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菊花賞──マジェスティハーツに森一馬騎手騎乗できず!に【追記】

《菊花賞──マジェスティハーツに森一馬騎手騎乗できず!》に、当日阪神競馬場に行っていた友人からの情報を追記しました。
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騎手の数、激減──30年前の半分

JRA、引退騎手復帰への条件緩和

来年度(14年3月1日~)のJRA騎手免許試験の要項に「引退騎手の再受験」に関する規定が明文化されることが9日、明らかになった。従来も引退騎手の受験は可能だったが、今回からキャリアなどを考慮した上で技術試験の免除など、条件を緩和して復帰への道筋を大きく広げる。3日に開かれた免許試験委員会で正式に決定した。

騎手不足に悩む現状を踏まえ、JRAが迅速に措置を取った。中央所属騎手は減少の一途をたどっており、9日現在で126人。30年前(247人)の約半数、10年前(166人)との比較でも大幅減となっている。今年1月20日には中山・京都の障害レースで騎手不足により2頭が出走取消を余儀なくされるという、珍事件も発生した。

近年はベテランだけでなく若手の引退→調教助手転身も多く、昨年引退した23人のうち8人が、まだ体力面に余力を残す20代(当時)だった。今後復帰へ意欲を示した場合に備え、JRAは引退騎手の再受験の規定を明文化する必要があると判断。8月上旬に公示される騎手免許試験要項に盛り込まれる運びとなった。

http://www.daily.co.jp/horse/2013/07/10/0006145286.shtml

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 JRAの騎手が減っているという事実には、いろんな意見があるだろう。
 減っているのを優勝劣敗の世界だから当然とするひともいれば、JRAの施策がわるいからこうなるのだと憤るひともいるだろう。

 私が感じたのは、30年前=1983年=昭和58年、ミスターシービー三冠の年、あのときには今の倍もいたのか……という感慨だった。 

 ただ、当時はまだ「持ち乗り制」もなかったし、騎手のほとんどは厩舎所属で、朝の稽古も担当していたはずだ。ほとんど勝ち鞍がなくてもそれで喰っていた騎手もいたはずである。いまその制度が出来て、勝ち鞍のすくない騎手が自ら引退して調教助手になる流れがある。最初から持ち乗り制の調教助手として所属するひとも、昔の騎手のようなもの、と考えれば、「総量」ではそんなに変らないのではないか。



 他人様の意見に異を唱えるつもりもないが、「外国人騎手をあんなに呼ぶからだ」という意見だけは否定する。
 外国人騎手の否定とは、大相撲における外人力士閉めだしのようなものだ。日本の国技だからと日本人だけの大相撲にするよりも、異国人がいたほうがおもしろい。そして現実に強い。横綱がモンゴル人ばかりだが、優勝劣敗の世界なのだから当然だ。

 この「優勝劣敗」こそが競馬の基本中の基本である。大相撲と同様に、現実に外国人騎手は成績を残している。そこに馬主や調教師がなびくのは当然であり、欧米の一流騎手が日本に遠征したのに、「外国人だからとよい馬を廻してもらえなかった」と嘆いたら、そっちのほうが問題だ。騎手の世界でのみそれを否定して「みんなで手を繋いで一緒にゴールイン」にするわけには行くまい。極端な話、日本人騎手がひとりもいなくなってしまったとしても(まさかそんなことは起きないが)、それはそれで「日本人は騎手という職業に向いてなかった」と諦めるしかない。 

 さてこれから、どんな流れになるのだろう。
 地方の騎手のJRA移籍も、私はとにかく内田と戸崎だった。ふたりとも移籍が叶ったいま、ひといきついている。あとはやはり今後の外国人騎手の問題か。 

ダービー予想──GⅠ連覇か武兄弟!?──福永、父に届けろ、ダービー優勝!?

桜花賞をデムーロ弟が、皐月賞をデムーロ兄が勝ち、日本競馬史上初の兄弟騎手によるGⅠ連覇が達成されたが、赳夫等とが、──バカATOK、でもそれだけマイナーなのか──武弟がオークスを勝ったから、武兄がダービーを勝つと、史上二組目の兄弟GⅠ連覇になるわけか。なるほど、キズナが1番人気なのは、それも関係あるのかな。

社台グループから干された武兄を応援してきたのは、メイショウの松本オーナーと、マエコウさんだった。 トレイルブレイザーでの遠征は記憶に新しい。キズナは正しくはマエシンさんだけど同じノースヒルズだ。そういやノーリーズンで菊花賞落馬なんてこともあった。
武兄でGⅠを3勝したのがファレノプシス。もちろんこれもノースヒルズ。キズナはその弟だ。武兄が5度目のダービーを勝つのか!?

武が勝つのか、福永の初めてのダービー制覇か。
ローエングリーンの仔ロゴタイプで照哉さん二冠達成か、デムーロ弟も兄に続いて日本ダービー騎手になるのか。
ウイリアムズのコディーノだったらヨコテン、気の毒だな。でも今回はこれはないと読む。

いよいよダービーだ。 



【追記】──史上初のGⅠ連覇は武兄弟が最初──5/31

完全に勘違いしていました。今回JRA関係者から指摘をいただくまで気づきませんでした。
「兄弟騎手クラシック連覇」はデムーロ兄弟が初ですが、「GⅠ連覇」なら、すでに2000年に、もう13年も前に、秋華賞をティコティコタックで武弟が、菊花賞をエアシャカールで武兄が制覇していました。

秋華賞が新設のGⅠであり、私は「牝馬三冠」というものに疑問なので、そのこともあったと思いますが、JRAの認定しているGⅠを兄弟騎手で連覇したのは武兄弟が最初です。お詫びして訂正します。

しかし、この件に関し、多くのかたとメールやツイッターDMでやりとりしていたのに、誰もが「デムーロ兄弟、すごすぎます」「こんなことがあっていいんでしょうか。感動です」なんてのばかりで、「あんなの武兄弟が13年前にやってます!」ってのがひとつもありませんでした。ティコティコタックは人気薄だったし、その後も活躍しなかったので、忘れられたGⅠ制覇だったのでしょう。

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以前ネットで入手したエピファネイアのいい写真をもういちど。そこにも書いたけど、とてもいい写真なので撮影者をきちんと書きたいけど不明なので書けない。残念。 しかしいい馬だなあ。母父スペシャルウィークを思い出す。

epiphania

春の天皇賞完敗記──負けてさわやか──ゴールドシップ敗れる!

