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2017年ダービー前日

●ダービー前日

 内枠だったら抜けた人気になると思われた青葉賞馬アドミラブルが不利な大外18番枠に。対して対抗馬はみな内のいい枠に。さらには、今回も3着があるのではないか──軸にできる──と穴人気になっていた武豊騎乗の1勝馬ダンビュライトが、なんと強運の1枠1番を引いた。ダンビュライト──パワーストンの名である。さてどうなるか、なかなか興味深い枠順となった。

 なんとしても当てたいダービーだ。
 毎度の事だが自分なりにテーマをあげて挑みたい。



★青葉賞優勝馬のダービー初勝利を見たい

 これはもう青葉賞がオープンとして設置された時からずっと狙っている。毎年同じ狙いで馬券を買っているが、まだ(青葉賞優勝馬からは)シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、フェノーメノの2着が最高で優勝馬はいない。「青葉賞優勝馬からは」とことわったのは、「青葉賞出走組」からは馬券圏内に入っている馬はもっといるからだ。ワンアンドオンリー優勝のときに世話になったマイネルフロストは青葉賞6着からだった。キズナ優勝のときに馬券を外す原因となったのは、青葉賞2着からダービー3着に来たアポロソニックだった。勝ち馬のヒラボクディープは買ったが2着のこの馬は無視してハズした。

 思えば、1994年の第1回青葉賞優勝馬のエアダブリンの時から追い掛けているのだから長い。エアダブリンはナリタブライアンにちぎられての2着だったが皐月賞組に先着している。この時から「皐月賞惨敗組よりはあらたな路線を走ってきた青葉賞馬のほうがいいのではないか!?」と思った。
 あれから23年、まだ勝ち馬は出ていない。4戦4勝で青葉賞を制したペルーサのときは、父ゼンノロブロイが好きだったこともあり、藤沢師初のダービー制覇かと力が入ったものだった。

 なお、エアダブリンの勝った第1回青葉賞で3着に敗れたのがサクラローレルだった。後のナリタブライアン、マヤノトップガンとの戦い、大成を思うと感慨深い。あの頃から小島太は「自分の乗った馬で1番強い、スケールがちがう」とまで言いきっていた。



 1994年から始まった「ダービートライアル青葉賞」が未だに優勝馬を出してないのに対し、2000年に秋の菊花賞トライアルから、春の重賞(ダービートライアルではない。優勝馬に優先出走権もない)に衣更えした京都新聞杯(あまりに長く菊花賞トライアルとして接してきたのでいまだに馴染めない)は、いきなり勝ち馬のアグネスフライトが優勝し、その後もハーツクライ、インティライミが2着、トーセンホマレボシが3着、キズナが優勝、サトノラーゼンが2着と活躍馬が連続している。
 1994年開始の青葉賞優勝馬が、2着4頭優勝なしなのに対し、2000年に引っ越してきた京都新聞杯優勝馬は、ダービー馬2頭、2着馬3頭、3着馬1頭だからずっと優秀なことになる。ダービーまで、青葉賞が中3週、京都新聞杯が中2週で、青葉賞のほうが有利のはずなのだが……。とにかく2着馬3着馬が何頭出ようとも意味がない、優勝馬がでないことには。
 昨年は三強で決まると思いつつ、いつもの願いから青葉賞馬ヴァンキッシュランアタマの馬券も買った。この馬、冠号トーセンの馬である。冠号を外してきた高額馬だ。ならトーセンは嫌いだけど応援しようと思った。が、残念な結果になった。低配当三強馬券は当たったけどトリガミだった。

 ということで、今年も青葉賞馬アドミラブル1着の馬券は買う。勝つとミルコ三度目のダービー制覇、となる。馬主は近藤英子さん。私は亭主の冠号アドマイヤよりも奥さんの馬のほうが好きだ。カンパニー、リンカーン、ヴィクトリー等。アドミラブルが勝つと「夫婦でダービー勝利」となるが、そんなひとは今までいたのか?



★藤沢師、初のダービー制覇か!?

 藤沢師は、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイと2着は経験しているがまだ優勝経験はない。尾形藤吉に続く史上二人目の重賞100勝を達成した名伯楽には不思議なデータだ。ダービー以前に「牡馬クラシック勝利」がない。菊花賞を無視して秋天に行ったり、皐月賞を無理強いするのは酷だからと無理をしない仕上げでダービーに向かったりと、独自の路線を行く調教師だから筋の通った話ではある。藤沢師が初めて勝つダービーの馬券は当てたい。レイデオロ1着の馬券は買う。父はキングカメハメハ、母はラドラーダ、母父はシンボリクリスエス。母の母がレディブロンド、ディープインパクトの姉だ。レディブロンド、ラドラーダ、その父シンボリクリスエスと、みな藤沢厩舎。思い入れのある血統だろう。機は熟したか!?
 鞍上ルメールはソウルスターリングでオークスを制して絶好調、3週連続GⅠ制覇を狙う。休み明け1戦目の皐月賞を負けたことがいい方向に作用している。



★ハービンジャー産駒初のG1馬券を取りたい!

 これも大好きな種牡馬ハービンジャーの仔がデビュウしてからずっと追っ掛けている。ベルーフ1着固定の馬券をよく買ったものだった。
 今回は皐月賞2着馬ペルシアンナイトがいる。応援する。キングジョージをぶっちぎったハービンジャーの仔だ、距離は問題なし。ミルコはアドミラブルを撰んだが(皐月賞2着馬を切った!)、乗り替わった鞍上は戸崎。これまた戸崎の中央初クラシック制覇を狙える。

 ただしこれ私の願いは「ハービンジャー産駒のダービー優勝馬券を取りたい」ではない。「初GⅠ制覇の馬券を取りたい」だからダービーでなくてもかまわない。その辺、「青葉賞馬」「藤沢師」よりモチベーションは落ちる。



★福永のダービー制覇馬券は取りたい!

 やはりこれはねえ、天才洋一の時代の競馬ファンとして、父が勝てなかったダービーを息子に、という思いは強い。今年はカデナ。弥生賞の直線は「さすがディープの仔」という切れ味だった。
 なぜかむかしから「中山の弥生賞勝ちが東京のダービーに繋がる」のである。三冠馬を除けば「弥生賞を勝って、皐月賞に負けた馬」がより狙い目になる。古くは武父のロングエース、息子のスペシャルウィーク。ラッキールーラ(いまは冠号エアの前身)もそうだった。サクラチヨノオー、ウイニングチケット、ロジユニヴァース、マカヒキ。今年は福永がダービーを勝つ舞台となるのか。



★武豊、ダービー6勝目!
 皐月賞3着馬もまたダービーに強い。しかも近年ダービー制覇最強の1枠を引いた。なんという強運だろう。それはもうキタサンブラックでさんざん見てきたが。
 武豊ファンとして6勝でも7勝でもして欲しいし第100回ダービーまで乗って慾しいと願っている。63歳だっけ?
 でもなあ1勝馬だ。ルーラーシップのファーストクロップ。豊マジックでどこまで来るのか。応援はするけどアタマにした馬券は買えない。
 音無厩舎は3頭出し。アドミラブルとダンビュライトの音無ドンブリは十分にあるだろう。



★その他
「川田サトノアーサーが勝つと、武、四位に続く史上三人目のダービー連覇!」──興味ない。でも全馬の中で「連対率100%」はサトノアーサーだけ。皐月賞馬アルアインよりも期待されていた2億円馬だ。池江厩舎のエースはこれだろう。

「四位スワーヴリチャードが勝つと、ダービー3勝目!──四位のダービー3勝目はあまり興味ないのだが、スワーヴリチャードはバンドワゴンの弟で高額馬だ。東京得意だし、3番人気も肯ける。私の馬券がハズれるとしたらこの馬が勝ったときだ。

「アルアイン二冠制覇、松山ダービージョッキーに!」
 好青年で応援しているけど、アルアインの二冠はないと読む。この馬、ロゴタイプのような気がするのだが。

「池江厩舎3頭出し、皐月賞に続いて上位独占か!?」──十分に有り得ると思うが興味はない。

「宮本厩舎も2頭だし」──父がディープスカイとリーチザクラウンというのがチープでいいなあ。大好きだったりリーチザクラウン(父スペシャルウィーク)は、オーナーが臼田さんから西山さんに替わり、勝てないままそれでもなんとかアロースタッドで種牡馬になれた。そこからキョウヘイが出て、その他も勝ちあがるものだから、なんと出身地の社台スタリオンに凱旋帰国。ひさびさにうれしくなったいい話だった。皐月賞4着馬のクリンチャーではなくキョウヘイを3着候補に入れる。



 という私の今年のダービー、さてどうなるか。
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阪急杯惜敗記──ルメール騎乗停止でオリービンが太宰に

 中山記念は頭数もすくなく、見るレースとして阪急杯で勝負。
 こんな形の3連単フォーメーション42点買い。

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 自信があった。勝つのは武コパノリチャードかミルコダイワマッジョーレかルメールオリービン。みな人気馬だが3着に人気薄のローブティサージュでも飛びこんでくれば10万馬券になる。トリガミ名人としてはトリガミがないのがありがたい。60倍で決まるならそれはそれでいい。JRA所属となったミルコとルメールを祝うレースだ。



 昼前、〝博打屋〟梶山徹夫さんのブログで「ルメール騎乗停止」と見かけた。意味が解らん。なにがあったのだ。急いで調べて事情を知る。調整ルームで携帯電話を使ったらしい。油断したか。「開催日前日から調整ルームに缶詰め」なんて制度は日本だけだ。ルメールが乗らないなら私の予想は最初からやり直しになる。調教絶好調のオリービンに関して、誕生日が同じなのでかってに親近感をもっている橋口調教師が「ルメールさんが乗ってくれるから心強い」とコメントしていた。そう、あくまでもこの馬はルメールあってのものだ。だからこその人気だ。

 誰に乗り代ったのかと調べて太宰と知る。なら「3頭軸フォーメーション」のオリービンは、2番人気のミッキーアイルに変更しよう。オリービンに思い入れはない。ミッキーアイルにはある。太宰よりも浜中だ。変更せねば、と思う。10時50分。



 昼前から、将棋番組を見ながら日本酒をちびちびやっていた。「森内対深浦」の名勝負に酔う。竜王名人を失った森内にNHK杯戦を制して欲しい。
 そのあと、ほんのり気持ちよくなり、毎朝3時起きもあり、14時から15時までうとうとしてしまった。ここのところ馬券は午前中に買ってしまう。こんな時間になったのはひさしぶりだ。
 急いでPCに向かう。電源は入れたまま。IPATは朝から開いたままになっている。時刻は15時17分。焦る。



 調教が絶好調のオリービンは、ルメール人気もあり午前中は単勝10倍を切るかというオッズだった。それが16倍まで落ちていた。逆に1番人気の武コパノリチャードは、2.8倍が1.9倍になっていた。勝つのはこれで決まりか。コパノリチャード1着固定の3連単に組みかえるか。

 いや、ルメール騎乗停止を知ったときに思ったように、「コパノリチャード、ダイワマッジョーレ、オリービン3頭軸」のオリービンをミッキーアイルに変えたフォーメーションで勝負しよう。コパノリチャード断然人気だからこそ、ミルコとルメールの腕に期待しよう。このフォーメーションならコパノリチャード沈没でも楽しめる。

 いやいや、そのルメールはいないのだった。太宰なのだ。浜中ミッキーアイルにしてフォーメーションを組みかえないと。

 そのとき魔が差した。「太宰が意地を見せるのではないか」と。



 馬は絶好調なのだ。しかしルメール騎乗停止により人気は落ちている。それは太宰だって気づいているだろう。なら意地を見せるのではないか。日本人騎手太宰が意地を見せて3着以内に突っこんできて、「変える必要はなかった。最初のフォーメーションでよかった」になるのではないか。

 そもそも梶山さんのブログを読んで偶然知った情報なのだ。ここのところ馬券は午前中に買ってしまう。今日はたまたま遅れただけで、いつもなら午前中にルメール騎乗停止を知らずに買っていた馬券だ。ここは「知らなかった。知ったら変えていた。知らなくてよかった。当たってよかった」になるのではないか。

 太宰騎手に思い入れはない。馬券を当てた思い出もない。単勝16倍7番人気まで落ちたオッズを見ながら、「変更せず、このままで行ってみよう」と結論した。私は、しみじみと馬券運のない男である。ああしたら、こうなる。こうしたら、ああなる。必ず逆になる。だからここで「ルメールじゃないからオリービン軽視」にしたら、見事にオリービンが馬券に絡み、「ああ、変えなきゃよかった」になるのではないか。そんなことばかりしてきた。だからここは、乗り代わりを知っているけど、「いやあ知らずにそのまま買っちゃったよ。そしたら当たってね(笑)」がいいのではないか。この辺、酒を飲み、うとうとしたあとなので、すこし朦朧としたままの決断だった。今も思う。素面だったら、うとうとしなかったら、どんな決断だったろうと。15時21分だった。



 寝惚けていたこともあり、「ダイワマッジョーレ、ミッキーアイル、ローブティサージュ」で決まったとき、一瞬「当たった!」と思ってしまった。「3着にしっかりローブティサージュをいれてるもんね」。

 PCに駈けより、「太宰の意地」にかけてミッキーアイルに変更しなかったことを思い出す。変えてりゃよかった。「太宰の意地」なんて存在しなかった。「JRA所属ルメール応援」で買った馬券だ。ならルメールが乗らないなら、とっととミッキーアイルに変更すべきだった。23万馬券を500円的中するチャンスを逃した。いたい。チャンスの後頭部は禿げていて掴めなかった。逃した魚は大きい。自慢にならないが、負け慣れているので、馬券がハズれてもそんなにくやしくいない。しかし今回はさすがに悔しかった。しかしまたこれも「ああすれば、こうなる、こうすればああなる」という馬券運のない男の話ではある。次回、このようなことが起きたとき、私はきっと変更する。そうすると、「変更しなきゃ当たっていたのに」になる。わかってる。今までの馬券人生がみなそうだった。だから今回も本当は「惜敗」なんかじゃなく「完敗」なのだろう。私が軸の1頭をオリービンからミッキーアイルに変えていたら、2着はオリービンだったかもしれない。私はそんな運を背負っている。でも毎度言うが、だからこそ海外で危険な目に遭っても死なずに生きてきた。病気ケガとも無縁でいられる。馬券運のわるさが私のマイナス要素をぜんぶしょってくれている気がする。と慰めても、さすがにこのハズレは悔しい。

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2014ダービー観戦記──橋口先生、ダービートレーナー、おめでとうございます!

