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阪急杯惜敗記──ルメール騎乗停止でオリービンが太宰に

 中山記念は頭数もすくなく、見るレースとして阪急杯で勝負。
 こんな形の3連単フォーメーション42点買い。

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 自信があった。勝つのは武コパノリチャードかミルコダイワマッジョーレかルメールオリービン。みな人気馬だが3着に人気薄のローブティサージュでも飛びこんでくれば10万馬券になる。トリガミ名人としてはトリガミがないのがありがたい。60倍で決まるならそれはそれでいい。JRA所属となったミルコとルメールを祝うレースだ。



 昼前、〝博打屋〟梶山徹夫さんのブログで「ルメール騎乗停止」と見かけた。意味が解らん。なにがあったのだ。急いで調べて事情を知る。調整ルームで携帯電話を使ったらしい。油断したか。「開催日前日から調整ルームに缶詰め」なんて制度は日本だけだ。ルメールが乗らないなら私の予想は最初からやり直しになる。調教絶好調のオリービンに関して、誕生日が同じなのでかってに親近感をもっている橋口調教師が「ルメールさんが乗ってくれるから心強い」とコメントしていた。そう、あくまでもこの馬はルメールあってのものだ。だからこその人気だ。

 誰に乗り代ったのかと調べて太宰と知る。なら「3頭軸フォーメーション」のオリービンは、2番人気のミッキーアイルに変更しよう。オリービンに思い入れはない。ミッキーアイルにはある。太宰よりも浜中だ。変更せねば、と思う。10時50分。



 昼前から、将棋番組を見ながら日本酒をちびちびやっていた。「森内対深浦」の名勝負に酔う。竜王名人を失った森内にNHK杯戦を制して欲しい。
 そのあと、ほんのり気持ちよくなり、毎朝3時起きもあり、14時から15時までうとうとしてしまった。ここのところ馬券は午前中に買ってしまう。こんな時間になったのはひさしぶりだ。
 急いでPCに向かう。電源は入れたまま。IPATは朝から開いたままになっている。時刻は15時17分。焦る。



 調教が絶好調のオリービンは、ルメール人気もあり午前中は単勝10倍を切るかというオッズだった。それが16倍まで落ちていた。逆に1番人気の武コパノリチャードは、2.8倍が1.9倍になっていた。勝つのはこれで決まりか。コパノリチャード1着固定の3連単に組みかえるか。

 いや、ルメール騎乗停止を知ったときに思ったように、「コパノリチャード、ダイワマッジョーレ、オリービン3頭軸」のオリービンをミッキーアイルに変えたフォーメーションで勝負しよう。コパノリチャード断然人気だからこそ、ミルコとルメールの腕に期待しよう。このフォーメーションならコパノリチャード沈没でも楽しめる。

 いやいや、そのルメールはいないのだった。太宰なのだ。浜中ミッキーアイルにしてフォーメーションを組みかえないと。

 そのとき魔が差した。「太宰が意地を見せるのではないか」と。



 馬は絶好調なのだ。しかしルメール騎乗停止により人気は落ちている。それは太宰だって気づいているだろう。なら意地を見せるのではないか。日本人騎手太宰が意地を見せて3着以内に突っこんできて、「変える必要はなかった。最初のフォーメーションでよかった」になるのではないか。

 そもそも梶山さんのブログを読んで偶然知った情報なのだ。ここのところ馬券は午前中に買ってしまう。今日はたまたま遅れただけで、いつもなら午前中にルメール騎乗停止を知らずに買っていた馬券だ。ここは「知らなかった。知ったら変えていた。知らなくてよかった。当たってよかった」になるのではないか。

 太宰騎手に思い入れはない。馬券を当てた思い出もない。単勝16倍7番人気まで落ちたオッズを見ながら、「変更せず、このままで行ってみよう」と結論した。私は、しみじみと馬券運のない男である。ああしたら、こうなる。こうしたら、ああなる。必ず逆になる。だからここで「ルメールじゃないからオリービン軽視」にしたら、見事にオリービンが馬券に絡み、「ああ、変えなきゃよかった」になるのではないか。そんなことばかりしてきた。だからここは、乗り代わりを知っているけど、「いやあ知らずにそのまま買っちゃったよ。そしたら当たってね(笑)」がいいのではないか。この辺、酒を飲み、うとうとしたあとなので、すこし朦朧としたままの決断だった。今も思う。素面だったら、うとうとしなかったら、どんな決断だったろうと。15時21分だった。



 寝惚けていたこともあり、「ダイワマッジョーレ、ミッキーアイル、ローブティサージュ」で決まったとき、一瞬「当たった!」と思ってしまった。「3着にしっかりローブティサージュをいれてるもんね」。

 PCに駈けより、「太宰の意地」にかけてミッキーアイルに変更しなかったことを思い出す。変えてりゃよかった。「太宰の意地」なんて存在しなかった。「JRA所属ルメール応援」で買った馬券だ。ならルメールが乗らないなら、とっととミッキーアイルに変更すべきだった。23万馬券を500円的中するチャンスを逃した。いたい。チャンスの後頭部は禿げていて掴めなかった。逃した魚は大きい。自慢にならないが、負け慣れているので、馬券がハズれてもそんなにくやしくいない。しかし今回はさすがに悔しかった。しかしまたこれも「ああすれば、こうなる、こうすればああなる」という馬券運のない男の話ではある。次回、このようなことが起きたとき、私はきっと変更する。そうすると、「変更しなきゃ当たっていたのに」になる。わかってる。今までの馬券人生がみなそうだった。だから今回も本当は「惜敗」なんかじゃなく「完敗」なのだろう。私が軸の1頭をオリービンからミッキーアイルに変えていたら、2着はオリービンだったかもしれない。私はそんな運を背負っている。でも毎度言うが、だからこそ海外で危険な目に遭っても死なずに生きてきた。病気ケガとも無縁でいられる。馬券運のわるさが私のマイナス要素をぜんぶしょってくれている気がする。と慰めても、さすがにこのハズレは悔しい。

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スプリンターズステークス的中記──レープロ「名馬の肖像マイネルラヴ」から暗号を読む

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 勝つのはロードカナロア、2着はグランプリボスかハクサンムーンと決めている。しかしその馬単では配当が低い。なんとか3連単を取りたい。その3着候補をこの競馬詩から読み取りたい。



 まずはストレートに7枠に入ったマイネルエテルネル。マイネルラヴと同じく外国産馬で同じく3歳馬である。岡田さんの息子さんがイギリスで購入するときのシーンがテレビで紹介された。あのドキュメントの主役である。しかしこれはストレート過ぎる。でも一応押える。

 常識的?にいちばん臭いのはドリームバレンチノ。母父がマイネルラヴ。生産がビッグレッドファーム。マイネルエテルネルよりもこちらのほうがずっと「マイネル」である。

 フォーエバーマークの父はファルブラヴ。ここにも「ラヴ」があった。これも候補に入れないと。



 そしてもう1頭。マヤノリュウジン。
 この競馬詩にはマイネルラヴ以外に4頭の馬の名が登場している。マイネルラヴを負かしたキングヘイロー、グラスワンダー、エルコンドルパサーという同期の3頭、そしてマイネルラヴが負かした大物タイキシャトルである。

 どう考えてもキングヘイローは不自然だ。なぜなら他の3頭はGⅠ戦なのに、キングヘイローがマイネルラヴを負かしたのは東京スポーツ杯3歳ステークスというGⅢなのである。マイネルラヴが負けたGⅢはその他にも、京成杯、アーリントンカップ、ガーネットステークス、阪急杯、富士ステークス、シルクロードステークス、セントウルステークスとたくさんある。なのになぜ東京スポーツ杯3歳ステークスだけを取りあげるのか。それは暗号としてキングヘイローの名を出すためであろう。
 マヤノリュウジンの父はキングヘイロー。この馬がポイントだ。その他、グラスワンダー、エルコンドルパサー、タイキシャトルの仔は出走していない。ただ1頭、キングヘイローの仔が参戦している。穴馬券の中心はこの馬であろう。



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 3連単8点勝負。これで302倍(280倍まで下がっていた)はおいしい。まこと「名馬の肖像」には勝ち馬のサインが隠れている。(ロードカナロアが3着覧にも入っているのは単なるチェックミスです。)

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 と、これだけだと万々歳だったのだが、馬券下手オヤジはよけいなことを考える。
「マイネルラヴの勝ったスプリンターズステークスとはなにか!?」と考えると、それは「連対率100%のタイキシャトルが生涯唯一の3着を引退レースで味わった日」なのである。タイキシャトル本命だったわたしゃひどい目に遭った。

 とするなら、今年のこれは「ロードカナロアが3着になるレース」なのではないか。すでにロードカナロアは一度だけ3着を経験しているが、才能が開花してからは連対を外していない。
 この「名馬の肖像マイネルラヴ」が最も訴えているのはそれなのではないか。

 ということで「ロードカナロア3着固定」の3連単を組んでみた。相手に選んだのは上と同じだ。
「世界は見えたか!?」というキャッチコピーは、ハクサンムーンへのものと解釈している。前走、《国際GⅠの覇者ロードカナロアを負かして、ハクサンムーンよ、世界の舞台は見えたか!?》と。よって「1着ハクサンムーン、2着マヤノリュウジン、3着ロードカナロア」を大本線として厚目に買った。2800倍である。

 フォーメーション30点。ぜんぶ高配当だから魅力的だ。久々に30万馬券を本戦で取る夢を見た。欲に負けて、こちらを本線、上の的中の8点予想を押えにしてしまった。ロードカナロア完勝。読み間違い馬券。よって儲けはすくない。欲ばっちゃいけないと反省したスプリンターズステークスだった。でも今の私の現実のように「3連単30点予想で120倍的中」なんてのをやっていては儲からない。ハズれ続けても3連単30万馬券、50万馬券になる買いかたをしたほうが、よい。それは馬券で儲けるための真実である。

 しかしむかしの「タカモト方式」のような、こういう遊びも、馬券としておもしろい。私にはサブの遊びとして最高だ。なぜ最高なのかを詳しく書けないのが残念だが(笑)。 

神戸新聞杯──エピファネイア始動!──福永、満足の笑み──惜敗オールカマー

神戸新聞杯。エピファネイアの始動である。
 単勝は1.4倍。売りだし始めのころは1.1倍で動かなかった。やがてあの気性だから取りこぼしがあるのではないかと徐々に上がって行く。

 他に強豪馬がいないからでもあるが、「被りすぎだ」「ここは負け時」という予想も目にする。「ダービーでは自信の本命だったが、今回は軽視する」なんて意見もあった。するとあのエアシャカールを思いだし、3着あたりに敗れる姿も浮かんできたりする。なら勝つのはなんだ。2番人気のサトノノブレスか。パチンコ屋の馬は嫌いなのでこれを本命にする気はない。

 一瞬エピファネイア本命が揺らいだが、ここはたとえ外れようともエピファネイア本命で行かねばならないと思い直す。秋は春の続きなのだ。
 穴馬券狙いの方法はふたつ。ひとつはエピファネイア1着を疑うこと。私はそれはしないことにした。なら答はもうひとつのほう。1着エピファネイアで2、3着に穴馬だ。

 エピファネイアを3連単の1着固定にして、ラストインパクト、サトノノブレスという人気のディープ産駒を軽視しよう。それで穴狙いだ。調教がよく見えた松永厩舎の2頭を2着の軸にする。騎手なら5番ブランスペスカ(14番人気)の浜中だが、馬の出来なら15番のマジェスティハーツ(7番人気)だ。森という騎手になじみがない。そこが怖い。でも「松永厩舎の2頭だし」に賭けてみよう。どちらかが来る。



 ということで以下の3連単フォーメーション18点勝負。断然人気のエピファネイアからなのに10万馬券もあり楽しみだ。

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 エピファネイア完勝! 強い強い。うれしいなあ。涙が出そうだ。そこに森のマジェスティハーツの鮮烈な追いこみ。岩田パチンコ屋の馬を一瞬で交わす。最低配当だが収支は大きくプラスだ。満足することにしよう。

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 福永の「やっとこの馬を乗りこなすことが出来ました」という晴々とした顔にぞくぞくした。むずかしい馬なんだろうなあ。

 しかし秋天やJCのことを思うと、ほんと菊花賞ってのは魅力に乏しい。世界最古のクラシックであるセントレジャーが廃れたのがわかる気がする。懐かしいなあドンカスター競馬場。もういちど行くことはあるのだろうか。
 この時期、3歳馬限定の3000メートルってのは……。もしもエピファネイアが菊花賞を完勝したとしても、この秋の競馬ファンの話題は凱旋門賞一色だろう。ならエピファネイアも進路を秋天からJCにとるか!? 

 たとえ一瞬ではあれ、「被りすぎ」「負け時」という世間の声に、エピファネイア1着固定を外して大穴を狙おうかと思った自分が恥ずかしい。
 今日はうまい酒が飲めそうだ。 

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【追記】──オールカマー、惜敗

 このフォーメーション10点勝負。川田はダノンバラードに乗るためだけに上京する。そのことからの1番人気もあったが、私は3着と読んだ。その読みは当たったのだったが……。

 メイショウナルトが勝っていると4-12--9で450倍が当たっていた。田辺ヴェルデも狙いだった。▲である。が、神戸新聞杯が勝負レースなのでそこまで手を広げられなかった。フォーメーション24点でも、メイショウナルトとダノンバラードの2頭軸相手4頭マルチでも取れていた。さすがに640倍を10点で当てるのはむずかしい。まあ武豊メイショウナルト、内田ムスカテールに惚れすぎか。好きな馬と騎手で負けたので悔いはないのだが、田辺もまた好きなので、すこし悔しい(笑)。これがエビナのパチンコ屋の馬が快勝だったりすると何の悔いもないのだが。

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安田記念引き分け記──ダークシャドウ本命で撃沈──が枠連のおかげで

戸崎がJRA騎手としてG1制覇するときは絶対に当てたい。
 と願う私にとって最高の舞台となった。大好きなダークシャドウと戸崎だ。絶好の狙い目である。オルフェーヴルが完勝した産經大阪杯でも勝負してハズした。
 しかしそれはここに到る序章。ここを勝って大団円。思えば戸崎のJRA初G1制覇がリアルインパクトの安田記念だった。ここを勝って安田2勝目である。

 相手はもちろん内田グランプリボス。戸崎のG1勝利を大井の先輩の内田が2着して祝う。頭の中にその絵が出来ている。なんか当たりそう。思わず頬が緩む。
 以下のような3連単10点勝負。なんだかこれの大的中で今春の負けをすべて取りもどし、一気にプラス決算になる予感。わくわくする。

 不安と言えば、ターザン山本さんや爆笑田中等複数の私にとっての〝逆神〟がダークシャドウを推していることだった。それは気になった。ほんとに気になった。逆神がみなダークシャドウ本命なのだ。しかしそれを言うなら〝逆神の単枠指定馬〟清水成駿さんがロードカナロア本命だ。これは心強い。もしも清水さんまでダークシャドウだったら私は諦めた。いや買うけれど、その時点で的中はないと諦めた。しかし清水さんはロードカナロア。ロードカナロアにダークシャドウが勝つと信じよう。

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 結果、スプリント王ロードカナロアが1番人気で勝った。マイルG1を勝って秋への展望が拡がる。スプリント、マイル完全制覇か。
 スプリントG1ではいつも本命にしてきた好きな馬だし、安田調教師が大好きだから、心から祝福するが、岩田の騎乗はひどかった。あれは罰金で済むレベルではない。

2013yasudakekka
 直線、トップに立つかという緑帽子の戸崎にわくわくしたが、伸びず6着。それよりも内田グランプリボスが岩田に閉じ込められ、出口なし状態で沈没していたので、早々と負けを覚悟した安田記念だった。



 ダービーに続いて清水成駿さん的中かと確認したら、ロードカナロア本命だがショウナンマイティが抜けだった。清水さんらしい。単勝1,3番人気での馬単2570円はおいしいけど、むずかしいなあ。私には買えない。

 結局このレースの馬券の肝は、「ロードカナロアを3連単の1着固定に出来るか否か」だった。私は大好きな戸崎ダークシャドウがいなかったとしても、それは出来なかったように思う。グランプリボスやカレンブラックヒルやサダムパテックに行ったろう。まあそういうのが基本姿勢だからしょうがない。

2013yasudahaitou





 と、毎度の完敗のはずだったが、パドックを見ていたら軽視していたショウナンマイティの気配が抜群にいい。すごい。満点だ。ショウナンの馬は好きではないのだがそれとこれとは別次元。ダークシャドウが負けるとしたらこの馬だと思う。かといってこれをアタマにした3連単を組んでいる時間はない。よって急いで枠連を買い足した。先週と同じパターン。3連単がハズれてもこれで補填できる金額を買った。

2013yasudawakuren



 これのお蔭でまたも引き分け。もう昭和の競馬ファンとして枠連に撤するべきなのか。
 先週もそうだが、この枠連7.5倍はつきすぎ。枠連しかない時代だったら4倍を切るかというオッズだ。みんなが3連単で一攫千金を狙うので忘れられたこの古い馬券はおいしいことになっている。これはこれでありがたい時代なのか。

 もしも時間があって、ショウナンマイティ1着固定3連単フォーメーションを組んでいたらハズレである。枠連といういいかげんなものに助けられた。しかしまあ浜中、へたな騎乗。勝っていたレースだ。ショウナンマイティが気の毒になった。いや根源は「岩田の斜行」なのだが……。



 来週のエプソムカップで東京開催は終りかと思っていたら、今年は、というか「今年から」、あと2週延びたんだな。宝塚記念は最終週の府中で観戦しよう。四強との今までの関わりから言ったら、私はゴールドシップで行くのが筋なのだろう。

競馬をもうやめようかと、というのこと──そのままやめてください

 ネット有名人、ツイッターフォロワー10万人を誇る<きっこさん>のつぶやき。

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 やめてくれ。ぜひこのまま競馬をやめてくれ。長年軽蔑していた競馬に、いきなり、知ったかぶり参戦してきて、無理矢理作りあげたウソまみれのホワイトフォンテン話とか、どれほど不快にされたことか。

 競馬からはもうきっぱし足を洗い、フクシマミズホや山本太郎讃歌、安倍首相や石原慎太郎の悪口に撤してくれ。アフィリエイト商人として生きてくれ。競馬を語らないでくれ。



 kikko-hashimoto
 
 クロフネサプライズ骨折の唯一の収穫は、きっこというネカマオヤジが競馬をやめたことだな。

 男に二言はあるまい。宣言通り二度と競馬に触れないなら、鼻カルボでも耳ペペロンチーノでも、わしがやっちゃる。ヒヒーン!