 勝つのはゴールドシップと決めている。
 勝負事だから負けるかも知れない。
 でもそれはそれとスッキリ割りきれていた。

 断然の人気馬からだから、いかに馬券を絞るかだ。
 毎度やるような「3連単1着固定相手7頭42点勝負」なんてのでは元が取れない。
 当てること以上に、なんとしてもプラスにせねばならない天皇賞だ。

 結果、以下のような3連単フォーメーション12点勝負になった。

2013haruten


 ボックスなら11万馬券が当たってる(笑)。ボックスなら5連単馬券があっても当たってるんだけど、1着固定馬が5着で大ハズレ。
 ボックスは今はまず買わないから、それはあり得ないんだけど、いつものフォーメーション3-3-7の30点買いで、いやいや3-3-5の18点で簡単に取れた11万馬券だった。



 金がないとき、金を儲けようと意地汚い馬券を買ってハズれると惨めだ。己の醜さが全身に浮かんでくる気分になる。しかし今回は、「もしもゴールドシップが馬券から消えてくれたら大儲け、へっへっへ」という意地汚い買いかたをすれば的中していたことになる。そのことによって儲ける金には惹かれもするが、やはりここはこれでよかったのだろう。千円予定だったから110万は大きいが……。
 馬券は負けて悔いなしがいちばんだ。ずるずると引きずるのがいちばんよくない。
 悔いはない。オルフェーヴル、ジェンティルドンナと初対決する宝塚記念に向けて、ゴールドシップを応援する天皇賞だったからだ。

 好きな馬と好きな騎手で迷いなく勝負すると、負けても気分は晴れ晴れなのだと確認した春天だった。
2013haruten




2013harutenhaitou





 さて、明日からしばらく一日一食となる。厳しい連休となった。呑む酒もない。暦とは無関係な人生だから盆も正月も連休も関係ないんだけど。
 すこしお腹のあたりに贅肉もついてきたから、絶食にはちょうどいいか。 そうそう、肝臓のためにお酒をやめるのもきっといいことだろうし(泣)。

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 【追記】──東スポ、お見事!

 東スポの本紙舘林、馬匠渡辺が、フェノーメノ本命、ともに「3連単フォーメーション40点勝負」で、この11万馬券を的中していた。お見事! 拍手!

フジ競馬中継──吉田豊サンカルロのことを〝木刀〟後藤に質問する大島麻衣の無神経(笑)

フジの競馬番組は一応録画しているがレース部分しか見ない。当日は、見ると不快になるので発走まではラジオを聞いている。

ふと気まぐれで(とりあえず当たった餘裕もあって)3月24日、高松宮記念の録画を見てみた。
するとロードカナロア本命の大島麻衣が対抗に吉田豊のサンカルロをあげ、この馬についてゲストの後藤に質問していた。

〝木刀〟後藤の「吉田制裁事件」は競馬ファンなら誰でも知っている。私は後藤支持である。
興味のあるかたは調べてください。「後藤、吉田、木刀」でヒットすると思います。

後藤は当たり障りのないおとなの対応をしていた。「馬はいいけど、ちょっと鞍上がね」とか言って顔をしかめたほうがおもしろかったのに(笑)。机の下から隠しもっていた木刀を出すとか。



レギュラーになったときから案じていたとおり、大島は持ち前の頭の良さで暴走を始めているようだ。
この日もサンカルロを対抗馬にしたとき、「みなさんご存知かも知れないですけど、この馬は高松宮記念で2回2着になってるんです」なんて言っていた。大島以上に競馬を知らない人だと「えっ! そうなのか!」となるかも知れないが、この番組の視聴者にそんな人はどれぐらいいるだろう。理系の大学生に「九九は出来ますか」と問う小学生のようだ。

大島は頭がいい。勘もいい。でももっといいと、「ギャンブル番組では薄っぺらな知ったかぶりは反感を招く」と判るのだが。惜しい。半端な頭の良さは悲劇だ。

「ロンハー」で「かまとと」とか「腹黒」と言われているように、この番組でも「かまとと」を演じたほうが視聴者には受けるだろうに、なぜか「背伸び路線」をやっている。それを指摘してやるブレーンもいないのか。気の毒に。
もっとも「知ったかぶり」はMCのアナからしてそうだから、この番組の持ち味かな(笑)。



井崎大島のコーナーを省くだけで、もっともっと有意義な競馬情報が流せるだろうに。
ま、見ないからどうでもいい話。

伊藤工真6日間騎乗停止のパトロールビデオ──うまいへた以前の問題

馬上であんなに体を揺らして右ムチ叩きまくれば、馬は左によろけてゆく。
うまいへた以前に、この騎手、 Wii Fitでバランスについて学んだほうがいい。
こういうのは「騎乗停止」と同時に「再教育」をすべし。

1月12日、京都競馬10レース。

http://web-cache.stream.ne.jp/web/jra/onetag/subwindow.html?movie=rtmp://fms-jra.stream.co.jp/jra-fms/_definst_/mp4:jra_seiseki/2013/0112/201301080310p&ua=4&type=2&thum= 



ところでJRAはシステムを変えたのか、以前はレースビデオやパトロールビデオを、すぐにダウンロードできて見られたのに、あたらしいのになったら「Buffering」buffering
ばかりで、いつまでたっても見られない。改悪だ。
こういう明け方のようないちばんひとのいない時間でもそうなのだから、昼間だったらどんなにひどいことだろう。