 今年のダービーのテーマは、



・ダービー2着4回の橋口調教師の初優勝



・武豊と同期でまだダービー勝ちのない蛯名騎手のダービー初優勝



・牝馬レッドリヴェールのウオッカ以来の牝馬優勝&天才と呼ばれた父の勝てなかったダービー優勝を狙う福永



・皐月賞はあくまでもステップレースであり、ここが本番と6度目の優勝を狙う武豊トーセンキングダム



・皐月賞を1番人気で2着に敗れた川田トゥザワールドの優勝、オークスの雪辱



 というところであろうか。



 その他にも、上の5つよりはだいぶちいさくなるが、私は「岡田総帥の夢を叶えるマイネルフロストの優勝」、「柴田大知、涙の逃げ切り劇ウインフルブルーム──スペシャルウィークとの父子制覇」、「戸粼圭太、ベルキャニオンで東京優駿初優勝」も考えていた。

 バンドワゴンとプレイアンドリアルの缺場、ウインフルブルームの取消しが残念だ。



※   

 それらの中でもいちばん強く感じていたのは「橋口調教師の初優勝」だった。「ダンスインザダーク、ハーツクライ、リーチザクラウン、ローズキングダム」という4頭の2着馬に思い入れがある。それについて書きだすと切りがないのではしょる。大事なのはみんな好きな馬ということ。今年のテーマはこれだろうと思っていた。もっとも去年も「福永ダービー初制覇」を夢見て、エピファネイア1着固定でハズれているからあまり当てにはならないが。

 エビナファンなら「今年こそエビナ初優勝」だったろう。



 皇太子殿下が観戦されるダービーで、オーナー、騎手、馬が皇太子殿下と同じ2月23日の誕生日なのである。流れはここだろう。ワンアンドオンリーは橋口さんをダービートレーナーするために生まれてきた馬だ。これでヨコテンにダービー優勝がないと不安になるがすでにロジユニヴァースで体験している。マエコーさんは去年のキズナのマエシンさん(弟)に続いての連続優勝になるが、それぐらいの運はもっているひとだ。

 ウオッカが優勝したとき、皇太子殿下はご夫妻で来場されていた。今回はおひとり。なら牝馬レッドリヴェールの優勝はない、となる。秋天でヘヴンリーロマンスが勝ったときも、天皇陛下はご夫妻で来場されていた。牝馬が勝つためには皇后陛下、皇太子妃が臨席されることが望ましい。



 私にはもうひとつこれでゆく理由があった。今回いろんな誕生日が重なったが、私は橋口調教師と誕生日が同じなのだ。自分と同じ誕生日の橋口さんにダービートレーナーになってもらいたいと願った。そしてなによりそんなこと以上に、あの馬がいちばん強いと信じていた。ラジオNIKKEI杯のころまでは知らない。だって複勝で4000円もつけていた馬だ。ここまで話題にならなかった馬のダービー制覇も初だろう。

 だが弥生賞も皐月賞もいちばん強い競馬をしていた。皐月賞は本命にしてハズれた。3連単の1着固定にしたが、すこし不安だったので馬券は3連複を主にした。すると3連単はもちろん見事に4着になって3連複までコケてくれた。すなおに連対率100%のイスラボニータとツゥザワールドを軸にしていれば簡単に取れたのにと悔やんだ。取り逃がしたあの皐月賞の3連単380倍はいまも口惜しい。

 いつもの単細胞の私だとここで腹立ってしまいダービーでは本命を安定度抜群のトゥザワールドに変えたりする。そしてハズれる。しかし今回はその気は微塵もなく、「ダービーこそ勝つのはこの馬だ」の思いは一途だった。だって皐月賞だっていちばん強い競馬をしていたから。ダービーはワンアンドオンリー1着固定3連単で行くと決めていた。あとは「頼むぞ、ノリ!」だけだ。



 ハーツクライ産駒のワンアンドオンリーが勝つのなら、2着はディープ産駒である。ハーツとディープの法則。
 ベルキャニオン、ワールドインパクト、トーセンスターダムを2着3着候補に撰ぶ。3着欄にマイネルフロストを追加する。前走の青葉賞で3番人気6着に負けているが毎日杯を勝った馬だ。ダービー3着の資格はもっている。これが中心馬券。これで決まっていたら今夜は「レンガを枕にしていた」。意味の解らないひとは「止まり木ブルース」を読んでください。

 ワンアンドオンリー、ワールドインパクト、ベルキャニオンの
DERBY21810が本線。これを1万円。
2、3着が逆のDERBY21018は5千円。

 ワンアンドオンリーにワールドインパクト、3着にマイネルフロストのDERBY2183を5千円、
 マイネルフロストの父ブラックタイドはディープの兄、なんとも岡田さんの走る馬は父がマイナーでいい(笑)。もうひとつ隠し球に1番のサウンドオブアース。照哉さんの馬であることと1枠が激走すらからという単純な理由。
DERBY2181これを5千円。
 大外の内田が3着だった場合を想定して、2-あれこれ-18というのを千円ずつ買う。


 そのあと1着ワンアンドオンリー、2着にイスラボニータとツゥザワールドという人気馬を固定し、3着にあれこれという少額馬券をすこし買った。押さえである。とにかく今回のダービーで私が強く思っていたのは「ワンアンドオンリーが、橋口調教師がダービーを勝つのなら、馬券をハズしたくない」だった。みっともなくバラバラ馬券を買ったとしても、ぜったいにハズしたくなかった。



 横山の騎乗は見事だった。後方待機ではなく先団に位置取った。マークされる形になり、押しだされるように先頭に立たねばならなかったエビナのイスラボニータも、それでも2着は強かった。マイネルフロストの3着はあぶないかと思ったが、松岡は猛烈に追って3着を死守した。

 オークスに続き川田の稚拙さが目立った。オークスでは追うタイミングを計った岩田の腕が光ったが、今回は横山の位置取りが勝因である。岩田と横山の腕と比して川田にはまだ足りないものがあるのだろう。







 馬券下手にしては珍しく当たった。本線ではない。少額の押さえである。なさけない。収支はプラスだから文句を言ったら罰が当たるが、やはり1万円、5千円で勝負している本線で当てたいものである。喜びも中ぐらい。しかし消すつもりだった嫌いなエビナ(イスラは父フジキセキ距離不向きで昨年のロゴタイプと同じく5着と読んでいた)が1番人気で2着に来たのだからしょうがない。本命は勝ったが2着候補のディープ産駒はみなズブズブである。威張れた予想ではない。少額でも当たっただけで重畳だ。とにかくなりふりかまわずワンアンドオンリーと橋口調教師の勝つダービーの馬券を当てたかった。かっこわるい的中だが、これはこれでよしとしよう。

 たぶん皐月賞を当てていたら、的中となったイスラとツゥザを今回も軸にして勝負し、ハズしていた気がする。皐月賞をハズしたからダービーが当たったのだ。そう思える。

 ジャングルポケットがダービーを勝つ年、角田騎手(現調教師)にインタビューしたら「フジキセキは距離はいくらでももった」と自信満々に語っていた。彼にとって史上最強馬はフジキセキのようだった。私はフジキセキとアグネスタキオンは長距離はどうだったろうと今も思っているが、今回のイスラボニータで2400はだいじょうぶとなったようだ。菊花賞に行くのかなあ。秋天のほうがいいように思えるけど。

 ともあれ安田記念の勝負資金は出来た。頭を切りかえて来週の勝負に徹しよう。勝負は来週だ。



 橋口先生、ダービー優勝おめでとうございます。我が事のようにうれしいです。益々のご活躍を願っています。




2014derby

菊花賞完敗記──しかたのない負け──おめでとうエピファネイア、おめでとう福永!

今回の菊花賞での私の決意。

①勝つのは大好きなエピファネイア。よって3連単1着固定。

②伏兵はバンデ。 道悪逃げ残り。かなりの確率で絡む。

③よって、エピファネイア1着固定、2着バンデ固定で3着候補8頭、1着エピファネイア、3着にバンデ固定で2着候補に8頭。合計3連単16点勝負。

④こういう買いかたをするとき、いつも「そこそこの人気馬」を消して、代わりにとんでもない穴馬を入れる。今回消すそこそこの人気馬は「パチンコ馬主+岩田猿踊り」の14番。4番人気。代わりに入れる穴馬は15番人気、戸崎のアドマイヤスピカ。



結果。
①②③は最高の読みだったが、④の14番が2着に来てすべては水の泡。

春先からずっと本命だったエピファネイアが待望のGⅠ勝利を、圧倒的な勝ちかたで、すぐれた時計で勝ったのに、それを祝えなかった。シーザリオの息子がGⅠを制覇したのに、その馬券を当てられなかった。
福永(=洋一の息子)が初めて牡馬クラシックを勝つ記念馬券を当てられなかった。



でもパチンコ馬主はきらいだからしょうがない。馬券にこういう考えを挿れてはならない。当たる馬券も当たらなくなる。購入時4番人気(最終的に5番人気)のそれを入れないとき、「これが来て負けるのかな」と一瞬考えた。見事にそうなった。しかしそれが自分の買いかたなのだから、やはりしょうがないとしか言いようがない。
 2013kikka

府中牝馬ステークス完敗記──かすりもしない完敗に負けて悔いなし

 私には唯一の数字遊びがある。4.5.6のボックス買いだ。誕生日馬券とかやらないけど、これだけは2000年からずっと続けている。
 遊びであり、少額での捨て馬券だから、本来ならとんでもない大穴が望ましい。3頭とも無印で、3連単100万馬券のような。

 しかしここが私のつまらないところなのだが、遊びであり少額の馬券でもそれは出来ないのだ。やはり買う以上は自分なりの検討と一致した「当たりそうな馬券」でなければならない。よって、いつも重賞の時にはそれを買いたいと思いつつ、なかなか買えそうなレースに出会わないのが実状だ。



 体育の日の14日。ひさしぶりにそれに出会えた。府中牝馬ステークスである。
 4番アロマティコは前走の楽勝から東京で切れ味が発揮できそうだ。1番人気。5番ハナズゴールには武豊が乗ってきた。武が前々から乗りたいと思っていた馬だ。3番人気。6番マイネイサベルは安田記念4着。ここにきての充実が著しい。2番人気。もろにこの3頭で決まりそうだ。それでいてこの高配当。単勝1.2.3番人気という馬の絡みではあるが、人気が割れているので、4.5.6でも70倍もつく。これはおいしい。
 この3頭が、3番、10番、12番枠だったとしても買ったろうが、それが狙い通りの4.5.6番枠に入ったのだから目いっぱいの勝負である。



 3連単ボックス。6点買い。
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 馬単のボックスも買う。6点。これもいい配当だなあ。
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 結果、1着ホエールキャプチャ、2着ドナウブルー、3着スイートサルサでかすりもせず(笑)。3頭がみな消えたのだからスッキリしたもの。これが毎度言う「かすりもしなければ悔しくもない」である。

 3連単はともかく馬単はぜったい当たると思っていたので思いっ切り勝負。ここのところ好調で貯まっていたプラスをぜんぶ吐きだしてしまった。来週からまた出直しである。でもさわやか。いい供養になった。

秋華賞引き分け記──レープロ「名馬の肖像」ファレノプシス──暗号解読


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艶やかに、咲く

春の仁川は桜花賞。
従兄はビワハヤヒデ、ナリタブライアン。
噂の名血馬、武豊を背に、 
桜の舞台を颯爽と駆けぬける。

オークスは3着。
勝ったのはエリモエクセル。
己の力にまだ戸惑いのあった日々。

秋の淀は秋華賞。
自信を持って、誇り高く、
武豊を背に、オークス馬を置き去りにして、
二つ目の冠を戴く女王。
秋にも満開の胡蝶蘭。

有終の美はエリザベス女王杯。
メジロドーベルに敗れた前年の屈辱を果たす。
松永幹夫を背に、
三つ目の冠を戴いてターフを去る。

やがて名血は、弟へと繋がって行く。

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 暗号解読の基本は「不自然な点」を見つけることにある。スプリンターズステークスで穴馬のマヤノリュウジンを見つけられたのも、「不自然なキングヘイロー」に気づいたからだ。どう考えてもキングヘイローが出て来る理由がない。ならそれが暗号なのだと解釈した。的中した。1、2番人気が1、2着したのに3着が人気薄で3連単280倍はおいしい。

「文中に現れる不自然な点」、今回のこのファレノプシスの文にはそれがふたつある。



 ひとつは「騎手の名が繰り返されていること」だ。
 一連のこの「名馬の肖像」は騎手の名を出さない。
 たとえば高松宮記念はビリーヴだった。名騎手安藤勝己が中央入りして初めてGⅠを制した馬である。その安藤が引退した時期であり、安藤はどんなGⅠ制覇よりも、このビリーヴによる初めての中央GⅠ制覇が心に残ると語っていた。
 ならそれが入るのが自然であろう。「笠松の名手安藤勝己、中央競馬初めてのGⅠ制覇!」とか。
 なのに安藤のアの字もなかった。不自然である。いや不自然ではない。一連の「名馬の肖像」に騎手の名はない。不自然なのは今回なのだ。なぜ武豊の名が2回も出て来るのだ。松永幹夫が出て来るのだ。



 不自然のふたつめは最後の一行。「名血は弟に繋がって行く」。これもかなりへん。
 今年のダービー馬キズナのことを指しているわけだが、そもそも「名血」とは縦に繋がることを言う。ファレノプシスという名血を語るなら、それは仔でなければならない。名血が弟に繋がるというのは日本語としてもヘンである。姉の血が弟に繋がることはない。なぜそんな不自然なことをするのか。暗号だからである。何かを伝えねばならない。どうしてもここに「弟」を出さねばならなかったのだ。



 もうこの時点で勝ち馬が武豊の弟の乗るメイショウマンボであることは100%まちがいない。誰でもわかるし、それでいいのだ。それは「二つ目の冠を戴く女王」からもわかる。桜花賞馬アユサンは出ていないからその権利はオークス馬メイショウマンボしかない。そして2着は「2回も名前の出て来た武豊」である。弟が1着、兄が2着の秋華賞になる。



 ということで、まずは3番人気のメイショウマンボの単勝5.2倍を買う。
 ついで馬単を買う。相手は5頭。もちろん兄弟馬券の16→1が大本線。これをあつく買う。

 5枠9番のノボリディアーナは、松永幹夫ではないが「松永厩舎」。ここは押えるべきだろう。これが3着候補筆頭か。

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 3連単は、以下の12点。正しくは「メイショウマンボ1着固定」で行くべきだ。すると6点に絞れる。
 しかし武兄のGⅠ100勝目もあるし、「名血は弟に繋がれて行く」なら、兄が勝ち、弟が2着もありうると読んだ。この辺微妙な読みちがいになる。

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 見事に武弟のメイショウマンボが勝ち、兄のスマートレイアーが2着したときは推理通りの決着に拍手した。
 しかし3着が混戦だ。この時点では3着もデニムアンドルビーで3連単的中と思っていた。だがビデオを見て、すぐにデニムアンドルビーは同じ橙色の帽子のリラコサージュに交わされていて4着と確認した。心の片隅では未練たらしく「まだわからん」なんて思っているが、長年の経験でハズれたことはわかっていた。



 下は恥ずかしい馬券。保険で買った3連複。武兄弟からの2頭流し。本当に恥ずかしいが赤面しつつ晒す。

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 ここまで来たらなぜ総流しにしなかったのか。それでこそ「保険」だろう。悔やまれる。3連複500倍。
 嫌いな馬ならともかく、トライアルローズステークスで私は春から好きだったリラコサージュを重視したのだ。しかし18頭立て18着。それで見限ってしまった。嫌いな馬が来たなら悔いはないのだが……。ゾエ~



 単勝と馬単を当てたので、収支はプラスである。でもなんか悔しい。3連単を絞りすぎたか。目の前の23万馬券を逃した。保険の3連複500倍を取っていれば……。
 いろいろと悔いの残る秋華賞となった。しかし、手広く愉しむのも競馬だが、ある程度は絞らねばならない。むしろ3連複を買っていなければ悔いはなかった。半端に流していたから悔いることになる。馬券はむずかしい。

スプリンターズステークス的中記──レープロ「名馬の肖像マイネルラヴ」から暗号を読む

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 勝つのはロードカナロア、2着はグランプリボスかハクサンムーンと決めている。しかしその馬単では配当が低い。なんとか3連単を取りたい。その3着候補をこの競馬詩から読み取りたい。



 まずはストレートに7枠に入ったマイネルエテルネル。マイネルラヴと同じく外国産馬で同じく3歳馬である。岡田さんの息子さんがイギリスで購入するときのシーンがテレビで紹介された。あのドキュメントの主役である。しかしこれはストレート過ぎる。でも一応押える。