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kikko-baken2013【追記】──やめるはずもないが──6/1

「競馬、やめようかな」と言って、競馬ファンから「やめないで!」殺到を計算したんだろうけど、誰からも来なかったみたいで、盛りあがることもなく、とりあえずキズナのダービー馬券を買わないだけで、今日からまたしっかり買いまくってます(笑)。 

このひとは表向き発表馬券の10倍は買いまくってますね。その中から当たり馬券だけを晒して的中率を自慢してます。こんな馬券名人がほんとにこの世にいたら、あっというまに億万長者ですね。

毎週あちこちのレースに200円ずつ合計2千円ぐらい馬券を買って払戻は常に2万円以上。それがもう何年も続いています。毎週2万円の予算にすれば毎週20万以上の払戻で、毎週20万の予算にすれば、毎週200万の払戻、軽く馬券の儲けだけで年収一億です。そんなヤツがいるかよ(笑)。

実態は毎週1レースから最終まで、中央開催から地方開催まで、あれこれ馬券を2,300円ずつ買いまくり、合計3万円ぐらい使って、払戻が8000円から12000円ぐらい。その中の当たった馬券だけをアップしてるってとこでしょう。 

馬券遊びとしては愉しいけど、ぜったいに儲からないやりかたですね。
私もお金があまっているときは、昼から酒を飲みつつ、ラジオを聞きながら、こんなことをしたりします。
でもすこしでも確実にお金を儲ける方にちかづきたいなら、1レースに絞って、そこに3万円つっこむようになります。
あらゆるレースに300円ぐらいずつ参加するというのは、いわば儲けなくてもいい余裕のあるひとの遊びです。

日本ダービー第80回記念──アニヴァーサリーブック

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 ダービー当日に無料配付される特別プレゼント。日本ダービー80年史。オールカラー全60ページの豪華本。
 全国の競馬場とウインズで配付されます。

 本家の東京競馬場でも2万部だそうですので、早く行かないと入手はむずかしいでしょう。その他、地方のWINSだと500部とか千部とか、そんなものでしょうか。貴重品です。ぜひ記念の一冊にしてください。すくなくとも90回記念まで、あと10年は作られないものですから。
 90回記念、100回記念も書いてみたいものです。 

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【追記】──2013/5/27
 東京競馬場では2万部用意したものが午前11時には0になったとか。手に入れられなかったかたも多いでしょう。
 しかしこれ、お金掛かってるなあ。豪華だもの。昨年の最終開催日のレープロ合本といい、JRAのいい企画だ。 

レープロ「名馬の肖像」──ヴィクトリアマイルのコイウタ

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「口惜しさに唇かんだあの日」があって、
「5度目のG1挑戦」がヴィクトリアマイルで、
「この日を夢見て」

もろにヴィルシーナ。すべてがヴィルシーナ。

この馬以外の単勝を買ったひとはおばかさんだ。
しかしそれをわかっていてハズれた私はもっとおばかさんだ。
だったら単勝かよ。

サウンドオブハート引退、繁殖入り──いい仔を産めよ!

サウンドオブハート引退、繁殖入り

 ヴィクトリアマイルで歩様を乱し、14着に敗れたサウンドオブハート(牝4、松山康)の現役引退が決まった。レース中に異常を感じた池添騎手が入線後に下馬。以降は経過観察中だったが、15日に受けたエコー検査で左前浅屈腱不全断裂で競走能力喪失との診断が下り、繁殖入りが決まった。松山康師は肩を落としながらも「阪神JFに桜花賞、ヴィクトリアマイルと華々しい舞台でよく頑張ってくれた。残念だが、いい子を生んでほしい」と母としての活躍を願う。

 今後は生まれ故郷のタイヘイ牧場(青森県八戸市)に移動し、繁殖生活に備える。今年の阪神牝馬S(G2)でトレーナーに8年ぶりの重賞勝利をプレゼントするなど通算10戦6勝。総収得賞金は1億7261万1000円。
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20130515-1127541.html 

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 タイヘイ牧場と言えば、故・大川慶次郎さんの生れ故郷である。「大平=タイヘイ」の名は、大川さんの祖父の「大川平三郎」の名から来ている。その後、経営は代わってしまったけれど。
 青森生産馬としては、近年ここまで活躍した馬はいない。でも父はアグネスタキオンと北海道の社台系だ。期待馬なので海を渡ったのだろう。青森の種牡馬と言ったら、メジロベイリーとかヒシアケボノ(死去)とか地味だものねえ。

 引退は残念だけれど、予後不良にならなくてよかった。いいおかあさんになってくれ。

 なにをつけるんだろう。タキオン肌だから、キンカメとかクロフネとか、そっち方面か。
 ここまで活躍した名牝だから、青森の地味な種牡馬じゃなくて社台系になるのだろう。

 青森の種牡馬と言えばフサイチコンコルドがいる。これだとカーリアンのクロスが生じる。近すぎるか(笑)。

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京都新聞杯、プリンシパルS、NHKマイルカップ、全敗記──自信のないレースにまぐれ当たりはない

京都新聞杯。
勝つのはキズナだ。競馬だから絶対はないが、ダービーを盛りあげるためにも勝って欲しい。武にも有力馬で出場して欲しい。社台から干された武を重用しているのはマエコーさんのグループだ。この馬もそう。

問題は相手だ。これがむずかしい。典型的な「アタマは決まっているが、2、3着は意外にむずかしいレース」になる。なら見るのがいい。見学だ。

しかし追い詰められている私は、なんとかこれかプリンシパルのどっちかを当てて明日のNHKマイルカップに臨み、それも当てて、オークスダービーを迎えたいと夢見る。

しかししかし、そんな追い詰められた馬券下手にこんなむずかしいレースが当たるはずもない。買いたくない。しかししかししかし、買わねば勝利はないのだ。

1着キズナ固定、3着にリグヴェーダを固定しての11点勝負。
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キズナ、父を思わせる切れ味で快勝。2着ペプチドアマゾン。3着ジャイアントリープ。3連単520倍。リグヴェーダ15着撃沈。假りにリグヴェーダが来たとしてもジャイアントリープが抜けている見事さ(泣)。
これはむずかしい。やはりケンのレース。



プリンシパルステークス。
京都新聞杯はわからないのに手を出してしまった。悔いる。その点こちらは自信がある。11頭立てだが3-3-8の万全のフォーメーション。100倍以下の低いオッズもあるが、まともには治まるまい。見えない下のほうの配当には900倍まである。ゴール前は、まちがいなく私の軸の3頭の争いになるはずだ。問題は3着だ。うまく300倍ぐらいの高めが来てくれるといいが……。
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6番田辺サムソンズプライドの逃げをミエノワンダーとマジェスティハーツかつかまえにかかる。よしよしと思う。9-8-6で170倍。8-9-6で200倍だ。
ところがつかまらない。サムソンズプライドの逃げ切り、2着ミエノハート、3着マジェスティハーツ。3連単385倍。落ちこむ。



一夜明けて。
いよいよ追いこまれた窮地のNHKマイルカップは3連複フォーメーション40点勝負という気違い沙汰。
まず読みとして「大荒れになる」がある。その理由は「断然人気内田エーシントップが消えるから」だ。
戸崎ゴットフリート、福永コパノリチャード、ウイリアムズ・ガイヤースヴェルトのどれか2頭が3着以内に来る。アタマはそれでも狂う。よって3連単は20万ぐらいになる大荒れだが、それを3連単で当てる自信はない。でもきっと3連複でも300倍ぐらいはつく。とにかく荒れるはずだ。トリガミが5つあるが、これでは決まらない。必ず3連複は万馬券になる。

と読んで、気楽に見た。いや気分はなんとしても当てたいと必死なのだが、3連複は気楽である。大荒れ馬券を3連複で拾わせてもらおう。7-8-14の800倍ぐらいが狙いである。
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ゴール前100メートル、黄色い帽子2頭が先頭を争っているときはできたと思った。だがゴール前でガラっと変る。1着マイネルホウオウ、2着インパルスヒーロー、3着フラムドグロワールの3連単123万馬券は私には無理だが、なんとかこの3連複13万馬券は引っ掛けたかった。しかし軸馬3頭が沈没じゃ当たるはずもない。

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負けるのは毎度のことなのでしょうがないが、なさけないのは「追い詰められて自信のないレースに手を出していること」である。
今回私が資金をたっぷり持っていたら、私はそれをダービーに注ぎこもうとこのみっつのレースを買わなかった。さほど興味はなかった。金がないから、そのダービー資金を手にしようと、自信のないレースに手を出して、自分で自分の首を絞めている。

このままだとダービーをケンになりそうだ。ダービーは26日。世間は給料日後だが私に金が入るのは30日なのだ。まあ「安田記念とエプソムカップは出来るさ」と居直るか。府中はGⅠのない最終週、エプソムカップの日が好きなんだ。のんびりできて。「それにあのダービー、どうせ買っても、おれ当たらんかったわ」と今から慰めのセリフを用意するか。
柴田大知の涙にもらい泣きし、夜はニュースで長嶋を見て泣いた。しかしそんなことに泣いているような状況ではない。がけっぷちだ。



【追記】──いつもの習慣

かなしい時はここを見る。すると、馬券下手はおれだけじゃないんだと慰められる。それを商売にしているのにこんなにへたなひとたちもいる。 

JRA所属外国人騎手誕生か!?──大賛成です!

現在は短期免許や指定競走の限定免許で騎乗している外国人騎手に、通年で日本で騎乗できる道が整備される。 JRAが、今年8月上旬に公示する騎手免許の試験要領に「外国人騎手が試験を受ける場合」の規定の明文化を検討していることが分かった。

外国人騎手がJRAで騎乗する際に取得している短期免許はいわば仮免のようなもの。年間に最大で3カ月間の騎乗に限られ、また、同時期に5人までの人数制限もある。だが、本免許取得となれば日本人騎手と同じ扱いになる。

詳細はこれから詰めることになるが、日本の競馬関係の法規を理解していることはもちろん、日本に本拠地を置くこと、通訳を介さず日本語で最低限の意思疎通が図れることなどが条件になるとみられる。英語による受験も可能になる方向。また、地方競馬騎手の受験時と同様、それまでの実績によって騎乗技術試験は免除される見込みだ。

母国イタリアの競馬が深刻な財政難に悩まされているミルコ・デムーロ騎手は、実際に受験するかについては明言していないが「日本で年間通して乗れればうれしい。英語で受験できればいいんだけど」と、日本を本拠地としたい考えもある。
イタリアでは長年のずさんな経営が響き、12年からは全レースの賞金が40%削減され、今年も開催自体が危ぶまれている状況だ。現在はフランスに拠点を移しているが、短期免許で日本に来ている時ほど有力馬が集まらないのも事実。賞金額が圧倒的に高く、有力馬主からの信頼も得ている日本での通年騎乗を望むのは自然といえる。

もともと、現行のルールでも外国人によるJRAの本免許受験は可能だった。ただ、これまでは外国人騎手が日本を本拠地として本免許取得を希望することはほぼ想定外であり、免許取得の基準については、免許試験委員会内の合意事項にとどめていた。今年、あらためて試験要領に外国人騎手の受験規定が明文化されることになれば、日本の競馬に魅力を感じている外国人騎手の注目度が高まるのは間違いない。
http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130416-1113067.html


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外国人ジョッキー大好きの私にはわくわくする話。でも武豊騎手会会長を始め日本人の騎手は全員いやーな気分なのだろう。武豊騎手と社台との断絶にも、その辺のことが関係しているようだし。

こういうことを許すと、現在の騎手学校という「騎手養成システム」が崩壊してしまうという意見がある。たしかにそれはそうであり深刻な問題かも知れない。大きな手間隙とお金と長い時間を掛けてやっと一人前に養成した騎手なのに、外国人騎手に仕事を奪われてしまい、食いっぱぐれては、そのシステムが根幹から揺らぐことになる。
現行の制度でも「午前中のレースには外国人騎手を乗せるな」という意見がある。つまり、そこは新人騎手の鍛練の場であり、彼らを修業させてやるべきだ、という考えだ。



しかしそれは馬券を買うこちらには関係ない話である。競馬ファンは、下手くそな騎手を一人前に育てることもまた競馬の楽しみの一部として包括せねばならないのだろうか。わたしゃそこまで心が広くない。午前中のレースで、へたくそな日本人騎手の人気馬を消し、外国人騎手や大井所属の戸崎から穴馬券を取ると会心を叫んだものだ。それがギャンブルだ。それを排除してしまうのはおかしい。

競馬の基本は優勝劣敗である。勝ちまくれば三流血統の馬でも種牡馬として寿命をまっとうできるし、成績が悪ければ一流血統の馬でも肉になるしかない。

「騎手保護政策」は、競馬の根本である優勝劣敗の基本政策に反している。



閉鎖的と言われる大相撲界だが、その辺はきちんと優勝劣敗の原則を守り、横綱はモンゴル人になっている。外国人力士天国だ。どんなに待望しても長年日本人横綱は出ていない。

外国人騎手の自由化がもっと進み、リーディング上位を外国人騎手が独占する時代になっても、私はそれを当然と受けとめる。騎手学校を出ても、乗り馬がなく、勝てず、廃業するしかない騎手が連続し、応募者が激減し、養成学校が存続の危機になったとしても、それはそれでしかたないだろう。すくなくともそれは、ただの競馬ファンが案じる用件ではない。

まあ「JRA所属外国人騎手」が実現したとしても、ほんの数人だろうけど、それはそれで楽しみだ。ミルコの騎乗を通年で見られるだけで競馬の楽しみが大きく拡がる。
今の「1年に3カ月限定」「同時期に5人まで」ってのも早く解除してもらいたい。たぶん騎手会が反対しているのだろうが、これが外国人騎手を不自由にしている。ネオユニヴァースの時の菊花賞がいい例だ。あれは社台の力で強引に解決したが。
自由化が進めば、ある馬に関して要請が行き、ダービートライアルの青葉賞と本番のダービーにのみ騎乗するためにデットーリ来日とか、そんな話も出て来るだろう。



この話ってTPP農業保護問題に似ているようで根本から異なっている。
日本の米は、絶対的に世界一うまい。それは支那人が認めている。金持ち支那人は日本米を争うようにして喰っている。あんなうまいものはないと断言している。

日本の多くの騎手はへたくそだ。それを競馬ファンは護らねばならないのだろうか。
米に例えたら、「日本の米はまずいけど、日本の農業を護るために我慢して食べましょう」になる。

日本人のうまい騎手が、へたな外国人騎手に職場を奪われるのなら、それは日本人として応援せねばならない。しかしそうじゃない。

さてさてどうなるか。リスポリやルメール、ライアンなんかももっと日本で乗って欲しい。

桜花賞パドックのアユサンの輝き

月曜の明け方、録画しておいたフジテレビの競馬中継を見た。
さすがに桜花賞なのであのクソ番組もパドックを映していた。

買い目を決めていたので、馬券はもう午前中に買っていた。
この不快な番組を見たくないので、録画にし、レース直前までラジオを聞き、レースだけ映像で見た。

レッドオーヴァルとクロフネサプライズの2頭軸3連単マルチで勝負し、アユサンは相手に入っていたがクロフネ4着によりハズれたレースだ。今更ではあるが、せっかく録画したので、消す前にざっと見ておこうと思った。
とはいえくだらん「予想コーナー」なんてのまで見る気はない。その辺は早送りする。見たいのはパドックだ。



まずは「心の本命」である6番ローブティサージュに注目する。すると、しょんぼりした雰囲気で、ひとめでダメとわかった。一応主張しておくと、私は雨の日も風の日もパドック最前列に立ち続けてパドック一筋30年の馬券生活を送った。テレビのパドックを見て後付け解説を試みているのではない。

6番ローブティサージュの覇気のなさにがっかりしていたら、そのあとの7番、アユサンの飛びきり元気な様子に目が吸いつけられた。そうか、こんなに絶好調だったのか。

東スポの追い切り診断はとても信頼できる。だいたい6点か7点なのだが、たまに最高の追い切りに8点をつける。今回、唯一最高点の8点評価を得たのがアユサンだった。ほんとにもう充実して絶好調だったのだろう。テレビ画面からもそれが伝わってきた。

しかしまあだからといって勝てるものでもない。あくまでも相手次第だ。パドックで注目した馬を買い、大穴を当てたことも数多いが、惨敗されたこともまた数多い。その馬が元気いっぱいで絶好調だったと判断したことには自信がある。だが元気いっぱいがションボリに完敗したりする。だって基本は能力差だから。思えば、パドック診断で大穴を取ったのは実力拮抗の下級条件戦が多かった。惨敗したのはクラシックが多かった。
よって3連単の頭とまでは行かなかったろうが、それでもこの阪神のパドックにいたら、まちがいなくアユサンの評価をあげ、遊びで単勝千円ぐらいは買ったろう。それぐらい充実していた。

前売りからスタート直前まで単勝人気の変化を見ていた。ローブティサージュは伸びることなく、アユサンはじりじりとあがっていった。だれもが現場で、元気のないローブと元気いっぱいのアユサンに気づいたのだろう。



丸山元気騎手の落馬負傷の乗り代わりが誰になるのかと思ったらクリスチャン・デムーロだった。桜花賞騎乗に彼の名がないことから、私は「兄と交代で帰国したのか」と思ってしまった。すると、その他のレースを見ると阪神で乗っている。奇蹟的に桜花賞は乗り馬がいなかったのだ。なんという強運だろう。(【追記】──エバーブロッサムに騎乗予定だったのが抽籤で弾かれたのですね。知りませんでした。)
丸山元気大好きなので、もしも彼が乗っていたら、と想像したりする。

ミルコも弟のクリスチャンも大好きだ。クリスチャンに中央競馬から短期騎手免許が下りず南関で乗ることになったときは大井まで見に行ったものだった。あのときまだ18、それからイタリアでリーディングになっての参戦だ。もしも阪神に行っていたら、デムーロ兄弟2頭軸を買ったかも知れない。いずれにせよプリンセスジャックを相手に選べずにハズれたろうが。
一番強いと思っている本命はレッドオーヴァルなのだから、馬単馬連勝負なら確実に馬連は取れていた。でも3連単好きなんだからしょうがない(笑)。

私はプリンセスジャックを「ファンタジーステークス1番人気敗着」から注目していた。カラフルに塗られた新聞にもそれは残っている。しかし注目度10番目ぐらいだから、3連単の相手5頭、相手6頭ぐらいの馬券では、正解までかなり遠い。それは誰だって同じ。だからこその67万馬券だ。

もしも阪神に行っていても3連単はハズれたのだが、というか3連単しか買う気はなかったからオケラになったのだが、それでも「やっぱ競馬は競馬場だよなあ」と思わせられた桜花賞のパドック映像だった。

ドバイ──ジェンティルドンナ、2着。よくやった!