マイルチャンピオンシップ完勝記──やってくれたぜ武豊! 実現した「武豊がそのうち見せてくれる武さんでなきゃ出来ないナニカ」

狙いが絞れたら、どうしようもない馬券下手でも当たる。今回がそれだった。
追う馬はサダムパテック。安田記念でも本命にした

騎手は武豊。「武豊がそのうち見せてくれる武さんでなきゃできないナニカ」なんてのも書いていた。
昨年、あの大震災の年、武豊、羽生、イチローという三代天才がみな挫折した。偉大な記録が途絶えた。

しかし今年になって、羽生はその強さを証明し、イチローも、移籍することによって輝きを取りもどしつつある。あとはもう武豊だけだ。勝っていない平地G1はマイルチャンピオンシップと朝日杯のみ。復活してくれ、ここで復活してくれ。

G1を勝つまで応援しようと思った馬と、なんとしても甦れと願う騎手が合体した。それが今年の、私のマイルチャンピオンシップ。その馬と騎手が勝った。これじゃいくら馬券下手でもハズれるはずがない。──いや、天才馬券下手は、こんなときにも相手を間違えて負けるものだが……。



サダムパテックの前売り単勝人気が異様に高かった。安田記念、天皇賞の成績と釣りあわない。武豊ファンの心情馬券である。連勝や3連単では低い。あくまでも単勝人気だ。サダムパテックも今の武豊も、それほどのものではない。当然の流れである。でも私は、単勝人気の高さでもうすでにうるうるしていた。
おれと同じ心情のひとが日本中にいっぱいいる。

勝負馬券はこれ。武豊サダムパテック1着固定3連単、相手6頭の30点勝負。
武豊が高らかに勝つとき、2着3着は、日本人の内田と福永、外国人騎手精鋭の4人。
こんなに迷わなかった馬券も珍しい。

image2158



武豊サダムパテックが1着で駈け抜けるのを見たら涙が滲んできた。2着と3着も買った馬だ。自分の馬券が当たったことも知っている。

しかしそこに涙も引っこむような情報。審議。しかも中心は武らしい。
フジテレビのMC始め、面々の神妙な顔は大事件を物語っていた。確定まで気が気でない。
でもビデオを見て安心した。あれはセーフだ。間もなく確定した。



3連単580倍、3連複92倍的中。
そう、いや、お恥ずかしい、私は万が一のことも考えて3連複も同じ目で買っていたのである。恥ずかしい。
このレースの真の勝利者は、「武豊サダムパテック単勝勝負」だけしたひとだ。そのひとと比べたら、私の馬券はかなりかっこわるい。たまたま当たったが、相手を間違えていたらハズれである。

milecs2012


とはいえまあ、武豊の相手は、日本人なら内田と福永、外国人騎手4名とした、その絞りは気に入っている。武、内田、スミヨンの順で決まった。

mile2012



馬券が当たるとささやかな自分お祝いにPC小物を買うことが多い。もうすぐゲーム機のWii-Uも出る。
ハードディスクが手一杯だ。買おうかな。WGの3tera。テレビ用にも2台欲しい。
今までそんなことをしたことはないけど、 それに「武豊マイルチャンピオンシップ勝利記念」と書こうか(笑)。
うれしい日曜日になった。


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【追記】── オグリキャップとバンブーメモリー

思えば23年前、1989年、武豊はバンブーメモリーで早々マイルチャンピオンシップを勝っているはずだった。
先行から一気に抜けだし、勝利を確定し、あとはゴールに飛びこむだけというバンブーメモリーを、ただ1頭追い詰める馬、ぐんぐんと差が縮まる。並んだ、並んだところがゴール。信じがたい脚はオグリキャップ。結果、ハナ差、交わしていた。
南井が泣いた。馬の根性に感激して、騎手が泣くシーンを初めて見た。

「オグリキャップは嫌いです。なに考えているかわからないから」
敗れた武は「笑っていいとも」に出演したさい、そんな形のラブコールを送った。

オグリキャップはマイルチャンピオンシップを勝ったあと、翌週のジャパンカップにも出る。
あのホーリックスを追い詰める脚。
あの日の府中は忘れ難い。2分22秒2というレコードの文字。
帰宅して、深夜に見たヴィデオ。大川アナが「オグリキャップがんばれ、オグリ、オグリ」と絶叫していた。

疲れがたまって敗れる有馬記念。

年が明け、そして実現する安田記念での武豊とオグリキャップの初コンビ。 
私には理想のコンビだったが、オグリファンには「笑っていいとも」を引用して、「嫌いだと言ったのになぜ乗る」と怒るひともいた。「あれはラブコールだ。なぜそれがわからないのか」と私は競馬雑誌誌上で武を弁護したものだった。

岡潤一郎の宝塚記念。阪神まで行って観戦した。佐橋オーナーと出くわした。2着に負けて悔しそうだった。

増沢の秋の惨敗。オグリは終ったと言われていた。
オーナーと話したとき、「笠松の安藤を乗せることはできないのですか」と問うた。
アンカツが乗ればオグリは甦ると信じていた。

そして武が乗ったラストラン。奇蹟の有馬記念。

天国のオグリも武のマイルチャンピオンシップ優勝を祝っていることだろう。
ほんとならもう23年前に勝っていたレースだ。 



【追記.2】──武豊の複雑な表情

ひさびさのG1勝利と声援に、ウイナーズサークルの武豊は複雑な表情をしていた。
勝利騎手インタビューはフジテレビでは間に合わず、私はJRAのサイトで見た。

強すぎて憎まれ不人気だった北の湖は、勝っても声援はなかった。負けると観客は大喜びだった。
晩年、勝って声援をもらったとき、自分の終りを知ったと言った。

武も、たかがマイルチャンピオンシップを勝った程度で観客に大感激されることには戸惑いを覚えたろう。
自分もそんな存在になってしまったのかと。

でもなあ武さん、そんな存在になっていたのだよ。 
いつもリーディングのトップにいたのに、今なんて17位、53勝。トップの浜中120勝の半分もない。浜中の上に150勝のあんたがいるはずだった。同期の蛯名も先輩の横山もあんたよりもずっと勝っている。
誇り高いあんたは不愉快だったろうけど、それがあんたの今のポジションなんだ。
これを機会にまた憎まれるぐらいの巧さを見せてくれ。

マウントシャスタ失格──岩田の騎乗停止が4日なのはへん!?