 常識的?にいちばん臭いのはドリームバレンチノ。母父がマイネルラヴ。生産がビッグレッドファーム。マイネルエテルネルよりもこちらのほうがずっと「マイネル」である。

 フォーエバーマークの父はファルブラヴ。ここにも「ラヴ」があった。これも候補に入れないと。



 そしてもう1頭。マヤノリュウジン。
 この競馬詩にはマイネルラヴ以外に4頭の馬の名が登場している。マイネルラヴを負かしたキングヘイロー、グラスワンダー、エルコンドルパサーという同期の3頭、そしてマイネルラヴが負かした大物タイキシャトルである。

 どう考えてもキングヘイローは不自然だ。なぜなら他の3頭はGⅠ戦なのに、キングヘイローがマイネルラヴを負かしたのは東京スポーツ杯3歳ステークスというGⅢなのである。マイネルラヴが負けたGⅢはその他にも、京成杯、アーリントンカップ、ガーネットステークス、阪急杯、富士ステークス、シルクロードステークス、セントウルステークスとたくさんある。なのになぜ東京スポーツ杯3歳ステークスだけを取りあげるのか。それは暗号としてキングヘイローの名を出すためであろう。
 マヤノリュウジンの父はキングヘイロー。この馬がポイントだ。その他、グラスワンダー、エルコンドルパサー、タイキシャトルの仔は出走していない。ただ1頭、キングヘイローの仔が参戦している。穴馬券の中心はこの馬であろう。



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 3連単8点勝負。これで302倍(280倍まで下がっていた)はおいしい。まこと「名馬の肖像」には勝ち馬のサインが隠れている。(ロードカナロアが3着覧にも入っているのは単なるチェックミスです。)

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 と、これだけだと万々歳だったのだが、馬券下手オヤジはよけいなことを考える。
「マイネルラヴの勝ったスプリンターズステークスとはなにか!?」と考えると、それは「連対率100%のタイキシャトルが生涯唯一の3着を引退レースで味わった日」なのである。タイキシャトル本命だったわたしゃひどい目に遭った。

 とするなら、今年のこれは「ロードカナロアが3着になるレース」なのではないか。すでにロードカナロアは一度だけ3着を経験しているが、才能が開花してからは連対を外していない。
 この「名馬の肖像マイネルラヴ」が最も訴えているのはそれなのではないか。

 ということで「ロードカナロア3着固定」の3連単を組んでみた。相手に選んだのは上と同じだ。
「世界は見えたか!?」というキャッチコピーは、ハクサンムーンへのものと解釈している。前走、《国際GⅠの覇者ロードカナロアを負かして、ハクサンムーンよ、世界の舞台は見えたか!?》と。よって「1着ハクサンムーン、2着マヤノリュウジン、3着ロードカナロア」を大本線として厚目に買った。2800倍である。

 フォーメーション30点。ぜんぶ高配当だから魅力的だ。久々に30万馬券を本戦で取る夢を見た。欲に負けて、こちらを本線、上の的中の8点予想を押えにしてしまった。ロードカナロア完勝。読み間違い馬券。よって儲けはすくない。欲ばっちゃいけないと反省したスプリンターズステークスだった。でも今の私の現実のように「3連単30点予想で120倍的中」なんてのをやっていては儲からない。ハズれ続けても3連単30万馬券、50万馬券になる買いかたをしたほうが、よい。それは馬券で儲けるための真実である。

 しかしむかしの「タカモト方式」のような、こういう遊びも、馬券としておもしろい。私にはサブの遊びとして最高だ。なぜ最高なのかを詳しく書けないのが残念だが(笑)。 

菊花賞──マジェスティハーツに森一馬騎手騎乗できず!に【追記】

《菊花賞──マジェスティハーツに森一馬騎手騎乗できず!》に、当日阪神競馬場に行っていた友人からの情報を追記しました。

菊花賞──マジェスティハーツに森一馬騎手騎乗できず!──G1出走資格は通算31勝以上

【神戸新聞杯】2着マジェスティ、菊は武豊に依頼

第61回神戸新聞杯(22日、阪神11R、GII、3歳オープン国際(指)、馬齢、芝・外2400メートル、1着本賞金5200万円=出走18頭)7番人気マジェスティハーツが豪脚を繰り出して2着と好走した。道中は折り合いに専念して最後方の一角。直線で大外へ持ち出すと、内にモタれながらもメンバー最速の上がり3ハロン33秒6の末脚で一気に伸びた。

「一瞬、勝ち馬に並ぶんじゃないかと思うほどの脚を使ってくれました。距離も問題なかったし、本番でも楽しみ」と森一馬騎手。ただデビュー3年目の同騎手は22日終了時点でまだ通算15勝で、31勝以上が必要なGIに
騎乗できないため、陣営は武豊騎手に騎乗を依頼している。

http://race.sanspo.com/keiba/news/20130923/ope13092305040004-n1.html

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 昨日、2着候補に松永厩舎の2頭を据えるとき、5番ブランスベスカの浜中はメジャー騎手だから私でも知っているが、15番マジェスティハーツの森を知らないので、JRAのサイトに行って調べた。今年8勝、平地5勝、障害3勝である。でも前走500万条件のマジェスティハーツを勝たせているのも森だし、ここは信頼して行くしかないと腹をくくった。最後、見事な差し脚で突っこんできて2着になったときは、菊花賞もがんばれよと思った。

 そうか、言われて見りゃ「31勝以上」なんだよな。まだ通算15勝だったのか。権利がありながら武豊に横取りされたのなら気の毒だが、これはすなおに諦められるだろう。またこんな逸材に出会ったときのためにがんばって勝ち星を積みあげようと誓うだろう。G1を勝ち、「あのマジェスティハーツに乗れなかった口惜しさがバネになって」と語れるようになるといいね。



 鮮烈な脚を使ったマジェスティハーツだが、父がボストンハーバーなので3000はどうだろう。だけど馬の血統ほど当てにならないものはない。ビワハヤヒデなんて3歳の春先には「1400までのスピード馬」と言われ、一時は「1600でも長すぎるのではないか」とすら言われた。それがあの菊花賞も春天も強いのなんのって。でもあれはプレストウコウからオグリキャップまで共通する「芦毛の不思議」かも知れない。
 今回世話になったから菊花賞でも買ってみたいのだが、果たしてどうか。 

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【追記】──森一馬の心意気や、よし!──9/26

 神戸新聞杯の日、レース後、「ジョッキーの集い」があったらしい。阪神競馬場に行った宝塚在住の友人がその様子を教えてくれた。

ブログに森騎手の話があったので、先日のジョッキーイベントの話を追加します。
森の挨拶のとき、メインレースの健闘をたたえて一際大きい拍手が起こりました。そこで福永か誰かが冗談で「菊花賞の抱負は?」と意地悪を言いました。すると森も負けじと「菊花賞までに30勝して乗せてもらいたいと思います!」とこれも冗談ながら力強く答えて、さらに拍手をもらっていました。 

 いいなあ、いい話だ。がんばれよ、森。 G1に出る日を楽しみに待ってるぞ!

神戸新聞杯──エピファネイア始動!──福永、満足の笑み──惜敗オールカマー

神戸新聞杯。エピファネイアの始動である。
 単勝は1.4倍。売りだし始めのころは1.1倍で動かなかった。やがてあの気性だから取りこぼしがあるのではないかと徐々に上がって行く。

 他に強豪馬がいないからでもあるが、「被りすぎだ」「ここは負け時」という予想も目にする。「ダービーでは自信の本命だったが、今回は軽視する」なんて意見もあった。するとあのエアシャカールを思いだし、3着あたりに敗れる姿も浮かんできたりする。なら勝つのはなんだ。2番人気のサトノノブレスか。パチンコ屋の馬は嫌いなのでこれを本命にする気はない。

 一瞬エピファネイア本命が揺らいだが、ここはたとえ外れようともエピファネイア本命で行かねばならないと思い直す。秋は春の続きなのだ。
 穴馬券狙いの方法はふたつ。ひとつはエピファネイア1着を疑うこと。私はそれはしないことにした。なら答はもうひとつのほう。1着エピファネイアで2、3着に穴馬だ。

 エピファネイアを3連単の1着固定にして、ラストインパクト、サトノノブレスという人気のディープ産駒を軽視しよう。それで穴狙いだ。調教がよく見えた松永厩舎の2頭を2着の軸にする。騎手なら5番ブランスペスカ(14番人気)の浜中だが、馬の出来なら15番のマジェスティハーツ(7番人気)だ。森という騎手になじみがない。そこが怖い。でも「松永厩舎の2頭だし」に賭けてみよう。どちらかが来る。



 ということで以下の3連単フォーメーション18点勝負。断然人気のエピファネイアからなのに10万馬券もあり楽しみだ。

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 エピファネイア完勝! 強い強い。うれしいなあ。涙が出そうだ。そこに森のマジェスティハーツの鮮烈な追いこみ。岩田パチンコ屋の馬を一瞬で交わす。最低配当だが収支は大きくプラスだ。満足することにしよう。

2013kobeshinbunhai


 福永の「やっとこの馬を乗りこなすことが出来ました」という晴々とした顔にぞくぞくした。むずかしい馬なんだろうなあ。

 しかし秋天やJCのことを思うと、ほんと菊花賞ってのは魅力に乏しい。世界最古のクラシックであるセントレジャーが廃れたのがわかる気がする。懐かしいなあドンカスター競馬場。もういちど行くことはあるのだろうか。
 この時期、3歳馬限定の3000メートルってのは……。もしもエピファネイアが菊花賞を完勝したとしても、この秋の競馬ファンの話題は凱旋門賞一色だろう。ならエピファネイアも進路を秋天からJCにとるか!? 

 たとえ一瞬ではあれ、「被りすぎ」「負け時」という世間の声に、エピファネイア1着固定を外して大穴を狙おうかと思った自分が恥ずかしい。
 今日はうまい酒が飲めそうだ。 

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【追記】──オールカマー、惜敗

 このフォーメーション10点勝負。川田はダノンバラードに乗るためだけに上京する。そのことからの1番人気もあったが、私は3着と読んだ。その読みは当たったのだったが……。

 メイショウナルトが勝っていると4-12--9で450倍が当たっていた。田辺ヴェルデも狙いだった。▲である。が、神戸新聞杯が勝負レースなのでそこまで手を広げられなかった。フォーメーション24点でも、メイショウナルトとダノンバラードの2頭軸相手4頭マルチでも取れていた。さすがに640倍を10点で当てるのはむずかしい。まあ武豊メイショウナルト、内田ムスカテールに惚れすぎか。好きな馬と騎手で負けたので悔いはないのだが、田辺もまた好きなので、すこし悔しい(笑)。これがエビナのパチンコ屋の馬が快勝だったりすると何の悔いもないのだが。

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馬名──エアラギオールとアルナスラインとキリマンジャロ

エアラギオールはラッキールーラの吉原家の馬で今の冠号は「エア」。だから「エア・ラギオール」だが、さすがにこの並びだと、「エアラギ・オール」と発声するアナもいる。日本語としてそのほうが自然だ。

かといって「エア・ラギオール」と言えと言いたいのではない。



アフリカの名峰キリマンジャロを略して「キリマン」と言ったりする。コーヒー豆とか。
でも正しくは、あれは「キリマ・ンジャロ」であるから、「エノケン」「バンツマ」的日本語省略語の原則としては「キリ・ンジャ」のほうが正しい。
それが筋の通った話だが、といってそんな言われかたも困る。 だからキリマンでいい。



これで思い出すのはアルナスライン。
正しくは「アル・ナスライン」だが、日本語的には「アルナス・ライン」になる。
これを「おれは正しく知っているんだぞ」とばかりに、奇妙に「アル」で切って「アル・ナスライン」を強調しているアナがいた。べつに「アルナス・ライン」でかまわないと感じた。 だからまあ「エアラギ・オール」でいいのだ。

騎手の数、激減──30年前の半分

JRA、引退騎手復帰への条件緩和

来年度(14年3月1日~)のJRA騎手免許試験の要項に「引退騎手の再受験」に関する規定が明文化されることが9日、明らかになった。従来も引退騎手の受験は可能だったが、今回からキャリアなどを考慮した上で技術試験の免除など、条件を緩和して復帰への道筋を大きく広げる。3日に開かれた免許試験委員会で正式に決定した。

騎手不足に悩む現状を踏まえ、JRAが迅速に措置を取った。中央所属騎手は減少の一途をたどっており、9日現在で126人。30年前(247人)の約半数、10年前(166人)との比較でも大幅減となっている。今年1月20日には中山・京都の障害レースで騎手不足により2頭が出走取消を余儀なくされるという、珍事件も発生した。

近年はベテランだけでなく若手の引退→調教助手転身も多く、昨年引退した23人のうち8人が、まだ体力面に余力を残す20代(当時)だった。今後復帰へ意欲を示した場合に備え、JRAは引退騎手の再受験の規定を明文化する必要があると判断。8月上旬に公示される騎手免許試験要項に盛り込まれる運びとなった。

http://www.daily.co.jp/horse/2013/07/10/0006145286.shtml

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 JRAの騎手が減っているという事実には、いろんな意見があるだろう。
 減っているのを優勝劣敗の世界だから当然とするひともいれば、JRAの施策がわるいからこうなるのだと憤るひともいるだろう。

 私が感じたのは、30年前=1983年=昭和58年、ミスターシービー三冠の年、あのときには今の倍もいたのか……という感慨だった。 

 ただ、当時はまだ「持ち乗り制」もなかったし、騎手のほとんどは厩舎所属で、朝の稽古も担当していたはずだ。ほとんど勝ち鞍がなくてもそれで喰っていた騎手もいたはずである。いまその制度が出来て、勝ち鞍のすくない騎手が自ら引退して調教助手になる流れがある。最初から持ち乗り制の調教助手として所属するひとも、昔の騎手のようなもの、と考えれば、「総量」ではそんなに変らないのではないか。



 他人様の意見に異を唱えるつもりもないが、「外国人騎手をあんなに呼ぶからだ」という意見だけは否定する。
 外国人騎手の否定とは、大相撲における外人力士閉めだしのようなものだ。日本の国技だからと日本人だけの大相撲にするよりも、異国人がいたほうがおもしろい。そして現実に強い。横綱がモンゴル人ばかりだが、優勝劣敗の世界なのだから当然だ。

 この「優勝劣敗」こそが競馬の基本中の基本である。大相撲と同様に、現実に外国人騎手は成績を残している。そこに馬主や調教師がなびくのは当然であり、欧米の一流騎手が日本に遠征したのに、「外国人だからとよい馬を廻してもらえなかった」と嘆いたら、そっちのほうが問題だ。騎手の世界でのみそれを否定して「みんなで手を繋いで一緒にゴールイン」にするわけには行くまい。極端な話、日本人騎手がひとりもいなくなってしまったとしても(まさかそんなことは起きないが)、それはそれで「日本人は騎手という職業に向いてなかった」と諦めるしかない。 

 さてこれから、どんな流れになるのだろう。
 地方の騎手のJRA移籍も、私はとにかく内田と戸崎だった。ふたりとも移籍が叶ったいま、ひといきついている。あとはやはり今後の外国人騎手の問題か。 

フジテレビダービー実況──青嶋「高低差200メートルの坂!」

 フジテレビのダービー実況で青嶋が、府中の直線を「高低差200メートルの坂」と言ったと話題になっていたので、ほんまかいなと録画を見直した。

 するとほんとに言っている(笑)。「残り400を切った。高低差200メートルの坂」と。まちがいない。ちょっとその高低差はキツいんじゃないか(笑)。

 青嶋の実況のくだらなさには何度か触れているが、とにかく「早口大会」──「私はこんなに早口でしゃべっても噛みません」になっているのがゴミだ。間の価値がわかっていない。
 
 でも私は、これは「ただの言いまちがい」だから、たいしたことだとは思わない。リアルタイムの一発勝負だから、こんな間違いは誰にでもあるだろう。人間だもの(笑)。

 こんなことはどうでもいいのだ。問題は彼の「実況に対する美意識」である。レース中にひとつでも多く言葉を淀みなく流すことこそ最高の実況と思い込んでいる彼のそれこそが問題だ。
 それは以下に書いた。 

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フジテレビ青嶋アナの実況から青嶋アナのセックスを想像する──高速ピストンが命(笑) 



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【追記】──特番では消されていた(笑)──6/23

 いま「第80回日本ダービー完全舞台裏」というのをネットで見た。いつ放送されたのだろう。つまらん番組。見たくない部分は適当にとばしつつ見たが、実況だけは真剣に聞いた。だって「高低差200メートル」を聞きたいもの。

 すると青嶋のダービー実況から、「残り400」のところで不自然に音が切れ、「高低差200メートルの坂」の部分が消されている。あれは青嶋にとってもフジテレビにとっても汚点らしい(笑)。
 べつにいいけどね。一発勝負の実況だもの、そんな失敗はある。それはそれで味わいだ。

レープロ「名馬の肖像」──安田記念はアグネスデジタル──「万能の凄玉」に隠された秘密──暗号解読で1点的中!