有料放送のグリーンチャンネルが無料で見せてくれるという。
午前2時過ぎ。がんばって起きていて、観た。
2着。

今日は将棋の「電王戦」があった。
残念ながら人間が負けた。
イヤな予感はあった。

といってジェンティルドンナ2着を負けとも思わない。
アウェイの地で、若い娘で、人気に応えての2着はたいしたものだと思う。

とはいえこの「2着だから立派」というのは、「枠連馬連の軸」という発想に慣れた日本人独特のものであり、やはり勝負事は勝たねばならない。負けた2着は批難されてしかるべきものなのである。

てなことはともかく、ジェンティルドンナ、よくがんばった。
立派な2着だったよ。



いつも21時就寝、3時起床なのに、がんばって26時20分のジェンティルドンナのレースを見た。
これはこれでがんばった快感。しかし疲れた。 

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【追記】──一夜明けて

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 2着の赤い帽子。直線、岩田猿踊りで勝った馬に激しく迫るが差は縮まらない。ゴール前では逆に突き放されている。完敗である。

だらしない敗戦だと厳しい意見が多いようだ。
日本酒を飲みつつ観た私は「よくがんばった」と書いている。
あらためて映像を見ると、がんばったと誉めてやるよりJC馬としてだらしないと怒るべきなのかもと思う。
でもリアルタイムで観た酔っ払いの感想は「よくがんばった」だから、そのままにしておこう。 

白富士ステークス、雅ステークス、完敗記

開催初日東京のメインは白富士ステークス。大好きなステラロッサとムーンリットレイクが出て来る。
この2頭にしか興味がないのだが、ここに父ジャイアンツコーズウェイのマル外アンコイルドが出てきた。 馬主は大樹ファーム、えっ? 大樹ファームって「冠号タイキ」をやめたの? このへん私は時代遅れ。シルクは知ってたけど。いやタイキ馬名もあるようだ。どんな区切りなのか。

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この3頭しかいないのだが、頭数も少なく、3頭の絡みの3連単はみな10倍台。ボックス6点で15倍というようなのはとってもしょうがない。買わない。トップカミングやセイクリッドバレーを絡ませればそこそこの配当になるが、三強で決まったら赤字だ。
よってこのレースはケン。



関西の雅ステークスを勝負レースとする。

miyabi2013
こんな3連単フォーメーション24点を組んだ。このとき思った。これは3-3-6だが、ここは3-6-3ではないかと。
でも私の馬券検討法だと4番ハリケーンと6番マルカプレジオが1、2着なのだ。マストハブが来るとしたらルメールの腕でしかない。そんなものでもないだろう。



結果はこうなった。悪い予感は当たる。
3連単330倍。くやしいなあ、これは。ハリケーンが消えることも想定して、「6と10の2頭軸3連単」だったか。3-6-3だったか。あり得る目なので3-6-3も組んでみて検討し、これが460倍であることを知っていた。それが330倍まで下がっている。ハリケーンの気配による懸念とルメールの腕への信頼だろう。ハリケーンが3着に残ってもハズレだから諦めるしかない。

miyabi2013haitou



ここを負けたので東京のメイン白富士ステークスを、あれこれ3連単を買いちらかして楽しむ餘裕はなくなった。
よって4番ムーンリットレイクと6番ステラロッサの馬連1点買い。一応ステラロッサ◎、ムーンリットレイク○なのだが、馬単とも行けない。この4.2倍に今日のすべてを委ねた。もちろんこれが当たれば雅ステークスのマイナスを回収できる。大幅プラスじゃなくて「回収できる」がなさけないが。

結果はこうなった。

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1点勝負2、3着。ま、よくあることだ。エビナを頭にする気はなかったから、これも諦める。
う~む、厳しい1月になった。

クラシック二冠、有馬を勝ってもゴールドシップ、年度代表馬になれず!──「歴史的不運」

皐月賞と菊花賞の二冠を勝ち、グランプリで古馬を負かしたらもう年度代表馬は決定みたいなものだ。
今回だけはその上がいた。ゴールドシップ、不運である。



むかし境勝太郎先生をインタビューしたとき、年度代表馬の栄光を話してくれた。サクラローレルの年である。
最強馬のサクラローレルは秋天を脚をあまして負けた。3着。直線、狭いところに入ってしまい、前がふさがったのだ。脚はあるのに、周囲を囲まれて動けない状態。あのひどさは今も覚えている。へたな騎乗は横山。境さん、激怒した。

勝ったのは蛯名のバブルガムフェロー。 2着は田原のマヤノトップガン。
バブルガムフェローは3歳の時から大好きな馬だったから優勝はうれしかったけど、どう考えてもいちばん強いのはローレルだった。150キロで走れるクルマが、へたって80キロしか出ないクルマに囲まれ、ふかすにふかせずブレーキを踏んでいるような状態だった。

バブルガムフェローは、4歳(現3歳)馬に秋天が解放されてから初の優勝だった。
蛯名はこれがG1初勝利。タイキブリザードでブリーダーズカップクラシックに遠征していた(この年はカナダ開催)岡部の代役騎乗だった。

いろいろと記録が刻まれた秋天だった。



レインボークエストの仔であるサクラローレルのベストの舞台は広い東京の2400だったろう。だが境師はJCをパスする。最強馬のJC回避に批難が殺到した。しかし動じなかった。いやきっとかなり苦しんだのだろう、私がインタビューしたのは「美浦の黄門様」を名乗っている頃だ。批難されようとも欲しかったのが「年度代表馬」の座だった。
サクラローレルは、コーナーの多い小回り中山も、けっこう上手だった。中山記念連覇でわかるように。だから境師には有馬の勝算があったのだろう。

境さんは「年度代表馬」という称号が欲しかった。サクラショウリやサクラチヨノオー、サクラバクシンオーと活躍馬は数多いが、まだそれは未経験である。
年度代表馬はイコール有馬記念馬だった。それがほとんどだった。
もしもローレルがJCを勝っても、他の馬が有馬を勝ったら、そっちになってしまう可能性が高い。なんとしてもローレルを年度代表馬にしたい。よって有馬一本に絞った。



かつてクラシック二冠と有馬を勝って、年度代表馬になれなかったゴールドシップのような馬っていただろうか。いないよな、たしか。今から調べるが記憶では思いつかない。

皐月賞と菊花賞の二冠馬というと、まずはセイウンスカイ。しかし有馬は1番人気で4着。勝ったのは同い年のグラスワンダー。年度代表馬は、この王道路線でいなかったので、マイル路線のタイキシャトルが取った。外国での勝利もあったし。

その前だとミホシンザン。競うのは古馬のシンボリルドルフ。こちらは春天とJC勝ち。有馬で決戦。ルドルフに5馬身千切られた。年度代表馬は文句なしでルドルフ。2年連続。

トウカイテイオーは皐月賞とダービー勝ち、有馬不出走で年度代表馬。ミホノブルボンは皐月賞とダービー勝利、有馬不出走で年度代表馬。ビワハヤヒデは勝ったのは菊花賞のみ。皐月、ダービー、有馬2着という安定した成績が評価されて年度代表馬。

これらと比しても、ゴールドシップは、皐月賞、菊花賞に加えて有馬を勝ったのだ。文句なしである。なのになれなかった。なんとも珍しい例になる。



だいたいが年度代表馬というのはルドルフやブライアン、オペラオー、ディープのような傑物以外は、G1は2勝ぐらいだ。
春天や秋天を勝った古馬と、クラシックをひとつ勝った3歳馬が候補。それが有馬記念で決勝戦をやる。そして勝った方が年度代表馬になる。
前者だと春天と有馬を勝ったサクラローレル。ホウヨウボーイ。テンポイントもこれ。後者だと菊花賞と有馬を勝ったマヤノトップガン。イシノヒカルもそうか。皐月と有馬のトウショウボーイはこれ。
毎年そんなものである。G1を3勝ならもう確定である。もちろんG1にもいろいろある。この場合、八大競走プラスJCが格上になる。ゴールドシップは文句なしだ。



こうしてみると、菊花賞と有馬を驚異的な、それこそ「歴史に残る」と言っても過言ではないロングスパートで勝ち、G1中のG1を3勝していながら年度代表馬になれなかったゴールドシップの不運もまた「歴史的」と言える。

すなわちそれは、「JC>有馬」という時代の証明である。賞金面からも、いま日本一のレースはJCなのだ。
「牝馬三冠」に大した意味はない。私はいまもイギリス競馬に範を取った日本は「五大クラシック」だと思っている。「JCで、世界の馬を、オルフェーヴルを負かしたこと」が決め手なのだろう。

これからは「JCを勝って有馬をパス。そのまま有馬記念馬をしのいで年度代表馬」という形が増えるのだろう。



ゴールドシップとオルフェーヴルとジェンティルドンナが闘う日は来るのだろうか。
ゴールドシップは国内専念だから、あるとしたら秋のJCだ。まずはみなケガをせず無事であってくれ。

2012年度最優秀馬投票結果──最優秀2歳牡馬はロゴタイプ

2012年度JRA賞 記者投票 集計結果(投票者289名)


http://www.jra.go.jp/news/201301/pdf/010801a.pdf



年度代表馬

◎ジェンティルドンナ 256
 
ゴールドシップ        21
 
オルフェーヴル           11
 
ロードカナロア        1



最優秀4歳以上牡馬

◎オルフェーヴル   273
 
ロードカナロア       14
 
エイシンフラッシュ       1
 
該当馬なし           1 



最優秀3歳牡馬

◎ゴールドシップ     289



最優秀3歳牝馬     

◎ジェンティルドンナ   289 



最優秀2歳牡馬 

◎ロゴタイプ        241
 
エピファネイア          29
 
コディーノ            17
 
該当馬なし             2



最優秀2歳牝馬

◎ローブディサージュ   288



最優秀4歳以上牝馬

◎カレンチャン     177
 
レインボーダリア       75
 
ドナウブルー           3
 
ホエールキャプチャ       3
 
ミラクルレジェンド        1
 
該当馬なし         30



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最優秀2歳牡馬の投票結果は以下のようだった。



最優秀2歳牡馬 

◎ロゴタイプ        241
 
エピファネイア          29
 
コディーノ            17
 
該当馬なし            2

 



もうすこし票が分かれると思ったが、ロゴタイプ圧勝である。こんなものであろうか。エピファネイアもコディーノも、 もうすこし取ると思ったが……。
しかしまあ「クラシックで活躍するには、これを取らない方がいい」ということもある。それは例年の結果からも明らかだ。  
エピファネイアで福永が父の願いを叶え、ダービージョッキーになる、という夢を追おう。

最優秀2歳牡馬はエピファネイア!?──朝日杯FSとラジオNIKKEI杯の格差

朝日杯FSの馬上で、横山がミルコの握手を拒んだと話題になっていた。横山の心の狭さが(笑)。
馬は強いのに腕の差で負けたんだから、握手に応じる気分にはなれないだろう。

ラジオNIKKEI杯2歳ステークスで、シーザリオの息子エピファネイアが無傷の3連勝。強さを印象づけた。
一方、桜花賞馬ファレノプシスの弟キズナは3着に敗れて評価を落とした。

「新党きずな」が、正しい日本語論争を経て「きづな」に改名して話題になったが(誰ももうそんなもの覚えていないか) 、これは「キヅナ」だよね。私は「キズナ」という砂表示でがっかりしていた。

スペシャルウィークの娘、オークス馬シーザリオ(これも英語的にはシザーリオだが)が大好きだったから、エピファネイアの活躍はうれしい。これでやっと福永もダービージョッキーか。来年こそ父の勝てなかったダービーを勝て!

さらにまたシーザリオには、早世した同期の桜花賞馬ラインクラフトの分まで母として活躍して欲しいという願いがある。



シーザリオが今までに産んだ2頭は競走馬として使い物にならなかった。父はキングカメハメハである。
今回やっと父シンボリクリスエスで駿馬が生まれた。
思うに、シンボリクリスエスの馬格とゴツさが、いい目に出たのだろう。

私はこの組合せを知ったとき、「えっ?」と思った。どう考えてもシンボリクリスエスが合うとは思えなかった。
でも関係者はキンカメとのあいだに生まれた体質の弱い仔から、そこを補う配合を考えたのだろう。それが見事に当たった。躰さえ丈夫ならシーザリオの仔が走らないはずがない。
配合はむずかしい。そして愉しい。



スポーツ紙専門紙記者の投票で決まる最優秀馬は、年度代表馬ジェンティルドンナを始め、ほぼもう決まっている。
毎年、最優秀2歳牡馬は票が分かれる。朝日杯FSの勝ち馬とラジオNIKKEI杯2歳ステークス勝ち馬だ。どちらが来年のクラシックに直結し、活躍馬を輩出しているかは言うまでもない。朝日杯の勝ち馬でダービーを勝ったのはナリタブライアンまで溯る。一方ラジオNIKKEI杯の勝ち馬ときたら、とてもとても並のG3とは思えない。
しかし最終的にはG1とG3の格の差か、朝日杯勝ち馬が取る。
私の知りあいの記者は、毎年のようにラジオNIKKEIの勝ち馬に投票し、毎年落選すると立腹している。



しかし今年はエピファネイアだろう。
コディーノが朝日杯を勝っていたら文句なしにコディーノだった。なにしろ重賞3勝になる。それがレースの格の差だ。ラジオNIKKEIはG3だものね。G3ならコディーノは札幌2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークスとふたつも勝っている。

ロゴタイプは強い。札幌2歳ステークスのころと比べると、ぐんぐん成長している。朝日杯の勝利は決してミルコの腕だけではない。ロゴタイプの成長分だ。G1ホースである。

でも今年の「最優秀2歳牡馬」となったら、エピファネイアだろうなあ。イメージからして。
投票権のないのがそんなことを論じても意味ないが、今年は史上初のラジオNIKKEI杯勝ち馬が朝日杯FS勝ち馬を凌いで最優秀2歳牡馬に撰ばれる、と思う。

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【追記】──コディーノも有力?

と書いて思ったのだが、コディーノはG3をふたつ勝っている。朝日杯2着だけど、けっこう票を集めるな。
もしかしてコディーノ? いや勝ち馬のロゴタイプを差しおいて、それはないだろう。
となるとエピファネイアなのだが……。



【追記.2】──エピファネイアの写真──う~ん、ハンサム! 1/5

友人がエピファネイアの写真を送ってくれた。2ちゃんねるで見つけたそうです。お名前がわかるなら明記するのですが、無署名だったとか。かってに掲載する非礼をお許しください。すばらしい写真ですね。
めっちゃハンサムです。父のシンボリクリスエスより母父のスペシャルウィークに似ている気がします。

父に似ているなら、あの有馬二連覇のように中山の皐月も有馬も大丈夫。母父に似ているなら、ダービーも秋天JCも大丈夫。これで五冠確定!

鬼門は京都の菊花賞、阪神の宝塚か!?

epiphania

ジャパンカップの審議──ぶつけているのはオルフェーブル!──まっすぐ走れない馬? 走らせられない騎手!


 まずは直線。○印がオルフェーブル。このまえによれた馬がいて、何頭もが内に切れこむことになる。そのへんは各自に確認してもらうことにして、ここからの話。
 オルフェーブルは、この時点でかなり内に寄ってきている。その前は真ん中の黄色帽子ぐらいの位置にいた。それを黒帽子に寄られて、ここまで来ている。ここまででもかなり斜めに走っている。
 とにかくまあ波が寄せるかのごとく全馬が内に寄るという、とてもじゃないが誉められたレースではない。

 オルフェーブルの内側にピンクの帽子のトーセンジョーダンがいる。オルフェーブルはこれの前を横切る形でさらに内に寄って行く。これなんかもかなりラフファイトだ。このあと先頭の白帽子ビートブラックの外に並ぶ形になる。もう連続斜め走り、内にささりっぱなしである。

jc1



 下が問題の場面だが、上と比べるといかにオルフェーブルが内に切れこんでいるかがわかる。
 上の写真の進路をオルフェーブルがまっすぐに走っていたらなにも問題は起きなかったのである。
 そのあと、ビートブラックの外にすんなりと持ちだしたジェンティルドンナとの一騎討ちでどちらが勝ったかは神のみぞ知る、だ。

 いずれにせよ「この問題の起因はオルフェーブル」である。抜けだそうとしていた場所を塞がれたジェンティルドンナが、外から寄ってきて自分の行こうとしていた場所を塞いだオルフェーブルを「空けてよ!」とばかりに押し退けたのは事実である。それによって審議になった。岩田は2日間の騎乗停止となった。しかしこの事件は、「オルフェーブルがまっすぐ走っていれば起きなかった」のである。

 オルフェーブルが真っ直ぐ走っていたなら、脚の上がったビートブラックを交わして外に出ようとするジェンティルドンナとの接触はなかった。
 これでもし池添が、内から抜けだしてくる有力馬の進路を防いだというのならこれも作戦と言えようが、そうじゃない、ひたすら内にささる馬と、それを御せない騎手なのである。
 岩田がここをこじあけなかったら、オルフェーブルはさらに内により、ビートブラックの前を横切り、内埒ぎりぎりに走っただろう。

jc2



 下は2頭の追い比べになった状態。いかにオルフェーブルが内に寄ってきているかがわかる。ジェンティルドンナに外に押しかえされた後、また内に寄ってくるのである。
 このあともオルフェーブルは内に切れこむ。岩田ジェンティルドンナは内埒いっぱいで行くところがないから、寄ってくるオルフェーブルとぶつかることになる。いわば「押しかえす」のだ。それを「ぶつけた」と言われるのではたまらない。

 こんなギリギリの場所で、それでもまだ内にささってくるのだから、岩田ジェンティルドンナに同情したくなる。それでもひるまなかったのだからジェンティルドンナの精神力はたいしたものだ。

jc3



 これはパトロールフィルムの真後ろからの映像。この動画がいちばんオルフェーブルの進路のひどさを証明している。ちょうど午後の陽射しで内埒とその影が直線を形成しているので、まっすぐ走るジェンティルドンナに、内に寄れるオルフェーブルが体当たりしているのがよくわかる。
 内にささる馬なのだろうが、池添騎手がまっすぐ走らせられないことも証明されている。

jc4

 フジテレビの映像には、オルフェーブルがぶつけられたと言うアナに、「逆だよ、逆」と言う解説松本ヒロシの声が入っている。
 また検量室前で下馬し、「もしかして」と不安になる岩田に、吉田勝己さんが「なに言ってんだ、あんなのセーフに決まってる」とばかりに笑顔で肩を叩くシーンもある。

 直線に向いてからゴールまでの空撮映像はないのだろうか。あるならそれを公開するのがいちばんいい。
 オルフェーブルがいかに真っ直ぐ走れない馬か、鞍上の騎手がいかに御せない騎手であるか、一目瞭然だ。

 ひたすら「被害者然」としている騎手も調教師も、それを見れば何も言えなくなるだろう。特に騎手は、「まっすぐ走らせられない自分」を反省すべきだ。



 最後にもういちど。
 私は審議がどうなろうと馬券は的中だったし、岩田と池添のどっちが好きかもないし、オルフェーブルとジェンティルドンナにもない。馬主は同じだし。これは感情的な意見ではない。
 ただ一方的な「加害者ジェンティルドンナ、被害者オルフェーブル」という決めつけに反撥しただけである。

2012年ジャパンカップ──岩田の2日間騎乗停止は妥当か!?──池添騎手と池江調教師の抗議?