 最後の直線で岩田康誠騎乗のマウントシャスタが内側に斜行、シゲルスダチの走行を妨害し、6位入線したが失格となった。岩田騎手は12日から20日まで開催日4日間の騎乗停止処分を科された。

 シゲルスダチは転倒し、落馬した後藤浩輝騎手は頸椎捻挫のため、第12レースは他の騎手に乗り替わった。

 日本中央競馬会(JRA)によると、1991年の降着制度導入後、G1レースでの失格は初めて。同制度導入前には88年有馬記念で進路を妨害したスーパークリークが失格になった例がある。(スポニチ)

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 まずは後藤のケガが深刻ではないようなので安心した。早く治して復帰して欲しい。 

 岩田はオークスは乗れないがダービーは乗れる。 
 私は猿踊りが好きだし、馬と騎手のコンビは継続して欲しいと思う方だ。テンポイントと鹿戸のように。
 だからディープブリランテも岩田で来ているのだから岩田でダービーに出て欲しかった。
 それが叶うのだから、そのことはそれでいいのだが……。



 いつまでこんな不透明な裁定をするのだろう。 

1991年の降着制度導入後、G1レースでの失格は初めて

 という重い処分をしたのなら、騎乗停止もそれに匹敵するものにならねばならない。
 一貫性がない。基準がない。

 私は岩田がダービーに出られること、いやダービーに限らず、その周囲のレースに彼が騎乗することを好ましく思う。本命馬に乗ればたのもしいし、常に人気になるから、穴を狙うなら消す手もある。彼がいるだけで競馬はもりあがる。

 しかしそういう「好み」とはべつに、 ファンが納得する騎乗停止の基準は必要だろう。



 ミスターシービーのダービーやトールポピーのオークスのいいかげんさから、なにも変っていない。

 ここにも書いた、横山やデムーロの4日と、岩田の4日は同じなのか。
 じゃあ失格ってなんなんだ。万引と強盗傷害の罪が同じようなものだ。
 
 これだけの大金が動いているんだから、まずは裁決委員の名を毎週公表すべきだ。
 今週の裁決を担当するのは、こういうひとです、と。 
 裁判長の名前を隠した裁判はないでしょう。 

ルーラーシップ圧勝! かっこいいぞリスポリ!──香港のカメラワークの見事さ

第38回クイーンエリザベスIIC(29日、香港・シャティン競馬場、GI、3歳上、芝2000メートル、1着賞金798万香港ドル=約8778万円、出走13頭)
日本から参戦したルーラーシップ(牡5歳、栗東・角居勝彦厩舎)が3番手追走から直線早々と抜け出し、3馬身3/4差の圧勝劇。
香港の地でGI初制覇を成し遂げた。勝ちタイム2分2秒38。(サンスポ)

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rulership

 完全にもう「ルーラーシップと、その他大勢」というレース。ものがちがう、格が違う。

rulership2

 リスポリ、ゴール前から派手なガッツポーズ。

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 これ、ゴールのまだ10メートルぐらい手前。もうたちあがってこんなポーズ。それほどの完勝。
 リスポリはこれでルーラーシップで2戦2勝。これからもずっと乗ってくれないかな。



 全馬を置き去りにして、1頭だけ次元のちがう競馬。
 実況の最後にアナが叫ぶ、unbelievable! 

 こういうとき、英語は決まるな。

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 これ、2着争いの瞬間。すでにルーラーシップは左にフレームアウトしている。
 他馬は実力拮抗。ルーラーシップだけが別格。


 動画はこちら。これまた最高にいい映像。



 私の言う「日本の競馬中継のカメラワークはおかしい」を念頭において見て欲しい。直線、じつに見事に「全馬の流れ」を映すようにしていて、日本のような無意味なことはしない。日本だったら抜けだしたルーラーシップのアップになる。香港はそんなことはしない。いやイギリスもフランスもアメリカもドバイもしない。日本のテレビ局だけだ。いやいや、ターフビジョンでもそれをやるから、日本の競馬の映像を映すひとは、みな同じこのビョーキに罹っているのだろう。

 このレースはルーラーシップの圧勝が早々と確定し、興味は2着争いに絞られた。それもファンが納得するように、見やすい角度で後続の馬を撮っている。

 JRAサイトの、今日の「天皇賞の直線映像」と比べると一目瞭然。こういう諸外国のよい手本があるのに、かたくなにバカのひとつ覚えの映像を流す日本のテレビ人はなにを考えているのだろう。いやなにも考えていないのか。

 ルーラーシップの完勝。そして美しい映像。すばらしい。オルフェは味噌をつけたが香港で大器が開花した。

あの程度でデムーロ4日間騎乗停止、なのに池添オルフェーヴルお咎めなし!?