 安田記念のレープロ「名馬の肖像」はアグネスデジタル。
 ここに隠された暗号を繙く。

アグネスデジタル0001
































「万能の凄玉」か。なんか、かっこいいな。凄玉か、う~む、むかしどこかで読んだような。あれはなんだったろう。

 主張されているのは「アグネスデジタルがダートも芝も距離も万能だった」ということ。

 となれば、スプリンターのロードカナロアが、マイルもこなして優勝すると読める。

「香港で勝つ」とある。香港で勝っているのはロードカナロアのみ。勝ち馬はロードカナロアでまちがいない。



 しかし1番人気であり、馬券的に、それだけでは弱い。もっと稼ぎたい。
 2着馬はなんなのだ。なにかヒントはないのか。

 あった。「万能」である。万能、オールマイティ、ショウナンマイティ。

 よって馬券は、ロードカナロアの単勝。馬単は「ロードカナロア→ショウナンマイティ」の1点勝負。

 これで単勝400円、馬単2570円、的中!



 競馬は簡単だな。JRAはこんなにも親切に当たり馬券を教えてくれている。
 これに気づかないやつはバカだ。

 こういう暗号を解読してたっぷり儲けているひとも多いのだろう。うらやましい。

安田記念引き分け記──ダークシャドウ本命で撃沈──が枠連のおかげで

戸崎がJRA騎手としてG1制覇するときは絶対に当てたい。
 と願う私にとって最高の舞台となった。大好きなダークシャドウと戸崎だ。絶好の狙い目である。オルフェーヴルが完勝した産經大阪杯でも勝負してハズした。
 しかしそれはここに到る序章。ここを勝って大団円。思えば戸崎のJRA初G1制覇がリアルインパクトの安田記念だった。ここを勝って安田2勝目である。

 相手はもちろん内田グランプリボス。戸崎のG1勝利を大井の先輩の内田が2着して祝う。頭の中にその絵が出来ている。なんか当たりそう。思わず頬が緩む。
 以下のような3連単10点勝負。なんだかこれの大的中で今春の負けをすべて取りもどし、一気にプラス決算になる予感。わくわくする。

 不安と言えば、ターザン山本さんや爆笑田中等複数の私にとっての〝逆神〟がダークシャドウを推していることだった。それは気になった。ほんとに気になった。逆神がみなダークシャドウ本命なのだ。しかしそれを言うなら〝逆神の単枠指定馬〟清水成駿さんがロードカナロア本命だ。これは心強い。もしも清水さんまでダークシャドウだったら私は諦めた。いや買うけれど、その時点で的中はないと諦めた。しかし清水さんはロードカナロア。ロードカナロアにダークシャドウが勝つと信じよう。

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 結果、スプリント王ロードカナロアが1番人気で勝った。マイルG1を勝って秋への展望が拡がる。スプリント、マイル完全制覇か。
 スプリントG1ではいつも本命にしてきた好きな馬だし、安田調教師が大好きだから、心から祝福するが、岩田の騎乗はひどかった。あれは罰金で済むレベルではない。

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 直線、トップに立つかという緑帽子の戸崎にわくわくしたが、伸びず6着。それよりも内田グランプリボスが岩田に閉じ込められ、出口なし状態で沈没していたので、早々と負けを覚悟した安田記念だった。



 ダービーに続いて清水成駿さん的中かと確認したら、ロードカナロア本命だがショウナンマイティが抜けだった。清水さんらしい。単勝1,3番人気での馬単2570円はおいしいけど、むずかしいなあ。私には買えない。

 結局このレースの馬券の肝は、「ロードカナロアを3連単の1着固定に出来るか否か」だった。私は大好きな戸崎ダークシャドウがいなかったとしても、それは出来なかったように思う。グランプリボスやカレンブラックヒルやサダムパテックに行ったろう。まあそういうのが基本姿勢だからしょうがない。

2013yasudahaitou





 と、毎度の完敗のはずだったが、パドックを見ていたら軽視していたショウナンマイティの気配が抜群にいい。すごい。満点だ。ショウナンの馬は好きではないのだがそれとこれとは別次元。ダークシャドウが負けるとしたらこの馬だと思う。かといってこれをアタマにした3連単を組んでいる時間はない。よって急いで枠連を買い足した。先週と同じパターン。3連単がハズれてもこれで補填できる金額を買った。

2013yasudawakuren



 これのお蔭でまたも引き分け。もう昭和の競馬ファンとして枠連に撤するべきなのか。
 先週もそうだが、この枠連7.5倍はつきすぎ。枠連しかない時代だったら4倍を切るかというオッズだ。みんなが3連単で一攫千金を狙うので忘れられたこの古い馬券はおいしいことになっている。これはこれでありがたい時代なのか。

 もしも時間があって、ショウナンマイティ1着固定3連単フォーメーションを組んでいたらハズレである。枠連といういいかげんなものに助けられた。しかしまあ浜中、へたな騎乗。勝っていたレースだ。ショウナンマイティが気の毒になった。いや根源は「岩田の斜行」なのだが……。



 来週のエプソムカップで東京開催は終りかと思っていたら、今年は、というか「今年から」、あと2週延びたんだな。宝塚記念は最終週の府中で観戦しよう。四強との今までの関わりから言ったら、私はゴールドシップで行くのが筋なのだろう。

「日本競馬史上初の兄弟騎手G1連覇」は武兄弟だった

 なぜかそういう報道を見たこともあり、デムーロ兄弟が最初だと勘違いしていた。今の今まで疑問を抱かなかった。
過日提出した原稿に、今日専門家から指摘をいただいたときも、思わず「エッ!?」と思ったほどだ。







2000年10月15日と22日にすでに武兄弟が達成していました。ティコティコタック(秋華賞)→エアシャカール(菊花賞)です。







 言われてみればまったくその通りである。弁明の餘地もない。赤面して縮こまるばかり。「クラシックレースの兄弟連覇」はデムーロ兄弟が初だが、「GⅠ連覇」なら武兄弟が先である。こんな勘違いもあるんだなあ。ひたすら恥ずかしい。

  私のほうの言い訳はふたつ。
 ひとつは、私はいまも「牝馬三冠」なるものを認めていないこと。日本が手本としたイギリスにもそれはなく、「三冠」は、日本で言うと菊花賞になる。つまりイギリス的に「牝馬三冠」なるものがあるとしたら、桜花賞、オークス、菊花賞なのである。本家の真似をしたものを上手に改良するのが得意な日本人は、ここでも「牡馬三冠があるなら牝馬だけの牝馬三冠を」とかってにそんなものを作りだして名乗っている。イギリスはイギリスであり日本は日本でいいのだが、どうにも私はいまだに「牝馬三冠」にはしゃいでいない。

 てなことを言ってもしょうがないのだが、ともかく私は「五大クラシック」の感覚が強い。それでもエリザベス女王杯には前身のビクトリアカップのころから、それなりの思い出も思い入れもあるのだが、それを古馬にも開放して、いかにもの新設秋華賞になるとなにもない。それで「武幸四郎秋華賞勝ち──G1制覇」を忘れていた。





 もうひとつ。こっちのほうが本音だが、私はこのとき外国にいた。サッカーボーイの仔の人気薄ティコティコタックの秋華賞優勝も、翌週のエアシャカールの菊花賞も見ていない。馬券も買っていない。だから印象が薄い。馬券を買っていたら、こんな「史上初の記録」を忘れることはなかった。
 週刊アサヒ芸能に競馬コラムを連載していたころで、2週間前に想定出馬表を外国までファクスしてもらって予想コラムは書いた。もちろん大外れである。編集部に電話してティコティコタックが勝ったと聞いたが、「はあ?」ってなもんだった。記憶に薄いGⅠだった。



 馬券のことで言うと、「外国にいたから馬券を買っていない」のではない。基本として春秋のG1の時期は日本にいるようにしていた。それはまあ競馬ライターなのだから礼儀だろう。さすがに今に至るもダービーの時に外国に行っていたことはない。秋華賞はどうでもいいが、菊花賞の時に外国に出たのはこのときが初めてだった。
 外国にいて買えないからこそ友人に頼んで買ってもらった馬券は数多い。つまり、秋華賞はそれほど興味のないレースだったのである。
 菊花賞は別だ。何十年も買い続けてきている。だからまともなら友人に頼んで買ってもらった。だけど神戸新聞杯でわからなくなった。

 トライアル神戸新聞のエアシャカールのひどさだ。これはまだ日本にいて観ている。馬券も買っていた。ハズれた。顔をそっぽに向け、どうしようもないと思った。とんでもない癖馬だった。3着に敗れている。菊花賞は無理だと思った。
 でも武はあれで、矯正していったんだな。外国のインターネットでエアシャカールの二冠を知り、感動した。ただし日本にいたら、エアシャカールを消して穴を狙い大外れだった。いま調べたら、神戸新聞杯であんなひどい走り方をして3着なのに、単勝1.7倍の断然人気になっている。ファンはすごいな。見抜いている。
 7センチの差でダービーを河内アグネスフライトに敗れた二冠馬だが、あれを勝っていたら、武はディープ以前に三冠騎手になっていた。エアシャカールは史上最弱の三冠馬と言われたろう。







 武兄弟による「日本競馬史上初の兄弟G1制覇」は、私にはエアポケットのような記憶になっていた。

 ここを読んだひとにも、「GⅠ連覇史上初は武兄弟だ、デムーロ兄弟じゃないぞ!」と思ったかたはいただろう。すみません、まったく気づきませんでした。お詫びして訂正します。その他の該当記事も、時間を見つけて直します。

フジ競馬中継──キズナの走りを「ピョンピョン跳んでますね」と言う大島麻衣のいいかげん(笑)

月曜明け方、録画しておいたフジテレビの競馬中継を見た。

あのくだらん予想コーナー。
キズナ本命の井崎さんが京都新聞杯直線のキズナを見ながら、「飛んでいるみたいでしょ。お父さんのディープインパクトの若駒ステークスを思い出すね」と言う。父ディープの、あの伝説の若駒ステークスを思い出させるすばらしい走りだった。今までいちばんそれに近かったのは、昨年の、若葉ステークスのワールドエースだったが、今年の京都新聞杯のキズナはそれを越えた。

テレビでは京都新聞杯の直線が繰り返し流されている。出演者もみなモニターで確認しているはずだ。
井崎さんの言葉を受けて、予想コーナーの相棒である大島麻衣が、素速く「ほんとですね、ピョンピョンピョンピョン跳んでましたものねえ」と返す。大島としては当意即妙のいい返しのつもりなのだろう。噴いた。



ディープインパクトの乗り心地を問われて、武は「走るというより飛ぶ感じ」と言った。名言となって伝わっている。
言うまでもなくそれは「飛ぶ」であり、地を走るというより大空を舞う鳥の滑空のようだという、ディープインパクトの乗り心地を表現した比喩である。

それを知らない大島は、井崎さんの「飛ぶ」を「跳ぶ」だと思ってしまった。ウサギのようにピョンピョン跳びはねているイメージが湧いたのだろう。 それは武の言った「飛ぶ」とは正反対になる。



大島は頭が良い。会話の反射神経も良い。そのことに自信を持っているのだろう。だが基本的な努力をしない。「運動神経の良さ」だけで世渡りしようとしている。

もしもマジメなタレントが、あらたな仕事となった競馬を、ミスすることなく、これからも長いあいだの仕事にしようと思ったら、基礎的な勉強をするだろう。
ここ10年の競馬で最大のスターであり、いま種牡馬としても旬であるディープインパクトの情報は溢れており、武の「走るというより飛ぶ感じ」なんて名言は、もっとも学びやすい智識だ。

大島がそういう性格のタレントだったら、しっかりとこのことを学んでいて、井崎さんの言葉を受け、「『走るというより飛ぶ感じ!』ですね!」と応答したろう。井崎さんはすぐに、「おっ、勉強してるね!」と褒めてやり、競馬ファンの大島への好感度はあがった。
だが才能だけで世渡りしようとして努力しない彼女が実際に言ったのは、「ピョンピョンピョンピョン跳んでましたものねえ」という見当違いのひとことだった(笑)。あきれた視聴者も多かったろう。



【芸スポ萬金譚】のほうに《タカトシの時間ですよSP──誤って伝わった漢字「笑う」と「咲く」について》というのを書いた。
ここでも千原ジュニアと塚地が、お笑い芸人の「反射神経の良さ」で即座にツッコミを挿れている。だがそれは日本語と漢字の成り立ちを知らない無智でしかなかった。「さすがと言われるツッコミの早さと巧さ」のはずが、単に「バカを晒した」になっている。今回の大島とよく似ている。



大島も言わねばいいのだ。
「ほんと、速いですねえ」だけでいい。でもへんに反射神経がいいものだから、つい「ピョンピョンピョンピョン跳んでましたものねえ」と言ってしまう(笑)。

もしももっと頭が良く、しっかり京都新聞杯の映像を見たならば、それはウサギのような「ピョンピョン跳ぶ」とは無縁の走りだったから、決して出て来る言葉ではなかった。モニターを見ていない。いわゆる「実のない言葉づかい」である。その場の雰囲気に合わせて、適当にサラっと流しているだけなのだ。

銀座ホステスになったら大成するだろう。誰とでもそこそこ話が出来る。幅広い対応だ。誠意のカケラもないが(笑)。
と言ったら銀座ホステスナンバーワンに叱られるか。「ああいう不勉強なタイプは銀座では成功しません! あれが受けるのは田舎のスナックまでです」と。



この番組を見ていると、「生涯、一お笑い競馬評論家」に撤している井崎さんの生きかたに感動する。
先輩の大川慶次郎さんがメインのときは、若手評論家としての「軽チャー」がよかった。対比の妙である。井崎さんのトンデモデータ予想への、大川さんの「井崎くんも、これがないといいんだけどねえ」も楽しかった。

だが大川さんが故人となり、いつしか井崎さんも大川さんの年齢になった。人品骨柄、品格教養、すべてにおいて文句なしのかたである。しっかりしたメイン評論家になるべきだろう。なのに「それはぼくには似合わない」と思っているのか、決してメインになろうとしない。あいかわらずの「軽チャー」をやっている。

それどころかヒロシなんてのがメインになったら、ひな壇後方に下がるし、今回も前列のおぎやはぎが好き放題言っているのに対して、後ろの段にすわってニコニコしていた。
会社員で言ったら、取締役になれるのに、「いえいえ、私はここでけっこうです」と課長以上にはなろうとしないタイプか。そうして、自分が新人教育をしたようなのを上役の部長として立てている。まさに出世を拒む「リアル浜ちゃん」である。(←「釣りバカ日誌」)

お笑い芸人で言ったら、「ロンハー」の一番上のひな壇で、ビートたけしが、狩野英孝やアンガ田中とガヤ芸人をやっているようなものである。凄すぎる。



大島の「ピョンピョンピョンピョン跳んでましたものねえ」の勘違いに、一瞬で井崎さんは気づく。「あ、まずい。飛ぶを跳ぶと勘違いしている!」と。でも口には出せない。笑ってごまかす。その戸惑い。表情がおもしろい(笑)。
いろいろ笑わせてくれる番組である。

MCの女が「さあ、いよいよ次はダービーのパドックです。もちろん全馬18頭をお見せします」と言ったときは、「全馬見せるのは特別なのか! ふだんは見せないのか!」とひとりツッコミを挿れて楽しんだ。まあ実際見せないものね。裏開催のメインなんて見せたことない。なにを考えているんだ、ここのスタッフは。
腹を立てるのは健康に良くないから居直って楽しむしかない。なんだかね。

ダービー引き分け記──エピファネイアとの春クラシック──武兄弟、GⅠ連覇!

