムが実現している「三冠馬の父」にサンデーがなっていないことが不満だった。すべての三冠馬の父がサンデーより劣る。なんとしてもサンデーに三冠馬の父になって欲しかった。だから私のディープに対する第一印象は「親孝行息子」なのである。



フジキセキは弥生賞を勝って4戦4勝。脚を痛めてそのまま引退した。
馬格から長距離はどうかと思われたが、後に角田に尋くと問題ないと一笑にふしていた。とにかくたいへんな怪物だったそうだ。あんな馬には出会ったことがないと。このことを角田に尋いたのはジャングルポケットの取材のとき。そのあと彼はダービージョッキーになる。


無敗馬は夢が広がる。
フジキセキとアグネスタキオンがあのまま走っていたらどうだったろう。
私はアグネスタキオンには母系からくる距離の限界があったように思うのだが……。
それとも2頭がディープより先に「無敗の三冠馬」になっていたのか。



日本発の初めての「サンデーサイレンス系」という血統が世界に広がりそうだ。
これは競馬ファンの夢である。
デルタブルースもオーストラリアで血を拡げるといい。メルボルンカップを勝った馬だ。大切にされるだろう。


南アフリカの競馬場で出馬表を手にすると、父親の欄にFujikisekiとあるのだ。想うだけでいい気分になる。

「野望あります」──ペリエの本を読む

hon-peslier
 ペリエの本を読んだ。
 大好きな騎手なので楽しめた。ペリエを嫌いな人でも楽しめるかはわからない。まあ嫌いな人は手にしないか(笑)。

 私は彼を初来日以前からロンシャンで見て、すごい騎手だと思っていたから、日本で見られることはうれしかった。しかも短期免許で乗るのだ。
 外国の有名馬にJCで乗ってもたいしたことではない。そういう形の有名騎手はそれまでにも見ていた。最終レースの条件戦の日本馬に乗ったりするのだ。あのオリピエ~が。
 日本人ではペリエと呼ぶがフランスではオリビエと声がかかる。それがなぜか伸び気味でいい。オリビエ~。


 と書いて考えてみるに、私が日本で定期的に乗ってくれたらいいなと思った外国人騎手はペリエだけだった。あとはデットーリだが、これはJCで凄味を知ったひと。ルメールも同じ。ペリエは特別な存在になる。


 パントレセレブルの凱旋門賞も見ているから、理想の馬と言い切る彼の語り口には胸が熱くなった。


 シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ジャングルポケットという一流馬に関する話はもちろんだが、初めてグレードレースを勝たせてくれたワコーチカコの話などが微笑ましい。


 雨の日のダートレースは、顔に泥が当たって痛いのでイヤだ、というのも興味深かった。彼はダートレースは日本で初体験か?



 しかし残念ながら最も知りたいことには触れていない。たとえばそのひとつが「藤沢調教師との確執」である。昨年からまた藤沢厩舎の馬にも乗るようになったから「仲直り」したのだろう。そこに触れていないのは不自然だ。

 あれさえなかったらペリエはいまも関東が主戦場だった。もしもそうだったなら、どれほど関東の競馬が盛り上がったことか。いまも残念というか悔しいというか。
 それは専門紙やスポーツ紙にたまにのるデータを見ても一目瞭然だ。府中や中山の芝××メートルの連対率上位騎手、ここ10年、騎乗数××以上、のようなデータには、必ず武とペリエが登場する。関西の騎手なのに関東のその種のデータに登場する武もすごいが、出稼ぎ外国人騎手で載るペリエはもっとすごい。

 調教師との確執、日本競馬で戸惑ったこと、不満、そのへんのことから逃げていてはペリエ本の価値は半減する。最初に身元引受人になってくれた武邦彦と藤沢の名前が出てくるだけだ。それも名前だけ。人柄などには触れていない。避けているのが見え見えだ。
 伝え聞くところによると藤沢師とのもめ事はペリエのほうに問題があったそうだから、書けないのだろうか。


 ペリエファンの私には楽しい一冊だった。しかし読み終えて今、内容が物足りないという気持ちがふつふつと湧いてきている。
 極端な話、これは私でも書ける本だ。有馬記念がいかにすばらしい企劃、レースであるかという礼賛、ペリエコールをされたときの感動、日本の競馬ファン気質、凱旋門賞に対するフランス人の誇り、騎手としての栄誉、ets、彼になった気分で簡単に書ける。思い出の各馬の乗り心地など、彼しか知らないことを1時間もインタヴュウしておけば、あとはすいすいと書き上げられる。まさかそんなふうにしてゴーストライターが書き上げたとは思いたくない。
 楽しい本だが薄味だ。



 二月末に発売されていたと初めて知った。ペリエのブログで。
 ペリエのブログがあることも初めて知った。私は大相撲が大好きだけれど力士のブログに興味がない。同じく騎手のブログにも興味がないので読んだことがない。まさかペリエが日本語のブログをやっているとは知らなかった。誰が代理でやっているのだろう。もちろん日本のエージェントだろうが。


 いまは帰国しているので更新はないようだ。むしろフランスでの競馬の話を書き込んでくれたらうれしいのだけれど。



 おどろいたのは出版社が馬券本の東邦出版だったこと。
 あれだけの騎手だからもっとメジャなところだと思った。
 これはこの写真をAmazonからもらってくるときに気づいた。東邦出版とは思いもしなかった。
 あやしい馬券本を出している会社だったのに(今もだしているが)、淘汰の中を生き残り、こんな本まで出すようになったのだからたいしたものだ。すなおに敬意を表したい。



 ペリエは日本での騎手免許をもっと長期間認めて欲しいと言っている。
 長期間免許が降りるなら、春秋のヨーロッパ競馬のシーズンでも、一週だけ乗りにくるようなことも可能になろう。
 ペリエの来日が待ち遠しい。秋まで無理か。

プロフィール

moneslife

Author:moneslife
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。