「ジャパンカップ的中記」の【追記】として書いたのだが、独立させることにした。パトロールフィルムを見れば見るほど岩田が気の毒になるからだ。

●岩田、2日間の騎乗停止

深夜、友人からのメールで初めて知った。
JCDのローマンレジェンドに乗れなくなった。困った。

楽々と勝っていたときは誰が乗っても同じだったろうが、条件が上がれば相手も強くなる。前走のみやこステークスのゴール前は、岩田猿踊りの強引な騎乗でなければニホンピロアワーズを捕らえられなかった。あれは岩田の剛腕が炸裂した見事なレースだ。
果たして代役でそれが出来るのがいるのだろうか。1勝している川田になるのか?

JCDを東京の2100から右回り阪神の1800にしたのは愚策だった。ダートの本場アメリカから1頭も来なくなった。そりゃ一度も走ったことのない右回りはイヤだろう。なぜそんなことをしたのだろう。いや「なぜ」はわかる。日曜のG1をひとつ増やして売りあげを増やしたかったからだ。すると阪神しかなかった。愚かである。

早く左回り競馬場に変更すべきだ。でないと「ジャパンカップダート」の名が泣く。これじゃ「阪神ダート特別」だ。

【追記】──というところに「ローマンレジェンドにミルコ騎乗決定」のニュース。おお、JCDが楽しみになった。



●JCのパトロールフィルムを見てみた

 何度もパトロールフィルムを見てみた。岩田が足の止まったビートブラックを交わすのに、強引に外に出したのは確かだが、その前にオルフェーブルも内に切れてきている。

 このレースにはふたつの審議があったらしい。そのひとつめが、フェノーメノ?が内にささったため、何頭もの馬が外から内によった件だ。オルフェーブルはこのとき内によれている。この時点では被害者。

 多くの馬が内によれているとき、1頭だけ最内から岩田が外に出ようとするのだから、そりゃ悶着は起きる。
 内によってきていたオルフェーブルを、内からジェンティルドンナが押しかえすような形になった。この時点でオルフェーブルは二度目の被害?

 しかし2頭だけの叩きあいになってからも、池添は内にささっている。この時点ではオルフェーブルは加害者である。

 オルフェーブルが内へ内へとささるため、何度も馬体がぶつかっている。それは「後ろからのパトロールフィルム」で見ればすぐにわかる。池添オルフェーブルが内にささってゆくのに対し、岩田ジェンティルドンナはまっすぐに走っている。内枠にぶつけられるのではないかと心配になるほどだ。内にジェンティルドンナがいなかったら、オルフェーブルは内埒に激突していたのではないか?

 池添と池江の被害者然とした抗議は不可解だ。抜けだすときの岩田にぶつけられたのは事実だが、その後並んで、今度はオルフェーブルのほうが内にささってぶつけに行っている。あそこから勝たねば最強馬とは言えまい。池江が「何度もぶつけられて」と被害者として発言しているが、2頭の叩きあいになってからの接触はオルフェーブルのほうがぶつかっていったものだ。

 ブエナビスタとローズキングダムの場合は、ぶつかった後、ブエナビスタはさっと抜けだしてしまった。完勝した。ローズキングダムは不利があったあと、もういちど追いだして伸びた。離されてしまったため、いわば「復讐の機会がなかった」。そのことによる長い審議になった。まああの不利がなかったとしてもブエナビスタの勝利だったろうが。

 今回の場合、「復讐の機会」は充分にあった。2頭の叩きあいになっている。オルフェーブルの体当たりは、まさに先にやられたからやりかえしている復讐のようだ。そこまでやったオルフェーブルがあの叩きあいでジェンティルドンナを交わせばよかっただけのこと。しつこく「あの不利さえなければ」はやめたほうがいい。 断然の1番人気で敗れた弁明の気持ちはわかるが……。

アルゼンチン共和国杯&みやこステークス的中記──小銭だと当たる私のかわいそうな的中記──これが先週なら……

秋の連続G1隙間週、アルゼンチン共和国杯とみやこステークス。
勝負の天皇賞で有り金失い、小銭での気持ちだけの参加。当たろうが当たるまいがどうでもいい世界……。



ところが、皮肉なことに、当たりました。うれしくない? いえいえうれしくてたまりません。だってめったに当たらない馬券下手なんだから。それがなんと、メイン2レース、3連単的中。
120倍と60倍を100円ずつ(笑)。低配当だけど、4000円が18000円ぐらいになった、と思われる。まだ配当も出ていない。確定しないままの先走り記入。速いよ、このブログ。リアルタイム進行。失格降着ありませんように。



自慢していいの? いいんだよね? 馬券下手がメイン2レース3連単両方的中なんだもの。その2レースしか参戦していないんだもの。勝率100%。
でもやっぱりの100円的中。千円にすると必ずハズレ。1万にしたら当たったことがない馬券下手。たまのいい日。
今夜はこれから、「ちょっと高めの日本酒」を買いに行きます。四合瓶で5千円。たまのたまだもの、いいよね。
ありがとうルルーシュ、ありがとうローマンレジェンド。

しかしこんなとこを見たりすると、両方当てたおれって馬券がうまいのかなと勘違いしそうになる(笑)。

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【追記】──だいじょうぶなのかギュスターヴクライ!?──23時追記

上記をアップしたのが16時。配当の確定前から書きだしたので、この時点では私の本命ギュスターヴクライが大けがをしたことを知らない。
予定通り、的中のお祝いとして、いつもよりも高めの日本酒を飲んだ。この時間に酒を飲むと毎日午前3時起きなので眠くなってしまう。気持ちよく少し転寝。起き出して、そのケガを知った。

アルゼンチン共和国杯に投じた金は2000円。本命はギュスターヴクライ。
ギュスターヴクライ、ルルーシュ、ムスカテールと、ギュスターヴクライ、ムスカテール、ルルーシュの3連単を500円ずつ買い、残りの千円を100円ずつ「ギュスターヴクライが来なかった場合」を想定して散らした。その中のひとつが運よく当たってくれた。「ありがとうルルーシュ」と書いたが、それは本命への感謝ではなく、本命がこけたのに代わりに来て的中にしてくれてありがとう、の意味だ。いわばこのときの気持ちは「バカヤロー、ギュスターヴクライ! 負けやがって! ありがとうルルーシュ」だった。

たいへんなことになっているようだ。だいじょうぶなのだろうか。心配だ。やっとファビラスラフインの仔から大物が出たと思ったらこんなことに。母のJC2着を思い出す。ここを勝ってJC挑戦だったろうに。なんとも残念。
無事であってくれ。まだまだ活躍できる素材だ。



大ケガなので引退は確定したようだ。でも命は助かったもよう。よかった。

忘れている記憶──首相のダービー観戦──小泉、安倍、麻生……最初は吉田茂

天覧競馬の感動の餘韻が続き、めったに見ないYouTubeで、あれこれ探している。



それで、小泉さんがダービー観戦したのを思い出した。というか忘れていて、今回そういう記事を見つけて、「ああそうだった」となったのだが。
現役首相としては、吉田茂に続いて二人目とか。小泉さんがダービー観戦したなんてのも、はるかはるかの記憶。

ダービーに関してコメントを求められていた。やっぱりうまい(笑)。チャーチルの「一国の首相になるよりダービー馬のオーナーになるほうがむずかしい」を引いていた。まあこれは作り話と確定しているが。
貴乃花の優勝時といい、うまくポイントを押さえている。あれは才能だ。
たしか枠連馬券を当てたのだった。少額の。



大相撲の賜杯渡しには麻生さんも行った。これは見ている。小泉さんのあれを見て、「おれも」と思ったのだろう。からぶりだった。
デーモン小暮が、麻生首相は土俵の上に靴で上がったとブログで批判したが、後に黒っぽい土俵用のスリッパにはきかえていたと知り、謝罪した。

このあいだの日馬富士の優勝時には野田総理も行ったのだったか。ひさびさの横綱誕生だから人気回復に役立つと出かけたのだろう。時はいい。ポイントを抑えている。興味のない優勝なので優勝確定と同時にチャンネルを『笑点』に替えたので見ていない(笑)。
小泉流の名文句を言えば翌日話題になったはずだ。話題になっていないということはドジョウはドジョウだったのだろう。

私は菅や鳩山という首相になる資格のないゴミよりは野田を認めているが、馬で言うならせいぜいG2馬。首相というG1の表彰台に立つ器ではない。しかしそれを言うなら菅なんて甘く見ても1000万条件馬だ。あれが首相になったのだから時勢とはおそろしい。さすがにもう二度とあるまいが。

みな小泉のそれをパフォーマンスと揶揄し軽んじるが、自分もやってみようとすると失敗に終る。様にならない。才能とはそういうものだ。



2009年のダービーに麻生さんが来場したと知る。まったく覚えていない。ロジユニヴァースの年か。2009年は腰痛で寝た切りの生活を送り餓死するのではないかというほど苦しんだ年だから覚えていなくてもしかたない。競馬どころじゃなかった。

しかし「2007年には安倍首相が夫婦で来場」と知ると、「おれの記憶は大丈夫なのか」と焦る。覚えていない。ウオッカの勝った2007年には、皇太子殿下ご夫妻と一緒に安倍首相夫妻も来場してたの? 完全に忘れている。競馬場にいたのに。
まあ安倍さんは期待が高かっただけに期待外れで、靖国にも行かないし、それでいて女房と手を繋いで飛行機のタラップを降りてきたりして、白けていた時期でもあった。私は女房とべたべたする男は嫌いだ。
皇太子殿下ご夫妻の来場を忘れていたのだから首相夫婦のことは忘れていて当然だ。



やはり天覧競馬は、首相の来場なんかとは格が違う。あらためてそう感じた。
それにしても、いい騎手が勝ってくれた。
ネット上にあふれるミルコ讃歌が我が事のようにうれしかった。

「もしも岩田が勝っていたら」「もしも池添が勝っていたら」のような「もしもシリーズ」をいくつか見かけた。
岩田が不敬なガッツポーズをしたり、池添が馬から振り落とされたりしたら
陛下もどんな表情をすればいいのかとお困りになったろう。

それもこれも丸く収まったからこその「もしも」あそび。
まことにめでたい天皇賞だった。

平成19年のダービー──ウオッカの思い出──なぜか忘れていた皇太子殿下ご夫妻のご来賓

あのダービーのパドック。
ウオッカのたたずまいはすばらしかった。
私は報道陣席の最前列で見ていた。
圧倒的な存在感だった。
全馬の中でいちばん輝いていた。 
大好きなウオッカを初めて生で見た日だった。



私はウオッカが好きだった。 
デビュー戦の勝ちかたがよかった。黄菊戦の負け方も強かった。
阪神JFのパドックを見てますます好きになった。

そのとき中山競馬場にいた。負け続けていた。オケラ寸前だった。
ところが前売りで買っておいたJFの「ウオッカ1着固定3連単」が的中した。4番人気だったこともあり、2,3着は1、2番人気だったが、3連単は142倍ついた。
それで息を吹きかえし、中山最終を当て、プラスで帰宅できた。感謝した。

エルフィンステークスもチューリップ賞も桜花賞も当てた。みな配当は低いが。
相性のいい馬だった。女神だった。



しかしダービー。
64年ぶりの牝馬の優勝はあるのか。
目の前を周回する神々しいばかりの仕上がりのウオッカを見ても、私は踏みこめなかった。

パドックの中では、1番人気の馬の、品のない馬主が、品のない派手な服を着て、品のないボクサー一家と、これみよがしにしゃべっていた。

右隣にいたテレビ局勤務のTさんが、それを見ながら、「あんなのに勝たれるなら牝馬のウオッカでも勝ってくれたほうがいいな」と、つぶやいた。みょうに記憶に残っているシーンである。

その馬主は、もう勝ったも同然と自信満々だった。私もTさんも、それを苦々しく思いつつも、勝つのはその馬だろうと認めていた。

左隣にいた〝馬券生活者〟のKさんが、「あの馬はすごいよ。おれが見てきた馬の中でも三本の指に入る」と言った。(後の成績を考えるとKさんの相馬眼には疑問をいだかざるを得ない。あとの二本指は何なのだろう。)
私は、「ジャングルポケットの仔なのに、なんであんな体形なんでしょうね」と前々から思っていることをKさんに問うてみた。ウオッカを見るのは初めてだが、この馬は2歳の時から見ている。関西馬でアンカツ騎乗なのに、デビュー戦からして東京だった。
その成績から、強い馬とは認めざるを得ないが、どうにも好きになれない馬体だった。しなやかさがない。
Kさんが、「うん、それは不思議だな」と応えた。

デビュー戦が府中、2戦目も府中で重賞東京スポーツ杯を勝つ。その時点でもうダービーはこれだろうと思っていた。3戦目はラジオNIKKEI杯。ここも勝ち、またも東京で共同通信杯を勝って4戦全勝。東京は3戦全勝。関西馬なんて、このダービーが初めての府中がふつうなのに。
前哨戦の皐月賞は3着。一番強い競馬をしていた。2番人気だったが、それは誰もが「この馬が勝つのはダービー」と思っていたからだろう。まるでダービーを勝つために生まれてきたような馬だった。勝つのはこれだろう。



私はウオッカの単勝を買わなかった。買えなかった。
あれほどの、神々しいまでの光を放っている大好きな馬を応援できなかった。

断然人気のその馬を1着固定した馬券で勝負した。
品のない馬主も品のないボクサーも好きではないが、馬券は別。当てねばならない。
2歳時から「来年のダービーはこれ」と思って来た馬でもある。

最後に義理で、ウオッカを1着に固定した3連単を100円単位で買った。
ウオッカが銭湯に躍りでたとき、(なんちゅう誤変換だATOK!)
ウオッカが先頭に躍りでたとき、声を出した。「勝て!」と。

もしかしたら馬券も当たるかもと淡い期待を抱いたが、2着にNHKマイルカップを大敗した人気薄のアサクサキングスが来るとは思わない。それこそ「出ているのを忘れていた馬」だ。秋には菊花賞馬になるのだが……。
当然ハズレ。

3連単は200万馬券だった。

馬券はハズれたけど、あの馬主とボクサー一家の口取りは見たくなかったから、これでいいんだと思った。
あれだけの圧倒的存在感を放っていたウオッカの単勝を買えない自分を恥じた。

そのことが負い目となったのか、それから宝塚記念、秋華賞、ジャパンカップ、有馬記念、京都記念とウオッカを本命にして負け続け、かつての儲けの何倍もの損失をこうむる。「あのダービーで燃えつきたんだ。あれが生涯最高に輝いた瞬間だったんだ」と追うのをやめたらまた勝ち始め、歴史に残る名牝になった。しかし私が頭に固定したJCと天皇賞では3着だった。結論としては馬券の相性はわるかったのか? ん? ウオッカ馬券の収支が大マイナスであることはまちがいない。


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そんなことを、なぜ今ごろ書いているかというと……。

今年の天覧競馬のことを書き、なつかしくなって松永の天皇賞の映像をYouTubeで見ていたら、そこに「3連単100万馬券か。皇室のひとが来ると荒れるな。ウオッカのダービーも荒れたし」という書きこみがあったのである。

「ウオッカのダービー」……。
「皇室のひと」……。



やっと思い出した。確認する。やっぱりそうだ。
そうか、あのダービーには、皇太子殿下ご夫妻が来場なさっていたのか。
皇太子妃殿下の来場から「牝馬」を読むべきだった。思いつくはずだった。

妃殿下来場を祝って、ただ1頭の牝馬の優勝。
2着にアサクサキングス、3着にアドマイヤオーラ。思えば簡単だ。だけど……。

平成17年の天皇賞では、
皇后陛下のご来場からすぐにそれに思い至ったのに、思い至りつつハズしたことを悔やんでいたのに、そのときはまったく浮かばなかった。本来なら平成17年の天覧競馬で100万円馬券を取りそこなったことを糧にウオッカ中心の馬券を組むところだ。2着がむずかしいから馬券の結果はともかく、妃殿下来場とウオッカを結びつけ、そんな発想をしていなければならない。