私は中山5レースでデムーロが騎乗停止になったレースを見ていなかった。
柏木集保さんが疑問を呈していると知ってJRAのサイトでパトロールフィルムを見た。

なんてことはないレースだった。
ミルコの馬が前を走っていた。外にふくれた。
後ろにいたヨシトミの馬が、おどろいたように、それで大きく外に逸走した。
ミルコは気づいたらしく、何かあったのかと振り返っている。

3歳の未勝利戦。
ヨシトミの馬はこれが3戦目。前2戦とも二桁着順。能力も低いのだろうが、この逸走を見るとかなり憶病なのだろう。
ミルコの馬は9着で入線。ヨシトミの馬は13着で入線。ミルコ降着でヨシトミの下に行く。結果はヨシトミ12着、ミルコ13着。
こんなもので4日間、実質二週間の騎乗停止ではたまったものではない。
以前書いた「横山と田辺」に似ている。

《2011年12月18日  中山10Rで横山典が騎乗したヒラボクマジックは4コーナーで外側に斜行、オリエンタルジェイの走行を妨害(田辺は落馬)したため、1位入線後に失格となった。》

あれも横山にはなんの責任もなかった。なのに騎乗停止。田辺が落馬したから、そうしたのだろうが、不可解。



一方、池添オルフェーヴルは、後ろから来て、何頭も抜きさり、藤田ヒルノダムールの前を斜行で横切っている。 突如後ろから来た馬に目の前を横切られ、藤田は手綱を引いて馬を御し、自分も立ちあがりかけている。
デムーロと池添の、どちらがラフプレーかは言うまでもない。なのにこちらはお咎めなし。無茶苦茶である。

柏木さんは「ヒルノダムール陣営はもう脚がなかったから抗議しなかったのだろう」としている。たしかにあの斜行がなくても、ヒルノダムールはギュスターブクライを抜けるところまではゆかなかったかも知れない。
しかしそのこととラフプレーを問う姿勢は別である。そもそも裁決は「抗議されたからする、しない」ではあるまい。



私は、ミルコは何万円かの過怠金が妥当と思う。本当はそれも必要ないと思うが、ヨシトミの馬があれだけ大きく動いたから、「後方不注意」ということで、それぐらい形だけでもせねばならないだろう。横山の場合もそれで十分だった。まったくこのふたつの例には納得できない。馬上で後方に注意してレースはできない。

池添オルフェーブルは、4着降着だ。
あれが許されるなら「ブエナビスタのJC降着は何なのだ!」となる。ヒルノダムールに1着になるほどの脚がなかったというなら、ローズキングダムだってブエナを交わせる脚などなかった。

昨日書いたように、私はオルフェーヴルの熱心なファンではないが、それでも一度レースをやめたような状態から再び加速を始めたときは、両手をあわせ、よし、いいぞ、がんばれ、そこから勝て、と応援した。1着になれなかったのは残念だが、2着にまで追いあげてきたオルフェーヴルの底力に酔った。そしてまた、稀に見る個性派誕生をおもしろく思った。

しかし、そういうレースへの感想や感情と裁決はまた別である。裁決は、感情とは別にクールに、別次元で存在しなければならない。
オルフェーヴルは4着降着が適切であり、デムーロの4日間騎乗停止は明らかに誤りである。



私はこういうことに興味がない。
すべては博奕であり、読みに入れねばならない。
阪神大賞典のあの場面を見て、 「たいへんだ、オルフェーヴルが失格になる」と心配するファンよりも、「だいじょうぶだよ、JRAが失格にするはずがない」と読む人のほうが状況を掴んでいるギャンブラーだ。的中した馬券に払い戻してくれれはそれでいい。それがあるかぎり競馬に八百長はない。「オルフェーヴルは失格にならない」と読むのもまた競馬なのだ。

だからこんなことになど触れたくないのだが、いくらなんでもひどすぎる。一貫性がない。
私のような興味のないのでもこんなに不愉快になるのだから、前々からこの種の問題に不満を持っていた人は怒り心頭だろう。
こんないいかげんなことをしていたら確実にファンは離れて行く。
しみじみ呆れた。
ミルコもあんなことで二週間もやることがなくなり、途方に暮れているだろう。 

いったいどんなヤツが裁決をしているのだ。
いくつもの問題となるレースを起こしておきながら、いっこうに改善されないのはどういうことなのだ。

ますます馬券をやる気が失せてきた。

ミルコ・デムーロ、来日!──グランデッツァに騎乗

今日3月17日から一ヵ月間デムーロ兄がいる。それだけでうれしい。
早速今日も魅せてくれた。 

今回の来日初騎乗の1レースを1番人気でしっかり勝つ。
7レースは1番人気で3着だったが、なんとか3着には来てくれた。
9レースは7番人気で勝つ。

阪神10レースなにわステークスで、11番人気のキングオブヘイローを先行させ、2着に粘った技術は圧巻。 
2.11.7番人気で決まった波瀾なのに、3連単がたった8万円なのは、単勝はともかく3着以内にはとデムーロを抑えていたひとが多かったからだろう。 

皐月賞までデムーロとピンナがいる。好きな私は最高。外人騎手を嫌いなひとは最悪か。 
あとふたりぐらい常連のうまい外人騎手がいてくれるといいのだが、その予定はないのか。

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【追記】 23:25

でも、そうか、秋山はグランデッツァを乗り代わられたんだ。これでクラシックに行くと意気込んでいたから気の毒な気もする。でも本来なら4戦全勝の馬でもあったろうし、しかたない、というか馬主からしたら当然か。
デムーロがグランデッツァでどんなレースをするのか注目だ。アルフレードも松岡がどう乗るのか。マイネルロブストの武もいるし。スプリングステークスは騎手を注目して観戦しよう。

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チューリップ賞、ハナズゴール快勝!──デムーロ弟の好騎乗

私は外国人騎手が大好きだ。
外国からの遠征馬は好きではない。日本で初めてのレースは読みようがないからだ。だからJCや安田記念等で外国馬が絡むレースはほとんどハズレになる。おさえはするが軸にしたことはない。

その点外国人騎手はいい。よく知っている日本馬に乗るからだ。そして見事に結果を出す。
きらいなひともいるようだが、今日のチューリップ賞などデムーロ弟でなければ勝てまい。
いや馬も十分強いのだが。父オレハマッテルゼってのがいい。

今日も岩田の猿踊りが目立っていた。



馬主のマイケル・タバートさんてのはどんなひとなのだろう。
税理士事務所を経営している日本在住のひととまでは判ったが。

日本在住だと外国籍でも馬主になれるんだっけ?