 去年のラジオNIKKEI杯2歳ステークスのときからクラシックはエピファネイアと決めていた。シーザリオがやっと走る馬を出したのだ。
 皐月賞は2着。ならダービーだ。天国のラインクラフトに「シーザリオの仔がダービーを勝ったよ」と報告するのが今年の私のダービーテーマだった。本命に迷いはない。3連単1着固定勝負。



 しかし皐月賞の負けかたはキツかった。レコードタイムの2着ではあるが完敗だった。でも東京の2400なら逆転はあり得る。父シンボリクリスエスは2着だったが、母は日米のオークスを勝っている。母の父はダービー馬だ。かなり身贔屓だが、府中の2400ならロゴタイプを逆転可能と読んだ。

 3頭出しの藤沢調教師が「悲願のダービー制覇」と話題になっている。藤沢師の最高着順はシンボリクリスエスとゼンノロブロイでの2着。なら藤沢師の馬は勝たなかったが代わりにシンボリクリスエスが無念を晴らした、でもストーリィにはなる。



 ところが別路線からすごいのが現れた。キズナだ。京都新聞杯の勝ちっぷりはまさに父ディープを彷彿とさせる切れ味だった。あの切れはエピファネイアにはない。エピファネイアが先頭に立ったところを、一瞬にして交わされるシーンが浮かぶ。
 さらにはソエの情報まで流れてきた。最終追い切りは予定変更しての坂路である。これはよくない。

 勝つのはキズナか。武豊ダービー5勝目。社台に干されたときにずっと応援してくれたマエコウファミリーへの恩返しだ。ノースヒルズはノーリーズンが皐月賞を勝っているがダービーは初制覇になる。



 それでも、これでいいのだと確信できたのは偶然目にしたNHKの映像だった。
 私はいまテレビをほとんど見ない。週に2,3本、バラエティ番組を録画しておいて見るが、いわゆる「起きたらまずテレビ、帰宅したらとりあえずテレビ」という習慣とは完全に縁が切れている。それとNHK嫌いがある。朝の連ドラ、大河ドラマ、紅白歌合戦、見たことがない。まったく知らない。

 かつて、朝のワイドショーをよく見ていた時期があった。テレビ習慣病のころである。起きたらまずテレビを点けていた。そのときも、オヅラであり、テレ朝であり、みのもんただった。NHKの朝の7時台なんて見た記憶がない。



 その私が、いまもって不思議でならないのだが、24日の金曜日、朝の7時半ぐらい、なぜかテレビを点けたのだ。しかもNHKだった。なぜNHKだったのだろうと今考えて、その日の明け方に大相撲ダイジェストを予約録画したので、その名残だったのだと気づく。

 そこに福永親子が出ていた。生出演ではない。ドキュメント風の構成だった。高知競馬の「福永洋一杯」の映像を流し、車イスの父を押す息子の姿が映っていた。ひさしぶりに見る福永が老けていて胸が痛んだ。福永の勝てなかったダービーを、早く勝てよ祐一、父さんはいつまでも待っちゃくれないぞ、と思ったら迷いが消えた。
 テレビを見ない私がこんなものを偶然に見られたのだ。それも縁だろう。
 シーザリオの息子のダービー。福永洋一の息子のダービー。迷いなくエピファネイアで行く。

 私は競馬文章を書くようになって四半世紀以上経ったが、〝天才〟という形容をしたのは福永洋一騎手だけである。
 南井克巳は言った。「〝天才〟は洋一さんやったと思いますよ。だって洋一さんが乗ったら、それまで動かなかった馬が動くんですから」(この場合の「動く」は「勝つ」という意味あいである。)
 どんなに武豊が好きでも、私は〝天才〟は、福永洋一にしか使わない。今までもこれからも。



2013derby



















 3連単1着固定、18点勝負。

 黄色帽子のエピファネイアだけを見ていたダービーだった。
 蹴躓いたときはビクっとした。あれでもうダメだと思った。だから直線で伸びてきたときは、興奮して叫ぶのではなく、息を殺して見守った。
 だけどやっぱり切れ味が違っていた。ディープの切れ味で、武豊が並ぶ間もなく交わしていた。アドマイヤベガの文章に「風のようにすり抜けたゴール」と書いたが、あれを思い出す、さわやかな完勝だった。



 エピファネイアが勝っていても、3着のアポロソニックがないから馬券はハズれだ。
 私は青葉賞馬が大好きだ。毎年重視している。いまだ最高成績は2着だが、青葉賞馬がダービー優勝するときはぜったいに当てたいと思っている。
 しかし今回は勝ち馬のヒラボクディープからして消したから(理由は言わずもがな)、2着の逃げ粘った外国産馬アポロソニックは完全無視である。青葉賞を逃げて2着だったが強いとは思わなかった。
 だがこのダービーは、完全に沈没するパターンなのに二枚腰を使った見事な3着だった。力を見抜けなかった自分を恥じる。菊花賞、春天が楽しみだ。



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 おめでとう、武さん。おめでとう、キズナ。おめでとう、マエシンさん。
 不遇の武豊を応援してきたノースヒルズのダービー初優勝がうれしい。それが「絆」だ。桜花賞馬ファレノプシスと武豊の絆、その弟キズナとの絆。
 佐々木調教師と佐藤哲三の絆。それを受けついだ武豊との絆。

 桜花賞、皐月賞を連覇したデムーロ兄弟に続いて、オークス、ダービーを武兄弟が連覇した。
 今年のテーマは「兄弟」であり「絆」だった。 
 
 私はそれを「親子」と「愛情」だと思った。その読み間違いですでに完敗だった。だけどエピファネイアと歩んだ今年の春クラシックに一片の悔いもない。

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 以下のことはみっともないので書きたくない。「ダービー完敗記──エピファネイアと玉砕して悔いなし!」としたい。でもそれじゃウソになるから正直に書く。

「ソエが出て、最終追い切りは坂路」と知ったとき、キズナかロゴタイプに負けての2着が浮かんだ。
 それで、
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 という枠連2点を買った。皐月賞の時のようにパドックを見て不安になり、急いで買い足したのではない。エピファネイアと心中だと土曜にもう馬券を買ったのだが、そのとき3連単と一緒にこの枠連も買った。3連単がハズれたときの保険だから、これの的中で元取りになるように購入額は計算した。両方当たるのが理想だが……。

 結果、土曜昼には上記のオッズだったが、直前には枠連1-5は5倍を切るぐらいまで下がり、トリガミだろうと覚悟していたら、逆にエピファネイアに不安になるひとが多かったのか、6.9倍と上がっていて、引き分けに持ちこめた。正しくは微額の浮きになる。だから引き分け記としたが……。



 やはりダービーは競馬の華だな。
 今年も、忘れられないダービーになった。

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【追記】──なんともすばらしいロゴタイプの馬体

 いつみてもロゴタイプの丸く溌剌とした馬体がすばらしい。ほれぼれるする。秋は菊花賞ではなく秋天に行くものと思うが、この馬、ダイワメジャー並に中距離のGⅠを総なめするんじゃないか。 ダイワメジャーは咽なりの手術をし、皐月賞の後のGⅠ制覇が遅れたが、缺陥のないロゴタイプの出世は、もっと早い気がする。なんとも楽しみだ。

 しかしこれはまた〝相馬眼〟というようなリッパな話ではない。単なる「好み」である。どんなスタイルの女が好きかと同じだ。私はロゴタイプのような形の馬が好きなのである。 

ダービー予想──GⅠ連覇か武兄弟!?──福永、父に届けろ、ダービー優勝!?

桜花賞をデムーロ弟が、皐月賞をデムーロ兄が勝ち、日本競馬史上初の兄弟騎手によるGⅠ連覇が達成されたが、赳夫等とが、──バカATOK、でもそれだけマイナーなのか──武弟がオークスを勝ったから、武兄がダービーを勝つと、史上二組目の兄弟GⅠ連覇になるわけか。なるほど、キズナが1番人気なのは、それも関係あるのかな。

社台グループから干された武兄を応援してきたのは、メイショウの松本オーナーと、マエコウさんだった。 トレイルブレイザーでの遠征は記憶に新しい。キズナは正しくはマエシンさんだけど同じノースヒルズだ。そういやノーリーズンで菊花賞落馬なんてこともあった。
武兄でGⅠを3勝したのがファレノプシス。もちろんこれもノースヒルズ。キズナはその弟だ。武兄が5度目のダービーを勝つのか!?

武が勝つのか、福永の初めてのダービー制覇か。
ローエングリーンの仔ロゴタイプで照哉さん二冠達成か、デムーロ弟も兄に続いて日本ダービー騎手になるのか。
ウイリアムズのコディーノだったらヨコテン、気の毒だな。でも今回はこれはないと読む。

いよいよダービーだ。 



【追記】──史上初のGⅠ連覇は武兄弟が最初──5/31

完全に勘違いしていました。今回JRA関係者から指摘をいただくまで気づきませんでした。
「兄弟騎手クラシック連覇」はデムーロ兄弟が初ですが、「GⅠ連覇」なら、すでに2000年に、もう13年も前に、秋華賞をティコティコタックで武弟が、菊花賞をエアシャカールで武兄が制覇していました。

秋華賞が新設のGⅠであり、私は「牝馬三冠」というものに疑問なので、そのこともあったと思いますが、JRAの認定しているGⅠを兄弟騎手で連覇したのは武兄弟が最初です。お詫びして訂正します。

しかし、この件に関し、多くのかたとメールやツイッターDMでやりとりしていたのに、誰もが「デムーロ兄弟、すごすぎます」「こんなことがあっていいんでしょうか。感動です」なんてのばかりで、「あんなの武兄弟が13年前にやってます!」ってのがひとつもありませんでした。ティコティコタックは人気薄だったし、その後も活躍しなかったので、忘れられたGⅠ制覇だったのでしょう。

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以前ネットで入手したエピファネイアのいい写真をもういちど。そこにも書いたけど、とてもいい写真なので撮影者をきちんと書きたいけど不明なので書けない。残念。 しかしいい馬だなあ。母父スペシャルウィークを思い出す。

epiphania

競馬をもうやめようかと、というのこと──そのままやめてください

 ネット有名人、ツイッターフォロワー10万人を誇る<きっこさん>のつぶやき。

kikko-kurofune








 やめてくれ。ぜひこのまま競馬をやめてくれ。長年軽蔑していた競馬に、いきなり、知ったかぶり参戦してきて、無理矢理作りあげたウソまみれのホワイトフォンテン話とか、どれほど不快にされたことか。

 競馬からはもうきっぱし足を洗い、フクシマミズホや山本太郎讃歌、安倍首相や石原慎太郎の悪口に撤してくれ。アフィリエイト商人として生きてくれ。競馬を語らないでくれ。



 kikko-hashimoto
 
 クロフネサプライズ骨折の唯一の収穫は、きっこというネカマオヤジが競馬をやめたことだな。

 男に二言はあるまい。宣言通り二度と競馬に触れないなら、鼻カルボでも耳ペペロンチーノでも、わしがやっちゃる。ヒヒーン!

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kikko-baken2013【追記】──やめるはずもないが──6/1

「競馬、やめようかな」と言って、競馬ファンから「やめないで!」殺到を計算したんだろうけど、誰からも来なかったみたいで、盛りあがることもなく、とりあえずキズナのダービー馬券を買わないだけで、今日からまたしっかり買いまくってます(笑)。 

このひとは表向き発表馬券の10倍は買いまくってますね。その中から当たり馬券だけを晒して的中率を自慢してます。こんな馬券名人がほんとにこの世にいたら、あっというまに億万長者ですね。

毎週あちこちのレースに200円ずつ合計2千円ぐらい馬券を買って払戻は常に2万円以上。それがもう何年も続いています。毎週2万円の予算にすれば毎週20万以上の払戻で、毎週20万の予算にすれば、毎週200万の払戻、軽く馬券の儲けだけで年収一億です。そんなヤツがいるかよ(笑)。

実態は毎週1レースから最終まで、中央開催から地方開催まで、あれこれ馬券を2,300円ずつ買いまくり、合計3万円ぐらい使って、払戻が8000円から12000円ぐらい。その中の当たった馬券だけをアップしてるってとこでしょう。 

馬券遊びとしては愉しいけど、ぜったいに儲からないやりかたですね。
私もお金があまっているときは、昼から酒を飲みつつ、ラジオを聞きながら、こんなことをしたりします。
でもすこしでも確実にお金を儲ける方にちかづきたいなら、1レースに絞って、そこに3万円つっこむようになります。
あらゆるレースに300円ぐらいずつ参加するというのは、いわば儲けなくてもいい余裕のあるひとの遊びです。

日本ダービー第80回記念──アニヴァーサリーブック

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 ダービー当日に無料配付される特別プレゼント。日本ダービー80年史。オールカラー全60ページの豪華本。
 全国の競馬場とウインズで配付されます。

 本家の東京競馬場でも2万部だそうですので、早く行かないと入手はむずかしいでしょう。その他、地方のWINSだと500部とか千部とか、そんなものでしょうか。貴重品です。ぜひ記念の一冊にしてください。すくなくとも90回記念まで、あと10年は作られないものですから。
 90回記念、100回記念も書いてみたいものです。 

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【追記】──2013/5/27
 東京競馬場では2万部用意したものが午前11時には0になったとか。手に入れられなかったかたも多いでしょう。
 しかしこれ、お金掛かってるなあ。豪華だもの。昨年の最終開催日のレープロ合本といい、JRAのいい企画だ。 

2013オークス完敗記──軸は当たったが勝ち馬が……──フジテレビのお粗末な実況

 内田と戸崎の大井出身ワンツーを夢見た。
 2頭の1,2着固定3連単で勝負。
 共にディープインパクト産駒。フローラSの結果通り、馬はデニムアンドルビーのほうが強いと思うが、JRA騎手として初のGⅠ制覇をめざす戸崎エバーブロッサムの逆転もあり得る。気分は戸崎1着! 内田2着!
 3連単フォーメーション12点勝負。