ところがパドックでのTさん、Kさんのとのやりとりや、パドック内にいた馬主、ボクサー一家のことなど、どうでもいい細かいことを覚えているのに、その大事なことを覚えていない。
それどころか私の中で、それは失われた記憶だった。お二人がご来場なさったことすら忘れていた。
同じ競馬場にいたというのに……。



かほどに敬愛の念に差がある自分におどろいた。
かたやお姿を拝見しただけで涙ぐむほどお慕いし、かたやご来場なさったことすら忘れている。
それを備忘録として書いておこうと思った。という次第。


嫁を外すと一家はがたがたになる。
一般家庭のそれが特別な御一家にも当て嵌まった。その意味ではたしかに「日本の象徴」ではある……。 
こんなはずじゃなかった……。

天皇賞完敗記──おめでとう、ミルコ!──「騎手で選ぶ天皇賞」と決めながら天覧競馬を勝つのに最もふさわしい騎手ミルコを1位に指名できなかった馬券下手

天皇皇后両陛下の御前で勝つ資格のある騎手は誰かと考えた。
馬の実力も考慮せねばならない。
結果、福永ダークシャドウと蛯名フェノーメノを選んだ。

今回の
天覧競馬の意義は「近代競馬150周年」記念である。
横浜根岸の居留外国人によって始まった近代競馬の記念だから外国人騎手の優勝はあり得る。

外国人騎手は三人。
メンディザバルのルーラーシップ。
ミルコのエイシンフラッシュ。
スミヨンのトーセンジョーダン。

馬の力からメンディザバルのルーラーシップを選んだ。 

しかし、この三人の中で、最も日本と関係の深い、
天覧競馬天皇賞にふさわしい外国人騎手はミルコだった……。



tennoushou2012

こんな3連単36点勝負。
自慢は、カレンブラックヒルを消していること。
スミヨン大好きだけどトーセンは消し。
よけいなのは岩田猿を入れていること。
サダムパテックは武豊への敬意。



akiten2012

akitenhaitou



天覧競馬の勝利に最もふさわしい外国人騎手は、あの大震災の3.11のあと、3月26日に、喪章をつけ、ヴィクトワールピサでドバイワールドカップを勝ち、混乱の日本に勇気と希望を与えてくれたミルコ・デムーロだった。ミルコこそが被災地を御訪問くださる
両陛下の御前で勝つのにふさわしい騎手だった。

と、気づいたのはゴールを過ぎてから。
私にはダービー以来勝ち星のないエイシンフラッシュを勝ち馬に指定することはできなかった。「騎手で選ぶ天皇賞」を口にしながら、ミルコという「騎手」ではなくルーラーシップという「馬」で勝負してしまった。



ヴィクトリーロードをミルコとエイシンフラッシュが返ってくる。馬上のミルコが涙を拭う。そうなんだ、ミルコなんだよ。ネオユニヴァースでダービーを勝ったとき、異国人の自分にミルココールをしてくれる日本のファンに感激し、イタリアのダービーを勝つよりも日本のダービーを勝つことの方がうれしいと言ったミルコなんだ。ドバイワールドカップの優勝は、3.11のあと、最初の明るいニュースだった。
両陛下の御前で勝つのに最もふさわしい騎手は、福永よりも蛯名よりもミルコなんだ。

ミルコが下馬する。
ん? と思った。故障でもしたのか。むかしの規則で下馬してはいけないことになっている。
すると、ヘルメットを脱ぎ、ターフに跪き、
天皇皇后両陛下に、欧州風の敬意を表した。騎士の作法だ。
目頭が熱くなる。やってくれるな、ミルコ・デムーロ!

mirco2

世界最古の歴史。
両陛下の拍手。

イギリスやタイとは歴史の桁が違う。

heika

私もミルコに拍手しつつ涙ぐんだ。
手を振られる
今上天皇のお姿。
よりそう
皇后陛下のお姿。
日本人であることを確認する瞬間。



馬券は完敗だったが、いい天皇賞だった。忘れられない秋になった。

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【追記】──おめでとう、woruko

ツイッターで知りあったworukoさんは、私の書いた「騎手で選ぶ天皇賞」に賛同してくれ、早々と勝ち馬候補にミルコ・エイシンフラッシュの名を上げていた。2週間も前の話である。worukoさんにはDMで天覧競馬であることを内緒でお知らせしていた。そこからの読みになる。だからこれはほんとにすごい鋭い読みなのだ。
3連単を取ったことだろう。ミルコを1着と読めば2、3着は簡単だ。それでいて400倍ちかい配当。おいしい馬券だ。おめでとう。

私はworukoさんからそのツイートをもらいながらも、「エイシンフラッシュ???」と考えてしまった。ミルコは好きだけど、内田が乗っても、ダービー以降どうしても勝てない馬が、ミルコに乗り代わって、いきなり勝つだろうか!?

勝った。見事に勝った。ぽっかりと開いた内を、一直線に伸びてきた。
ミルコを買えとサジェストしてくれた勝利の女神がいたのに、私は買いきれなかった。
私の馬券下手は不治の病のようだ。



【追記.2】──「御訪問くださる」──敬語の使いかた 

両陛下が「被災地を御訪問してくださる」と書いたら、ATOKに「敬語の使いかたの誤り→正しくは〝御訪問くださる〟」と直された。恥ずかしい。

アサヒシンブンはこの世から敬語というものをなくす運動をしていて、
両陛下にも一切敬語を使わない。その無礼に立腹していたが、敬語をまともに使えないやつに立腹する資格もない。赤面。

平成17年の天覧競馬の思い出──ヘヴンリーロマンスのたたずまい──松永幹夫の美──平成24年10月22日、7年ぶりの天覧競馬、決定!

平成17年の天覧競馬。来賓席から手を振られる
天皇皇后両陛下のお姿。

そして、ヘルメットを脱ぎ、一礼した、松永幹夫騎手。今も語り継がれる、映画のような美しいシーン。
ふだんはもううるさくてしょうがない馬なのに、なぜかそれを知っているかのように微動だにしなかったヘヴンリーロマンス。いい女だねえ。

tennoushou2005


天覧競馬にふさわしい騎手が勝ちました。松永の人格は誰もが認めていました。
なにもかもが明治32年の
明治天皇の根岸競馬場への行幸以来106年ぶりに実現した天覧競馬にふさわしい、夢のような出来事でした。



私は大好きなゼンノロブロイ(1番人気)を軸にした馬券をたっぷりと買ったあと、なぜか鈍感なくせにこの時ばかりは、
「天皇陛下ばかりか皇后陛下まで来場してくださった。なら馬券は牡馬と牝馬の絡みになるのではないか!?」と勘が働き、勝つのはゼンノロブロイと決めていたので、 「ゼンノロブロイ1着固定で2,3着は牝馬」という3連単馬券を買い足しに走りました。牝馬は
スイープトウショウ、 アドマイヤグルーヴ、ダンスインザムード、ヘヴンリーロマンスの4頭です。春に宝塚記念を勝っていたスイープトウショウが4番人気でしたが、あとの3頭は超人気薄でした。ゼンノロブロイ1着固定相手牝馬4頭のそれらを500円ずつ買い足しました。しかしこれは思い出馬券。当たるなんて夢にも思っていません。



レースは高名なかたがたの多い来賓席で見ていました。といっても
両陛下のいらっしゃるエリアには近づけませんでしたが。

まさかまさかと思うようなゴール前になり、興奮しましたが、ただ確実にゼンノロブロイを交わし、ヘヴンリーロマンスが勝ったのを確認できたので、「もしかして当たったかも」というドキドキはありませんでした。オッズペーパーを印刷し、「ゼンノ、ヘヴン、ダンス」で3連単34万は確認していたので500円的中なら170万超えなのですが、そういう「もしかしたら」の興奮はぜんぜんありませんでした。

ただひたすら思ったのは、「牡馬牝馬の絡みと呼んだのなら、100円でいいからゼンノロブロイ1頭軸マルチも買っておけば」という悔いです。3連単100万馬券でしたが、金額よりも、記念すべきその年に当てたかったと思う気持ちが、かすりもしないならともかく、へんにかすっていただけに、猛烈に湧き起こってきました。当てたら仲間に自慢できます。そんなことを思っていました。なにしろ私は正当な馬券検討をするので、結果的に本命馬券になってしまい、100万馬券なんて、当てる以前に買ったことがないのです。

例えば100万円買って90万馬券を100円当てたら10万円の損ですが、めったに出ない、出ても当てられない90万馬券を当てたということが自慢になります。馬券好きとはそんなものです。
まして106年ぶりの天覧競馬で出た100万馬券です。儲けは二の次でした。100円でいいから当てたかった。その口惜しさは引きずりました。ゼンノロブロイ1頭軸マルチ3連単、相手は牝馬4頭36点。あと3600円投資していたら、私はあの天覧競馬の3連単100万馬券を当てたと今も自慢できたのでした。



その後の飲み会で、騎手方面を取材していた競馬評論家のIWさんから
「両陛下ご来場の際に、主な騎手が両陛下の前に並ぶ儀式があったんだけど、ヨコテンはそれを断って並ばなかった」と聞きました。そういう行事に関わると騎乗の集中心が失われるというまことにリッパな理由だったようです。
そんな不敬な騎手が勝つはずがありません。その時点で「ロブロイは消し、よくても2着」と読めました。知ったのはレース後でした。そこが悔やまれます。IWさんもなんでレース前に教えてくれなかったのか。IWさんはロブロイやリンカーンから買っていて、もちろんハズレでした。
IWさんは、こんな貴重な情報を知りつつ「不敬なヨコテンは消し!」という勘が働かなかったようです。なぜか!? 団塊の世代のIWさんは元学生活動家で皇室に対する敬愛の念がないひとなのでした。



飲み会では、みんな「あんな馬券、当たるはずがないよ、ワハハ」と陽気に飲んでいました。私だけがひとり、かすった口惜しさを噛み締めていました。かくいう私も、
天皇皇后両陛下がおそろいで来てくださったから牝馬の絡む馬券、というデータ的には根拠のない読みだったのでいばれないのですが、でもあんな馬券、そんな感覚でなきゃ取れるはずがありません。

こういう大穴馬券をかすりもせずにハズれたとき、私はよく「出ていることすら知らなかった」という言いかたで笑い話にします。出ていることすら忘れていた馬に勝たれたのですから不満はありません。
しかしこのときはヘヴンリーロマンスが出ていることをしっかり意識していました。私はヘヴンリーロマンスの馬体が大好きで、エリザベス女王杯のときも応援しましたし、方向転換してフェブラリーステークスに出たときも単勝を買ったほど惚れこんでいました。買わずにいられないほど〝いい女〟なのです。でも惨敗。そしてよくあるように私が追い掛けるのをやめたら活躍を初め、今回の天皇賞制覇です。ヘヴンリーロマンスもまた「好きな馬は最後まで追い掛けろ」を教えたくれた1頭になります。

ヘヴンリーロマンスは前走9番人気で札幌記念を勝っています。2着3着も人気薄だったため3連単は276万馬券でした。この馬券を知人のIさんが500円当てていました。いつもの飲み仲間です。Iさんは新宿の場外で1400万円を払いもどしています。「べつにドキドキもしなかった」と笑っていました。まあ基本が金持ちのひとですから。Iさんのことは競馬ブックにいっせいちゃんが書いたので覚えているひともいることでしょう。



ということで「益のないこのブログからの数少ない読者へのプレゼント」。
天覧競馬では、勝ち馬の馬上から、
天皇皇后両陛下にご挨拶するのにふさわしい騎手を買ってください。それが1着です。

これは大きなプレゼントですよ。だって1着馬を特定できるのだから。
多くの有力馬を消せるのですから。

ヘヴンリーロマンスのような穴馬は大いに買いなさい。騎手が
天皇皇后両陛下にご挨拶する資格のある人間なら。
一方、どんな人気馬でも、鞍上が常識の闕如した
天皇皇后両陛下に失礼のあるようなアホ騎手なら、ケシ! です。
それは来ても2着です。
あなたが、どの騎手をどう評価するか、という最後の問題が待ってますが(笑)。

みなさまの的中を願っています。

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【追記】──そしてミルコが勝ったのだった……。

サラブレッドの現実──タップダンスシチーの老後は安心できるのか──ハイセイコー、タケホープ、イチフジイサミの思い出

「タップダンスシチーは生きていた」の【追記】として書き始めだが、長くなったので独立させた。
「もう安心」と思いたいが、「まだ不安」でもある。

繰り返すが、競馬は残酷な産業である。ほとんどの馬は殺されて肉になって行く。仔馬にも多い。繁殖牝馬も種馬も同じ。それが競馬の現実だ。きれいごとは言いたくない。

中級の成績だった馬の餘生に熱心なひとがいる。会員制にして、会費でもって、なんとか生かしたいと努力している。それはそれで認めねばならない活動なのかも知れないが、そんなことをしていたら日本中に廃馬となったサラブレッドが溢れてしまう。サラブレッド生産という人間の残酷な遊びは、そもそもそんなこととは正反対に位置している。

かってに血統を組合せ、「生産」する。そう、それは愛しあった者同士の愛の子ではない。あくまでも理論尽くでの「生産」に過ぎない。工業の生産品と同じ。「失敗品」は廃棄するだけだ。

だから、こんなことを言うと、そんなことをしているひとから反撥を喰うだろうけど、さしたる成績でもないサラブレッドを、「自分が好きだった」ということを根拠に、なんとかして生かしたいと願うのは、かなり愚かな行為だと思っている。生涯負け続けの馬のことを本にしたり映画にしたりするヒューマニズムとおなじぐらいくだらない。本質を理解していない。かなしいけど、それが競馬である。



ただそんな中から、実力で「餘生を平穏に送る権利」を勝ちとった数少ない馬もいる。
タップダンスシチーは、文句なしのそんな1頭であろう。その馬の不遇は許しがたい。
「許しがたい」って、誰が何に対して許しがたいのか、書いている自分にもわからないのだが……。

タップダンスシチーは、老馬となり、自然死するまで、うまいものを喰ってのんびりする権利を、自力で手にした馬だ。勝てない馬が肉にされて行くのと同じく、それは競走馬における真理でなければならない。タッブダンスシチーの老後が保障されないなら、競馬とはなにか、勝つとはなにか、になってしまう。


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タップダンスシチーは生きていた」の【追記】

【追記】──まだ安心できる形ではないようだ──ハイセイコー、タケホープ、イチフジイサミのこと

私は、友駿シチーが、タップダンスシチーの居場所を明確にし、ファンとの交流も出来るようにするのだと思っていた。しかし発表されたのは、個人牧場が預かっている、生きている、対面は出来ない、ということのみだった。

なんだか大きな社会問題になってきたから、急いで「生きている」ことを発表しただけのようで、「タップダンスシチーは無事元気に生きている。よかったよかった」とは、ちょっと違っているようだ。安心はできない。そのうち「病死しました」とあっさり言われたりする可能性もある。


今回の件で、「JRAは功労馬の面倒を見ろ」という意見が多かった。
それはまあバクチの胴元なのだからそのとおりであり、それはそれで考えねばならないテーマになる。
だが私の本音は「友駿シチーという古手共同馬主クラブは、ほんの数万円から参加できる庶民的なクラブだが、G1とは無縁の組織だった。そこから出た初めての大スターなのだから、それこそ友駿シチーが功労馬として、顕彰馬として、売り物にして、面倒を見るべきなのではないか」になる。甘い考えなのだろうが、どうにもそこから抜けだせない。


昭和48年、ハイセイコーブームに沸いた年。
皐月賞、ハイセイコー1着。イチフジイサミ4着。タケホープは不出走。
ダービーを勝ったのはタケホープ。2着にイチフジイサミ。ハイセイコー3着。
菊花賞、タケホープ二冠達成。ハイセイコー2着。イチフジイサミ3着。

5歳(いまの4歳)の春、タケホープは天皇賞を勝つ。勝ち抜け制度。秋、天皇賞を勝ったのはカミノテシオ。イチフジイサミ2着。ハイセイコーは宝塚記念を勝つ。
ハイセイコー世代の5歳暮れ。有馬記念。勝ったのは年上の天皇賞馬タニノチカラ。ハイセイコーは2着。タケホープ3着。イチフジイサミ8着。
ハイセイコーは皐月賞と宝塚記念を勝ち、タケホープは、ダービー、菊花賞、春の天皇賞を勝って、これが引退レースとなった。むかしの強い馬はみな5歳暮れ(いまなら4歳暮れ)に引退して種牡馬入りした。
6歳の春、ずっと脇役だったイチフジイサミはついに春の天皇賞を勝つ。2着にキタノカチドキ。

当時の新馬戦、3歳未勝利戦は1000から1100しかなく、ステイヤーのイチフジイサミは未勝利脱出に11戦を要した。新馬戦に芝2000メートルがある今から考えると暗黒の時代だった。
イチフジイサミは、ハイセイコー、タケホープ時代の地味な脇役から、最後は天皇賞馬に登りつめた。


このイチフジイサミの老後は、生産者の千代田牧場が見た。近所のちいさな牧場に預託していた。私は千代田牧場に親しくしてもらったので、このことを知り、日高に行くと、必ず老いたイチフジイサミに会いに行った。

種牡馬としても成功したハイセイコーは、明和牧場で大事にされていた。気の荒い馬で、気に入らない客?には突進してきた。カメラマン今井久惠先生の助手だった長浜さんは、写真を撮っていたらハイセイコーが突進してきて、逃げおくれ、体当たりされて何メートルも吹っ飛んだことがあると、その怖さを語っていた。

競走生活でハイセイコーを凌駕したタケホープは、種牡馬としては成功せず、谷川牧場で餘生を送っていた。看板馬のシンザンが、菊花賞馬ミナガワマンナを出したこともあり、老いてもなお看板馬として、いちばん目立つ場所に放牧されていたのに、タケホープは牧場の裏の狭い場所にいた。


ハイセイコー物語とタケホープ物語ほど逆転の連続でおもしろいものはない。
誰もがハイセイコーのほうが強いと思った。それを破ったタケホープは敵役だった。だが、ダービー、菊花賞をタケホープが勝つ。しかしこれはよく言われているように、ダービーはハイセイコーに連戦の疲れがあったし(明らかに使いすぎだった)、菊花賞では、直線、タケホープの前がモーゼの海のように開ける。まるで「さあ、行け、勝て!」と神の思しめしのように。そして先行から抜けだし、いま勝たんとするハイセイコーをハナ差捉える。3000メートル走ってハナ差。まるで作ったような物語。いやこんなすごいものは誰にも作れない。