在日朝鮮人で帰化してなくてなっているひともいるから国籍は関係ないのか。
よくわからん。 



デムーロ弟はもうすぐ帰っちゃうだよね。3月16日までか。残念。
桜花賞、ハナズゴールに乗って欲しいのに。

武豊、24年連続GⅠ制覇、ならず──2011年という年

イチローの200本安打記録が10年で途絶えた。
羽生善治の王座戦連覇記録が19年で途絶えた。
武豊のGⅠ連続制覇も23年で途絶えた。 

ビンラディンが殺された。
カダフィが殺された。
金正日が死んだ。

3.11の大震災。

いろいろあった。
激動の一年だった。
忘れられない年になった。

競馬騎手のプリンスの結婚式 2011年12月19日

浪曲師であり歌手の菊地まどか(33)が、今日19日に都内のホテルで行われる競馬騎手のプリンス三浦皇成(22)とタレントほしのあき(34)の結婚披露宴で、長編歌謡浪曲「嫁ぐ日」を熱唱する。菊地オリジナルの同曲は本来13分30秒の大作だが、披露宴では、歌詞の一部を替えた7分バージョンで披露される。(日刊スポーツ)

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誰がプリンスと決めたんだ。認めないぞ、そんなの。

12月18日終了現在、三浦66勝、武62勝、武豊よ、なんとか逆転できないか!

武豊、レッドデイヴィスで有馬記念へ!──続くか、24年連続GⅠ制覇!?

武豊騎手が24年連続JRA・G1制覇に望みをつないだ。18日、有馬記念に出走するレッドデイヴィス(せん3、音無)とのコンビが決定。当初騎乗予定だった安藤勝騎手が、横山典騎手の騎乗停止に伴いペルーサに乗ることになったため、急きょ手綱が回ってきた。

「有馬記念に乗れるのはうれしい。騎手なら誰でも1年の最後に、あの場所にいたいと思うんじゃないかな。どんな馬なのか、今週の調教に乗って感触をつかむつもり。オルフェーヴルを負かしたぐらいだから力はあると思うし楽しみ」と胸を躍らせた。年初のシンザン記念でオルフェーヴルに勝ち、休み明けの前走鳴尾記念を快勝。人気の1頭で88年から途切れていない記録に挑む。 
[2011年12月18日18時18分]ニッカンスポーツ


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横山典弘が騎乗停止でペルーサに乗れなくなり、それにアンカツが乗る、となった。袖にされたレッドデイヴィスの鞍上が未定と競馬番組でやっていたので武になれと願っていたらいま決まったとの速報。これはうれしい。

もしもこれで武が勝ってGⅠ連覇記録が24年に伸びたなんてことになったらもうたいへん(笑)。
これがたとえばトレイルブレイザーのような、ふつうのいい馬だったらさほど興奮はしない。出られてよかったなあ、ぐらいで。でも、セン馬である。私が初めてそれを意識したのは昭和59年のJCでルドルフに先着したイギリスのベットタイムだった。その凄味はJCを連続優勝したレガシーワールドとマーベラスクラウンで承知している。 気が荒くて競馬が出来ず玉を抜かれた馬なのだ。レッドデイヴィスとレガシーワールドがかぶる。レガシーは有馬でも2着に来た。全メンバーの中で、引退の花道のブエナビスタと三冠馬オルフェーヴルを負かしても、誰もが納得する馬はこの馬しかいないだろう。サンスポの佐藤洋一郎さんは本命にするか(笑)。

いやはや土壇場でまたおもしろくなってきた。

上村とアドマイヤコスモスが出ていたら、もっと楽しめたのに。まあいいか、来年たっぷり連勝記録を伸ばしてからでも。

騎手話──福永と増沢

 私はいつも競馬を馬で語ってきた。騎手に興味はなかった。それでも福永洋一だけは意識した、させられた。人気のない馬をもってくるのだ。あのひとだけは特別だった。エリモジョージやカンパーリのころだ。


 時が流れ、騎手ブームになり、いつしか私も馬券検討要素に騎手を考えるようになっていた。だからこそ騎手になんの興味もなかった時代、それでも意識せざるを得なかった福永洋一の特別さを思う。
 武邦も杉本さん命名で"名人"と呼ばれていたが、騎手に興味のない関東の競馬ファンの私には関西の一騎手に過ぎなかった。完全な東高西低の時代、関東は関西を目下に見ていた。そんな中、関東の競馬マスコミも福永の騎乗馬だけは無視できなかった。騎手に興味がなかったからこそ強烈な印象がある。



 騎手に興味がなく、詳しい知識もなく、よって意見もないのだが、ひとつだけ当時から「これはよくない」と思っていたことがある。増沢の最多勝記録だ。JRA初の2000勝ジョッキーである。
 今の時期、地元福島で固め打ちをし、毎年100勝をあげていた。今とは時代が違う。100勝はすごいことだった。彼が福島で逃げ馬に乗り、「来るな!」と言えば、誰も競って行けないと言われていた。地元馬主の馬に増沢が乗るとき、たいしたことのない馬でも単勝は100円台になり、誰もケンカに行かず、増沢はきっちり勝った。私が中央の夏競馬に興味がなく南関東に走ったのは増沢のせいもある。



 それはそれでひとの生きかただ。だがそんな形で量産される勝ち星が「JRA史上初の2000勝」と賞讃されることは疑問だった。


 いまの私だったら「頭が決まっているのだから楽だ」と、このようなつまらない競馬に、嬉々として参戦した可能性は高い。でも当時は純粋だ。そんな政治的なかけひきのある競馬には興味がなかった。そもそも「地元馬主」で人気になること、そしてきっちり勝つことは、当時の私には胡散臭いものだった。競馬新聞の情報覧には太字で「地元馬主」と入るのが恒例だった。



 中央騎手の最多勝は岡部がとり、やがて武が抜いた。正常な記録である。
 最多勝ジョッキーではなくなったが、増沢も晩年にダイナガリバーでダービー2勝目をあげ、いまも「最年長ダービージョッキー」である。めでたしめでたし。


 福永が元気だったら。
 未練はそれだけである。

「ラジオNIKKEI賞」感想──うまいなあ、内田!