2013oaks1
















 結果は、1着メイショウマンボ、2着エバーブロッサム、3着デニムアンドルビー。軸の2頭は来ているが、勝ち馬のメイショウマンボを無視したのでどうしようもない完敗。3連単15万馬券。
 2着3着を当てるのはむずかしくない。誇れるのは、メイショウマンボを1着に指定したひとだ。私は「2頭軸マルチ」にしても相手に入れられなかった。



 でも日高の弱小生産者の馬を数多く購入しているメイショウ松本オーナーは大好きだし、今回も高昭牧場生産馬だ。スズカマンボの仔のGⅠ制覇を心からうれしく思う。口惜しさはない。松本オーナー、おめでとうございます。

 あの春天を大穴で勝ったスズカマンボの仔がディープインパクトの仔を凌いでGⅠ制覇である。どこまですごいんだサンデーの血(笑)。短距離馬デュランダルの娘がオークスを勝ったりするし。今回無敗馬でそこそこ人気になっていたサクラプレジールはサクラプレジデントの仔だ。
 出走馬18頭中、サンデーの孫でないのは、ローブティサージュとリラコサージュの「サージュ」2頭だけ。



 保険としてこんな3連複も買った。10点。
2013oaks2 
 2頭軸の2頭は当たっているし、すごい人気薄(5-12-13は600倍)にも流しているのだが、勝ち馬メイショウマンボを消していては当たるはずもない。総流しにして3連複156倍を狙うべきだったか。総流し16点を10点にしなくてもよかった。でも絞ってしまう。



 メイショウの馬もオーナーも好きだしメイショウマンボの血統も好きなのになぜ買わないかと言えば、やはり鞍上にいい思い出がひとつもないからだ。大穴騎手である。その大穴をひとつでも取っていれば印象も変わるのだろうが、みな「大勝負をしたときに来なくてもいいのに来やがって、という大外れの原因になった騎手」なのだから好きにはなれない。



 社台グループから干された武豊に馬を廻してくれる松本オーナーに感謝していたら(一ファンがそんなことに感謝すること自体僭越なのだけれど)、今回、武兄ではなく武弟が大仕事をやって恩返しをした。いい話である。ミルコ兄弟ほどではないが、これはこれで今春のテーマ、兄弟騎手の話題ではある。
 しかしまた考えてみれば、メイショウサムソンの三冠のかかった菊花賞で、それを阻んだのもまた武弟なのだった。



 大好きな丸山元気が騎乗した桜花賞馬アユサンは惜しい4着。丸山はこの経験で大きく成長したろう。GⅠ騎手になる日が待ち遠しい。

 いよいよ来週はダービー。資金のとぼしいさびしいダービーウィークとなった。ウオッカでも応援するか。その代わり安田記念で大勝負しよう。こっちはアグネスデジタルだ。

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【追記】──なんともお粗末なフジテレビの実況

 帰宅して、録画しておいたフジテレビの番組を見た。
 あの〝ウンチク披露、知ったかぶりアナ〟が実況していた。
 直線、鮮やかに抜けだしたメイショウマンボの名を言わない。言えない。いわゆる「来そうな馬を想定して、頭の中で実況を組み立てていたら、予定にない馬が来たので慌ててしまい、その馬の名が出て来ないパターン」である。なんとも失礼でお粗末な実況。実況慣れしていないアナをGⅠで起用したテレビ局の罪は重い。
 この番組がこの世から消えることを願う。 

レープロ「名馬の肖像」──ヴィクトリアマイルのコイウタ

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「口惜しさに唇かんだあの日」があって、
「5度目のG1挑戦」がヴィクトリアマイルで、
「この日を夢見て」

もろにヴィルシーナ。すべてがヴィルシーナ。

この馬以外の単勝を買ったひとはおばかさんだ。
しかしそれをわかっていてハズれた私はもっとおばかさんだ。
だったら単勝かよ。

シャドウゲイト、アイルランドで種牡馬入り!──おめでとう!──2007年中山金杯の思い出

07年のシンガポール航空国際Cを制したシャドウゲイト(牡11、アイルランド・児玉) が同国で種牡馬入りすることになった。

15日、レーシングポスト電子版が報じた。美浦・加藤征厩舎からデビューした同馬は日本でもG3を2勝。12年にアイルランドの児玉敬厩舎に移籍後は2戦1勝。 欧州で活躍したホワイトマズルの産駒であること、G1勝ちの実績、昨年10月19日のアイルランドのデビュー戦(AW2100メートル)でのレコード勝ちが評価され、種牡馬入りとなった。


日刊スポーツ 5月16日(木)0時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130516-00000007-nksports-horse

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 よかったなあ、おめでとう。殺されずに餘生を送ることを願う。
 時代が変わり、「むかしならとても考えられなかったこと」が起きるようになった。これなんか典型的なそれになる。むかしは逆だった。イギリスやアイルランドで「とても種牡馬になれないような馬」を、競馬後進国の日本が輸入して種牡馬にしていた。大好きな種牡馬テスコボーイなんて、なんとも貧弱な競走成績である。日本でなきゃあの大成功はなかったろう。いま残っているのはサクラユタカオー、バクシンオーの系譜だけで、消えいる寸前だが……。

 サンデーサイレンスだって、血統の悪さからアメリカじゃ軽視されていたし、日本でなきゃ、しかも社台でなきゃ今のような発展はなかったろうと言われている。
 とにかく今までは、「外国だったらダメなものを日本が再生していた」のである。なのに逆のケースも出てきた。なんともうれしい。

 そして思うのはコスモバルクだ。同じようにあちらで種牡馬入りし、活躍馬が出るのが夢だったが……。
 昨今、さして会いたい馬もいないが、日高に行ったらマイネルで功労馬として餘生を送っているコスモバルクに会いたい。
 そしてまた、アイルランドに遊びに行ったら、ぜひシャドウゲイトに会ってきたい。



 私のシャドウゲイト一番の思い出は2007年の中山金杯。結果はこれ。
kinpai2007








 この3連単を当てた。配当がこれ。
kinpai2007haitou






 馬券下手らしく、恥ずかしい思い出になる。
 中山競馬場にいた。1レースから買いまくっていた。当たったりハズれたり、成績はそこそこ。
 メイン金杯の本線は馬単で2万円ほど。本命はシャドウゲイトである。3番人気だった。私はこの馬の馬体が好きだ。
 読みは正しかったことになる。勝ち馬だから。
 ウスラばかのウスラ記憶によれば、馬単5千円3点に、抑えの馬連千円5点だったように記憶している。
 このころは今このブログによく書いている「3連単フォーメーション30点買い」なんてのはやっていない。現場でそんな慌ただしいマークシートはやっていられない。馬単がメインだった。



 自分の予想で、自分の馬券を買ったあと、まったく今以て不思議でならないのだが、ふだん他人の予想に乗ることなどまったくないのに、なぜかそのとき、サンスポの片隅にあった「3連単フォーメーション12点買い」に乗ったのである。本紙予想ではない。3連単を担当している一記者の予想だった。シャドウゲイト1着固定、相手4頭の12点予想である。なぜか、まったくもって理解に苦しむのだが、それを気まぐれで100円ずつ買ってみたのだ。不思議でならない。

 結果、この1200円が的中して12万8千円になった。この予想のすごいのは相手4頭の中に人気薄のアサカディフィート(前年の覇者ではあるのだが)を入れていたことだ。私本来の本線の馬単はアサカディフィート無視だからもちろん大外れ。なのにこの3連単を買っていたので、オケラになるはずがプラスになった。



 これに味を占めてその後はその記者の予想に乗るようになったとか、同じように気まぐれで他者のそんな3連単予想を買ってみるようになったとか、そんなことは一切ない。そこがまた不思議だ。たった一度の気まぐれだった。
 だからこそこの珍しい体験は記憶に残った。

 それから4年後、私はその記者の名を、「未成年買春で逮捕」で思い出すことになる。
 なんともせつない話だった。未成年買春に眉を顰めるような健全派ではないが、岳父の葬儀を仕切った後のそれだということと、なんとなく常習のにおいがイヤだった。

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kanren6  サンスポ記者の買春容疑──ブログ時代の不幸

サウンドオブハート引退、繁殖入り──いい仔を産めよ!

サウンドオブハート引退、繁殖入り

 ヴィクトリアマイルで歩様を乱し、14着に敗れたサウンドオブハート(牝4、松山康)の現役引退が決まった。レース中に異常を感じた池添騎手が入線後に下馬。以降は経過観察中だったが、15日に受けたエコー検査で左前浅屈腱不全断裂で競走能力喪失との診断が下り、繁殖入りが決まった。松山康師は肩を落としながらも「阪神JFに桜花賞、ヴィクトリアマイルと華々しい舞台でよく頑張ってくれた。残念だが、いい子を生んでほしい」と母としての活躍を願う。

 今後は生まれ故郷のタイヘイ牧場(青森県八戸市)に移動し、繁殖生活に備える。今年の阪神牝馬S(G2)でトレーナーに8年ぶりの重賞勝利をプレゼントするなど通算10戦6勝。総収得賞金は1億7261万1000円。
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20130515-1127541.html 

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 タイヘイ牧場と言えば、故・大川慶次郎さんの生れ故郷である。「大平=タイヘイ」の名は、大川さんの祖父の「大川平三郎」の名から来ている。その後、経営は代わってしまったけれど。
 青森生産馬としては、近年ここまで活躍した馬はいない。でも父はアグネスタキオンと北海道の社台系だ。期待馬なので海を渡ったのだろう。青森の種牡馬と言ったら、メジロベイリーとかヒシアケボノ(死去)とか地味だものねえ。

 引退は残念だけれど、予後不良にならなくてよかった。いいおかあさんになってくれ。

 なにをつけるんだろう。タキオン肌だから、キンカメとかクロフネとか、そっち方面か。
 ここまで活躍した名牝だから、青森の地味な種牡馬じゃなくて社台系になるのだろう。

 青森の種牡馬と言えばフサイチコンコルドがいる。これだとカーリアンのクロスが生じる。近すぎるか(笑)。

soundofheart







 

調教師の停年制に関して──かつては英断だったが──ガラケー(ガラパゴス競馬)のこと

 サウンドオブハートの松山康久調教師が今年限りで定年であり、最後にG1を、のような記事を見かけた。
調教師70歳定年制」に関してはWikipediaでもまとめてあるので読んでいただくとして。

Matsuyama40 私にとって松山調教師と言えばお父さんの「吉三郎」さんであり、康久さんは若先生だった。今年はダービーが80回目。康久さんがミスターシービー(秋に三冠馬)で勝ったのは第50回。30年前。39歳の若手調教師だった。その若先生が来年は定年なのだとか。

 これが実施されたとき、私は「老害」があるし、当然だと思った。英断だと。それまで調教師は「死ぬまで調教師」だった。

 ところが、時が過ぎて考えが変わってきた。



 むかし、駿馬は5歳暮れ(現4歳暮れ)で引退した。
 ハイセイコーやトウショウボーイが代表である。
 テンポイントのように5歳暮れで日本一になり、6歳時も現役続行とした馬は、ヒーローとしてはむしろ珍しかった。
 グリーングラスは、トウショウボーイがターフを去り、テンポイントが死んだ後、7歳で有馬記念を勝つ。
 それは私にとって「老雄の頑張り」だった。
 しかし今で考えるなら「6歳の暮れ」でしかない。バリバリである。

〝走る労働者〟と言われ、日々頑張る庶民の代表として、一面で、年老いても気の毒に、強慾な馬主に酷使される可哀想な馬として語られるトウフクセダンも、引退時8歳(現7歳)に過ぎない。
 むかしは、そんな感覚だった。

 近年、むかしの5歳暮れで引退した名馬はディープインパクトぐらいだ。



 時が過ぎ、馬の停年も感覚が変った。
 昨今の事情は、不確かな若駒に期待して冒険をするより、安定したオープン馬に、そのままがんばってもらうというスタイルのようである。それが馬主経済的にも、調教師にとっても馬主にとってもベストなのだ。

 考えて見りゃ当然である。60歳の人間を定年だとクビにして22歳の人間を採用するのは、給料の問題があるからだ。高い給金を取る60歳ひとりで22歳が3人もやとえる。ずっと効率的だ。その60歳に絶対的な職能がないがきり。人間世界では。
 そしてサラリーマンと呼ばれる人種の場合、ほとんどその「絶対的職能」はない。
 その人間世界の感覚が馬の世界にもあった。

 しかし馬の世界では、60歳も22歳も支払う給料(飼い葉代)は同じだ。そして高い職能をマスターしている60歳(オープン馬)はグレード競走に出走して、たとえ5着でも走るたびに高い賞金を稼いでくる。それをクビにしてまで能力未定の22歳(新馬)に賭けるのは危険度が高い。オープン馬まで育てるのはたいへんだし、オープン馬にまでなれる馬はごく限られている。

 そうして花開いた代表例が8歳(むかしなら9歳!)で、天皇賞、マイルチャンピオンシップを勝ったカンパニーだろう。有馬を勝つグリーングラスを老雄と思っていた身には信じがたい。世間が「あんなに走らされてかわいそうに」と思っていたトウフクセダンよりも年上なのである。ただし、レース数は選ばれ、限られているけれど。

 さらにはトウカイトリックのような11歳にしてオープン馬であり、天皇賞8年連続出走なんてウソみたいな馬もいる。トウカイトリックが最高の例だ。トウカイトリックを引退させて、トウカイトリックほど稼ぐ馬を育てるのがいかにたいへんなことか。ならがんばってもらおう、となる。



 これは、外国にはあり得ない3年毎にモデルチェンジし、その度にクルマを買い替えるという日本独自のスタイルが、欧米風に、壊れるまで乗りつづけることになったのと似ている。ヨーロッパのひとは壊れない限り、そのクルマを大切にして乗る。あれが本当のクルマを愛する姿勢だろう。クルマが伝統的な相棒の馬であることがよくわかる。
 私はアイルランドで、「日本のクルマは最高だ。20年乗っていても故障ひとつしない」と褒められたとき、とてもうれしかった。カローラだった。だけどその日本では、3年毎になにひとつ傷んでいないクルマを乗りかえるのが常識だった。

 老父母の面倒を見た田舎時代、私はおおきなクルマは必要じゃないから軽自動車に乗り、モデルチェンジでも買い替えることなく乗りつづけていた。絶好調だったしなんの問題もなかった。でも「クルマを買い替えられない貧しいかわいそうなひと」と思われていたことを後に知った。田舎のひとは不要におおきなクルマに乗り、借金してもモデルチェンジしたら買い替えるのだった。40代になったらクラウンに乗らねばならず、片田舎から東京の大学にまで進んだ秀才なのに、軽自動車の私は憐れまれていたらしい。



 ここでまた、今度は逆に、ヨーロッパではレース賞金は低く、種牡馬経済が第一だから、最強馬の引退は早い。ヨーロッパだったならオルフェーヴルやロードカナロアが現役でいることはありえない。それこそカレンブラックヒルぐらいでも負けないうちに引退して種牡馬ビジネスに打ってでたりする。世界的名種牡馬カーリアンなんてお粗末な競走成績だ。

 むかしの日本の名馬の早い引退もあちらを真似ていたのだろう。天皇賞が勝ってしまったら出られないとか、そのための政策もあった。高齢馬にがんばられるのは迷惑だった。
 だけどレース賞金が世界一高いから(当然馬の値段も高い)、こんな形になってきた。これもこれでガラケー(ガラパゴス競馬)か。