まだハイセイコー贔屓は多かったが、天皇賞でもタケホープが完勝することによって(これはもう中距離馬のハイセイコーとステイヤータケホープだからしょうがない)評価が定まる。今度は誰もがタケホープの強さを認めることになる。
山野浩一氏を始めとする血統評論家もみな「種牡馬としてもタケホープが成功するだろう」と言った。書いた。当時フジテレビの競馬中継の司会をしていた川口浩もタケホープ最強説を力説していた(後のテレ朝インチキ探険隊長ね)。

今度はハイセイコーが「墜ちた英雄」になってしまった。しかし「ハイセイコーは種牡馬としてもたいしたことはない。タケホープの圧勝だろう」という血統評論家を嘲笑うように、初年度産駒からカツラノハイセイコがダービー馬に輝き、父の無念を晴らす。さらには父の惨敗した天皇賞も勝った。親孝行息子である。国民的アイドルであったハイセイコーには名だたる牝馬もつけられたが、そこからではなく、無名のステイヤー牝馬につけられた貧相(失礼)な体つきのカツラノハイセイコが父の無念を晴らすストーリィもおもしろかった。


ミーハーな私はハイセイコーファンであり、タケホープは私の中で敵役のままだったわけだが、三十代になって競馬のことを書くようになり、実際に牧場で対面したら、とげとげしい雰囲気のハイセイコーが嫌いになり、人懐っこく顔を寄せてくるタケホープの大ファンになってしまった。感覚は変るものである。芸能人のファンなんてのもこんなものだろう。テレビや映画を見てファンになるが、決定的なのは現実に目にしたときの態度だ。
そしてまた、両馬の陰に隠れてずっと脇役だったイチフジイサミのなんとかわいかったことか。すでに持病の喘息で苦しんでいたが……。

観光バスが名所として立ちより、ハイセイコーを見るための展望台まであった種牡馬としても成功したハイセイコーが恵まれた餘生を送ったのは当然である。種牡馬としては成功しなかったが、タケホープもそれなりにしあわせな餘生だったろう。
ステイヤー血統で勝ち味に遅いイチフジイサミはそもそも種牡馬として期待されていなかったし、一応種牡馬にはなったもののろくな相手もいず、すぐに廃業になった。その後、紆余曲折はあったものの、23歳で安楽死処分されるまで生きられたのは、いま案じられているタップダンスシチー等よりははるかに恵まれた餘生だったろう。


と、タップダンスシチーから脱線してしまったが、こういう「イチフジイサミと千代田牧場」のような関係もある。「牝馬の千代田牧場」として有名であり、多くの名牝で名高い千代田牧場(最新のG1牝馬はホエールキャプチャ)だが、「生産牡馬の八大競走制覇」はイチフジイサミが最初だった。それで最後まで面倒を見た。

私は、競馬が経済産業であり、実態がいかに残酷かはよく見知っているので、わかったようなことは言わないようにしている。馬の死に触れたら、競馬できれいごとは言えなくなる。書けなくなる。

ただタップダンスシチーのことでは、JRA、生産者(外国だけど)、馬主といろいろあるわけだが、「あれだけ組織の名を高めてくれたのだから、友駿シチーが面倒を見るべきなんじゃないの」という思いが強い。

タップダンスシチーは、本来6歳ぐらいで引退し、「乗馬」から「行方不明」になる馬だった。行方不明が屠殺であることは言うまでもない。
それが有馬記念2着から花開き、ジャパンカップ、宝塚記念を勝ち、凱旋門賞に挑戦するまでになった。自身の力で文句なしの「老後の安定」を勝ちとった馬である。
それが今回の騒ぎだ。やはりどうしても「それはないんじゃないの、友駿さん」と思ってしまう。

タップダンスシチーは健やかな老後を送れるのだろうか。まだ安心できない。

サラブレッドの現実──タップダンスシチーは生きていた!

リンクを張った臼井さんがメールをくれた。

http://takahiro.com/zakki/652.html

どうやら生きていて、来週の月曜にあらたな発表があるとのこと。 
よかった、ほんとうによかった。これで肉になっていたらいくらなんでも悲しすぎる。

先走ったことを書いてしまったが反省はしない。
そもそもタップダンスシチーほどの馬が、あれだけ調べても行方がわからないほうが異常なのだ。

ともあれ、今回の騒ぎで今度は餘生はだいじょうぶだろう。
その意味では価値ある騒ぎだった。

臼井さんのことを責めているひともいるが、多くの馬はひっそりと肉になって行く。こういうふうに問題提起することには意義がある。よかった。

サラブレッドの現実──タップダンスシチー行方不明──10億稼いだ馬を殺すのか、友駿ホースクラブ!

タップダンスシチー、行方不明

http://takahiro.com/zakki/648.html

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競馬がどんなに残酷なゲームであるかはよくわかっている。

牧場で、かわいい仔馬が屠殺場に連れて行かれるのを何度も見た。
競走馬になれる能力がないとわかった馬は殺すしかない。
馬はそれがわかる。屠殺場行きトラックに載るのを拒む。あとずさりしていやがる。

担当者が泣きながらそれを押しこむ。仔馬はすがるような目つきで泣く。
それは牧夫として生きて行くための修練だから、出産でその仔馬を取りあげ、育てた牧夫の仕事になる。やらされる。
出産の時、子宮から足を引っぱって取りだしたとき、すぐに自力で、よれよれと立ち上がったとき。
歌にまで歌われた仲の良い「お馬の親子」。
その可愛い仔馬を、屠殺場に向かうトラックに載せねばならない。泣きじゃくる牧夫。

都会から牧場への憧れでやってきた若者が、牧場にいつけるかどうかは、これで決まると生産者は言う。ほとんどがこれが出来ず、牧場の現実を知り、都会へと戻って行く。
とてもとてもきれいごとで語れる世界ではない。

競馬は「生産」にばかりスポットライトが当たるが、「屠殺」の産業なのだ。



仔馬ばかりじゃない。種馬も繁殖牝馬も、役立たずになったら殺す。肉にする。それが定めであり競馬の本質だ。

天寿をまっとうできるサラブレッドは1%もいまい。99%は殺されて肉になって行く。 

高齢の種牡馬や繁殖牝馬の「自然死」に、涙ながらの哀惜の念を寄せている競馬ファンの文を見ると毎度奇妙な気がする。
1%だけを見て99%を無視している。競馬の本質はそんなもんじゃない。

大好きだった馬を、あなたが今、サラミソーセージで喰っているかも知れない。
かわいいペットが喰っているそれに、あなたの大好きだった馬の肉が入っているかも知れない。

サラブレッドの肉は固いので、主に動物園のライオン等の餌になると言うが……。



ちいさな牧場で、餘生を送っている老馬を見るとほのぼのとした。

苦しい時代、毎年確実に仔馬を産んでくれた。父も母もたいした血統じゃないから300万円程度でしか売れなかったけど、毎年確実にそういう収入をもたらしてくれ、3ちゃん牧場(父ちゃん、母ちゃん、じいちゃん)の経営(かまど)を支えてくれた馬。 牧場用語で言う「かまど馬」だ。 

仔を産めない老馬になった。
馬の世話は、高額で売れる若駒も、用無しになった老馬も同じ手数がかかる。役立たずは置いておけない。ふつうは肉にする。殺す。

だがじいちゃんが、「おまえらがおまんまを食えたのも、学校に行けたのも、みなこの馬のお蔭なのだ。おれが面倒を見るから、最後の我が儘だと思って聞いてくれ」と息子夫婦に頼み、殺さなかった。

秋風の中、よれよれの老馬を、じいちゃんが愛しそうになでる。その姿はうつくしかった。
日高で撮った写真は山とあるが、いまも私の宝物の一枚である。じいちゃんも老馬も天寿をまっとうした。

そういう自然死した老馬の墓掘りを手伝ったことがある。主はユンボのような機械でやるが、仕上げはスコップで人間がやる。
「天寿をまっとうできてしあわせだったな」としみじみ思ったものだ。

だがそれは、例外中の例外。
現実には、みな殺されて行く。それが競馬の本質だ。動物の血統をいじる、人間の傲慢な遊び。

本質は、松阪牛のような肉牛の飼育と変らない。



上記、リンクしたブログのかたが大好きな馬だったというタップダンスシチーのその後を調べ、書かれていた。
かってにリンクしたことをお詫びし、貴重な情報を公開してくださったことに感謝したい。
事後承諾になるが、ブログテーマにさせていただいたことを、メールでご報告した。



しかし、いくらなんでもこれはないだろう。
シチー(友駿ホースクラブ愛馬会)の姿勢が問われる。
シチーの内情は知らないが、タップダンスシチーを功労馬として餘生を送らせるぐらいの金はあろう。

JCと宝塚記念を勝ち(JCは伝説的な大差勝ちだ)、有馬記念で二度2着し、金鯱賞を3連覇し、凱旋門賞にも遠征し、年老いても走り続け、10億稼いだタップダンスシチーを肉にするか!? シチーさんよ!

タップダンスシチーは、がんばってがんばって、のんびり過ごせる餘生の権利を勝ちとったのではなかったか。10億稼いで馬主孝行したタップダンスシチーが肉にされるなら、なにをどうすればサラブレッドは餘生をまっとうできるのだ。

1勝も出来ず敗戦記録が話題になった馬が、それを利用して金もうけしようとする連中の手によって、生き長らえる。だけど生き長らえる権利を手にしたのは、そんな負けつづけの馬ではなく、勝って勝って10億稼いだタップダンスシチーだろう。
タップダンスシチーがそうなら、エスポワールシチーのその後も決まっているようなものだ。



仕事柄、競馬がどんなに残酷な遊びかはわかっているつもりだが、久々に、なんともやりきれないものを感じたニュースだった。

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kanren6タップダンスシチーは生きていた

タップダンスシチーの老後は安心できるのか!?

ディープインパクト最初の仔の今──ナリタカサブランカ



 ディープインパクトの最初の仔が生まれたニュースを読んだことを思い出す。あの馬はいま、どうなっているのだろう。珍しくそんなことに興味を持った。すくなくともオープンクラスで活躍はしていない。していたら私だって覚えている。

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 やったぜベイビー!ディープに“長女”

 英雄の子が小さな牧場に降り立った――。ディープインパクト産駒第1号が9日、北海道新ひだか町の鳥井牧場で誕生した。母ロングディライト(14歳)が産んだのは元気な女の子で、誕生から45分後にはしっかりと立ち上がった。予定日より3日早く生まれてきたスーパーホースの“長女”はどんな競走馬に育つのか、熱視線が注がれそうだ。

 鳥井牧場は繁殖牝馬が7頭しかいない小さな牧場だ。鳥井さん夫婦に、馬の世話全般を受け持つ松田修平さん(26)とパートの女性従業員の4人で切り盛りしている。

 母ロングディライトには最初フジキセキを配合するつもりだったが、社台スタリオンステーションへ種付けに行くとディープインパクトの予定が空けてあった。「社台(スタリオンステーション)の人に“鳥井さんのために空けといた”と言われてね」。

 小さな牧場にとって1200万円の種付け料は大きな負担。だが「生産した馬が走らなければ面白くない」と信念を貫いた。鳥井さんはこれまでもキングカメハメハやクロフネなどの高額種牡馬を導入し挑戦を続けてきた。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/notice_horse/2008d_impact/KFullNormal20080110093. 

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 出産日が「9日」としか書いてないが、これは1月9日。同い年でクラシックを競う競走馬は早く生まれればそれだけ成長が早く有利だ。古馬となったら馬脚を現そうとも、3歳時にクラシックを勝っちまえばいいのである。
 しかしそれは「牝馬のフケ」がなければ出来ない。近年、薬を使ってそれをやるようになっている。

 本来の出産時期は、動物は基本的に「春に発情」だから、発情した春に種付けし、翌年3月下旬から4月が出産ラッシュになる。生産者と獣医が寝る暇もないほど忙しい時期だ。発情の時期がズレて、5月生まれ、6月生まれの「遅生まれ」になったりするのもいる。私の好きなカブラヤオーは6月生まれだった。

 今年のダービー馬ディープブリランテ
 1月10日生まれと6月10日生まれでは、じつに5カ月の差がある。小学生の4月生まれと3月生まれでは1年差があり、体格から勉強まですべてに大きな差が出る。体格も頭一つちがう。競走馬のこの差はもっと大きい。

 しかし最近はこんな「1月生まれ」なんてのもいる。信じがたい。12月生まれだと年上になってしまうから、ぎりぎりが1月であり、「1月9日」なんてのはもう人為的に出来る究極の早生まれになる。



 てなことはともかく。
 この記事の注目は下線部分。

・フジキセキをつけに行ったらディープが用意されていた。
・ディープの1200万円は高かったが思いきってつけた。

 この弱小生産者はなんとしてもG1を勝ってみたいとキンカメやクロフネなど無理をしてきた。それを知っている社台側が用意しておいたくれたのだ。ありがたいのか迷惑なのか。なにしろ「日本一種付け料金の高い種牡馬」である。
 ともあれ生産者は大冒険をして、大きな夢を描いたろう。早生まれだし、もしかして桜花賞を勝てるのではないかと。



 いや、発想としては逆か。それだけ勝負をした馬だから1月生まれにしたのか。
 とはいえ、いきなりは出来ない。産駒を調べてみる。

longdylight

 初期の産駒はふつうに3月生まれ。やがて2月生まれにし、2003年のショウナンマーレから1月生まれになっている。うまくそういうふうに計算したようだ。

 馬主が牧場に馬を見に来る。そのとき馬体が立派なほど売れる。5月に見に来たとして、4月生まれと1月生まれでは、ぜんぜん馬体が違う。それこそ幼稚園児と中学生ぐらいちがうだろう。
 早く生ませる傾向は弱小牧場ほど熱心なのか。最近日高取材をしていないので知らないけど。
 むかしは3月下旬から4月上旬に集中するので、馬房のカメラを見ながら生産者も寝られないが、獣医は不眠不休というぐらいたいへんなことになる。こういうふうにズレたのはいいことなのか?

 今年のダービー馬ディープブリランテが5月3日生まれであるように、早く生まれれば確実に勝てるというものではないようだ。



 ディープは見事に初年度産駒で桜花賞を勝ったが、それは社台ファーム生産馬のマルセリーナだった。

 果たしてこの馬はどうなったのだろう。馬名すら知らん。
 記事の中の「母ロングディライト」で調べてみた。

 ロングディライトの馬主は「中井長一」となっている。ロングワン、ロングエース、ロングホーク、ロングファストのあの中井さんだ。「長一」の名から冠号を「ロング」にし、それにエースやワンや「一」にまつわる名前をつけた。「ロングイチー」なんてのもいた(笑)。そのままやんけ。

 私の競馬青春時代の有名馬主である。まだお元気なのだろうか。もうかなりの高齢と思うが。

 ということで調べると、今のロングの馬は「中井敏雄」さん名義のようだ。息子さんだろう。
 ロングディライトの誕生は1994年。このころは長一さんもお元気で馬主だったようだ。



 ロングディライトで検索して、上記の「ディープ産駒第一号牝馬」が、ナリタカサブランカという馬名と知る。馬主は「ナリタ」「オースミ」の「オースミ」だ。

 戦績はこれ。右端が戦績、右から2番目は人気。話題になった「ディープの長女」だったのに人気は低い。馬体に問題があったのか。

naritacasablanca

 究極の早生まれなのに年明けデビュウだから、やはり体質や脚もとに問題があったのだろう。デビュウが年明けでは早生まれも関係ない。もうこの時期、遅生まれでも能力は追いついている。

 中央6戦0勝で園田へ。そこでやっと1勝したが、その後の成績が載っていない。休養中なのか。それとももう肉になったのか。



 すると、脚部不安が出て引退し、なんとか繁殖に上がれたと知る。ディープの仔だからだ。この成績では、普通は肉にされる。
 当然生れ故郷の鳥井牧場と思うが、どうやらそこは閉鎖されたとか。他の牧場のようだ。

 弱小牧場の「日本一高い種牡馬をつける」という冒険は、裏目に出てしまい、牧場閉鎖、冒険をした牧場主の死という流れになった。

 こういうちいさな牧場の取材を一杯してきたから、いかにこの種付けが大冒険か、そしてデビュウのときは、どれほど期待したか、そしてそのあとの落胆がどれほどのものか、痛いほど解る。

 もっとも、「失敗」とはいえ、生産者は生産して売ることが商売だから、ナリタカサブランカが、馬主のオースミに、2000万円以上で売れていれば充分商売にはなったはずだ。牝馬であるし、高くはない。果たしていくらだったのか。種付け料1200万に、育て賃として300万、1500万円以上ならペイ出来たことになるが……。

 予定通りフジキセキをつけていれば、種付け料は300万。果たしてどんな結果になったのか。それは神のみぞ知る、だ。
 兄にナリタプレリュードがいる。父はフジキセキ。1600万条件を勝って5勝をあげているから立派な成績だ。
 ディープのあとの2年は2年ともフジキセキをつけている。「鳥井さんのために空けておいた」は悪魔の囁きだったのか。



 しかし競馬はわからないからな。これで終ったわけではない。これからがロマンだ。
 やがて活躍馬が出て、「お母さんは〝ディープインパクトの長女〟として話題になった馬です」なんて言われる日が来る可能性もある。

 ナリタカサブランカという馬の名を覚えておこう。
 ただし、何頭か生んで、みな母似で脚もとが悪く、走らなかったりしたら、すぐに廃用になって肉にされる。
 そういうとき牧場に問いあわせても「行方不明」「消息不明」という答が返ってくる。馬が家出するものでもあるまいに。

 ナリタカサブランカ、母として名を成すか、殺されて行くのか、どっちだ。 

関屋記念的中!──したが──結局はオケラ記

夏競馬はあまりやらないが、大好きなドナウブルーが出てきたこともあり関屋記念を1万円だけやることにした。ヴィクトリアマイルを取らせてくれた馬だ。7番人気で2着。あのときの鞍上はウイリアムス。今回は内田を配してきた。
ディープインパクト産駒の、とても美しい馬だ。妹ジェンティルドンナが桜花賞とオークスを制し、「二冠牝馬の姉」とも呼ばれるようになった。ここは勝ちたい。勝てるだろう。前売りでは単勝1番人気。