 金子さんの勝負服のノットアローン圧勝の形だった。エビナの騎乗に問題はない。見事な仕掛け、抜けだしだった。例年なら勝っていたろう。
 だが今年から中央には内田がいる。内田のレオマイスターが追いこんで来る。見事に掴まえる。交わしてゴール。内田の腕だ。テン乗りなのに。惚れ惚れする。エビナは重賞勝利をひとつ損したがしかたない。腕の差だ。



 関西と比すと関東の騎手はつまらない。GⅠの前日、武やアンカツ、岩田がこちらで騎乗してくれると、それだけでもうはしゃいだものだった。そこに福永や藤田が加わったらもうたまらない。
 騎手が揃うと競馬がおもしろい。そもそもこの「騎乗してくれる」という下手に出た言いかたに関東ファンのせつない気分がよく出ている。



 期待通り、内田が入っただけで関東も一気に充実した。たったひとりの参加でこんなにも違うものか。
 あとは今日31勝目を挙げてGⅠ騎乗資格を得た新人・三浦皇成がどこまで成長してくるかだ。昨日の30勝目は20勝目に続いて史上最速。時代の区切り的にも、武豊の年齢を考えると次の天才が出て来る時期である。果たして今年、武の新人最多勝記録を塗りかえられるか。
 形の上では十九の三浦と三十七の内田は"同期生"になる。
 ふたりが刺激を与えれば武も活性化するだろう。

 そして岩田とアンカツの存在。
 JRAが地方騎手に門戸開放した価値はおおきい。岩田とアンカツがいなかったら、ここ数年のGⅠ戦線はどうなっていたことか。

 内田がいてくれるだけで関東は楽しい。
 あとはアンミツの奮起を願うのみ。

宝塚記念感想──内田GⅠ制覇、インティライミ不利、ロック故障

*内田がエイシンデピュティをもたせた。あれが腕だ。中央の騎手となって初めてのGⅠ制覇。しかもテン乗り。あんな乗りにくい馬を、たいしたもんだ。
 いま、あらためて全成績を見てみたが、とても宝塚記念を勝つような道を歩んでいない。ダートの短距離馬と思われていたようだ。関係者が適性を見ぬけなかったのだろう。よくぞここまで出世した。これまたたいしたもんだ。


*「内田がもたせた」と矛盾するが、「サムソンが届かなかった」のも事実。あれがあの馬なのだろう。オペラオーとはそこがちがう。天皇賞・春も勝っていたレースだ。なのにもういちどアドマイヤジュピタに差し返されている。武の責任ではない。これであの厩舎、まだ未勝利か。


 武豊があんなに鞭を入れるのもひさしぶりに見た。なりふりかまわず振るっていた。勝ちたかったのだろう。勝たねばならないと思っていたのだろう。しごいてしごいて持たせようとする内田、叩きまくって追いこんできた武。名勝負である。インティライミの上で佐藤が立ち上がるあの場面さえなかったら。


*インティライミは惜しかった。直線の攻防のあそこで立ち上がるほどの不利。あれがなければ勝ったのはこの馬だったろう。あの脚いろなら突きぬけていた。


*ところで、私は佐藤哲三騎手が好きだった。なんというか、ああいう男前ではない騎手の地味な根性が好きである。石橋とか。
 タップダンスシチーでJCを制覇したときの、「ひとも馬も地味ですが、これからもよろしくお願いします」という挨拶はなかなかの名台詞だった。実際ひとも馬も地味だから(笑)。


 ところが、その佐藤のよくない態度が話題になっていた。{Youtube}のURLが載っていたので行ってみる。すると、アナの質問を、コバカにしているというか、なにを聞かれてもはぐらかすというか、とんでもなく態度の悪い佐藤がいた。おどろいた。あきれた。


 こういう場合考えられるのは、佐藤がそのアナを嫌いなことである。思わず好き嫌いの感情が出てしまった場合だ。しかしそのアナは誠実だった。木で鼻を括ったような応対をする佐藤に、話を途切れさせないよう、一生懸命話を継いでゆく。しかし佐藤が話の腰を折る。はぐらかす。いやなヤツだと思った。私の好きな木訥で地味かっこいい佐藤哲三というのはこんな男だったのかと不快になった。


 どういう裏事情があったのかは知らない。しかしどんな理由があれ、佐藤のあの態度は勝利騎手インタヴュウとして誉められたものではない。誰か注意してやるひとがいたらいいのだが。
 もしもいまここを読んでいて、佐藤のこのインタヴュウを見たことのない人がいたら、ぜひ{Youtube}で探して欲しい。確実にまだあるだろう。


 調べたところ、2007年の京都大賞典の勝利騎手インタヴュウのようです。勝ち馬はインティライミ。


http://jp.youtube.com/watch?v=aQ4VU0SKvlE


 私はなぜこのインタヴュウを知らなかったのだろうと思ったら、これは昨年の府中の毎日王冠の日。府中に出掛けていて留守録していなかったからでした。


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*佐藤の好き嫌いはともかく、インティライミは惜しかった。弱いと言われてきたディープ世代だが、今回は1、3着を占めたことになる。
 ダービーで、ディープさえいなかったら立派な時計でダービー馬になっていたはずのインティライミ。
 そのダービーの前日の土曜、中京のダート1000メートルを勝って、やっと未勝利を脱出したエイシンデピュティ。
 ここにきて立場は逆転した。