 私は好きな馬の活躍を長く見たいから、そのほうがいいけれど(今年もオルフェーヴルがいるってことだけで夢が広がる)、これはひとつの商品を長く使い続けるってことだから、生産する側から見ると、商品流通としてはわるいことになる。



 調教師になりたいひとが大勢いるのに、「生涯調教師」がいっぱいいて後が支えている時代、停年制採用は英断だった。そうしなければ水が流れなかった。
 しかし時代は変った。

 あの名門高松厩舎が定年以前に辞めてしまう時代である。あまり書きたくないが、厩舎経営の苦労から首を吊った調教師もいた。

 いまの時代、70歳で区切る必要はないだろう。80歳でダービートレーナーになるひともいるだろうし、60歳前にやめてゆくひともいる。それが正しい優勝劣敗の世界である。あの1000勝ジョッキーの1次試験免除なんて制度もなくなった。もともとあれはほとんど文盲の騎手を調教師にするために編みだされた裏手だった。

 停年制などなくても、無能なのは若くてもやめて行かざるを得ないし、有能なのは齢を取っても勝ちまくるのである。そういう基本が確立された。それでいい。それが正しい感覚だ。

 一般社会では、停年制が伸びたとは言っても、せいぜい65歳が語られるぐらいである。80歳、90歳の名調教師を望む。
 夢のある世界に停年制があってはならない。

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matsuyama2013【追記】──時は流れる

 長年、松山若先生にお目に掛かっていない。たまにテレビで見るときはキャップをかぶっていた。 だから私の中では、先生は冒頭の写真(たぶんこれがミスターシービーのころだ)のままだった。

 今日ネットで左の写真を見つけた。いつのまにか吉三朗先生と同じ頭になっていた。時が流れていたことを知る。

 また、ミスターシービー、ウイナーズサークルと、ダービー2勝トレーナーの松山師も、近年はまったく重賞とは無縁になり、サウンドオブハートの阪神牝馬Sが2005年以来8年ぶりの重賞制覇なのだと知った。ずっと20勝以上(割っても18勝)の成績をあげてきたかたなので意外だった。

 私がここで言っているのは、松山師の停年引退に反対する、というのではなく、停年制そのものの見直しを、というものなので、そのことに直接関係はないけれど。

リラコ師も状態の良さに太鼓判/オークス──外国人のリラコ調教師!?

rirako













「リラコ師も状態の良さに太鼓判/オークス」という日刊スポーツの見出しを見て、「今年のオークスには外国馬が出るのか!?」と思った。
外国人のリラコ調教師が、その外国馬の状態を褒めたと思ったのだ。しかしそんな話は聞いた憶えがない。でもそれなら、それはそれで楽しみだ。だけどいくら私がいいかげんでも、オークスに外国馬参戦なら知っていると思うが……。

 そうじゃなかった。記事を読んでみると、 「リラコサージュの状態が良いと藤原調教師が語った」ということらしい。「リラコ師」とは藤原調教師のことだった。

 スポーツ紙の見出しには不可解なものや笑えるものがいっぱいあるが、これはリラコサージュが大好きで、ふだんから「リラコ」と呼んでいないひとにはわからない。「リラコ師」とあったら、誰だってひとだと思うよなあ。 せめて「リラコ、師も」と読点が入っていればまたちがうけど。

 リラコサージュはLilac Corsageだから「リラ・コサージュ」。でも「リラコ」って呼ぶのか。わからん。

 ふつうに、「リラコサージュ、状態最高!」でいいと思うけど。
 それでいて「太鼓判」なんて、語源を問うたら知っているひとがほとんどいないであろう、というかもう、普段使うことなんてめったにない古い表現を交えている。

 それとも、リラコサージュを「リラコ」と呼ばない私がおくれているのか……。 
 なんだかね、スポーツ紙の記者ってのは(笑)。

ヴィクトリアマイル完敗記──ヴィルシーナ、おめでとう!

好きな馬はサウンドオブハート。紅梅ステークスでは助けてもらっている。3着だったJFも3連複を取らせてもらった。ジョワドヴィーブルの勝ったJFで1番人気だった。関東馬なのに。
ターコイズステークスではサウオンドオブハートは見事に勝ったのに、2着オメガハートランドを入れ忘れ37万馬券を取り逃がす悔しい思いもした。

kanren62011年ジュベナイルフィリーズ──ほろにが的中記

2012年ターコイズステークス惜敗記

しかし私の好きなのは松岡や武豊が乗るサウンドオブハートであり、長期のフランス遠征で充実した成績をおさめ技術も人柄も一回り大きくなったと絶讃されている国際派三冠ジョッキー池添騎手の乗るサウンドオブハートではない。それに距離も1400がベストだろう。今回は消す。

同じく好きなアイムユアーズも、大好きな戸崎が乗ってきたけど、ここのところの不調を覆すとは思えない。戸崎の「JRA移籍後初のG1制覇馬券」はなんとしても取りたいので狙っているが、今回は買わない。

マイネイサベルも柴田大知応援からは買いたいが、どうにもヴィクトリアマイル馬というイメージが湧かない。でもコイウタのようなこともあるからわからないけど。



結局、ジェンティルドンナのいないエリザベス女王杯のとき、戴冠を願い1着固定で応援したのだから、ふつーにヴィルシーナ応援でゆくか、となる。鞍上も大好きな内田だし。
もしもあのとき、「どうせ今回も、ジェンティルがいなくても、この馬は2着なんだよ」と読んで、3連単2着づけして、馬券を当てたりしていると感覚はちがってくる。私はあのとき、「ジェンティルがいないのだから──というか、ヴィルシーナに勝たせるためにJCに行ったんだから──ここはヴィルシーナが勝たなくちゃ!」と3連単頭固定で勝負した。またも2着でかなりしらけた。あの馬券を当てたひとは「やっぱり!」と喜んだことだろう。そういうひとは今回も2着づけでゆくのか!?
三冠すべて同じ馬に負けて2着という悲劇の馬は日本競馬史上初だ。ここは勝たせてやりたい。(←こういう「勝たせてやりたい」のような上から目線の表現は大嫌いなのだが、これしか浮かばない。)

kanren62012エリザベス女王杯完敗記──ヴィルシーナ頭固定だからしょうがない


メンバーで一番強いと思っているのはハナズゴールだ。あの切れ味は半端ではない。

一番うつくしいと思っているジェンティルドンナの姉ドナウブルーも応援したい。
しかし、そんなあれやこれやを勝っている餘裕はない。



なんとしても当てねばならない。ハズれ続けてがけっぷちなのである。馬券なんてのは連勝する必要はない。4レース負けても1レース的中すれば浮く。4週負けても1週勝てば帳尻はあう。しかし5週、6週とプラスが出ないと苦しくなってくる。いまその状態だ。

あれこれあそびで買ってはいられない。絞るしかない。ならヴィルシーナとハナズゴールの1点勝負。ヴィルシーナの戴冠を願うが、切れ味鋭いハナズゴールに一瞬にして交わされるシーンもあろう。となると馬単ではなく馬連。
いやいや、そのあいだに何か入ってくる可能性もある。ならワイドか。

ということで以下のような馬券となった。ワイド勝負(笑)。
ワイド馬券が始まったころ、もの珍しくて何度かやったことがある。その後はない。こりゃ好きな馬に対して失礼な馬券である。がけっぷちに追い詰められるといろんなことを思いつく。
でもたのしいなあ。むかしの8枠連複しかなかった時代にはぜったいに出来なかったことだ。馬連馬券発売がどんなにうれしかったことか。

victoriamile



資金の98%をワイドにいれる。4倍以上もつくなんて夢のようだ。
1%ずつの馬連はあそび。とにかくこのワイド1点勝負。ここで増やしてオークス資金とする。

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結果は言うまでもない。
ヴィルシーナ、悲願の戴冠。おめでとう、よかったね。
またジェンティルドンナと戦うことはあるだろうか。そのときがたのしみだ。もういちど、やってみたいよね。勝つか負けるかわからないけど、結果はともかく、もういちど闘いたいだろう。見てみたい。特にオークスは完敗だったけど秋華賞はハナ差だから。得意の距離で。

私はもうあのオークスで完全に決着はついたと思っていた。だからこそあの秋華賞は感動的だった。だけど負けは負け。G1ホースとなった今、「ジェンティルドンナさん、あなたともういちど闘いたい!」と宣言して欲しい。それはどこになるだろう。秋のJC?

2着に12番人気、昨年の覇者ホエールキャプチャ。3着にマイネイサベル。3連単19万馬券。カスリもしない完敗である。

victoriamile2



さほど悔しくないのはカスってもいないのだから当然だけど(毎度言うが、馬券はカスると口惜しい、完敗は口惜しくない)、ホエールキャプチャがエビナなので最初から消していたからだ。これでマイネイサベルが2着の馬連22倍だったらけっこう悔しかった。「ワイドなんかやめて馬連5点勝負にすればよかった」と悔いた。でもエビナのホエールキャプチャに来られては文句はない。言いようがない。

ホエールキャプチャは昨年のヴィクトリアマイルを的中させてくれた馬であり、生産も古くから面識のある千代田牧場で、タレンティドガールからの血統も大好きなのだが、鞍上がエビナなので今回は買わないと最初から決めていた。
それにしても、昨年のヴィクトリアマイルを勝ってから、5戦連続二桁着順で、ここでいきなり来るってのはすごいな。マイル戦は5戦して3勝2着2回とパーフェクト連対。それは知っていた。昨年のヴィクトリアマイル以降マイル戦は走っていない。いかにも今回来そうではある。そうも思っていた。
でもエビナなのですっぱり諦めていた。
前々走、船橋のダート戦に出て14頭中13着なんて傷はよくないと思う。ヴィクトリアマイル馬なのだ。もう繁殖にあがればいいのに、と思った。いい母親になるだろう。でも今回の好走で引退はまた遠のいたか……。

もしも今回ホエールキャプチャに戸崎が乗り代わってきたら、迷うことなく▲に抜擢し、楽々と高配当馬券を的中していた。しかしエビナなので最初から消している。相性とはこんなものである。



先週の負けでがけっぷちだったのだから、今回の負けでがけの真ん中辺りまでずりおちている。なんとしても這い上がらないと。

kanren62012年ヴィクトリアマイル的中記──タレンティドガールからホエールキャプチャ



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【追記】──来ているこどもを見て、来ていないこどもを思う

口取りに、佐々木オーナー、奥さんと一緒に、ふたりのかわいい坊やが映っていた。二度目の奥さんとのあいだに出来た子である。
現在45歳の佐々木オーナーは、23歳のときに結婚した先妻とのあいだにもふたりのお子さんがいる。親権が離婚した奥さんにあるのならこんなことは書かないのだが、その親権も佐々木オーナーがもっている。夫婦とこども4人の6人家族で住んでいた。週刊誌記事で読んだ覚えがある。いまはもう大きくなって先妻とのふたりのこどもは別居なのだろうか。念願のG1優勝の日に、こども4人が口取りに勢揃いしたらもっとよかったのに……。
他人様の家庭の話なのに、そんなことを考えてしまった。

京都新聞杯、プリンシパルS、NHKマイルカップ、全敗記──自信のないレースにまぐれ当たりはない

京都新聞杯。
勝つのはキズナだ。競馬だから絶対はないが、ダービーを盛りあげるためにも勝って欲しい。武にも有力馬で出場して欲しい。社台から干された武を重用しているのはマエコーさんのグループだ。この馬もそう。

問題は相手だ。これがむずかしい。典型的な「アタマは決まっているが、2、3着は意外にむずかしいレース」になる。なら見るのがいい。見学だ。

しかし追い詰められている私は、なんとかこれかプリンシパルのどっちかを当てて明日のNHKマイルカップに臨み、それも当てて、オークスダービーを迎えたいと夢見る。

しかししかし、そんな追い詰められた馬券下手にこんなむずかしいレースが当たるはずもない。買いたくない。しかししかししかし、買わねば勝利はないのだ。

1着キズナ固定、3着にリグヴェーダを固定しての11点勝負。
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キズナ、父を思わせる切れ味で快勝。2着ペプチドアマゾン。3着ジャイアントリープ。3連単520倍。リグヴェーダ15着撃沈。假りにリグヴェーダが来たとしてもジャイアントリープが抜けている見事さ(泣)。
これはむずかしい。やはりケンのレース。



プリンシパルステークス。
京都新聞杯はわからないのに手を出してしまった。悔いる。その点こちらは自信がある。11頭立てだが3-3-8の万全のフォーメーション。100倍以下の低いオッズもあるが、まともには治まるまい。見えない下のほうの配当には900倍まである。ゴール前は、まちがいなく私の軸の3頭の争いになるはずだ。問題は3着だ。うまく300倍ぐらいの高めが来てくれるといいが……。
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6番田辺サムソンズプライドの逃げをミエノワンダーとマジェスティハーツかつかまえにかかる。よしよしと思う。9-8-6で170倍。8-9-6で200倍だ。
ところがつかまらない。サムソンズプライドの逃げ切り、2着ミエノハート、3着マジェスティハーツ。3連単385倍。落ちこむ。



一夜明けて。
いよいよ追いこまれた窮地のNHKマイルカップは3連複フォーメーション40点勝負という気違い沙汰。
まず読みとして「大荒れになる」がある。その理由は「断然人気内田エーシントップが消えるから」だ。
戸崎ゴットフリート、福永コパノリチャード、ウイリアムズ・ガイヤースヴェルトのどれか2頭が3着以内に来る。アタマはそれでも狂う。よって3連単は20万ぐらいになる大荒れだが、それを3連単で当てる自信はない。でもきっと3連複でも300倍ぐらいはつく。とにかく荒れるはずだ。トリガミが5つあるが、これでは決まらない。必ず3連複は万馬券になる。

と読んで、気楽に見た。いや気分はなんとしても当てたいと必死なのだが、3連複は気楽である。大荒れ馬券を3連複で拾わせてもらおう。7-8-14の800倍ぐらいが狙いである。
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ゴール前100メートル、黄色い帽子2頭が先頭を争っているときはできたと思った。だがゴール前でガラっと変る。1着マイネルホウオウ、2着インパルスヒーロー、3着フラムドグロワールの3連単123万馬券は私には無理だが、なんとかこの3連複13万馬券は引っ掛けたかった。しかし軸馬3頭が沈没じゃ当たるはずもない。

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負けるのは毎度のことなのでしょうがないが、なさけないのは「追い詰められて自信のないレースに手を出していること」である。
今回私が資金をたっぷり持っていたら、私はそれをダービーに注ぎこもうとこのみっつのレースを買わなかった。さほど興味はなかった。金がないから、そのダービー資金を手にしようと、自信のないレースに手を出して、自分で自分の首を絞めている。

このままだとダービーをケンになりそうだ。ダービーは26日。世間は給料日後だが私に金が入るのは30日なのだ。まあ「安田記念とエプソムカップは出来るさ」と居直るか。府中はGⅠのない最終週、エプソムカップの日が好きなんだ。のんびりできて。「それにあのダービー、どうせ買っても、おれ当たらんかったわ」と今から慰めのセリフを用意するか。
柴田大知の涙にもらい泣きし、夜はニュースで長嶋を見て泣いた。しかしそんなことに泣いているような状況ではない。がけっぷちだ。



【追記】──いつもの習慣

かなしい時はここを見る。すると、馬券下手はおれだけじゃないんだと慰められる。それを商売にしているのにこんなにへたなひとたちもいる。 

春の天皇賞完敗記──負けてさわやか──ゴールドシップ敗れる!