ドナウブルーから馬単を5点。相手は力からエアラフォン、シルクアーネスト、エーシンリターンズ。好きな馬のスマイルジャック、ゴールスキー。



このままでゆけば先週のレパードステークスに続き気持ちのいい日曜日になったはずだった。
が、 ここで慾を出してしまった。

10レース、瀬波温泉特別。断然人気は9番ディアビリーヴ。鞍上は内田。堅軸だ。
実は前日の土曜、同じ形の10レースに手を出し痛い目に遭っていた。そこからの連続ドラマ。



土曜10レース、信濃川特別。10頭立て。断然人気は10番のローレルブレット。鞍上は内田。ローレルブレットは新潟得意。なにより相手が弱い。
単勝1.8倍。 

意識するのは降級のファタモルガーナぐらい。これは川島が新潟まで乗りに来ている。勝負気配はまちがいない。2番人気。一騎討ちだろう。 
少頭数であり絶対人気がいるから、3連単は低配当だが、こういうレースをカッチリ取りたい。

内田ローレルブレットを1着固定、2着にファタモルガーナを固定。3着候補に4.5.6.7.9の5点。
川島ファタモルガーナの3着を想定して3着に固定。2着候補に5.6.7.9の4点。合計3連単9点勝負。

この内田がふっとび勝ったのは川島ファタモルガーナ。快勝。2着に6、3着に7で、10頭立てなのに3連単879倍の大荒れになった。

しかし難しい競馬ではなかった。「内田ローレルブレット絶対の低配当確勝馬券」にするか、「ファタモルガーナ軸のローレル消し穴狙い」かの二択である。内田大好きの私はローレルブレットから行って7着惨敗で木っ端微塵になったが、断然人気のローレルブレットに乗っているのが嫌いなエビナだったりしたらファタモルガーナを軸にして簡単に取れていた。ま、そんなもんである。右に行くか左に行くかの二択。何十点買おうが何百点買おうが、決め手は最初の二択である。それが馬券。これはこれでしかたない。内田嫌いで的中したひとも多かったろう。



ということで日曜10レース。またも内田断然人気。単勝1.9倍。ディアビリーヴ。信じましょう。今度こそは大丈夫。こういう同じようなパターンは前日こけたからこそ今度は来る。

本線はディアビリーヴ1着固定3連単。まあ、これが当たるだろう。万が一のことを考えて補填できるように3連複を厚めにする。昨日の負けがあるのですこし弱気。本当は3連単だけで勝負したいのだが。
さらに3着は流動的だからと馬単。念には念を入れて馬連も買う。と、ここに9千円投資。ここを的中して資金が増えるから、ドナウブルー応援の関屋記念は3万円投入になるだろう。

内田ディアビリーヴ、せっかく信じたのにビリーヴのビの字もなく5着敗退。2番人気、3番人気が1、2着で、3着が12番人気の田辺。3連単28万馬券は人気薄の田辺モエレエンデバーが来たから。
 田辺大好きで△に入れていたのでこれは悔しい。いつも通りの3-3-7の3連単フォーメーションを組んでいたら、100円×30点=3千円が28万円になったところだ。久々に大きいのが当たっていた。

でもこれはしかたない。最初から内田が勝つと決めている。他馬の勝利は考えもしなかった。昨日からの連続競馬である。微塵も疑いを持たなかった。逆に昨日の断然人気の内田消しで的中したひとは、ここもイケイケとばかりに内田を消し連続的中したろう。流れである。私は正反対の目に賭けた。まさに裏目。
だから負けて悔いなしなのだが、困ったのは関屋記念。予定外の10レース勝負をして負けたものだから、残金がもう千円しかなくなってしまった。



追加入金するかと迷った。さいわい口座に残金はあった。9千円入金して予定通り1万円買うか。
が、昨日今日と内田にやられたから、そういう縁なのだろうと弱気になる。内田ドナウブルーはダメかも知れない。真の勝負師なら「三度目の正直、今度こそ内田!」と強気になるところだが……。

残金千円から予定通りの目に200円×5点を買った。参加料だけの見学である。
ドナウブルー、レコードで快勝、2着にエイシンリターンズで馬単24倍的中。払戻4800円。

10レースに手を出さず、予定通りこれにだけ1万円参加していれば、2千円的中して48000円になり、うまい酒が飲めた……。



となると止まらない。悔しくてならない(笑)。
最終レースに突撃だ。この4800円を10倍にしたい。最低でも元金の1万円にもどしたい。
こういう惨め感覚になるとバクチはもうダメなんだよね。1万円を4800円に減らしたのが自分の実力と諦めるべしなんだ。でも止まらない。

新潟名物芝直千。500万条件。
まあひどい馬ばかり。土曜夜に検討したとき、「なんじゃ、こりゃ」と思った。まったく興味のないレースだった。急遽それに手を出すことになる。

全18頭中芝に勝ち鞍のあるのは6頭だけ。ここも1番人気は内田のユキノアイオロス。降級馬。芝2勝しているのはこの馬だけ。これは堅軸。それはわかる。相手も前走新潟の芝1200を勝ったダイワベスパー。当然の2番人気。しかしそこからがわからない。

この2頭を軸にして3連単を組む。固い決着のハズ。3連単1番人気は48倍ほどだが、200円ずつ24点買いなので、的中すればとりあえず元金の1万円復帰、うまく行けば3万円ぐらいになり、めでたしめでたしの可能性もある。



が、勝ったのは江田照の芝4戦着外の馬。内田ユキノアイオロスはやっとの3着。ダイワベスパーは消えた。
3連単はそれでもたった840倍。よくもこんな馬券を取れるものだ。私にはぜったい取れない馬券。うらやましくはない。こういう馬券を的中するためには今までの馬券フォームをすべて捨てねばならない。それは今更無理。これは淡白な諦め。当たるはずがない。

馬券には、とんでもない大穴馬券なのに「おれにも取れた」と思うパターンもあれば、この程度の配当でも「ぜったいに無理だわ」と思うパターンもある。これは後者。私には取れない馬券。



ほんとにほんとに金がなく資金がたった3千円なんて時がある。そういうときには今回のようなこと(10レースから転がす)をやるべきだろう。うまくゆけば3千円が転がって10万円になる。何度か達成したこともある。10レースで外れてメインが出来なくなっても元々3千円しかなかったのだから諦められる。

でも今回のように「関屋記念で大好きなドナウブルーの応援馬券を1万円だけ買おう」のように方向性が決まっているときは、それこそもう午前中に買ってしまい、よけいなレースには手を出さず、発走まで別のことでもしていたほうがいい。
いい勉強になった。



とまあこの「いい勉強」ももう40年も続けているわけだ。そろそろ卒業したい。
と言いつつ死ぬまで同じ事を繰り返しているのだろうな。馬券に卒業はない。

こういう私を笑っているアナタも、やがて齢を取れば同じ事になる。だって私も若い頃、馬券下手なオヤジを見て、「なんで進歩しないのだろう、なんで失敗から学ばないのだろう、おれだったら」と思っていたのだから。
まさかこんなことになるとは。

若さとは何かと言えば、無分別な希望だ。その希望とは勘違いの別名だ。
残された時間の多さから自分を希望的に捉えてしまう。 でもそれはほとんどの場合ただの勘違い。時が過ぎれば残酷な現実がやって来る。
若いときろくでもないやつは齢を取ってもろくでもないし、若い馬券下手はジジーになっても馬券下手。

とかいいつつ、もしかしたら来年辺り突如馬券名人になれるかも、と考えているわたし。いまだ勘違い中。

ディープブリランテの勇気を称える!──キングジョージ8着……

英競馬:ディープブリランテ8着 G1
 
毎日新聞 2012年07月22日 00時58分(最終更新 07月22日 01時48分)

 【欧州総局】英国競馬の第62回キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1、芝2400メートル)が21日(日本時間22日)、アスコット競馬場で10頭が出走して行われ、岩田康誠騎乗のダービー馬、ディープブリランテ(牡3歳、矢作芳人厩舎=きゅうしゃ)は8着だった。優勝したのは昨年の凱旋門賞馬、デインドリーム(独)。

 ディープブリランテは06年に引退した3冠馬でG17勝を挙げたディープインパクト産駒。11年に中央競馬デビューし、今年の3冠レース・皐月賞で3着に敗れたが、続くダービーで優勝して史上7組目の父子制覇を達成した。これまでの戦績は6戦3勝。

 キングジョージは英国ダービー、凱旋門賞と並ぶ欧州を代表するレース。過去に日本馬4頭が挑戦しているが、06年のハーツクライの3着が最高だった。

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 どんな結果になるかとわくわくしつつ待ったが、残念ながら8着だった。
 勇気ある挑戦だ。なにもここまでして「する必要」はないのである。ここにあるのは日本競馬の意気込みだけだ。
 キングジョージは賞金総額が1億2千万円ほど。1着賞金はいくらぐらい? 6千万ぐらい? いくらであろうと、そんなものは日本で簡単に稼げる。しかもディープブリランテはここまで「すべて3着以内」でもある。なにもイギリスまで飛んで戦歴に傷をつける必要などない。故障しないように気をつけて日本で走ってれば、2億や3億は楽に稼げる。
 だけど、やる。日本生産馬の誇りに掛けて。リスクが大きく益はすくなくとも。

 逆の言いかたをすると、欧米馬には「欧米生産馬の誇りに掛けて日本の競馬に勝つ必要」はないわけで、だからどんなに賞金が高くてもJCに乗り気でないことになる。最初の頃から活躍するのはセン馬とか、賞金狙いの二流馬だった。超一流が来たのはモンジューぐらいまでか。あとは来ても馬主が日本人だったりする。



 イギリスの深い芝はディープ血統の軽い走りには向いてない、とかいろいろ言われそうだが、陣営の意気や良し、である。いつの日か同じ3歳馬が夢を叶えることもあるだろう。
 岩田も大きな経験を積んだことになる。

 しかしまあ勝ったデインドリームはすごいな。去年3歳牝馬の身で凱旋門賞を勝ち、今度はキングジョージだ。これを照哉さんが半分もっていて、引退後は日本にくるってのがまたすごい。



 ヨーロッパの芝は深い。日本とは違う。それは自分の足で確かめている。踝まで埋まるほどだ。
 ステイゴールドの血が流れているオルフェーブルならこなせるか。
 鞍上はスミヨンと決まった。よかった。鞍上だけが心配だった。

 夏のイギリスは、ディープブリランテの敗戦で終った。
 秋のフランスは、オルフェーブル優勝の報を聞きたい。

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【追記】──否定することは簡単だが──8/1

 某競馬評論家が、「ディープブリランテが負けることは最初から解っていた。その理由はこれこれ」と、しかつめらしく長々と書き、「こんな無謀なことはやめたほうがいい」と宣っていた。 

 だったら行く前に、行っているときに、それを言えよ。終って、負けてから、「負けるのは解っていた」は卑怯だろう。

 私は上記のように、賞金面等での特典はなにもないのに、戦歴を傷つけてまで、それでも挑戦する姿勢を高く評価する。 

 むかし、タケシバオーがアメリカ競馬に挑戦した。日本国内にいれば無敵だったのに、それでもアメリカに挑戦した。実際日本にいるときは勝ちまくり日本馬初の賞金獲得額1億円を突破している。4歳(いまの3歳)の時に行って負け、5歳(いまの4歳)のときにまた挑戦した。
 そういう先人の果敢な挑戦があって今の日本競馬がある。

 私の好きな競馬評論家だった大島さんは、シンザンに対し(というか武田文吾調教師に対してになるが)、「海外挑戦など考えたこともなかった」と批判的だった。むかしもいまも、無謀と言われようとも挑む陣営もいれば、国内での賞金稼ぎに撤してそんなことには見むきもしない陣営もいる。

 ディープブリランテの敗戦を、負けた後に「負けることは解っていた」と発言するような評論家にだけはなりたくないものだ。

  

武豊がそのうち見せてくれる「武さんでなきゃ出来ないナニカ」への期待

ゴールドシップの内田の騎乗を、岩田が「地方出身の騎手でなきゃできない」という言いかたで讃えたとか。

誇り高い武はこれにカチンと来たはずである。

そのうち彼は必ず「あれは武さんでなきゃ出来ない」というのをやってくれるだろう。

その日を、そのレースを待ちたい。

なんとしてもそれを逃さず、当てないと。

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【追記.1】──マイルチャンピオンシップ、優勝!──2012/11/18

どんなもんだの見事な優勝。
まだ取っていないG1は、朝日杯FSとマイルチャンピオンシップ。
ここでマイルチャンピオンシップをクリア。
これで取り残したのはあとひとつ。完全制覇に突きすすめ!

【追記.3】──やってくれたぜ、武豊! ダービー5度目の優勝!──2013/5/26

やってくれたぜ、武豊!  どんなもんだ、社台グループ!
不遇の時も応援してくれたノースヒルズへの恩返し。
デムーロ兄弟が兄弟G1制覇なら、日本には武兄弟がいる。
あっちが桜花賞、皐月賞なら、こっちはオークス、ダービーだ。

ディープの背中を知る唯一の男がディープの仔でダービー制覇。
次はディープの敗れた凱旋門賞制覇だ!  

ケント・デザーモがやってくる!

JRAは28日、ケント・デザーモ騎手(42、米)に対し、短期騎手免許を交付したことを発表した。交付期間は3月31日~4月30日。身元引受調教師は藤沢和雄調教師、身元引受馬主は山本英俊氏となっている。

1986年にアメリカで騎手デビューしたケント・デザーモ騎手は、1993年11月に初めてJRAで騎乗(スギノガイセンモン・3着)。同日のメインレースとして行われたジャパンCでは1番人気コタシャーンに騎乗するも、ゴール板を勘違いし、レガシーワールドからコンマ2秒差の2着に敗れた話などが有名だ。

また、01年には勝率.191をマークし、武豊騎手らを抑えJRA賞(最高勝率騎手)を受賞。多くの競馬ファンに大きなインパクトを与えた。なお、05年有馬記念当日に行われた中山最終レース・ハッピーエンドC(ツタンカーメン・2着)を最後に日本での騎乗がなく、今回が約6年ぶりの短期免許取得となっている。JRA全成績は576戦121勝、うち重賞は01年オークス(レディパステル)など3勝。(umajin)

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米国競馬の殿堂入りしているケント・デザーモ騎手(42)が、05年12月25日以来、6年3カ月ぶりにJRA短期免許を取得。今週の阪神競馬(31日、4月1日)に参戦する。

 デザーモはケンタッキーダービー3勝(98年リアルクワイエット、00年フサイチペガサス、08年ビッグブラウン)の名手。01年に初めて短期免許を取得し、JRA通算は121勝。重賞は01年GIオークス(レディパステル)など3勝。

 短期免許の申請期間は後日、JRAから発表されるが、今週はフライングアップル(産経大阪杯)やサトノプレジデント(マーガレットS)など、土日で10頭前後の騎乗を予定している。その後、アメリカに帰国するが、次開催の東京競馬(4月21日~)にも参戦する予定があるという。 (サンスポ)

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 うれしいなあ。デザーモが来るんだ。彼が一人いるだけで盛りあがりがちがう。
 騎乗予定馬にフライングアップルがあるのは身元引き受け人が山本オーナーだから当然として、サトノの馬の名を見ると、やはりパチンコ屋馬主同士は親しいんだなと知る。彼の滞在中にペルーサの走るレースはあるのか。前走惨敗のキングレオポルドにも乗るだろうから狙い目か。
 デムーロとデザーモのいる4月。うれしいなあ。 



【追記】──予想ハズレ 2012/03/30 15:25

 残念ながらデザーモは土日は阪神で騎乗。
 中山土曜のキングレオポルドには乗らない。
 日曜は産經大阪杯のフライングアップル。
 でも藤沢調教師、山本オーナーが身許引受人で、なんで関西主戦なのだろう。ちょっと不思議。

  

オルフェーヴル逸走の写真──直線での斜行

jra12031815500003-p4

オルフェーヴル逸走の写真。
「他馬より200メートル長く走った」というのがわかる。
テレビ画面は横からだからこれがわからない。

ここで手綱を引いて治め、最後方となり、そこから再加速して2着だから、たしかに怪物ではある。



全周パトロールを見ると、「最後方」じゃないな。まだリッカロイヤルがいる。「後方から2番手まで下がった」が正解。



そして、もうひとつの問題。直線でのひどい斜行。
パトロールフィルムを見た。これは「4着ヒルノダムールの進路妨害で降着」にすべきと思う。
ヒルノダムールは前を横切られ、手綱を引いて藤田は立ち上がりかけている。そこから外に持ちだして、もういちど追っての4着。

オルフェーヴルはヒルノダムールの進路妨害で2着から4着に降着が妥当。
よって結果は、ギュスターヴクライ、ナムラクレセント、ヒルノダムール、オルフェーヴルの順になる。 

それをしないのは馬券が大荒れになるからか。単勝1.1倍の馬が4着になるのはまずいのか。
馬連馬単はもちろん3連複3連単からもハズレる。馬単は2万、3連単は50万馬券になる。

毎度のことながら、このへんの基準は不透明だ。

フジテレビ青嶋アナの実況から青嶋アナのセックステクを想像する──高速ピストンが命(笑)

 フジテレビの競馬中継で実況する青島さんというかたは、うるさい。しゃべりすぎ。
 レースのあいだに何文字しゃべれるかを目標にしているかのよう。超早口で1秒も間をおかず喋りまくる。
 それが彼の考える「すぐれた実況」なのだろう。

 どんな楽しみなレースも、このひとの実況でぶち壊しになる。
 テレビ映像があるのに、見せてくれない。
 しゃべくりまくる。ノイズ。じゃま。ゴミ。



 このひと、「間の美学」がわからない。 

 テレビの実況放送なのにラジオ実況の倍もしゃべる。
 お通夜でしんみりしているときに、隣で柳沢慎吾がはしゃいでいるよう。

 1965年生まれだというから、もういい年。
 いいかげん落ちついたらどうか。
 自分に自信を持てば、男の口数は減る。



 杉本清アナには名実況と同じく迷実況も多い。
 名実況は、有名な名文句で飾られたものかというと、そういうわけでもない。

 異常な関西馬贔屓の杉本さんの実況で、敵視していた関東馬が想像以上の強さで勝つ。
 杉本さんが応援していて、馬券もたっぷり買っていた関西馬を歯牙にもかけない圧勝だ。
 直線、ゴール前、アナの腕の見せどころ、杉本さん、思いきり自分の好きな関西馬に対する美辞麗句を用意してきたのに、その馬にいいところがない、嫌いな関東馬が圧倒的に強い。よって、口篭もる。