*しかしまあ最強のはずの4歳の弱いこと。アルナスラインのメトロポリタンステークスを見たときは、やっとこの世代からも男馬のスターが出て来たかと思ったものだったが……。

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ニュージーランドTのアンカツ

土曜日なのに武とアンカツが関東に来てくれる。
和田も来る。このごろ和田は関東にけっこう来る。いいことだ。
藤田はほぼ関東で土曜も関東。定住しろ。


こちらも今年は内田が加わっている。騎手的には豪華な土曜日となった。


残念なのは後藤が阪神牝馬Sに乗りに関西に行ってしまったことだ。関東のエースだから、ぜひとも武とアンカツを迎え撃って欲しかった。


関東に来た武、関西に行った後藤、メインのダノンゴーゴー、ブルーメンブラットは勝負掛かりだろうが、それ以外にも乗り馬が用意されている。当然だ、東西のトップジョッキーなのだから。


ところがところがアンカツは乗鞍がない。


単なるエージェントのミスなのか!?


とにかく土曜日にわざわざ関東まで乗りに来て、日曜は桜花賞のためにとんぼ返りするアンカツが、NZTのアサクサダンディしか乗らないのである。


これは勝負だろう。


ここから行く。
ゴスホークケンはあっさりNHKマイルを勝つほどの実力馬だが、調整途上のここで消えたら馬券はうまい。


勝負である。

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「野望あります」──ペリエの本を読む

hon-peslier
 ペリエの本を読んだ。
 大好きな騎手なので楽しめた。ペリエを嫌いな人でも楽しめるかはわからない。まあ嫌いな人は手にしないか(笑)。

 私は彼を初来日以前からロンシャンで見て、すごい騎手だと思っていたから、日本で見られることはうれしかった。しかも短期免許で乗るのだ。
 外国の有名馬にJCで乗ってもたいしたことではない。そういう形の有名騎手はそれまでにも見ていた。最終レースの条件戦の日本馬に乗ったりするのだ。あのオリピエ~が。
 日本人ではペリエと呼ぶがフランスではオリビエと声がかかる。それがなぜか伸び気味でいい。オリビエ~。


 と書いて考えてみるに、私が日本で定期的に乗ってくれたらいいなと思った外国人騎手はペリエだけだった。あとはデットーリだが、これはJCで凄味を知ったひと。ルメールも同じ。ペリエは特別な存在になる。


 パントレセレブルの凱旋門賞も見ているから、理想の馬と言い切る彼の語り口には胸が熱くなった。


 シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ジャングルポケットという一流馬に関する話はもちろんだが、初めてグレードレースを勝たせてくれたワコーチカコの話などが微笑ましい。


 雨の日のダートレースは、顔に泥が当たって痛いのでイヤだ、というのも興味深かった。彼はダートレースは日本で初体験か?



 しかし残念ながら最も知りたいことには触れていない。たとえばそのひとつが「藤沢調教師との確執」である。昨年からまた藤沢厩舎の馬にも乗るようになったから「仲直り」したのだろう。そこに触れていないのは不自然だ。

 あれさえなかったらペリエはいまも関東が主戦場だった。もしもそうだったなら、どれほど関東の競馬が盛り上がったことか。いまも残念というか悔しいというか。
 それは専門紙やスポーツ紙にたまにのるデータを見ても一目瞭然だ。府中や中山の芝××メートルの連対率上位騎手、ここ10年、騎乗数××以上、のようなデータには、必ず武とペリエが登場する。関西の騎手なのに関東のその種のデータに登場する武もすごいが、出稼ぎ外国人騎手で載るペリエはもっとすごい。

 調教師との確執、日本競馬で戸惑ったこと、不満、そのへんのことから逃げていてはペリエ本の価値は半減する。最初に身元引受人になってくれた武邦彦と藤沢の名前が出てくるだけだ。それも名前だけ。人柄などには触れていない。避けているのが見え見えだ。
 伝え聞くところによると藤沢師とのもめ事はペリエのほうに問題があったそうだから、書けないのだろうか。


 ペリエファンの私には楽しい一冊だった。しかし読み終えて今、内容が物足りないという気持ちがふつふつと湧いてきている。
 極端な話、これは私でも書ける本だ。有馬記念がいかにすばらしい企劃、レースであるかという礼賛、ペリエコールをされたときの感動、日本の競馬ファン気質、凱旋門賞に対するフランス人の誇り、騎手としての栄誉、ets、彼になった気分で簡単に書ける。思い出の各馬の乗り心地など、彼しか知らないことを1時間もインタヴュウしておけば、あとはすいすいと書き上げられる。まさかそんなふうにしてゴーストライターが書き上げたとは思いたくない。
 楽しい本だが薄味だ。



 二月末に発売されていたと初めて知った。ペリエのブログで。
 ペリエのブログがあることも初めて知った。私は大相撲が大好きだけれど力士のブログに興味がない。同じく騎手のブログにも興味がないので読んだことがない。まさかペリエが日本語のブログをやっているとは知らなかった。誰が代理でやっているのだろう。もちろん日本のエージェントだろうが。


 いまは帰国しているので更新はないようだ。むしろフランスでの競馬の話を書き込んでくれたらうれしいのだけれど。



 おどろいたのは出版社が馬券本の東邦出版だったこと。
 あれだけの騎手だからもっとメジャなところだと思った。
 これはこの写真をAmazonからもらってくるときに気づいた。東邦出版とは思いもしなかった。
 あやしい馬券本を出している会社だったのに(今もだしているが)、淘汰の中を生き残り、こんな本まで出すようになったのだからたいしたものだ。すなおに敬意を表したい。



 ペリエは日本での騎手免許をもっと長期間認めて欲しいと言っている。
 長期間免許が降りるなら、春秋のヨーロッパ競馬のシーズンでも、一週だけ乗りにくるようなことも可能になろう。
 ペリエの来日が待ち遠しい。秋まで無理か。

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