 勝つのはゴールドシップと決めている。
 勝負事だから負けるかも知れない。
 でもそれはそれとスッキリ割りきれていた。

 断然の人気馬からだから、いかに馬券を絞るかだ。
 毎度やるような「3連単1着固定相手7頭42点勝負」なんてのでは元が取れない。
 当てること以上に、なんとしてもプラスにせねばならない天皇賞だ。

 結果、以下のような3連単フォーメーション12点勝負になった。

2013haruten


 ボックスなら11万馬券が当たってる(笑)。ボックスなら5連単馬券があっても当たってるんだけど、1着固定馬が5着で大ハズレ。
 ボックスは今はまず買わないから、それはあり得ないんだけど、いつものフォーメーション3-3-7の30点買いで、いやいや3-3-5の18点で簡単に取れた11万馬券だった。



 金がないとき、金を儲けようと意地汚い馬券を買ってハズれると惨めだ。己の醜さが全身に浮かんでくる気分になる。しかし今回は、「もしもゴールドシップが馬券から消えてくれたら大儲け、へっへっへ」という意地汚い買いかたをすれば的中していたことになる。そのことによって儲ける金には惹かれもするが、やはりここはこれでよかったのだろう。千円予定だったから110万は大きいが……。
 馬券は負けて悔いなしがいちばんだ。ずるずると引きずるのがいちばんよくない。
 悔いはない。オルフェーヴル、ジェンティルドンナと初対決する宝塚記念に向けて、ゴールドシップを応援する天皇賞だったからだ。

 好きな馬と好きな騎手で迷いなく勝負すると、負けても気分は晴れ晴れなのだと確認した春天だった。
2013haruten




2013harutenhaitou





 さて、明日からしばらく一日一食となる。厳しい連休となった。呑む酒もない。暦とは無関係な人生だから盆も正月も連休も関係ないんだけど。
 すこしお腹のあたりに贅肉もついてきたから、絶食にはちょうどいいか。 そうそう、肝臓のためにお酒をやめるのもきっといいことだろうし(泣)。

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 【追記】──東スポ、お見事!

 東スポの本紙舘林、馬匠渡辺が、フェノーメノ本命、ともに「3連単フォーメーション40点勝負」で、この11万馬券を的中していた。お見事! 拍手!

青葉賞完敗記──やってくれたなあ、ええ、おい、どうすんだよ! 明日の天皇賞は!

なんだあ、いったい、どうすんだよ、おい!
あしたの天皇賞の資金が1万しかないから、せめてこれを3万にしようと、あしたの前祝いだあと内田のレッドから青葉賞買ったら、大荒れ、3連単42万馬券でかすりもせず。
最初から消しているエビナが勝つんじゃ当たるはずもねーよ、やってくれたなあ、おい!

どうすんだ、あした、ゴールドシップが勝つのに馬券を買えないじゃすまんぞ。JNBの残金0。
いまから数千円ぐらいずつ残っているあちこちの銀行の口座に行って、それを掻き集めてJNBに挿れる。
なんとかせんと。しかしそんなことをしても2万ぐらいしか集まらん。絶望的状況。 

ここで、「今日もエビナだったからあしたもエビナだ」と思ってハズレ続けてきたのが、馬券40年のおれだ。
だからここは枉げずに、「あしたこそ内田だ」で行こう。
しかし、すると、あしたもエビナだったりしてなあ。まあ、そういう馬券人生なのはわかってる。
地獄は続くのか!? 

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【追記】──地獄は続いた!──4/28

天皇賞もエビナだった。地獄は続いた。 
エビナ嫌いの悲惨、窮まれり。 

TPPで競馬界も大激震!?──関税撤廃で安い外国馬が

 TPPで競馬が変わる-。日本のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加が19日、TPP閣僚会議で11の交渉参加国から承認を得た。日本は7月に予定される交渉会合から合流する。一部の例外を除き、関税の完全撤廃を目指すTPPに参加すれば、さまざまな影響が予想されるが、競走馬の世界まで激変しそうだという。

 閣僚会合は20、21日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合にあわせてインドネシアのスラバヤで開かれた。甘利明TPP担当相が現地入りし、関係閣僚らと直談判して最終決断を促した。

 注目される競走馬への影響だが、輸入時にかかる「1頭あたり340万円」の関税が撤廃されたらどうなるのか。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130420/plt1304201450000-n1.htm

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 私はTPP参加反対だ。農業問題以上に医療保険の問題がある。あれをやられたら、日本は、アメリカと同じく貧乏人は医者に掛かれなくなる。簡単な手術で100万円以上なんて国になってしまう。そしてそれは、ここがおそろしいところだが、そのことに気づき、反省し、元に戻ろうとしても、もう戻れない。外国からの食い物が安くなるからいいんじゃないの、どころの話ではないのだ。

 日々それを憂いているが事態は絶望的なようだ。



 むしろ食品は、日本のものはうまいから、がんばって稼いで高くても日本のものを喰えばいいと、さほど心配の対象ではない。
 今日この記事を読んで、そういや「競走馬」もまた「農業」の一環なのだなと気づいた。

 関税撤廃で馬が安くなる。特にオーストラリアの安馬が340万も安くなったらただみたいなもんだ。オーストラリア馬=香港馬である。馬はサイコロのようなものと割り切っている香港では、オーストラリアから輸入した安馬をセン馬にして走らせる。最初から血統の発展とかそんなことは考えていない。ただのギャンブルにおけるサイコロである。それで日本の安田記念やスプリンターズステークスを勝つようなのが出て来る。香港馬のことを考えると、競馬って何なのだろうといつも思う。生産はないし、セン馬だから種牡馬にもならない。用済みになったら、みんな殺して喰っているのだろう。その意味じゃスッキリしている。

 このzakzakの記事では、「関税撤廃で、日本馬の輸出が増加する」という賛成論と「高い日本馬が売れなくなる」という悲観論を載せているが、そりゃ「安い外国産馬を買うようになり、日本馬が売れなくなる」だろうなあ、圧倒的に。

 日本の競馬ってこれからどうなるのだろう。サンデーの孫ばかりになった状況は、どんな形で変化して行くのだろう。血は必ず入れかわるから心配はしていないのだが、どんなふうに変化するかに興味がある。

 元々北海道の馬産というのは、産業のないあの地の経済振興として始まった。なら国は、北海道の馬産を真剣に守るのだろうか。それとも優勝劣敗の世界だから、北海道から馬産が消えてもしょうがないと割り切るのだろうか。
 馬産に関することは、また別に書こう。
 

冠号馬名を気にしない金子真人オーナーの凄味──カネヒキリ、カミノタサハラ──冠号カネとカミノの思い出

私が初めてカネヒキリを見たのは中山だった。2005年の2月。500万条件。デビュー2戦は芝で勝てず、3戦目にダートを使ったらぶっちぎり。これでこいつはダート馬だとなり、そのときは9番人気だったが、中山のこのときはダントツ人気。新聞には上から下まで◎が並んでいた。ペリエを鞍上に前走のぶっちぎりよりもさらに差を広げるモノスゴイ勝ちかたをする。こりゃすごいのが現れたと中山でぞくぞくした。
それ以降の大活躍はご存知の通り。屈腱炎になって終ったかと思ったら、そこから復活し、休養中に王者となっていたヴァーミリアンにモノの違いを見せつけた。

中山のこの日、ふと気づいた。勝負服が金子さんなのだ。カネヒキリという馬名からてっきり冠号「カネ」の馬だと思っていた。いちばんの思い出は有馬記念馬カネミノブか。その他、オークス馬カネヒムロ(岡部の初めての八大競走制覇)、桜花賞オークス二冠馬カネケヤキ(野平の祐ちゃん先生騎乗)と活躍馬は数多い。馬主は金指さん。
その冠号「カネ」がひさびさにダートの大物を送りこんできたと思ったのだ。しかしそれは間違いらしい。あの金子さんの馬なのだ。

カネヒキリってどういう意味なんだろう。「カネ+ヒキリ」ではないのか。
金子さんて抜群の命名センスをもっているのに、なんでこんなカネの冠号と間違われるようなへんな馬名をつけたのだろうと思った。



ということから調べて、カネヒキリは「カネ」の冠号とは関係なく、意味はハワイ語で「雷の神様の名」と知る。綴りはKane Hekilli。日本語の「カネ」とは無関係だったのだ。

でも古い感覚の私は、「先輩馬主にカネの冠号のひとがいるのだから、間違われるような馬名は遠慮するのが常識」と考えた。
しかしまた上記のカネミノブやカネヒムロ、カネケヤキを知っているファンも数少なくなったろうし、カネの冠号が現在活躍馬を送り出していないのだから、そこまで考慮する必要はないのかとも思う。金子さんはハワイ語の馬名が大好きだ。カネヒキリという雷の神様の名をつけるとき、「カネの冠号がいるしなあ、過去の活躍馬もいるし、どうしよう」などとは一瞬たりとも考えなかったのだろう。

あるいは1995年に馬主になった金子さんは、そんな古い馬の名前など知らなかったのかも知れない。



外国にいて今年の弥生賞は見られなかった。最重要クラシックトライアルである。ダービー馬は弥生賞出走馬の中にいる。帰国してすぐ調べ1、2番人気のエピファネイアとコディーノが負けたこと、「カミノタサハラ」という馬が勝ったことを知る。
いなくてよかった。いたら、エピファネイアとコディーノの2頭固定3連単で大勝負してとんでもないことになっていた。2頭とも連から消えるなんて私には想像できない。いやほんと、参加できなくてよかったと胸をなでおろした。

そこでまた思った。「カミノ復活か!」と。カミノで思いつくのはまず天皇賞馬カミノテシオだ。冠号「カミノ」と、フェデリコ・テシオの「テシオ」をくっつけた馬名である。ハイセイコーの同期生。
馬主の保手浜さんはたしか善哉さんと不仲だった。共同馬主クラブというものに反対していた。あのころはまだそんなことがあった。今じゃ大王国だからケンカするひとなんていない。いやこれ勘違い、善哉さんと不仲なのは冠号「スズ」の小紫さんか。

比較的新しいところじゃメジロマックイーン時代に脇役としてがんばったカミノクレッセがいる。アンバーシャダイの仔だ。これ、途中でトレードされたのだったか、最終的な馬主は保手浜さんじゃない。
春天2着のあと、距離が半分になる安田記念でも2着して、勝ったヤマニンゼファーも人気薄だったから馬連が160倍ついた。私の本を出してくれた出版社の小町社長がこれを5万円もっていて、800万になったっけ。

その保手浜一族の冠号「カミノ」からひさしぶりに大物が出たのかと思った。
するとまたそれは金子さんの馬であり、馬名の意味は「カリフォルニアの通りの名」なのだとか。冠号「カミノ」だとアルファベット表示は「Kamino」だが、これは「Camino」になっている。カミーノらしい。カイーノ?



私は、冠号「カネ」や「カミノ」と勘違いしそうになるこういう金子オーナーの命名が好きじゃない。紛らわしいことはして欲しくないと願っている。しかし冷静に考えてみれば、メジロマックイーン時代に連続2着して活躍した渋い脇役カミノクレッセを「比較的新しいところでは」と書いたが、一般的にはきっとこれって「大昔」なのだろう。知らない競馬ファンも多いだろうし。
となると、「カネ」も「カミノ」も長年活躍馬を出していないのだから、似たような馬名をつけようと関係ない、のだろう。

私は若い頃から冠号馬名が嫌いだった。それは今も変らない。社台RHがダイナを廃して、いい名前の馬が連続するようになったときは他人事ながらうれしかったものだ。世が世なら、社台RHとサンデーRはひとつの組織で、ネオユニヴァース、ブエナビスタ、オルフェーヴルは、ダイナユニヴァース、ダイナブエナビスタ、ダイナオルフェだった。

しかし永年競馬をやっていると、それとはまたべつに冠号感覚?が染み込んでいるらしい。カネヒキリとカミノタサハラという馬名に反感?をもっている自分が確実にいるのである。おもしろいもんだ(笑)。



くだらんことを考えた。
ハワイの花の妖精に「マイネルミノン」というのがいるとする。切り方は「マ・イネルミ・ノン」だ。金子さんはこの妖精の名が大好きで、前々から馬名にしたいと思っていた。そこにディープ産駒で、もろにこの妖精の名が似合うかわいい牝馬が現れた。つけるだろうか? 原名は「マ・イネルミ・ノン」でも、日本語では「マイネル・ミノン」とマイネルの馬のように発音される。やるだろうか? 金子さんならためらわずつけるような気がする(笑)。

金子さんの「次の冠号つぶし」に期待したい。次はなんだろう。

============================================

【追記】──ロングも気にしない社台──ロングロウ──2013/04/22 2:16

今日、ロングロウという馬が出ているのを目にした。調べると、新馬戦では単勝1.3倍に支持された話題馬だという。メインレースぐらいしかやらないから、そんなことすら知らない。お恥ずかしい。
クロフネ産駒。馬主は吉田和子さん。善哉さんの奥さんだ。おいくつになられたろう。もう20年以上お会いしていない。

ロングロウはLong Rowか。長い並木。いい名前なのかつまらないのかわからない。



ロングと言えば中井長一オーナーの冠号。
とにかくもうこの「長一」というご自分の名前が好きらしく(笑)、ダービー馬ロングエース、ロングワン、ロングイチーとつけまくる。
私のいちばんの思い出は、カブラヤオー世代のロングファスト、ロングホークになる。
あと有名馬では、ロンググレイス、ロングシンホニーあたり。

これなんかも、さすがに今現在冠号ロングのオープン馬が何頭も活躍していたらつけないと思う。
でもそうじゃないから、遠慮はいらない、となるのだろう。
和子さんはご高齢だから、命名したのは周囲のひとだと思うが、善哉さんとの「人生の長い並木道」ということだろうか。
和子さんが馬主の有名馬では、天国の善哉さんへの投げキッス、桜花賞馬キスツゥヘヴンがいる。いやあれは早世した父アドマイヤベガへの投げキッスだったか。

そういやキスツゥヘヴンの母はロングバージンだから(すごい馬名だな)、中井さんの馬と社台は関係があったのか。いやいや、たしかロングバージンは日高の馬で、キスツゥヘヴンは、勝巳さんが購入した馬だった。こんがらがってきた。



ま、ともかく、今の時代、かつての高名な冠号に遠慮して似たような名前はつけない、という時代ではないようだ。いいのかわるいのか。

でも冠号というものに遠慮して、ことばを節するというのはつまらないことではある。たとえば島川オーナーの苗字音読冠号の「トーセン」とか啓愛義肢の「ケイアイ」なんてのは害がないからどうでもいいが、「ウイン」「グリーン」「ドリーム」「レッド」「サクラ」なんてふつうのことばを他者の冠号だからと遠慮して使わないと、9文字制限の馬名はますます窮屈になる。

そういや「ドリーム」はセゾンレースホースの冠号だが、一番有名なドリームの名はふたつのグランプリを勝ったドリームジャーニーでサンデーRの馬だ。その辺も遠慮しないのか。正しい姿勢だ。「ドリーム」なんてふつうのことばを冠号だから他の馬主は使えない、ではたまらない。
だからきっと、よいことなのだろう。



しかしまたここでもう一歩考えると、社台RHもサンデーRも、「サクラ」なんかには踏みこんでいない。もしかしたらいるのかも知れない。不勉強なのでそのへんは断言できないが、すくなくとも、あれほどの頭数がいる社台RHやサンデーRなのだから、かわいい名前のサクラを使ったオープン馬がいても不思議ではない。それはいない。
それをしないのは、サクラバクシンオーの生産繋養等良好な関係にあるサクラに気を遣っているのだろう。
ということから、平然と使う他者の冠号は、相手とそういう関係なのだろうという読み(邪推?)も出来る。
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