 大好きな関西馬が負けた。悔しくて何もでてこない。馬券がハズれたショックもあろう。
 すこし間があって、くぐもった聲で、「おそれいった……。おそれいりました」。
 もごもごと、絶妙な間がからみあい、たったそれだけで、身贔屓迷実況が〝歴史的名実況〟に化ける。



 一例として、グリーングラスの菊花賞。
 杉本さんの大好きなのは関西馬テンポイント。
 前年、関東のカブラヤオーとコクサイプリンス、テスコガビーにクラシックを全部取られた。その年に現れた強い関西馬がテンポイント。阪神3歳ステークスの直線では、「見てくれ、この脚、これが関西期待のテンポイントだ!」と関東を意識した名実況。

 しかし皐月賞2着、ダービー7着。
 秋は京都大賞典から。3着に敗れるが、「今日はこれでいい」って、もう馬の着順をアナが評論している(笑)。迷実況。しかしこれまたテンポイントの悲願の戴冠を夢見るファンからすれば紛うことなく名実況。

 そして三冠最後の菊花賞。直線、単枠指定の2頭、トウショウボーイをクライムカイザーを抜いてテンポイントが先頭に立つ。夢が叶うのは目前だ。杉本さん、大興奮。名台詞「それゆけテンポイント、鞭など要らぬ!」。

 なのに内からするすると伸びてくる無印の馬。ぎりぎりで出走権を得て出てきたグリーングラスなる関東馬。テンポイントのことばかり叫んでいた杉本さんだが、それを追いぬいた馬の名も言わねばならない。「内からグリーングラス」。
 たったこれだけのことなのに、大好きなテンポイントの夢を砕いた「内からグリーングラス」、その無念を孕んだひとことだけで名実況となった。
 以来、杉本さんは「内から来るグリーングラス」がトラウマになってしまい、その後の実況でも、グリーングラスをカメラが捉えると(杉本さんはテレビ映像を見ながら実況を始めた草分け)いつでも「怖いぞ怖いぞグリーングラス」とグリーングラスを怖がることになる。



 青嶋さんはきっとセックスでも、挿入後、安田記念1分32秒でゴールするまで、失礼、もうすこし長いか、菊花賞3分04秒で発射するまで、いかに速く腰を動かすか、発射までに何回出し入れするか、だけを考えて勤しむのだろう。その腰ふりの速さこそが男の能力であり、出入りの回数こそが女を悦ばすのだと。
 せがまれてもなかなか挿れず、女を焦らす、なんてテクとは無縁の人生なのだろうね(笑)。とにかくインサートすれば女はよろこぶ。高速ピストンさえすれば悶える。そうひたらす信じこんで女とセックスしてきたのだろう。実況からはそうとしか思えない。

 おそまつな実況だ。 
 映像だけ見て、実況はラジオNIKKEIを聞こう。



 青嶋さん、コトバを今の三分の一に減らしなさい。もっとコトバを撰びなさい。
 丸いものは、あなたが「丸い」と言わなくても、視聴者は画面を見ているのだから判る。それを言う必要はない。
 なのにあなたは「丸い」を連呼する。さらには「右から見ても左から見ても、上から見ても下から見ても、おお、斜めから見ても丸い。完全に丸い、本当に丸いぞ」と喚き散らす。それを言わずにいられないのは、自分に自信のない憶病者だからだ。

 落ちついて、心を込めて、コトバを撰び、ゆっくりしゃべりなさい。
 それだけであなたの実況は化ける。

ミルコのグランデッツァ快勝!──クラシック五強勢ぞろい──オルフェーヴルの今後

ミルコ、快勝! 

ミルコのグランデッツァが抜けだした断然人気のディープブリランテを軽々と抜きさって優勝。
陣営はミルコ起用の正しさに安堵したことだろう。

秋山でも勝てたろうか。
そのころ秋山は阪神大賞典のリッカロイヤルで競走中止。明暗を分けた。



しかしミルコも騎乗停止。

18日の中山競馬5Rでメイユールに騎乗したミルコ・デムーロ騎手は、4角手前で急に外側へ斜行。バロールの走行を妨害したとして、9位入線も13着に降着。24日から4月1日まで、開催日4日間の騎乗停止処分となった。

デムーロ騎手はこれにより、来週のG1高松宮記念(25日・中京)グランプリエンゼル、日経賞(24日・中山)トーセンラー、大阪杯(4月1日・阪神)フェデラリストなど、有力馬への騎乗が不可能となった。

トーセンラーとフェデラリストは楽しみにしていたのに。レースへの興味半減。

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クラシック主役が勢揃い!

昨日、ワールドエースが若葉賞で強い勝ちかたをした。1番人気はこの馬という噂。
これでクラシックの主役が勢揃いした。

人気で大敗したのは弥生賞のアダムスピークとスプリングステークスのアルフレード。
本番での巻き返しはあるのか。

ラジオNIKKEI杯で、人気のトリップ、グランデッツァ、ゴールドシップを負かし、2戦2勝となったアダムスピークは、2戦ともルメールだった。そこが肝心。

3戦3勝で朝日杯を勝ち2歳代表になったアルフレードの鞍上はウィリアムズだった。

2頭の鞍上がそのままだったらどうなっていたろう。



私は内田のゴールドシップ軸でゆくつもりだ。相手はデムーロのグランデッツア。札幌2歳ステークスの1、2着馬。
これに岩田ディープブリランテと福永ワールドエースで四強か。いや蛯名のベストディールで五強か。うしろの3頭がディープ産駒。
ベストディールは札幌2歳ステークス4着馬だから、去年の夏の強い2歳馬が順当にクラシック有力馬になっている。

弥生賞のコスモオオゾラはどうなのか。2着トリップもいる。
みんな父父か母父がサンデーだから、ロージズインメイのコスモオオゾラを応援したい気もする。岡田さんがこれで勝つとコスモバルクの仇討となる。

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思わずオルフェーヴルを応援した

今日も馬券は買わなかった(買う気にならなかった)のだが、東西のメインレースは興味深く見た。
オルフェーヴルが楽勝するだろうと阪神大賞典は気楽に見ていた。もしも今日馬券を買ったとしても阪神大賞典に参加する気はなかった。私は3連単が10倍以下のようなレースには近寄らない。地方でのスマートファルコンのレースが典型だ。熱心に観戦はするが。

オルフェーヴルがあんなことになったから、たいへんな事態かとおどろく。どう考えても事故発症であり、競走中止と思った。池添が必死に馬を止めているように見えた。

ところがまたそこから走りだした。一気に追い詰めて行く。
そこで私は「がんばれ」と声を出し、ギュッと両手を握り締めた。ゾクっとした。
べつにオルフェーヴルの大ファンでもないのだが、あんなことになって、そしてまたもういちど走りだしたなら、そこから勝ってしまえと応援する。
さすがにいつもの伸び脚はなくギュスターヴクライを掴まえられなかった。

もともとが精神面に問題のある馬だったのを、スタッフの苦労があり、馬の成長もあってもう克服したと思っていただけに、なんともショックな出来事だった。池添はなんと言ったのだろう。

2着 オルフェーヴル 池添謙一騎手
「これだけの支持を受けていて、結果を残さなければいけない立場なのに申し訳ないです。休み明けということもあり、パドックではいつもより気合が入っていると感じました。外枠でもあり、前に壁を作って大事に乗ろうと思っていましたが、内に入って壁を作ることができず、ナムラクレセントが来たときに我慢できなくなってしまいました。3コーナーを回れずに外ラチ近くまで行ってしまいましたが、内側に馬群が見えるとまた追いかけて加速していきました。あの競馬で、またレースに戻ってここまで来るのですから怪物だと思いますが、一頭になるとああなってしまうんです。とにかく申し訳ないです」 

http://keiba.radionikkei.jp/keiba/news/entry-216484.html 

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フジテレビがひどすぎる

しかしまあフジテレビの競馬中継はひどい。不快で見ていられない。音声を消して、レースの時だけ音を出した。すると今度は実況の青島がうるさくてたまらない。なんともひどい番組だ。

弥生賞はコスモオオゾラ──おめでとう、柴田大知! 14年ぶり、ふたつめの平地重賞制覇!

弥生賞◇芝2000メートル◇3歳◇出走1◇皐月賞トライアル(3着まで優先出走権)

 9番人気の伏兵コスモオオゾラ(高橋博)が人気馬を蹴散らし重賞初制覇、皐月賞の有力候補に躍り出た。1000メートル63秒1のスローペースを馬群の内で折り合いに専念。4コーナーで7、8頭が横一線になってごちゃつく展開を、馬場のいい内を突いて直線鮮やかに抜け出した。勝ちタイムは2分3秒9。騎乗した柴田大知騎手(34)は97年ラジオたんぱ賞(エアガッツ)以来の平地重賞2勝目、高橋義博師(61)は平地重賞初勝利。1馬身1/4差の2着にトリップ、3着にアーデントが入り、皐月賞の優先出走権を獲得した。(ニッカンスポーツ)

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 おめでとう、柴田大知騎手! がんばってきたかいがあったね。 14年ぶりの平地重賞制覇。
(これはグレード制導入以降最長記録とか。)

 去年の渋い活躍から、今年はこんなこともあるかなと期待していたけど、ほんと、うれしい。
 みっつめも、すぐだな! 

 出走馬15頭中、ディープの仔5頭を筆頭に、父父サンデーが11頭、母父サンデーが2頭、関係ないのは2頭のみ。その内の1頭が勝った。 こんなことがあるから競馬は楽しい。

 今日は10レースがマイネルで弥生賞がコスモ。岡田さんの日か。 
 柴田の活躍は岡田さんとの縁からマイネル、コスモに乗るようになったからだ。もちろんそれは柴田が実力で掴んだものである。



 フジテレビの競馬中継は審議になったこともあり、勝利騎手インタビュウが間に合わなかった。
 どこかで見られないものかと探していたら関西テレビにあった。ここ

 人柄のよさが伝わってくるすばらしいインタビュウ。
 馬を誉める姿勢に人格を感じる。
 苦労人がG1で開花する日を楽しみに待ちたい。本当におめでとう。


笠雄二郎さんのメルマガ──10字配信!?

愛読している血統評論家・笠雄二郎さんのメルマガのお知らせ。
日曜のメルマガ配信が遅れるらしい。

日曜は10字配信になります。

よろしく。
◎笠 雄二郎の 「ホースレター」

うわあ、10字では馬名は1頭が限度だ。困った(笑)。

 

アドマイヤコスモスへの期待!──上村と、あらたな伝説を!

11月20日はマイルチャンピオンシップの日だったが、私の心に最も残ったのは裏開催新潟での福島記念を勝ったアドマイヤコスモスだった。

以下の文章はニッカンスポーツから。



断然人気のアドマイヤコスモス(牡4、橋田)が直線力強く抜け出して重賞初勝利を飾った。中団待機から4角ではすでに抑えきれないほどの手応え。直線半ばで馬群を割って先頭に立つと、後続をあっさり振り切った。勝ち時計は1分59秒1。これで中央に復帰後は無傷の5連勝。今後は芝の中距離戦線での活躍に期待がかかる。2着には内から迫った7番人気のメイショウカンパク、3着にはマイネイサベルが入った。



心のない文章である。レースなど見ていない。雑な文である。
単勝1.9倍。上村は馬の能力に相当自信をもっていたのだろう、直線に向くともう先頭に躍りでていた。新潟の長い直線だ。私は「早すぎる!」と思う。案の定、残り200で 後方の馬からの追撃を受ける。完全な沈没パターンだ。猛追してくるメイショウカンパクに、一杯になったのか、これはテレビカメラの角度のせいだとおもうが、一度は交わされたかのように見えた。私は観念した。負けた、と。そこからまた差し返す。ここが凄かった。まさに底力。思わずテレビの前で拍手していた。
私はアクションのちいさい人間だ。こんなことはめったにない。何の自慢にもならないけど100万円負けてもノーリアクションだ。無表情。その私がやんややんやの大拍手なのだから、これは見事なレースだった。

実況アナはしっかり「二の足を使った」と表現していた。そう「二の足」である。このアナはすばらしい。このレースの凄味は、本来なら早仕掛けで負けるはずのアドマイヤコスモスが、二の足を使って逆転したことなのだ。なのにニッカンスポーツは「
後続をあっさり振り切った」である。なんといいかげんなのだろう。誰なんだ、この記事を書いたのは!?



と書くと馬単とかWin5とかで力が入っていたようだが、私は馬券は買っていない。
アドマイヤコスモスという一度は地方に落ちてからまた復活した馬と、華やかなサンデーの仔としては地味な父アドマイヤマックスと、誰よりもサイレンススズカをあいしていながら、花開くサイレンススズカとは無縁だった騎手上村洋行を応援していただけだ。

このままGⅠの頂点まで駆けあがれ。アドマイヤジュピタを思い出す。
騎手は、岩田や福永や外国人騎手に乗り代るのではなく、そのまま上村であってほしい。

アドマイヤコスモスと上村に、光を!

cosmos

この成績表に今回の福島記念勝ちを加えて7連勝になります。大原ステークスは2000メートル1分56秒8の大レコードです。
成績表はnetkeibaから拝借しました。

動画へのリンク。

京橋特別

大原ステークス

福島記念


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中山金杯のレース中に骨折したアドマイヤコスモス(牡5、橋田)が種牡馬入りすることになった。近日中に競走馬登録を抹消する。名古屋時代を含めて7連勝で11年福島記念(G3)を勝利。10戦7勝の戦績、アドマイヤマックス×アドマイヤラピスという血統面の期待から故郷の辻牧場(北海道浦河町)で繁殖活動を行うことになった。「底を見せないまま引退することになったので産駒に夢を託したい」と橋田師。
 [2012年2月23日18時24分]

短い夢だったが、ヒーロー誕生を期待させてもらった。種牡馬として成功することを願っています。 

類い稀な強さ、スノーフェアリー!──エリザベス女王杯

アヴェンチュラからの馬単勝負。
アパパネを交わせとゴール前、力が入る。
勝ったと思った瞬間、こじ開けてスノーフェアリー。
「うわっ!」と声を上げて、背筋がゾクっとした。
こんな思いをしたのはいつ以来だろう。記憶にない。

杉本清さんのセリフで言うなら、「おそれいった」。
いやはやおそれいりました。

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おさえの馬連だけ的中。1番人気。大トリガミ。
でも、いい競馬を見た。満足。

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【附記】

アヴェンチュラ、骨折。 
がんばったものなあ。つらかったろう。ゆっくり休め。

天皇賞秋、トーセンジョーダン優勝・池江泰寿調教師のコメント──「当時、大学3、4年生だった」

《秋の天皇賞は指揮官にとって特別な意味を持つ。「秋天を勝ちたかった。
メジロマックイーン(父・泰郎氏が管理)の降着(1位→18着)からちょうど20年。
当時、大学3、4年生だった。少しは気分が晴れたよ」。(デイリースポーツ)》


トーセンジョーダンで天皇賞・秋を勝った池江泰寿調教師の談話。
「当時、大学3、4年生だった」はいただけない。この種のことにはマスコミの捏造もありうるが、いくらなんでも調教師が「大学3年生でした」と言ったのを、記者が直すとは考えられない。調教師が確かにこう言ったのだろう。

大学三年生だったのか、四年生だったのか。それすら覚えていないのか。まことに不可解。あんな大事件に調教師の息子の獣医大学生として接していながら、20年前の自分を覚えていないのか。

あのマックイーンのぶっちぎり勝利から一転しての降着、くりあがり優勝プレクラスニー江田の戸惑った表情。
雨の日。初めて見るGⅠ1着馬降着に、驚きつつも競馬場ではむしろ不可思議な気持ちだった。
後にパトロールビデオを見たときの衝撃。 1コーナー、急激に内に切れこむ武の騎乗に次々と落馬しそうになる騎手たち。あれはすごかった。あんなことをしなくても勝てたろうに、天才騎手を不安に陥れるほど当時の「府中芝2000の外枠は不利」と言われていた。



マックイーンから3万ずつ馬連勝負して(当時は馬連しかない)、もちろん2着プレクラスニーはもっていたから、当たった当たったといい気分だった。なのに長い長い審議。「失格馬が出るらしい」との情報。私は2着のプレクラスニーがあぶないのかと考えた。隣にいた石川ワタルさんに相談する。みんなで競馬場で遊んでいた頃。いつも飲み会は20人も集まる盛会だった。メンバーの誰からもマックイーン失格の話は出なかった。

プレクラスニー失格でも3着のカリブソングも持っているから大丈夫だろうと思う。5馬身ちぎって勝ったマックイーンの失格など夢にも思わなかった。降着の原因はほとんど4コーナーから直線で起きる。ちぎって勝ったマックイーンのことは案じなかった。まさか最初のコーナーであんなとんでもないことが起きていたなんてわかるはずもない。
断然人気、ちぎって勝ったマックイーン降着の発表にどよめく競馬場。一瞬蒼ざめたが、プレクラスニーとカリブソングの縦目を5千円だけ抑えてあった。馬券ベタにしては珍しいハッピーエンド。なんとかチャラにもちこめて安堵したあの日。 たしかきっちり47倍だったから20万円買って3万5千円浮いたのだった。



「衝撃的な時」を語るのにあやふやはよくない。何事であろうと同じだ。きっちり限定してこそコメントも生きる。その「きっちり度合」が本人の衝撃度合いを表す。ディテールが大切だ。
「大学三年の秋でした。悔しくて呆然としました。あのとき、ぜったい調教師になって秋天を勝ってやる! と思いました」
「大学四年の秋でした。ガールフレンドと一緒に見てて、あ、いまの女房です(笑)」のように、限定すべきなのである。そのことによってコメントは光る。

「当時、大学3、4年生だった」
なんともまあ半端だ。
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